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超昭和旅館が呼び寄せる、八戸横丁サタデーナイト・フィーバー ~極個人的 秋の下北半島紀行 2018 Epi.2~







今回は今朝のFMから流れて来たナンバーにヒントを得て検索し
拾ったものの中から、「あえて」粗削りなバージョンを選びました。

クランク下端が激しくオイルパンの中をシェイクするグルーヴに
「コレ単車なら大型ツイン、四輪なら直四ミドルのビートだろ?」
と直感してくれるアナタは、きつねメと同類項の生き物かもね。

繊細に緻密にフケて行く二輪のストレートフォアや四輪の六発じゃ
このメリハリ効かせてパリッとしたノリは出て来ないだろうから。


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公式版ではメロディアスでお行儀の良いアレンジを施されたものも
UPされているのだけれども。

一週前にケチな貧乏ぎつねが過ごしたの週末なんてそもそも、
そんなお上品な夜なんかじゃあ在り得ないんだなー・・・(笑)。


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下げ方向へ一本鎗なマイナス・マインドの中で行きの決断を
ギリギリまで渋り、既に毎秋馴染みとなった「みろく横丁」の
近隣を狙って4日前に取れた宿は・・・実はココしかなかった。

過去の下北半島北帰行の際にも何度か玄関先を素通りしては
八戸にも未だこんな昭和式館が生き残っているのか!」と
ウォッチングしていた建屋・・・まさか自分が泊まるとは(笑)。


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界隈にはナンボでも格安高層ネット予約可のビジネスホテルが
乱立している地域故、正直この風情を目にして相当面食らった。

何せ耳にしたことも無いメーカー名のヒーターが鎮座していて
襖を開ける度ガラゴロと他のお客に気が引ける音を響かせる、
平成のビジホとは比べられない宿なのだ。


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「現在閉鎖している奥の建屋は大正時代に造られたもので、
現役の客室にしても`60年代前半に増築された代物」という
一般客なら隅々まで札を貼られてないか確認したくなる部屋。

しかし玄関の引き戸を開けた瞬間、きつねメは察していた。

「流石は繁華街に残った館!ココ、天使も住んでるね?」


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「やはりお分かりでしたか」と一通りの案内を済ませた後で
階下から上がって来た若女将の腕には、カフェオレ色の
とっても人懐っこいチビコさんが抱えられておりました。

血縁のある3匹が棲みつく中でもっとも甘えん坊なのが
「バーボン」と名付けられた、この小柄な男の子なのだとか。


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但しそれでもきつねメに対するバーボンくんの懐きっぷりは
若旦那も驚く仕草とかで・・・しきりと首を傾げていました。

愛猫・とらみさんが去った春から1年半の時を経た今でもなお
バーボンは彼女の残り香とメッセージを感じ取ったようです。


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※ 逆に昭和テイストとか猫の気配や匂いが苦手な方だと
ココは少々お勧めしかねます・・・「そういう宿」だからね。


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八戸駅界隈からメインストリートのR340を渡ってしまえば
大きな通りはもちろん、クロスする大小の路地ほぼ全てが
「呑ン兵衛横丁」という大規模酔っ払い天国。

先独り呑み(別名「吉田類ごっこ」。笑)へデビューしたい
向きには、店内が見えるみろく横丁をオススメします。


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しかし既に「みろく歴 二桁」に達しそうなきつねメ、そろそろ
脱ビギナーを目指したい!ということで各横丁をウロウロ。

宿の女将さんに「晩メシ食えてソロでも居心地いい店」の
紹介をお願いしたものの、「私たちは地元だから晩御飯を
食べてから飲みに出るんだわ」と困らせてしまった次第。


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自分の街で飲み歩かないきつねメに勘がある訳もなく。

小一時間彷徨った挙句、やっと品書きに炒飯と麻婆豆腐の
文字を見つけて飛び込んだのが「酒屋 八」

やー・・・やっぱ何か、引っぱられるモンがあるんだろか。
自分より一回り若いマスターは、元SR400乗りなんだとか。


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二階に宴会が開ける座敷もある、と言いつつ一階フロアは
テーブルひとつに小さなカウンター。独り飲みにうってつけ。

昔は相当なナンパの達人だったという人当たりの良い彼と
「最近の若者恋愛事情ってどーなの」的なバカ話を交わし
まだプロトタイプだけど・・・とオススメの麻婆豆腐を発注。

チャーハン共々かなり念入りにこしらえてんなぁ、って
思ったら、それはかなりマジなパラッパラの旨いヤツ。


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しかし肝心の麻婆豆腐は「辛いの大丈夫ですよね?」
と念押し掛けられただけあり、エラいことになっていた。

超辛党の友人に合わせたセットアップ、との事だけれど。
完食せずにいられない美味さと抱き合わせで滝汗が
止まらない、「激マゾ仕様の逸品」だったのだ。

「いや、これでも俺的には『ゼロ辛』なんですけどね?」
「むしろコレ、ラーメンとかつけ麺に向いてると思う。」
「あー、ソレはこれからの時期、アリかも。試すかな。」


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こうして「脱みろく」、本格横丁デビューを果たしたきつねメ。

次に向かった先は宿の女将さんが「音楽好きなら二軒目に」
と推した懇意にしている地下のハコ、「♭(フラット)」
若旦那が検索掛けると「今夜はジュリーナイト企画だって!」

・・・オッケー!ついでにライヴ参戦しちゃおうじゃないのよ。


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スペース的には盛岡のチェンジウェーブの半分ぐらいかな?
テーブル六つにカウンターという構えだけれど、女将さん曰く
「某Hプロの本職がステージに立つこともある名店なのよ」。

ワンドリンク+おつまみ食べ放題で800円スタートの敷居に
安堵しつつ、空いた椅子にチョイチョイとお邪魔。
企画が企画だから、今夜は割と年輩のお客さんが多い感じ。
「ちょうど第一部が終わり、今はバタバタしてるところ」とか。

きつねが入店する時、廊下で最後の音合わせをしていた
オジサンたちが第二部のプレイヤー。


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本来の持ち歌は故・河島英五(Z400FXを長年愛用していて
ゼファー400発売時の広告でもインタビューを受けていた)、
もちろん一曲目は「酒と泪と男と女」。

ジュリー・ナイトなので沢田研二も演らないと怒られる、と
次に披露したのは「時の過ぎゆくままに」。
この二曲って雰囲気が上手いこと繋がる絶妙なチョイスだ。

ブルージーな二部から引き継ぎ現れたのはマスター御本人が
ヴォーカルで率いる「冒険WOW」。


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事前に「人柄は間違いない上にめっちゃノリもイイ」と聞いて
来たけれど、この人ノセるとホントに何でもヤッちゃうんよ。

「サムライ」で左腕を後ろに回し、♪片手に ピストル~♪と
歌い出しで突き上げたのは・・・まさかのチャッカマン(笑)。

気づくと隣席のお姉さんに袖を引かれ、「勝手にしやがれ」
「TOKIO」を続けざまに踊らされる俺がいたのでありますよ。

やーもー、二ヶ月近く気分が燻っていたなんて嘘のように
全力汗だくでハジけたハジけた・・・ココを紹介してくれた
女将さんにホント感謝!センキュー!


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「次回は絶対『酒場でDABADA』演るから、遊びに来てね!」

盛岡からの客は珍しいらしく意図せず大歓迎されてしまった
狂乱の一夜は更け、バッテリー切れで気持ち良くダウン。

おかげでスッキリ目覚めた翌早朝、甘えんぼバーボンくんの
見送りを受けて・・・程二日目のお話はまた、改めて。


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※しっかしまさか数日後、ジュリーがあーいうカタチで世間の
耳目を集めるとは、当時もちろん知る由もなく・・・。

彼の曲をTOPに載せられなかった心中、お察し下さいませ。

ところでこれってもしや・・・ウチはデス・ブログだったのか?
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tag : ツーリング ロードスター 下北半島 ねこ 八戸

オープニングは、陸奥の蒼と種差の黄昏から。 ~極個人的 秋の下北半島紀行 2018 Epi.1~









昨日から絵に描いたような、見事な秋晴れが続いていますね。

天気予報を覆す爽やかさに、ブログを上げた後はきつねメも
カラス号を連れ出しちょいと近隣散歩に出掛けて参りました。


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それはそれで記事を一作UP出来そうな程ハッピーな時間を
過ごせたわけですが・・・どーもスッキリしない、書けない。

一週間前の「下北ひとり旅」を先に上げないと、直近のことを
綴る気分になれないようなんでありますね。


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そんなわけでしばし、きつねの誰得土産話にお付き合いの程
よろしくお願い致します。


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さて10/13、早々に支度を整え荷積みを終えたロードスター
北向きに舵を切って東北道を飛ばします。


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いつもなら下道で海に沿ってR45を辿るか、安代のJCから
八戸道へとスイッチするのですが・・・定番外しの試みとして
今回は逆回り。青森中央からアプローチを掛けてみます。

しかし、そもそも既に心が「呑んだくれハチノヘ・ナイツ」へ
飛んで浮ついているのか、どこかウワノソラ的で楽しくない。


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「津軽は津軽、やっぱ別枠で楽しむべきエリアだよねぇ」
浅虫界隈でトライアンフ・ボンネビルを駆る地元ライダーに
裏道情報を請うも、「R4とみちのく有料しかないなぁ」と。

まあ時間はあるし、100km/2時間の国道行脚も致し方ナシ。

そんな中で傍に停めたミニバンから釣り竿片手に孫連れの
好々爺が降りて来て、「このクルマはキミのものかい?」


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多分ビートや初代コペンの事なのだろう、10年程前までは軽の
オープンが出る度に見積もりを取っては溜め息ついていたそう。

「白ナンバーは維持費に気後れしていたけど、この手の中古は
そんなに相場が安いんだ!良いな、素敵だなぁ、欲しいなぁ。」

安いからお得、と一概に言えない面だって、本当は確かにある。

でもさ、クルマが好きなら一生にいっぺんぐらいマジなオープン
スポーツを楽しむ選択もあって良いのでは?と背を推したかった。


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何しろ絵面が素敵だったから。お孫さんのヤンチャな男の子と
白い髭をたくわえたお爺ちゃん、二人は同じ色の目をしていた。

細身のナルディを活き活きと握る古稀爺の隣り、その1/10歳の
キカンボがはしゃぐ向こう側は、陽光に煌くどこまでも青い海。


二人がドライヴィングを楽しめる月日は短いかもしれないけれど。
その時の鮮烈な思い出が、きっとあのコにバトンを渡すだろう。


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メーターパネルからフロントフェンダーに連なる雰囲気を眺め唇が
時代の色、ヴィンテッジな。」と動くのを、見逃さなかった。

艶退けた先代セレナを降り立つ白髭翁の腕に巻かれていたのは
粉吹かんばかりに年季入ったオメガ・コンステレーションだった。

あの爺さんなら虹の橋を渡る前にロードスターを手に入れられる。
家族や周囲の目に対する自意識さえ、ひとつ蹴り飛ばせるなら。


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「4WD仕様は在るの?」なんて、わざと野暮なおトボけかましてさ。

あの不思議な爺ちゃんのおかげで、もの思いに耽っている間に
太平洋へ面した大好きな名所・種差海岸へ辿りついていた。

本来なら視野の全てが砂の浜になっていてもおかしくないのに、
植生の芝生が穏やかに向こう側まで連なるここは、オアシスだ。

「日没には僅か数分遅れて到着」というタイミングだったものの。
夕凪と気温に恵まれた週末故か、不思議と人影が問絶えない。


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踏切の甲高い音をお供にステンレス色のハイブリッド列車が
駆け抜ける気配を感じつつ、きつねはその理由を知らされる。

種差バル・・・旅立ち数日前の検索には全く引っ掛からず、
故に知る術もなかったイベントが密やかに開かれていた。

ピザやソーセージが焼ける香ばしい匂いの向こう側から
静やかにシンプルなボッサが潮騒と共に快く響いて来る。


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もしも数日前、パソコンで宿泊予約をポチッと押す直前に
この催しを知っていれば!
と、きつねは地団太を踏んだ。

当地・その日の気温や天候、その他の状況が成功を左右する。

おそらく未だ第ゼロ回のプロトタイプ・イベントだったが故に
あえて大きく告知を広げなかったのだろうけれども。

盛夏から一ヶ月以上の長きに渡り運気落としっ放しな日々へ
なけなしのヤル気を奮い「決行!」としたのは、僅か4日前。


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あえて世間様の三連休を一週間ハズして下北旅を組んだのに、
宿泊を八戸エリアに絞ると(結局はソッチ取っても正解でした。後述)
繁華街の旅館一つと、ここ種差の民宿一軒しかヒットしなくて。

そのどっちを選ぶか、けっこう悩んだのだ。

八戸市は「県庁所在地」という重責を青森市に譲り逃れた港町。
その結果としてブッチャケた話、街の中心という中心は全域が
漁師さん達と重工業関係者のための「酔っ払いストリート」で
構成されている・・・というハジケっぷりなんであります。


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クルマとバイクと音楽の次ぐらいに、酒と祭の雰囲気が大好きで。

さらに見知らぬヒトと仲良くなる事を面白がる中年ぎつね的には、
「週末的八戸・ナイトライフ」を無視することが出来なかったのよ。

ついいつまでも浸っていたくなる緩やかな夕闇のムードに
後ろ髪を引かれつつ、きつねは種差海岸を後にしました。

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ということで・・・「あえて定番ハズし」という勇気が巻き起こす
日常の向こうに、意図せず(むしろ『意図したより斜め上』で)見慣れた
旅先の素顔を有り余っちゃう程満喫し倒してしまったハチノヘ式
ナイツ・ライフのネタは、次回へと持ち越します。

テーマ : ツーリング
ジャンル : 車・バイク

tag : ロードスター ツーリング 下北半島 八戸 種差 種差バル

どうか、笑わないで。 ~その行動には、理由がある~







旅立つ前日に磨いたクルマを、48時間後にまた洗っている。

傍目から見れば、それは物好きとも奇行とも映るだろう。

でも、そうするには理由がある。



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浜辺に沿って潮風を浴び、本州最北端の洗車機を使い。

東から夕闇迫る中、大慌てでまた汚れを洗い流している。

今夜の宿も岬の突端、浜まで20mの青空駐車だというのに。



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傍目から見たら、無意味で馬鹿げた行為に映るだろう。

だけど、その行動には理由がある。



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愛車を停めずにはいられない、冴えたシーンがあるから。

この場所・その瞬間にしか得られない、一枚があるから。

半ばそのために、コイツを走らせて来たようなものだから。



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秋の下北へロードスターで通い始め、もう15年が過ぎた。

しかしおそらく、「この先の15年後も」は、叶わない。

2033年秋・・・`95年式のコイツは多分、もう存在しない。


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土地の言葉として根付いた、「朝やげ」と「夕やげ」。

大間は日の入りと日の出、どちらも観られる海峡の町。



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どんな風景をも映しつつ、しかしどんな色にも染まらない。

トワイライトブルー・マイカ、年に一度だけの晴れ舞台。

ここに立たせてやれるチャンスは、あと何度あるのだろう。


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潮風の中でクルマを洗う旅人の姿を、どうか笑わないで。

そこには、そうせずにはいられない理由が在るのだから。



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今年も毎秋恒例・下北半島一周ひとり旅へ行って来ました。


一応ちょいちょい、脱・マンネリの策を試みてはいるのですが。

何しろ年にただ一度の北帰行、ハズせないポイントが多くて。

大枠では、昨年全力でUPした内容と変わらないんですね。


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ということで、昨年の旅程をひと枠に纏めておきました。

興味をお持ちになった方は、是非こちらをクリック


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観光地として日本全域を見渡せば、とても地味な存在だけれど。

長年通わずにいられなくなる魅力を秘めたエリアです。


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ほとんど前回通りな旅程に沿った記事は流石にナンなので。

今回印象に残った出来事や思い出は、「エピソード」として。

気が向いた時に単発で書いてみようか、と考える次第です。

テーマ : ツーリング
ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い 下北半島 大間 ドライブ ツーリング

全てはただ、あの潮騒のために・・・。







嗚呼・・・来た。 欲しかったのは、このグルーヴ。


迫るコーナーにノーズを沈め、スロットルで姿勢を決める。

狙うクリップはブラインドの奥の、またひとつ奥。

出口が見えたなら、ジワリジワリとリアを蹴らせて行く。

うねりを越え、昇りつめたヒルトップの向こうに・・・海。


嗚呼・・・そうさ、待っていたのは、このグルーヴ。


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昨日は勤務明けの仮眠後、気怠く重い身体をだましだまし。

午後の遅い時間からロードスターを軽く見まわし、磨いた。

オイルやフルード、クーラント、OK。 汚れも滲みもない。

ブレーキパッドの残厚も、想定していたより余裕あり。

埃落とし程度のつもりが、なんとなくカーラックまで奢り。

全て終わった頃には夕焼けアワーも、西の果て微かに
その残り香を残すだけ。


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あれもこれも、と程を欲張るのは、止めようと決めた。

欲しいものは、走った距離じゃない。訪ねる場所の数でもない。

海峡の冴えたブルー。あの潮騒に浸れたら、それだけでいい。

支度は、たっぷり寝坊した明朝に始めたって良いさ。


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ロングに連れ出す機会も、ずいぶん減ってしまったけれど。

1000kmの路。 頼むぜ、相棒。

テーマ : 車 de いろいろ
ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い ロードスター

朝から黄昏的な、或る曇天の指定休。 ~バイクに乗らないきつねは、ただのオッサンである~







本日は冴えない天候の指定休につき、日常日記的な話題にて。
ってなわけでTOPにも、大人しいアコースティック・ナンバーを。

彼らのファンなら、この編成には「お?」と思うところがあるはず。

そう、サクライさんがヴォーカルに撤する為にベースを置いて
タカミーもアコギ抱えている(間奏の一瞬でベースライン弾くし)

実は下地のひとつにサイモン&ガーファンクルも秘める彼らは、
「コーラスの完璧なハーモニー」で名を売った時期があってさ。

そのくせ日本メジャー内なら指折りの早さで激しいHM&HRも
取り入れた器用さの面で彼らの生命力はゴキブリ的なんだわ。

だからおそらくキーボードやドラムスを担当したアーティストは
相当に苦労したんだろうな、って感じる次第です。


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まあ、何が地味なのか?って・・・まるで朝の天候からして
既に黄昏だったっぼい、途切れぬ分厚い雲の絨毯がもう
諦めムードを醸し出していたんだけれども。

「今日朝イチ指定」でお願いしていたのは、例のヒーターの
新旧交代据え付け工事だった訳。

9:30の指定に備えて8:30に起き、しかし実作業開始は9:10。


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もし「曇天のち雨」の週間予報が好天に転じてしまったなら
早くバイクで出掛けたくてストレス溜まるだろう、という含みを
見込み朝一番でのスケジュールを組んでもらったのが、今日。

結果としては予報通り曇天だったものの、それで正解だった。

というのも、先代に合わせた煙突穴とガス栓からの距離との
兼ね合いやらコンセントとの位置関係やらで、設置タイムが
予定よりも一時間ぐらい延びてしまったのだから・・・。


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寝ぼけて買って来損ねちゃったお茶代わりに、何故か付属品で
足りなくなってしまった木ネジを自分のストックから提供したり、
現場屋さんならではの仕事ぶりを学んだりして。

トラスのクロメートAでM4X25m/m、と呟くきつねメに
ギョッとしたオヤジさんの顔を横目に「こんな業界で額に
汗するのも自分にきっと合っていたな」
と遠い目をする
ひとときでありました。


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四半世紀前の石油ヒーターに比べ、真っ向の面積は同等でも
厚みの方が2/3か1/2に薄くなった最新鋭のガスヒーター。

上面操作に変わったパネルとの兼ね合いから旧来のラジカセを
載せるスペースが無くなったことに苦笑しつつ、ひとつ不思議な
ことを発見。


今まで何をどうしても76.9Mhzの「ラヂオ盛岡」しか受信しようと
しなかったコイツ、今度のヒーターの上ではクリアに76.1Mhzの
「FM岩手」を捉えてくれるんですよ。


先代ヒーター時代、何のノイズを拾っていたんだね?キミは。


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長年に渡り「陽の上っている春~秋はバイクライフ最優先」と
いう指標で動いて来たきつねメですから・・・。

裏を返せば、夜でも雨でもこなせる用事については後回し。

ってことで二ヶ月伸び放題で煩わしくなった髪を切るべく、
ヒーター設置後は昼を跨ぎ隣り町の馴染みの床屋さんへ。

過ぎた年月の分だけ動作もスローになったオバチャンの
ペースに付き合っていると、仕上がった頃にはもう15:00。

彼女が矢沢のライヴでタオル振り回したのも20年前の事。
今となっては既に3人も孫を抱えるオバーチャンだもんな。


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赤白青のグルグル灯を消した後に、深夜の綱取ダムとか
鬼越峠まで客の若者とノリノリ出向いた過激なオバサンの
雰囲気もまた、消えて久しい。

真冬に高原のパーキングでGA-1シティのサイド引いていた
自分だって、もう倍以上の歳を取ったアラフィフだもんね。

いや、リアタイヤのスキールを得る手前を探るフィールとか
二輪のステップ裏が路面をコスるギリギリ感は好きだけどさ。


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ハタチの頃と同じカタチに刈ってもらった爽やかな短髪で
街を跨いで向かう先は、しかし黄昏迫る整骨院だったり。

ここ数日、ヘルニアから来る左腿の痺れと張りが引けず。
次の勤務は泊まりで相当歩くから、今は要メンテなんだわ。

本宮で東北道を潜る16:00、いよいよ大粒の雨がフロント
ウィンドゥを叩き始めた・・・まあまあ、予報通りさね。


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日もとっぷり暮れた18:00、整骨院からの帰り道でホムセンに
立ち寄り仕入れて来たのは、業界通称「ワイプロの3号」。

・・・というのも、家電屋さんと燃料店では感覚のノリに少々
違いがあるらしく・・・なんとガス配管が剥き出しのまんま

これが電気配線なら、H釘を打つとかクリップで留めるとか
何かしらの処理で壁や腰板に固定すると思うんだけどなー。


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安酒に酔っぱらった千鳥足で配管引っ掛けてガス漏れなんか
起こしたら洒落にならんし、見た目的なセンス上も在り得ない。

まあ3号級だったら、あの太さでもギリギリ収まるっしょ・・・?
という見込みはバッチリ、キレイにまとまりそうな予感です。


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あとは目見当のノコギリで、立ち上がりの90°を辻褄合わせ。
端面をカッターで整えて・・・と。

ビール片手のヤッツケ仕事にしては、イイ線ついた仕上がり?


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元栓からのエルボーをかわす化粧板に関しては「後日のDIYの
お楽しみとして取っておきます」という前向きな言い逃れで(笑)。


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残りの酒は昭和の香り漂う「CAFE RACERS」シリーズを傍らに
ゆっくりのんびり今宵を楽しみながら頂くことに致しましょう。

しかしすげーな、当時抜きん出たセンスと仕上がりに憧れた
YAJIMA-CAFEが未だに生き残っていたとは思わなんだ。


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もっとも自身の好みは、一流パーツとワンオフの部品にお金
掛けまくり完璧に仕立てられたプレミア物なんかじゃなくて。

むしろ、なけなしの身銭と知恵を絞って流用部品で取り繕った
出来栄えB級でも野趣溢れる個人の改造車なんだけれどもね。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い 模様替え 冬眠

プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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