おかえり。 ~親友夫妻と過ごす、お盆休みの或る日~









お墓参り云々で休んだ先輩に代わり「お泊まりシフト」が入ったきつね。

おかげで昨朝が勤務明け、たまたま盆の最終日たる本日もお休み。

まるきりクルマやヒトの気配がない窓の外に不思議な感じを覚えつつ
「思い出し日記」を書いている朝でございます。


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さて、師匠へーさんのギャランを試乗させて頂いた翌日。

起き掛けに「9月並みに涼しいのは助かるけど、天気がなぁ。」と
窓の外を眺めているところに、親友アッシからのショートメール。


「おはよー。今日は遊べそう?」 「うん、とりあえずウチに来る?」

ということで、掃除を済ませたアジトへ白いNDロードスターが到着。

彼らがやって来る間に、何をどう提案していいモンか思案した挙句
「ヨメサンをバイクに乗せてみるテスト」ってなプランを実行へ!


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差し当たり公道に該当しないと思われる川原へゴリラを持って行き、
アッシがヨメのミカちゃんに操作の手順をレクチャー。


「えーっ、両手両足の操作が全部バラバラとか怖いんだけどォ。」

「いやま、走り出したら、後は止まりたい時に両手握れば良いから。」

「エンジンは掛けられたけど、まず最初どうやってどうするんだっけ?」

「左手握って、左足のペダルを踏み下ろして、そおっと左手をリリース。」


ハイ、「初めて乗ったモンキーあるある」・・・ゴリラは元気にカマ首
持ち上げ、ミカちゃんをのけぞらせてしまいました。


「やーもー、信じらんない!なんで?なんで?なんでこうなった?」

「そりゃあ左のレバー、いきなり放すから・・・フツーにゆっくり繋げば
こんな風に発進出来るでしょ?」

「アタシだってゆっくり離したよー?何?やっぱりバイクって怖い!」

「しょーがないなぁ・・・きつね、コレもうちょっと乗って来ていい?」


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「うん」と答える前にアッシ、ブイィィーンと向こうへ去って行きました。


二十代の頃はSUGOや仙台ハイランドのSP400に参戦、その後も散々
大型二輪を乗り継いだものの、最後はドゥカのモンスターで全損事故。

あれから6年で一度もバイクに乗ったことがなく、「シフトの操作とか
もう忘れてしまったかも。」と笑っていたものの・・・。
戻って来た時は「ゴリラってこんな感じだったっけ?」と満面の笑顔。

ふふふ、やっぱり好きなのねー。


彼らの暮らす東京23区では、まず手許に置くにも出掛けるにしても
駐車スペースの確保と確認からコトを始めなければならないそう。

「街中じゃ、コンビニの前に停めといてもキップ切られるからなぁ。
時々125ccぐらいのヤツがあれば、と思ったりもするけどね。」


実は「もしミカちゃんに少しでもバイクの面白さを知ってもらえたら
アッシが購入を思いついた時にオッケー出してもらいやすいかな?」
という目論見があったんだけど(苦笑)、失敗に終わっちゃったか。


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かつてマニュアルミッションのシビックに乗っていた、というミカちゃん。

帰る道々「小さいバイクも大きいヤツも、動かし方は全部あんな感じ?
走っている間じゅう、あんなメンドくさいことやってるの?」と呆れ顔。

「両手両足バラバラに動かすのは四輪のM/Tだって同じだったでしょ。
まずはどこか広いところに行って、ロードスターでシフトの感覚を
思い出してもらうところから始めないとなぁ。」と、アッシ。


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うーん、最初の取っ掛かりはスクーターの方が良かったかなぁ・・・。

春に届いた納税通知書の束にビビッて登録を控えていたけれど。

次の機会に備えてZOOKのナンバー、取っておこうか(←懲りない)。


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アジトに戻って「さて、お昼ご飯はどうしよう?」と再びの三者協議。

冷麺/じゃじゃ麺/三千里のカルビスープラーメン/支所前のホルモン
と、「盛岡来たならコレ食っとけ」的なツボは前回までに一巡完了。

天気が冴えないと見どころが半減してしまう辺りに、そこはかとなく
ド田舎県の哀愁漂っちゃったりする訳でありまして・・・。


いよいよ手許に残された最後のカード、切っちまうしかねーなあ。


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ランチタイムど真ん中、冷夏を逆手に取り行列承知の万歳アタック。

「KING OF コッペパン」の呼び声高き魅惑の殿堂・福田パン本店


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って、おいおいスゲーな・・・駐車場すら順番待ちになる事は既に
「市民の常識」として根付いているため、さほど驚かないけれど。

流石にパーキングスペースをぐるっと見回して「自分のクルマ以外に
地元ナンバー車が一台も居ない」という状況は初体験であります。


隣県界隈は言わずもがな、「山形」「とちぎ」「横浜」「浜松(!)」と
一箇所でこれだけバラエティに富んだナンバーを見られる場所など
もしかしたらココと小岩井まきば園だけかもしれません。


ちなみに・・・来店者の中で気付いたヒト、どのぐらい居たのかな?

駐車場の交通整理にひたすら汗していたオジサンこそが「社長さん」
御本人だったんですけど(微笑)。


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さて、ザッと50人を超える列に並んでいる間が退屈で苦痛か?と
問われると、実はそーでもない。むしろこの時間がアトラクション?


何せレギュラーメニューと限定単品込みで60種!の具材があるのに
「片面ずつ別種を塗ってもらう」or「左右半分ずつ別種の二食パン」
という掛け合わせもオーダー出来るので、すごーく悩むんですよ。

しかも大手製コッペの倍ぐらいある手応えずっしりサイズなので、
一度に食べられる量は大のオトナ男子でもせいぜい2個・・・。


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行列が日常チャメシゴトになっている名店だけあり、入り口の脇には
メニュー一覧表とミキシングや価格設定の説明書も標準装備済み。


界隈の物流倉庫で働く方や馴染みの運転手さんが顧客の大半で、
慣れた雰囲気で手早く発注しサッと買って去る矢巾店では、ここまで
「一見さん対応仕様」のアメニティは無いので、ちょっと新鮮。


しかしオーダーを心に決めて店内に入ると、またしても惑わされる
仕掛けが・・・そう、一覧には乗っていない「季節限定具材」とか
「お店のオススメMIX」がハートをグラグラ揺さぶるんであります。

「さっきのキミのチョイス、ホントに迷いはない?後悔しない?」と。


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きつね視点では「ガースー官房長官の質疑応答の如き鉄板安定度。
どれ選んでもまずハズし無し」と踏んでいるので、アッシ夫妻には
お節介を焼かず存分に「迷って選ぶ楽しみ」を堪能してもらいました。

特にミカちゃんは購入して行くヒトの袋の中を見るなり「アレ一個しか
食べられない!」と絶句していたので、よけい選択が厳しかった様子。


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彼女はツナを、高校卒業以来30年ぶりの福田パンだというアッシは
お約束のアンバター、それとキーマカレー&レンコンシメジのハーフ。

きつねはコンビーフとチキンミート、シュガーマーガリンとヨーグルト
クリームのそれぞれハーフ・・・というチョイスに収まりました。


これも「最終的には3人で5コ買うから、それぞれ好みがカブりそうな
気になるヤツを購入してみんな味見してみるべし」という判断だから
ここに落ち着いたものの、選択に性格が出ていてちょっと面白い。


結論としては「どれ食べてもホント美味しい!コッペパンの概念が
なんか変わったかも。」というリアクションが得られ、ひと安心です。


お皿を片付けていると早くもアッシから「今回売り切れていたけれど
エビカツとかフライ系が気になるなぁ」という声が上がっていたので、
次回から福田パンは「帰省時のお約束」に仲間入りしそうな予感も。


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食後の14時を回っても、予報を裏切り雨の予兆が感じられない午後。


「さっき帰り道で前を通った大きい神社、少し覗いてみたい。」という
リクエストから、腹ごなしの散歩を兼ねて盛岡八幡宮へ。

お盆と言えばみんな行く先はお寺だから、曇天と相まって境内を歩く
ヒトの姿もまばらで観光客も見当たらず、なかなか新鮮な雰囲気。


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亡父から「お前は好奇心旺盛でお調子者。行けば要らないモノを
拾って来るから、用が無い時はむやみに立ち寄るなよ。」と釘を
刺されていたので、きつねは滅多に鳥居をくぐらないんだけれど。

手水舎の傍らにはイタズラ好きの心をくすぐる、面白い表記が。

「むかし初詣に来た時はヒトの群れに圧倒されて気付かなかった」と
敷石に小さく刻まれた干支の文字を探し始める三人。


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「あっ、『戌』見っけ!」 「ここに『申』あったよ!」 「『牛』もあるね。」
「いやいや『牛』は『丑』でしょ。それは『午(馬)』だから。」

大のアラフィフが境内さんざんほっつき歩いて、無事12支全て確認。


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実はさっきの表記の裏に、ちゃんと「答え」が貼ってあったんだけどね。


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本殿をお参りして皆の無事と健康をお願いした後、アッシがポツンと
「あっ・・・鐘を鳴らすのに気を取られて二礼し損ねた。」と呟いたり。

傍らの厄年一覧を眺めたミカちゃんが「うそ、アタシ厄年じゃん!」と
目を丸くしていたり。

いやもう今年も既に2/3が過ぎたんだし、今まで何も無かったんなら
別に大丈夫じゃね?と、慰めにも励ましにもならんテキトーな言葉で
お茶を濁しつつ、岩手県神社庁のある境内を後にしました。


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勤務明けの眠い目こすりつつ、「明日よりは降水確率低いから」と
父方母方の菩提寺をゴリラで回っていると、黄昏を待たずに霧雨。

濡れた服を洗濯機に放り込み、まずまず差し当たり残っているのは
送り火焚くことぐらいか・・・とビールを傾けているとスマホにメール。

「東京までの帰路も10時間掛かりだった」というアッシとミカちゃん、
涼しかった岩手とのギャップで体調を崩さぬよう、気をつけて。


さて次はどんな御当地ネタを用意しておこうか・・・ホントそろそろ
ネタが詰んで来てるんだけど・・・少々手厳しい宿題ですね(苦笑)。
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気付けば「山の日」 ・・・お盆の支度とギャランと花火・・・







この曲を初めて聴いたのは、初めて買った赤いロードスターが
(4年落ちの中古で)手許に来て間もなくの頃だったと思う。

俗に言う「梅干しデフ」、サンバイザーの表面がテラテラの塗装で
1DINオーディオデッキ下が小物入れではなくメクラ蓋の`89年式。

これらが極初期モデルの特徴だと知ったのは、ずっと後のことで。
6年後、見た目が全く同じ`90年式を手に入れてからだったっけ。

ドライブしながら聴いていてジワジワと心に湧いて来る不思議な
マインドは今のNA8でも変わらない・・・色褪せぬ名曲かな。


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先月「お盆前に墓地や家の手入れをしたい」と休日申請してみたら
気前良く二連休を設定して頂いたので、昨朝は空模様を睨みつつ
菩提寺へ。

もしかしたら同目的のヒトで混むかも、と狭い駐車場が頭をよぎり
荷を最小限に詰めてゴリラで出動・・・この予測はビンゴでした。


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道中の街中はクルマもヒトも少なく、逆に墓地では「支度」ではなく
「本番」で拝みに来たヒトの姿が多い。

「ん?それはちょいと早過ぎない?」と思ったら、祝日でしたね。
金曜に祝い日を当ててお盆まで長期連休を作りやすくしたのか。


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小一時間ばかりで案件を済ませ「盆入り迎えたらまた改めて」と
お墓に手を合わせて・・・荷の軽くなった帰り道は、少し遠回り。

盛岡は「ここから故郷へ帰る人」も「故郷として戻ってくる人」も
多分同じぐらいいる街だけれど、初日は静かで穏やかな空気。

厚い雲が幸いして涼しく、帰省した人々の身体には優しそうです。


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早めの昼ご飯を経て、午後は(不意打ちで現れる親族への対策も
兼ねて・・・苦笑)アジトの大掃除。

とは言っても、ここ二年の冬季大断捨離フェスティバルが効いて
掃除機掛けるにもモップ掛けするにも至ってスムーズ、ほんとラク。

この時間で玄関掃除まで終えられたら久々にロードスターも磨いて
やれるかな?と思っていたら、バックで進入して来る野太い排気音。


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「親族で、こんな勇ましいエキゾーストのクルマに乗っているのは
居ないはずだが」と訝しみつつ振り返ると・・・あらまっ!

「やあ、忙しいところ?ゴメンゴメン」と現れたのはトライアル師匠の
へーさん、なんとギャランVR-4での来訪です。

いつもは駐車スペースの片隅にカバーを被って眠っているので、
改めて拝見するのは初めてかもしれません。


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師匠のお目当ては「一度視野に入ると、やっぱり気になってね」と
最近脳内グルグルになっちゃっているらしいNAロードスター。

非日常要素の強いものだけに、エコ実用一辺倒な風潮の現代では
何かのキッカケがないと購入候補のまな板には乗らないクルマ。

でも一方、気になり始めたヒトにはけっこうな引力を発揮するみたい。


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ひと回り年上のへーさんには、このメーターパネルがツボのひとつ。

紺きつね号のは二代目の`90年式を中古購入した際、既に運良く
装着してあって。

ずっと憧れていたお気に入りなので、乗り換えの際に移植したもの。

「当時は新品で3万2千円だったか。高価で手が出なかったんです。」
「いま買うと四万円以上するんだっけよ。」「えっ、マヂですか!?」

てっきり絶版になりプレミアが付いたのかな、と思って調べてみたら
KG WORKSさんでは今でも現役バリバリのラインナップ品。

あー、なるほどね。後ろから日が差すとエラく眩しい盤面の素ガラスが
防舷仕様に手直しされた分だけ、値上げされていたのか。


※ へーさんへ 「文字盤を替えたり空調パネルを化粧したりする
キットもあります」と紹介したのはRSプロダクツさんの製品です。
相応に値も張るけれど、掛けられた情熱と品質の高さは折り紙付き!


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クルマの事、バイクの事・・・とりとめのないおしゃべりの後で
ご厚意に甘え、件のVR-4のステアリングを握らせてもらうことに。

本当に少しだけ、数キロ運転させてもらっただけなんだけれども。


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不思議なことに「初めて乗った気がしない」最初から自然な感じで
何のケレン味も違和感も覚えず走らせることが出来るんですよ。

押し出しの効いた外観からすると「あれ?」と肩透かしを食うぐらい
大人しいインテリア、感覚の掴みやすいボディサイズ。

「3000rpm回せば全ての用は事足りる」意外な低速トルクの太さ。
遊びと切れ角やロールのリズムがナチュラルなステアリングと脚。

ところが・・・前方が開いたところで少しグイッとスロットルを踏むと
「3割増しの加速」であれよあれよという間に・・・!(以下略)。


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ナロー911


道中、最新のポルシェ・パナメーラと並走する瞬間があったけれど
「あのクルマってよく分かんないよね、ポルシェとして」と、へーさん。

「SUVのカイエンと並んで『ポルシェ好きは買わないポルシェ』って
気がします。ああいうの他社も作っているんだし」と、きつね。

「俺、叶うならナローの911が良い。小じんまりして可愛げあって。」
「ですね。パワーもサイズも『らしさ』を手の内身の丈で味わえそう。」

もう大馬力に任せてシャカリキに飛ばすヤツは欲しくないんだ。
むしろジンワリまったり流して味わえるようなものが良いんだよ、と。

師匠がNAロードスターに熱い視線を送る理由は、そこにある様子。

「でもこのギャラン、手放さない方がいいですよ。すごくイイもん。」

「うん・・・実は先日、息子のハチロクが売れたから置き場はあるし。
ロードスター買ったら車検毎に二年交代で走らせようか、ハハハ。」


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夕方から一時小雨が降り出し、中止かと思っていた郊外の花火大会。

帰省が間に合えば、NDでコッチへ向かっている親友・アッシ夫妻と
一緒に眺めようか・・・と考えていたものの、彼らからの返信は
「かつてない大渋滞の真っただ中。盛岡まで300kmあるのに」と。


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そうこうするうちに腹に響くような轟音がアジトへ届き始めたので
なんとなく落ち着かず、自転車を出してブラブラッと南の方へ。

「打ち上げても雲が低いから華が開いても見えないだろう」、とも
思っていたけれど、いやあまずまず見えるじゃないの。

しばし橋の歩道から眺めていたら、川面を走る風のお陰で「涼しい」を
通り越して肌寒く尿意を催したため、結局途中退出してしまった。


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盆中までスッキリしない空模様の予報が続く我が街・盛岡だけれど。
この9月のような気温が、せめて灼熱の都会帰りの親友夫妻を
少しでも癒してくれれば・・・と願う、きつねメなのでありますよ。

テーマ : 車関係なんでも
ジャンル : 車・バイク

どこにも行けない、でも、どこでも楽しい。 ~時速ゲンツキkm/hという愉悦~







今日はきつねの脳内リストから「なんか夏っぽいヤツ」というだけで
ふと思い浮かんだナンバーを。


俺にとってのジュリーはアン・ルイスと表裏一体な`80年代歌謡界の
傾奇者、トリックスターだったんだよなあ・・・子供心にも。

とにかく新曲を出すたんび、何ヤラかすか分からないキワモノで。
でも結局、どうあってもサマになってカッコ良く、何処か妖しげで。


しっかし、大沢誉志幸のHIPなメロディに銀色夏生のトリッキーな
リリックを組んだ人は相当ROCKなギャンブラー、酔狂過ぎるだろ。


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言いたいことはヤシの実の中・・・鹿児島のフェニックスが暴風雨に
晒されていた午後、岩手のきつねはゴリラで散歩に出掛けた。

重くて暑がりなスポーツスターは絶賛夏眠中で出す気にもならんし。
だから毎度セローばっかりってのも、なんだか気の毒なようでさ。


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だいたい「セローに乗る」+「プロテクターとブーツ装備」となると
どうも「=林道を走らないと損」、みたいな方程式が出来てしまう。

ふと「今日はいいや、そういうの」・・・って思った。なんとなく。
ハシリガイとかイッショーケンメーとか、そういうの抜きって感じで。


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きつねにとってのゴリラは、言うなればトイ・バイク、ホビー・バイク。

主要国道の流れに合わせることすら危なっかしい非力な乗り物ゆえ、
マヂになろうにもその気になりようがない。


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チャリとかゲンドーキツキジテンシャより、もうちょっと先にあるもの。

ヒコーキに例えるならエンジン付きハンググライダーより少しマジメな
ウルトラライトプレーン・・・そんな立ち位置に居るんだわ。


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遠くに行かない、ダートにも入れない。無い無い縛りで、でも楽しい。
そういうマインドに浸れたら、それはココロが健康で元気な証拠だ。

だってコイツは、現実から逃避出来る様なパワーもパフォーマンスも
なーんにも持っていない、「スッピンのバイク」なんだから。


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スポーツスターなら1分、セローなら1分20秒で待ち受けているはずの
次のコーナーまで、ゴリラだと感覚的に3分は掛かる気がする(笑)。

なおかつ「コーナーなはずなのにカーブの実感も湧かない」こと度々。
まあそんなモンなんだ、時速ゴリラkm/hの世界観なんてね。


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身長175cmのきつねが小学生ぐらいの視点で走る50km/hの世間は
意外と新鮮。

ほら、小岩井のミドル・ジョンディアが北海道級に見えたりするもん。

原付しか乗れなかった十代の頃には分からなかった面白さ、今なら
ひと回りしてよく分かる。


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そうそう、東北圏に所縁のないヒトからよく誤解されるんだけれども。

実は県庁所在地の盛岡市街からだと小岩井農場まで20kmぐらいしか
離れていないので、クルマやバイクなら30分程度で着くんだよ。

関東以西の住人さんから「農場ってぐらいだからとんでもない山奥に
あるはずだ」と思われている節があるので、いちおー解説。


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まあ、観光エリアの「まきば園」前でクルマが行き交う真ッ昼間に
ダッシュで横切って行く仔熊を見た身としては、「都会の観点から
すれば山奥扱いされてもしゃーないわな」とも思うけどね。


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ノーガキはさておき、真夏の昼の日差しと南東から叩き込まれる
台風五号型タービンによる熱風を以てしても尚、キモチイイ。

スキー場のゲレンデを眺めながら飲むサイダーは、最高です。

つくづく考え直すよ、「わざわざアクセクと何処かへ出掛けずとも
俺は『観光地』に住んでるようなモンなんだよなー」・・・って。


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「一生懸命稼いだお金を注ぎ込まなくても、贅沢は心の中にあるよ」。

オートバイがもたらしてくれる幸せは、車格とか排気量とはまた別の
ところにポイントがあるように思うんだ。

高級ホテルや料亭の一流シェフが腕を振るったコース料理じゃないと
「美味しい」と思えない人生は、なんだか悲しい気がする貧乏ぎつね。


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例えファーストフードのハンバーガーでも牛丼でも100円でお釣りが来る
ガリガリ君でも、美味しい!旨い!って食べられる人生の方がたぶん
楽しいんじゃねーのかなー、って。

それらをよく分かっていない・感じない感性でもし高級料理を食べても
ありがたみとか凄みってリアルに分からないんじゃないのかな、とね。


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ダメだなー、初心に帰ってシンプルなショートを書くつもりだったのに。
結局いつものノーガキだらだら書きブログになっちゃったよ。

でもまあいっか・・そういう生き物なんだ、中年化けぎつねなんてさ。
きっと全部八月の暑さや台風のせいだ、「煮込みブログ」になるのは。


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「次の休日はきっと台風当地ストライクだべ」と諦めていたからこそ
30℃予報の日に、小岩井界隈までゴリラを走らせたはずだったのに。

なんだよ、まだ暴風雨のヤル気が漂ってないじゃねーかよー、って。
濡れタオルをアタマに乗っけてタテガミの寝癖を直し始めるきつねメ。


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ちょっとでも青空見て陽光浴びると、もうソワソワして落ち着かない。

新台入れ替えのパチンコ屋CMを見ちゃったギャンブルオヤジに対して
笑っちゃいけないんだ俺・・・依存する対象が違うだけのことだから。

酒とタバコとスピードが相手で良かった。お陰で身持ちを保ってる。


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そう、大切なキーは「スピードと風がもたらすスリルという名の魔法」。

それは何㏄あるとか何馬力あるとか何キロ出るとかの数値じゃなくて
「エンジンという他力本願が二輪にだけ掛けたマジック」なんだよ。

大きい単車には相応の、小さい単車にも身の丈の、ワクワクがある。


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タモリや所ジョージ、或いは笑福亭鶴瓶が長いことテレビで活躍出来て
いる秘訣は、おそらくここがキモになっているんだよ。

その対象や媒体がナンであっても、モノに対してもヒトに対してもいつでも
「面白がれる」スピリット。

日常の平凡な暮らしの中で「コレなんか気になる!」っていうセンサーが
どんだけ鈍化せずにいられるか・・・それが幸せを呼ぶ秘訣、だ。


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きつねのおんぼろゴリラは、ちっちゃくたって「オートバイ」なんです。

バイクは大小を問わず・・・例えるならトランプみたいなモンだわな。

ただテーブルに置いてあるだけなら「沢山ある紙切れ」に過ぎない。


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でも持ち主にホンの少しの遊び心があれば、楽しみ方やルールは
四方八方古今東西無数にあるワケだよ。

「遊びのドア」を開く意思がないオーナーに対しては身銭切ったなりの
ハピネスを黙って提供してくれない、悲しき沈黙のオブジェだけど。

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バイクという鍵が開いてくれるドアの向こうは使い手のイマジネーション
次第で、ある時は四畳半になったりアフリカ大陸になったりする。

民宿の個室のふすまを何枚か取り外すと突然宴会場に化けるように。

でもそれは、場末の安い1Kアパートで暮らしたことがある人じゃないと
リアルに驚いたり喜んだりしない質のこと、なのかもしれない。


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きつねはマニアではないけれど、ぼんやり飛行機を眺めるのが好き。

人の意思と英知というカラクリで「自在に空へ浮かび移動する魔法」を
目の当たりにする非日常感に意味もなくトキメキを覚えるから、かな。

でも、ハイテクのおせっかいで操縦桿やフートペダルを操作せずとも
フルオートで勝手に離発着出来るとしたら、とても興醒めしてしまう。


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読者の一部からは「常に伏線を回収してくれない消化不良作家」と
非難を受けているらしい、芦奈野ひとしさんの「カブのイサキ」


「読み手が感じたままに自由な解釈でいいよ」と、あえてマンガで
お伽噺を提供してくれたのに、何故そこに意義を見出さないのかな。


台風が呼び込んだ低い雨雲に消えて行く機影を見送った雨の黄昏、
ふとそんなことを考えて再び読み返すきつねメなのでありました。

テーマ : バイク
ジャンル : 車・バイク

ぼくらが避けて通れない話。






今日は「静かな夏の歌」が聴きたくなったので、この曲をTOPに。


少し前にあるネット記事(クリック)を読んで以降、その内容というか
表現の視点に少し違和感を覚え、ずっとぐるぐる考えている。


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ここでひとつ、「前提」という前置きをしたい。

きつねが書きたいのは「俺は通行禁止のゲートを潜らない正統派」
とか「事故を起こす様な危険な飛ばし方はしない」とかの主張や
自己弁護では、ない。

主題にしたいのは「記事としての取り上げ方」、視点の面だから。


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初っ端から前提を覆すようでナンだけれども、確かにきつねメは
(事前情報ナシで「迂回路ゼロの通行止め」を喰らった時以外)
ロープやバリケードを置かれたルートを走ることは無い。

但し実は事故の起きた関東圏と我が北東北では、事情が違う。

以前やり取りした林道愛好家によると、首都圏からアクセス出来る
ダートの大半は公共の山でもロープやチェーンを張られている様子。


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対してこちらでバリケードを設置された未舗装路と言えばほとんどが
私有地で、公の林道が閉鎖されているケースなら「集落の生活路で
積雪時や路面崩落により物理的に通行出来ない」場合だろう。

乗り物で通り抜けられる状況なのに閉鎖されている、という例は
ほとんど見た記憶がないのだ。


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むしろ逆に「林道」の標識が立っている道にも関わらず、全く整備が
成されていなくて進めないというルートにしばしば悩まされる程。


何が言いたいのか?というと、つまりは「同じ様な道で同じような事を
しても、マナー違反だモラルが無い、と世間に非難されるエリアと
そうではないエリアがある」という事実に目を向けて欲しかったのだ。


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もちろん誰かが整備に尽力している路面をエンデューロタイヤ履いて
故意にカッ穿って荒らす走らせ方は、二輪好きとしてアウトだけれど。

これがまず、リンク先の記事に対する違和感のひとつめ。


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そしてもうひとつ、それは「事故の質の違い」に全く触れていないこと。


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バイクに縁も興味もないヒト(当記事を書かれた記者さんもおそらく
そういう方だろう)がそのまま流し読みすると、「わざわざ通行止めの
未舗装路へ行って命を落とすとは、ワケ分からないわ」となる。

まず冒頭で近隣のローリング族と横並びにして記述を始める辺りから
既に印象操作的な意図が臭い、ちょっと首を傾げてしまった。


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ここで、ちょいとコーヒーでも淹れるなり、タバコに火を灯すなりして
一拍置いて、少し考えてみようか・・・。


あのさ・・・舗装路に於ける二輪の死亡事故数と林道に於けるソレ、
もう比較にならないぐらい違うんじゃないかな・・・?

そもそも一般道に対して、先行/後続/対向車に会うことは非常に
稀だし、それは歩行者の数についても同じことが言えると思う。

「路面状況に対するリスクは高い」が「相手の有無」について言えば
相当にリスクが低く、速度と怪我の度合いでも土俵が全然違うのだ。


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近隣の飛ばし屋と並列でモノを語り始める姿勢自体、なんだか話の
ピントがズレている気はしないだろうか?


リアルタイムでバイクブームや四輪の走り屋ブームを体験して来た
世代であれば、目に余る暴走ぶりから通行規制が掛けられたり
段差を敷かれたりした峠も各地にあることを、よく御存じだと思う。


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でも・・・今回事故が起きた林道って、「そういう理由」で通行止めに
されていたんだろうか。

もっとツメた言い方をするなら、亡くなられたライダーは果たして
オンロードの峠屋ばりにムチャクチャな攻め方をしていたのだろうか。


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もちろんオンロード・スポーツとデュアル・パーパス機の数の比率、
更にオフ車遣いの中でも実際にダートへ出向くライダーの比率とか。

正確に分析するならそれなりのデータも必要になるだろうけれど。

「どちらも愛用するきつねメの個人的な見方」と限って言うのなら。

今回のような事故は、実はバイク乗りなら未舗装路に限らず
どこでも誰でも起こし得るようなものではないか?と感じるのだ。


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「俺はオフなんか乗んねぇし興味ねぇよ。」、というあなた。

単車に乗り始めてから今日に至るまで、ただの一度もヒヤッとした
経験だってねぇよ、と正面切って言えるかい?


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コーナーのアールと深さを読み違えて「おっとっと!」と焦ったこと。

何処かの道ですれ違った超キュートなお嬢さんに気を取られて、
危うく前走車にオカマ掘りそうになったこと。

旅先の雄大な風景と爽やかな風に誘われて、なんとなく前方への
注意がお留守になっちゃったこと。

右に曲がろうと思ったら対向車も右折待ちで止まっていたから
スルッと行こうとしたら、陰から真っすぐ原チャリが走って来たこと。


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どんなヘヴィな事故でも原因の根っこはホント、なんてことのない
よくある小さなポカや心の隙なんだろう、ってドジぎつねは思う。


それを「通行止めのロープをくぐった林道愛好家」という一点だけで
まるで「ならず者の当然の末路」「止まぬ無法ライダーの増加」的な
匂わせ方で記事にする姿勢は、果たしてフェアと言えるのだろうか。


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主題からずいぶんとズレた話をするけれども。


もう五十路の声が聞こえて来たきつねメが、まだ小学生の頃のこと。
当時(昭和五十年代中ば)の学級では片親の子は滅多にいなかった。

六年間を通しても「親が離婚した同級生」は片手で数えられる程しか
いなかったんじゃないだろうか。

しかし、きつねの職場で現在働く(或いはかつて働いていた)女性の
実に半数以上は、離婚経験者だ。


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リコンがイケないことだとは思わないし、恥でも罪でもない。
少なくとも不幸なケッコンセーカツを無理くり押し通すよりはマシだ。

ただ、時代によって変わる「結婚に対する概念の違い」はさておき。

離婚を「ありふれたもの」にした理由の底には幾何か、メディアの
垂れ流しが影響を及ぼしたのではないか・・・と、きつねは感じる。


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少年時代のきつねにとって、それが他人の家庭の事情であっても
「離婚」はセンセーショナルでショッキングな出来事だった。

同級生のちょっとココロ魅かれる美少女には、お父さんがいないと
知らされた時、「これからどう接したらいいのか」と内心オロオロした
思い出すらあるぐらいだから。


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少なくとも当時の地方都市の一般人には、それほど際立った特殊な
出来事だったわけで「滅多にないこと」だからこそ、ニュースになった。

そう、「フツーにありふれたよくあること」は、誰も取り上げないのだ。


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しかし、今はどうだろう?

ネットニュースでもテレビでも毎日毎日どこかに必ず「フリン」「リコン」。
フリンリコンフリンリコン、芸能人も政治家も、フリンリコンフリンリコン。

こんだけ日々繰り返されたら、そりゃあ一般人でも刷り込み喰らって
フリンリコンがアタリマエになっちまうわなぁ(笑)。

メディアによる刷り込みの前では、知らず知らずのうちに倫理も常識も
思考能力もジワジワ蝕まれる・・・離婚不倫のハナシに限らずね。


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不景気不景気と書き立てれば、裕福なヒトの財布もきつく閉じられて
余計に不景気を深めてしまう。

「先行き不安だ未来は分からない」と毎日毎日書かれ続けていれば
誰しも自然と表情は暗くなり、せめて騙されまいと女子の目つきも
キツくなる。


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ここ十年、きつねメが実感していること・・・それは「笑顔のヒト」とか
「穏やかな顔立ちのヒト」が全然いなくなってしまった、ということ。

「オマエは定職についてノホホンと暮らしてやがるから」と噛みつく
向きもあるだろうけれど、俺の手取りは最初の初任給と大差ないよ?


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貧乏ぎつねの懐事情はさておき、要は「メディアの発信力に対する
自覚の薄さ」がすんげぇハナにつくんだよ、ってハナシだコレ。

目先の視聴率や既読数の多さを稼ぎたいがあまり、とにかく他より
ひと目を引き耳目を集める・話題になるお題目を並べる。

「俺はソレで飯食ってんだ文句あるか」?・・・大いにあるねぇ(笑)。


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記事の内容どうこう以前に熟考ナシでモノ書いてゼニ貰う奴って、
まずヒトとしてどうなの?って思うもん。下衆なんじゃねぇの、って。

最近のネットニュース記事には、誤字脱字や文法上のおかしさを
校正しないまま乗っけているものも目立つようになった。

文章に対する意識と感覚がボケているのか、或いは矢継ぎ早に
上げないとページが埋まらないからチェックが追いつかないのか。

たかだか数文字の「てにをはミス」すら訂正出来ない様な姿勢で
マトモかつフェアなスタンスの記事なんか書けるワケねぇだろ、と。


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怒涛の洪水を成す情報に溺れぬよう、それらを一瞬の印象で
仕分けるだけの現代人・・・しかしその「水」の大半が呆れるほど
腐った下水だったとしたら・・・なんて滑稽で哀れな話だろう。

だって、かき分けるのに時間を割く価値すら無いものなのだから。


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当初のお題から数千光年アサッテな方に話が行ってしまったけれど。

きつねが秘かに願っているのは、今回の件を契機に全国の林道が
閉じられてしまいませんように、ということ。

ことに「リスクの種」には過敏な世情もあり、お役所は一歩間違うと
「なんでも首都圏と足並み揃えて」という方向に走りたがるからね。


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もしそうなったら亡くなったオフロード・ランナーの魂が浮かばれない。

「俺のせいで全国の林道好きが山野を駆ける喜びから締め出された」
と思ったら、悔やんでも悔やみ切れなくなってしまう。


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きつねは何度でも言おう。
「閉鎖林道を走ったから事故死した」のではないはずだ、と。

命に係わるミスの根は、閉鎖や舗装の有無とは別のところにある。
そしてそれは、バイク乗りなら誰にでもついて回るリスクなんだよ、と。

テーマ : オフロードバイク関連
ジャンル : 車・バイク

初夏のような8月・・・身体に優しく厳しい休息。






8月最初の日記、TOPには「そう来たか!」なアレンジのナンバーを。


言うまでもなく「Sunny」と「September」の掛け合わせ・・・でも、
FMから流れて来てしばらくソレに気付けず不思議な感じを覚えた。


プロは上手いこと混ぜちまうモンだなぁ、カッコいいじゃないか。


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さて実は先月末、「大迫ランブリング」の後にもセローで林道へ
出向いていて、それを書いて「7月の〆」にするつもりだった。

でもねー。思うところと体験記を併せてまとめるには少し時間が
欲しいのと、あまりにもダート系の記事が続いたので。

豪雨直後のあの話は、そのうち気が向いたらUPかな。


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休日の都度に林道行きを繰り返した上、スクランブルで連チャンの
泊まり勤務が入ったために、いささか身体に無理が来ちゃったか。

小笠原諸島へ居座る台風のタービンから叩き込まれる酷い湿度と、
背中から向こう脛までパンパンに張った筋肉に疲労を感じて。

「見返りに頂いた二日半の休日はライディングをお休みしよう」と
意図的にダラダラと怠けることに決めていた。


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ところが皮肉なモンで、どこにも出掛けない・何もしないつもりの
休日に入った途端に最低気温が20℃を切り、あの鬱陶しい湿気も
見事に霧散してしまった。

ちょうど一か月前の34℃連発だった酷暑の日々は何だったのか。
まるで七月と八月を取り替えっこしたみたいだ・・・。

そんなわけで軽く快い風に誘われ、夏眠を決め込んでいたはずの
ロードスターを甲羅干しに連れ出してみることにした。


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ご機嫌伺いの散歩だから遮二無二飛ばすつもりもなく、R106へ。

主要幹線のトラック街道だけれど、ぐったりボケているきつねには
5速に入れられない様なのんびりペースでちょうど良いかな。

ルート沿いの気温表示は26℃、上りでの水温は95℃ぐらいか。
乗り手には心地良い湿度も、エンジンの冷却とは関係ないもんな。


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区界の空は「降る気満々」な濃いグレーの雲に覆われていたから
折り返し・・・でも、ナンボも下らないうちにまた青空が広がった。

下りでの水温は春~秋のアベレージ、82℃で安定している。
そう言えばラジエター・キャップ、しばらく交換していなかったっけ。


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長距離バスで前が詰まり、勇ましい排気音と共に3速へシフトダウン。
コーナーの向こうから交機のCBが現れ、瞬間熱い視線を頂く。

ここんとこ山ばかりウロウロしていたから、白バイ見たのも久しぶり。
「午後の降水確率が下がったところでお出まし」、ってトコかね。


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帰りは岩山へ寄りトイレ脇の木陰へパーク。ダークブルーのボディと
相まって、佇まいは蜘蛛のよう。ロードスターというよりスパイダーか。

コイツを前回引っ張り出したのは、もう半月ほど前のことだったか。

トライアルの師匠へーさん(練習に出向かずスミマセン)から思わぬ
相談を受けてのことだった。

「実はウチの息子が乗り換え候補にNAロードスターを挙げていてね。
実際どんなモンなのか、聞きに来たんだ。」


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百聞は一見に如かず・・・で、師匠に近所をひと回り運転してもらう。

R31のGTS-Rを経て現在は初代VR-4を所有している師匠からすると
さほど刺激を感じなかったのか、さしたる感銘の言葉は無かった。

「くたびれたAE86から乗り換える」という御子息のために、程度が良い
NAの中古はほぼ出ないから維持費はハチロク同等です、と念押し。

実際、ウチのロードスターもハブ・ベアリングやジェネレーターやら
エンジン/ミッションマウントの寿命が、懸案事項になって久しいし。


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しかし数日後、師匠から返ってきた答えは想像斜め上のものだった。

「息子の買い替えが主題だったのに、俺の方が欲しくなってしまって。
グリーンのVスぺ、良いよね・・・でもギャランも手放せないしなぁ。」

いや、なんかもう、そういう展開になりそうな気はしていたけど(笑)。


湿気は抜けても台風タービンから過給される南風は変わらない様子。

高いところと低いところで雲の流れがアベコベの奇妙な空を眺めつつ
例によって何故か20円高い缶コーヒーを片手に、ボンヤリもの思い。


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R4への下り坂で、夏休みと思しき坊やを連れたお父さんとすれ違う。

こちらを見つめる小学低学年だろう男の子に、40代初めぐらいの
父親が何か説明しているみたいだ。


その様子に瞬間、ずっと忘れていた思い出が脳裡に蘇り、ハッとした。


コンパーノ



元は多分ピュアホワイトだったはずの、アイボリー色のスパイダー。
「ダイハツ・コンパーノ。日本じゃ珍しい4人乗りのオープンカーさ。」

厳格な祖父の「乗用車は贅沢品」という意思で商用車以外に購入を
認められなかった亡父、眩しそうに目を細めていた横顔。


あれは確か`70年代も終わりの夏、まだコンパーノは10年落ちだった
はずなのに、とても古いクルマに見えた。


嗚呼もう俺のロードスターって、その倍も齢を食っちまっているのか。


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まだ背筋と腰、向こう脛の傷みが消えない身体をベッドに横たえて
再びのんびり起き出した黄昏時。

晩飯を買いに出掛けようとガレージへ入ったらゴリラが傾いていた。

ロードスターを出した時には気付かなかったけれど、リアタイヤが
パンクしていたのだ。


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一週間前に秋田を襲った豪雨の後、川の様子を見に出向いた際
何か拾って刺さっていたのだろう。

「合わせホイールだから大した手間じゃない、ちゃっちゃと直すべ」と
思ったら・・・・ハブからスプロケまで全バラにする羽目に陥った。

むかし二十歳の頃、ヤマハ・フォーゲルのパンクを直した時には
もっと簡単にホイールを割れた記憶があったんだけどなぁ。


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徹底的に脱錆処理しサビチェンジャー塗りたくった効果を二年後
こういうカタチで確認するとは思わなかったけど。

その後の腐食が見事に止まっているホイールへ安堵しながら
タイヤをじいっと観察して行くと・・・オマエかよ、犯人は。


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切削片と思しき長い鉄屑のトゲ、いったい何処で拾ったんだろう。
ガレージの中じゃないよな?(床掃除はサボっちゃダメ絶対。笑)


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たかがパンク修理のために何だかんだで14箇所もボルトとナットを
着脱させられた上に、手順の要領が悪すぎて結局二時間掛かり。

身体を休めるはずのショート・バケーションで背中のこわばりを
よけい進めている成り行きに、自分で呆れたりもしたんだけれど。


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作業を終えた21時、ぐうっと背伸びしながら、ふと考えた。

ウチのゴリラは`81年式、事故車上がりで放置歴15年のゾンビ。
でもコイツよりずうっと若いロードスターに比べ、維持への不安が
ほとんど皆無なんだよなー・・・って。

普通のオートバイに比べても尚プリミティブ極まりない原チャリと
平成生まれの四輪を横並びにすること自体、おかしいけれど。


キカイのジュミョーを決めている要素って結局ナンなんだろう?


そんなことを考えてみたりもする、八月の始まりなのでありますよ。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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