おかえり。 ~親友夫妻と過ごす、お盆休みの或る日~









お墓参り云々で休んだ先輩に代わり「お泊まりシフト」が入ったきつね。

おかげで昨朝が勤務明け、たまたま盆の最終日たる本日もお休み。

まるきりクルマやヒトの気配がない窓の外に不思議な感じを覚えつつ
「思い出し日記」を書いている朝でございます。


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さて、師匠へーさんのギャランを試乗させて頂いた翌日。

起き掛けに「9月並みに涼しいのは助かるけど、天気がなぁ。」と
窓の外を眺めているところに、親友アッシからのショートメール。


「おはよー。今日は遊べそう?」 「うん、とりあえずウチに来る?」

ということで、掃除を済ませたアジトへ白いNDロードスターが到着。

彼らがやって来る間に、何をどう提案していいモンか思案した挙句
「ヨメサンをバイクに乗せてみるテスト」ってなプランを実行へ!


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差し当たり公道に該当しないと思われる川原へゴリラを持って行き、
アッシがヨメのミカちゃんに操作の手順をレクチャー。


「えーっ、両手両足の操作が全部バラバラとか怖いんだけどォ。」

「いやま、走り出したら、後は止まりたい時に両手握れば良いから。」

「エンジンは掛けられたけど、まず最初どうやってどうするんだっけ?」

「左手握って、左足のペダルを踏み下ろして、そおっと左手をリリース。」


ハイ、「初めて乗ったモンキーあるある」・・・ゴリラは元気にカマ首
持ち上げ、ミカちゃんをのけぞらせてしまいました。


「やーもー、信じらんない!なんで?なんで?なんでこうなった?」

「そりゃあ左のレバー、いきなり放すから・・・フツーにゆっくり繋げば
こんな風に発進出来るでしょ?」

「アタシだってゆっくり離したよー?何?やっぱりバイクって怖い!」

「しょーがないなぁ・・・きつね、コレもうちょっと乗って来ていい?」


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「うん」と答える前にアッシ、ブイィィーンと向こうへ去って行きました。


二十代の頃はSUGOや仙台ハイランドのSP400に参戦、その後も散々
大型二輪を乗り継いだものの、最後はドゥカのモンスターで全損事故。

あれから6年で一度もバイクに乗ったことがなく、「シフトの操作とか
もう忘れてしまったかも。」と笑っていたものの・・・。
戻って来た時は「ゴリラってこんな感じだったっけ?」と満面の笑顔。

ふふふ、やっぱり好きなのねー。


彼らの暮らす東京23区では、まず手許に置くにも出掛けるにしても
駐車スペースの確保と確認からコトを始めなければならないそう。

「街中じゃ、コンビニの前に停めといてもキップ切られるからなぁ。
時々125ccぐらいのヤツがあれば、と思ったりもするけどね。」


実は「もしミカちゃんに少しでもバイクの面白さを知ってもらえたら
アッシが購入を思いついた時にオッケー出してもらいやすいかな?」
という目論見があったんだけど(苦笑)、失敗に終わっちゃったか。


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かつてマニュアルミッションのシビックに乗っていた、というミカちゃん。

帰る道々「小さいバイクも大きいヤツも、動かし方は全部あんな感じ?
走っている間じゅう、あんなメンドくさいことやってるの?」と呆れ顔。

「両手両足バラバラに動かすのは四輪のM/Tだって同じだったでしょ。
まずはどこか広いところに行って、ロードスターでシフトの感覚を
思い出してもらうところから始めないとなぁ。」と、アッシ。


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うーん、最初の取っ掛かりはスクーターの方が良かったかなぁ・・・。

春に届いた納税通知書の束にビビッて登録を控えていたけれど。

次の機会に備えてZOOKのナンバー、取っておこうか(←懲りない)。


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アジトに戻って「さて、お昼ご飯はどうしよう?」と再びの三者協議。

冷麺/じゃじゃ麺/三千里のカルビスープラーメン/支所前のホルモン
と、「盛岡来たならコレ食っとけ」的なツボは前回までに一巡完了。

天気が冴えないと見どころが半減してしまう辺りに、そこはかとなく
ド田舎県の哀愁漂っちゃったりする訳でありまして・・・。


いよいよ手許に残された最後のカード、切っちまうしかねーなあ。


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ランチタイムど真ん中、冷夏を逆手に取り行列承知の万歳アタック。

「KING OF コッペパン」の呼び声高き魅惑の殿堂・福田パン本店


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って、おいおいスゲーな・・・駐車場すら順番待ちになる事は既に
「市民の常識」として根付いているため、さほど驚かないけれど。

流石にパーキングスペースをぐるっと見回して「自分のクルマ以外に
地元ナンバー車が一台も居ない」という状況は初体験であります。


隣県界隈は言わずもがな、「山形」「とちぎ」「横浜」「浜松(!)」と
一箇所でこれだけバラエティに富んだナンバーを見られる場所など
もしかしたらココと小岩井まきば園だけかもしれません。


ちなみに・・・来店者の中で気付いたヒト、どのぐらい居たのかな?

駐車場の交通整理にひたすら汗していたオジサンこそが「社長さん」
御本人だったんですけど(微笑)。


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さて、ザッと50人を超える列に並んでいる間が退屈で苦痛か?と
問われると、実はそーでもない。むしろこの時間がアトラクション?


何せレギュラーメニューと限定単品込みで60種!の具材があるのに
「片面ずつ別種を塗ってもらう」or「左右半分ずつ別種の二食パン」
という掛け合わせもオーダー出来るので、すごーく悩むんですよ。

しかも大手製コッペの倍ぐらいある手応えずっしりサイズなので、
一度に食べられる量は大のオトナ男子でもせいぜい2個・・・。


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行列が日常チャメシゴトになっている名店だけあり、入り口の脇には
メニュー一覧表とミキシングや価格設定の説明書も標準装備済み。


界隈の物流倉庫で働く方や馴染みの運転手さんが顧客の大半で、
慣れた雰囲気で手早く発注しサッと買って去る矢巾店では、ここまで
「一見さん対応仕様」のアメニティは無いので、ちょっと新鮮。


しかしオーダーを心に決めて店内に入ると、またしても惑わされる
仕掛けが・・・そう、一覧には乗っていない「季節限定具材」とか
「お店のオススメMIX」がハートをグラグラ揺さぶるんであります。

「さっきのキミのチョイス、ホントに迷いはない?後悔しない?」と。


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きつね視点では「ガースー官房長官の質疑応答の如き鉄板安定度。
どれ選んでもまずハズし無し」と踏んでいるので、アッシ夫妻には
お節介を焼かず存分に「迷って選ぶ楽しみ」を堪能してもらいました。

特にミカちゃんは購入して行くヒトの袋の中を見るなり「アレ一個しか
食べられない!」と絶句していたので、よけい選択が厳しかった様子。


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彼女はツナを、高校卒業以来30年ぶりの福田パンだというアッシは
お約束のアンバター、それとキーマカレー&レンコンシメジのハーフ。

きつねはコンビーフとチキンミート、シュガーマーガリンとヨーグルト
クリームのそれぞれハーフ・・・というチョイスに収まりました。


これも「最終的には3人で5コ買うから、それぞれ好みがカブりそうな
気になるヤツを購入してみんな味見してみるべし」という判断だから
ここに落ち着いたものの、選択に性格が出ていてちょっと面白い。


結論としては「どれ食べてもホント美味しい!コッペパンの概念が
なんか変わったかも。」というリアクションが得られ、ひと安心です。


お皿を片付けていると早くもアッシから「今回売り切れていたけれど
エビカツとかフライ系が気になるなぁ」という声が上がっていたので、
次回から福田パンは「帰省時のお約束」に仲間入りしそうな予感も。


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食後の14時を回っても、予報を裏切り雨の予兆が感じられない午後。


「さっき帰り道で前を通った大きい神社、少し覗いてみたい。」という
リクエストから、腹ごなしの散歩を兼ねて盛岡八幡宮へ。

お盆と言えばみんな行く先はお寺だから、曇天と相まって境内を歩く
ヒトの姿もまばらで観光客も見当たらず、なかなか新鮮な雰囲気。


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亡父から「お前は好奇心旺盛でお調子者。行けば要らないモノを
拾って来るから、用が無い時はむやみに立ち寄るなよ。」と釘を
刺されていたので、きつねは滅多に鳥居をくぐらないんだけれど。

手水舎の傍らにはイタズラ好きの心をくすぐる、面白い表記が。

「むかし初詣に来た時はヒトの群れに圧倒されて気付かなかった」と
敷石に小さく刻まれた干支の文字を探し始める三人。


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「あっ、『戌』見っけ!」 「ここに『申』あったよ!」 「『牛』もあるね。」
「いやいや『牛』は『丑』でしょ。それは『午(馬)』だから。」

大のアラフィフが境内さんざんほっつき歩いて、無事12支全て確認。


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実はさっきの表記の裏に、ちゃんと「答え」が貼ってあったんだけどね。


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本殿をお参りして皆の無事と健康をお願いした後、アッシがポツンと
「あっ・・・鐘を鳴らすのに気を取られて二礼し損ねた。」と呟いたり。

傍らの厄年一覧を眺めたミカちゃんが「うそ、アタシ厄年じゃん!」と
目を丸くしていたり。

いやもう今年も既に2/3が過ぎたんだし、今まで何も無かったんなら
別に大丈夫じゃね?と、慰めにも励ましにもならんテキトーな言葉で
お茶を濁しつつ、岩手県神社庁のある境内を後にしました。


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勤務明けの眠い目こすりつつ、「明日よりは降水確率低いから」と
父方母方の菩提寺をゴリラで回っていると、黄昏を待たずに霧雨。

濡れた服を洗濯機に放り込み、まずまず差し当たり残っているのは
送り火焚くことぐらいか・・・とビールを傾けているとスマホにメール。

「東京までの帰路も10時間掛かりだった」というアッシとミカちゃん、
涼しかった岩手とのギャップで体調を崩さぬよう、気をつけて。


さて次はどんな御当地ネタを用意しておこうか・・・ホントそろそろ
ネタが詰んで来てるんだけど・・・少々手厳しい宿題ですね(苦笑)。
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ジャンル : 車・バイク

初夏のような8月・・・身体に優しく厳しい休息。






8月最初の日記、TOPには「そう来たか!」なアレンジのナンバーを。


言うまでもなく「Sunny」と「September」の掛け合わせ・・・でも、
FMから流れて来てしばらくソレに気付けず不思議な感じを覚えた。


プロは上手いこと混ぜちまうモンだなぁ、カッコいいじゃないか。


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さて実は先月末、「大迫ランブリング」の後にもセローで林道へ
出向いていて、それを書いて「7月の〆」にするつもりだった。

でもねー。思うところと体験記を併せてまとめるには少し時間が
欲しいのと、あまりにもダート系の記事が続いたので。

豪雨直後のあの話は、そのうち気が向いたらUPかな。


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休日の都度に林道行きを繰り返した上、スクランブルで連チャンの
泊まり勤務が入ったために、いささか身体に無理が来ちゃったか。

小笠原諸島へ居座る台風のタービンから叩き込まれる酷い湿度と、
背中から向こう脛までパンパンに張った筋肉に疲労を感じて。

「見返りに頂いた二日半の休日はライディングをお休みしよう」と
意図的にダラダラと怠けることに決めていた。


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ところが皮肉なモンで、どこにも出掛けない・何もしないつもりの
休日に入った途端に最低気温が20℃を切り、あの鬱陶しい湿気も
見事に霧散してしまった。

ちょうど一か月前の34℃連発だった酷暑の日々は何だったのか。
まるで七月と八月を取り替えっこしたみたいだ・・・。

そんなわけで軽く快い風に誘われ、夏眠を決め込んでいたはずの
ロードスターを甲羅干しに連れ出してみることにした。


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ご機嫌伺いの散歩だから遮二無二飛ばすつもりもなく、R106へ。

主要幹線のトラック街道だけれど、ぐったりボケているきつねには
5速に入れられない様なのんびりペースでちょうど良いかな。

ルート沿いの気温表示は26℃、上りでの水温は95℃ぐらいか。
乗り手には心地良い湿度も、エンジンの冷却とは関係ないもんな。


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区界の空は「降る気満々」な濃いグレーの雲に覆われていたから
折り返し・・・でも、ナンボも下らないうちにまた青空が広がった。

下りでの水温は春~秋のアベレージ、82℃で安定している。
そう言えばラジエター・キャップ、しばらく交換していなかったっけ。


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長距離バスで前が詰まり、勇ましい排気音と共に3速へシフトダウン。
コーナーの向こうから交機のCBが現れ、瞬間熱い視線を頂く。

ここんとこ山ばかりウロウロしていたから、白バイ見たのも久しぶり。
「午後の降水確率が下がったところでお出まし」、ってトコかね。


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帰りは岩山へ寄りトイレ脇の木陰へパーク。ダークブルーのボディと
相まって、佇まいは蜘蛛のよう。ロードスターというよりスパイダーか。

コイツを前回引っ張り出したのは、もう半月ほど前のことだったか。

トライアルの師匠へーさん(練習に出向かずスミマセン)から思わぬ
相談を受けてのことだった。

「実はウチの息子が乗り換え候補にNAロードスターを挙げていてね。
実際どんなモンなのか、聞きに来たんだ。」


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百聞は一見に如かず・・・で、師匠に近所をひと回り運転してもらう。

R31のGTS-Rを経て現在は初代VR-4を所有している師匠からすると
さほど刺激を感じなかったのか、さしたる感銘の言葉は無かった。

「くたびれたAE86から乗り換える」という御子息のために、程度が良い
NAの中古はほぼ出ないから維持費はハチロク同等です、と念押し。

実際、ウチのロードスターもハブ・ベアリングやジェネレーターやら
エンジン/ミッションマウントの寿命が、懸案事項になって久しいし。


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しかし数日後、師匠から返ってきた答えは想像斜め上のものだった。

「息子の買い替えが主題だったのに、俺の方が欲しくなってしまって。
グリーンのVスぺ、良いよね・・・でもギャランも手放せないしなぁ。」

いや、なんかもう、そういう展開になりそうな気はしていたけど(笑)。


湿気は抜けても台風タービンから過給される南風は変わらない様子。

高いところと低いところで雲の流れがアベコベの奇妙な空を眺めつつ
例によって何故か20円高い缶コーヒーを片手に、ボンヤリもの思い。


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R4への下り坂で、夏休みと思しき坊やを連れたお父さんとすれ違う。

こちらを見つめる小学低学年だろう男の子に、40代初めぐらいの
父親が何か説明しているみたいだ。


その様子に瞬間、ずっと忘れていた思い出が脳裡に蘇り、ハッとした。


コンパーノ



元は多分ピュアホワイトだったはずの、アイボリー色のスパイダー。
「ダイハツ・コンパーノ。日本じゃ珍しい4人乗りのオープンカーさ。」

厳格な祖父の「乗用車は贅沢品」という意思で商用車以外に購入を
認められなかった亡父、眩しそうに目を細めていた横顔。


あれは確か`70年代も終わりの夏、まだコンパーノは10年落ちだった
はずなのに、とても古いクルマに見えた。


嗚呼もう俺のロードスターって、その倍も齢を食っちまっているのか。


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まだ背筋と腰、向こう脛の傷みが消えない身体をベッドに横たえて
再びのんびり起き出した黄昏時。

晩飯を買いに出掛けようとガレージへ入ったらゴリラが傾いていた。

ロードスターを出した時には気付かなかったけれど、リアタイヤが
パンクしていたのだ。


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一週間前に秋田を襲った豪雨の後、川の様子を見に出向いた際
何か拾って刺さっていたのだろう。

「合わせホイールだから大した手間じゃない、ちゃっちゃと直すべ」と
思ったら・・・・ハブからスプロケまで全バラにする羽目に陥った。

むかし二十歳の頃、ヤマハ・フォーゲルのパンクを直した時には
もっと簡単にホイールを割れた記憶があったんだけどなぁ。


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徹底的に脱錆処理しサビチェンジャー塗りたくった効果を二年後
こういうカタチで確認するとは思わなかったけど。

その後の腐食が見事に止まっているホイールへ安堵しながら
タイヤをじいっと観察して行くと・・・オマエかよ、犯人は。


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切削片と思しき長い鉄屑のトゲ、いったい何処で拾ったんだろう。
ガレージの中じゃないよな?(床掃除はサボっちゃダメ絶対。笑)


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たかがパンク修理のために何だかんだで14箇所もボルトとナットを
着脱させられた上に、手順の要領が悪すぎて結局二時間掛かり。

身体を休めるはずのショート・バケーションで背中のこわばりを
よけい進めている成り行きに、自分で呆れたりもしたんだけれど。


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作業を終えた21時、ぐうっと背伸びしながら、ふと考えた。

ウチのゴリラは`81年式、事故車上がりで放置歴15年のゾンビ。
でもコイツよりずうっと若いロードスターに比べ、維持への不安が
ほとんど皆無なんだよなー・・・って。

普通のオートバイに比べても尚プリミティブ極まりない原チャリと
平成生まれの四輪を横並びにすること自体、おかしいけれど。


キカイのジュミョーを決めている要素って結局ナンなんだろう?


そんなことを考えてみたりもする、八月の始まりなのでありますよ。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

愛すべき、へんてこりん。









きつねのブログで、TOP動画に音楽以外のものを置いた例は
たぶん数えるぐらいしかないと思うんだけれど。

「アナログでアナクロなメカメカしたもの」が好きな友人には、
どーしても見て欲しかったんです・・・コレ。


まずエンジンの掛け方からして、ちょっとおかしなことになってる。


キャンプするつもりもないのに、とりあえずバーナーに火を灯して
おもむろにフロント下の置き台へセットする。

んで、脇の小窓から中身を覗いて「頃合いになったべか?」って
ところを見計らい、傍らのハンドルを力いっぱい回してやる。

そいでもって、大きな身震いと共にドンパンドンパン言い始めたら
始動ハンドルは運転席へ・・・はい、ステアリングに化けましたよ♪
(おいおいっっっ!)。


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超雑食系乗り物ジャンキーの間で「トラクターに関しては国内最大
かつ孤高の展示館」とも噂される富良野の「土の館」を訪ねた際に、
きつねが一目惚れしてしまったのがコレ・・・ランツ・ブルドッグ。


「農業用トラクター」と言えば、フツーのヒトが古から現代に至るまで
連想するのは、直立させた複数気筒エンジンを前後方向に積んだ
スカイラインやフェアレディZみたいなロング・ノーズでしょう。


でもチョロQみたいなズングリムックリのランツさんは、違うのです。


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きつねン家の住人で言うなら、モンキーやゴリラと同じ前倒しの単気筒。

しかも今ではほぼ絶滅した「焼玉式2ストローク・セミディーゼル」という
ダウンタウンブキウギバンドとか暴力温泉芸者的な、ワケの分からない
奇ッ怪なエンジンを搭載している次第なんでありますね。


「プラグって何ソレ美味しいの?」「燃料は、燃える油なら何でもイイよ」
「滅多に壊れないけどパワー無いし不器用だし、掛けるのメンドくさいよ」


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こと`90年代までのクルマやバイクに関しては車種とかその特徴も概ね
マスターしているきつねメなんでありますが・・・。

だからこそ、よけいに心を魅かれるのかなぁ。

今では特殊な分野でのみ生き残っている「2ストのディーゼル」って
その仕組みが多岐に渡っていて、とても興味深くて面白い。


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クルマとバイクの趣味を通して知り合った知人や友人からは、
「輪っかの数を問わない金属フェチ系スピード狂の吟遊詩人」と
評されている節もありますが(←どんなだ?)、それはさておき。

実はきつねメ、速度の領域を問わず「触れて乗って気持ち良くて
面白かったらジャンルなんか何でもイイよ」という生き物なんです。





LANZ BULLDOGで検索を掛けると、産まれ故郷のドイツでは未だ
ファンが多い人気者らしくて。
戦前期から最終型(このカッコのまんま20年以上作られたそう)まで
いろんなバリエーションのランツさんを見つけられるんですけど。

なんかね、「乗用車みたいにカッコ良くなりたいなー」「キャタピラも
履いてみたいなー」と自ら化けたように見えて、可愛いんですよ。


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遅く不器用で煩くて煙たくてメンドくさく、ちっとも地球に優しくない
旧式のトラクターなんだけれども。

「牛とか馬よりもラクでパワーのある農機を作んなくちゃ!」と
昔のヒトが一生懸命考えたような。

もしどこかが壊れても、町の鉄工所とか鍛冶屋のオヤジさんが
腕まくりで直してくれそうな、ランツ・ブルドッグ。

クルマの方から挨拶されたり注意されたり道案内されたりするより。
こんな乗り物と暮らす方が、きつねは幸せになれる気がするのです。

テーマ : 車関係なんでも
ジャンル : 車・バイク

Time Goes By・・・。






からん、からん。


「よーお、きつねくん。何だよ、郵便屋かと思ったらオメーかよ。」

「えーっ・・・ありゃ、マギさんっ!お久しぶりですー。」

「メット持って入って来た割にバイクが見えねぇな。何乗って来た?」

「アハハ、今日は用足し回りのついでだったから、ゴリラ。」

「なんだ、だから音で郵便屋と間違えたのか。ハーレーはよ?」

「車検取ったけど、丸一日晴れる時じゃないと出す気になんなくて。」

「ハァ・・・したら、今乗ってンのはゴリラとスポーツスターだけか。」

「あっ、いや、ここには乗って来ないけど、古いセローもあって。」

「はー・・・ソレ良いな。軽くてサッと乗れて山も入るに良くてな。」

「それに比べると、大きくて重いヤツはどうしても出番が減ってね。」

「ンだなぁ、俺も1000RR、去年は三回しか乗ってねェんだよ。」

「でも手放さないんでしょ?『乗れない』と『乗らない』の違いは
あまりにデカいから。」

「バハハハ、上手ェこと言うなあ。そうそ、手許にさえあればな。
乗る気になったら乗れるんだから。」


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「クルマはナニ乗ってらのよ?まだあの赤いロードスターか?」

「アレ、14万超えたところで融雪剤で下回りが錆だらけになってね。
悩んだ挙句に乗り換えました・・・もう15年ぐらい前だけど。」

「・・・してヨ、次は何買ったのよ・・・?」

「色違いのテンハチ。今度は腐らせたくないから普段は安い軽。」

「相変わらず一本気っつうか生真面目っつうか、好きなんだなぁ。
俺もアリスト仕舞ってあるけど、普段はポンコツのジムニーさ。」

「二輪でも四輪でも、気に入ったヤツをずっと乗り換えずにいれば
台数が増えても持っていられるもの。」

「そんだなァ。それが結局、いちばん安くつくんだ。修理代も税金も
新車の月々のクレジットほどは、カネ掛かンねぇからな。」

「安月給でも全部養えてンのは、独り身でローン増やさないから。」

「それはみんな、同じさ。ほい、お会計・・・んだば、また会うべし!」


からん、からん。


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マギさんはゼッツーやCB750フォアが現役だった頃からの飛ばし屋だ。
マッハの500や750の乗り味も、歴代GSX-R750や1100の変還も語れる。

但しそのラフなライディングスタイルからホームコースのカウントには
載ることの無い「裏番」として走って来た、誰もが知る生き字引だ。

そして・・・実は自転車小僧だった中学生の頃から、きつねのことを
ずっと通して知っている、数少ない「オヤッサン」でもある。

「タバコ、止めろ。どうもチャリでウィリーしてたワラス(子供)の
時から印象が変わんなくて、どうにも調子狂って似合わねェから。」

健康に悪いから、とか、無駄銭投げてるようなモンだから、とか。
そーいう正論のしたり顔じゃなく、「キャラが合わないから止めろ」。

ひねくれたきつねでも、そんな親しみ故の忠告は心に入って来る。


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社外のマフラーからK6Aの音を響かせ、昔気質なダブルクラッチで
ひょっこりと背の高いジムニーが駐車場から去って行った。

「マギさん、ちっちゃくなったね。もう、お爺ちゃんなんだもんな。」

「何年か前に、大病患ったからね。でも本人の前で言っちゃダメよ。
あれでも未だに、口の悪さは一級品なんだから。」

「アハハ、毒吐く元気がなくなったら、マギさんじゃなくなっちまう。」

「そうね。ニンゲンが丸くなるのは歓迎だけど、元気でなくちゃあね。」


調理場に向かうオカミは、軽く振り向くと小さく片目を瞑ってみせた。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

メンテの日、初乗りの日。









今日は久しぶりにSaTo Mansionの公式MVから、一曲選んでみました。

ホントは冬の間にも何度か載せようと思ったものの、動画の背景が
ちょっと季節に合わないので今まで見送って来たんです。


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フツーの庶民が生きるための毎日って、充実していてやりがいがあって
常に楽しかったりする訳じゃないんだよね、実際。

どこかで無理してどこかで感情を押し殺してどこかで開放してなんとか
その日その日を生き延びて、その延長線上に明日がある・・・っていう。

殊に「ヨメサンコドモという存続意義のある世界」を持たない独り者には
陽気なオールドスクールの旋律から、やるせないリリックが染みて来る。


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「あら?ニイチャンにはアタシを養う義務があるんじゃなくって?」

おっとっと、こりゃあ失礼しました、女王さま。


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「ひとりごと」を主題に詞を書くなら、下手にメッセージを気取らないで
このぐらい独白に徹して欲しい。

むしろ建て前で飾らない等身大の本音に、きつねは魅かれるもの。

自分や聴き手に嘘をつくのなら、墓まで持って行く覚悟のクオリティを。
ストーリー・テラーの資質が無いのなら、裸を晒す覚悟のリアリティを。

例えばフィクション・ノンフィクションを問わず、読者の心を掴む本には
この二つの要素が必ず色濃く宿っているもの、と自分は考えています。


ここんとこ、たまたま金曜ロードショーで日米のアニメを目にしていて
ファンタジーとリアリズムの追求やバランスに気持ちが向いたせいか
ちょっとメンドくさい前口上を据えてしまいました・・・ハハハ。


あっ、5月に盛岡で凱旋ライブがあるんだっけ。早くチケット取らなきゃ。


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さて・・・いよいよ車検の期限が迫った我が`03スポーツスター。

車体各部のボルト類を点検し、次にエンジンを掛けて周囲に緩みや
異常が見られないか、アイドリングで様子を診ていたのですが。

ひと冬寝かせた後だとやっぱり、何かしら症状出て来るなぁ。


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かつてのカワ〇キ空冷以上に雑把な加工精度や材質故、多少の
オイルの滲みは「オヤクソク」と心得ているつもりだけれども。

暖機中の硬いオイルで10秒に一滴タレるとなると、些か車検ライン
通過に支障をきたしてしまいます。

滴が垂れているのはオイルフィルター直下のノブに付く配線コネクター。
ってことは、たぶん油圧の有無で表示灯を司るスイッチだね・・・。

まあ、漏れている場所がピンポイントな分だけ対処しやすいのかな。


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そう言えば昔、このノブを「フィルター交換時に予めオイルが抜ける
便利なツマミ」と勘違いしていた時期があったんだっけ。

きつねの勘違いはさておきフレームのダウンチューブど真ん中にある
コイツをどうにかするには冬眠前に交換したフィルターをもう一度外す
必要があります・・・そう、工具を回せるだけのスペースが無いのよ。


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ここでやおらウォータープライヤーを握り、少しずつ時計回りに銀色の
ノブを締め込み始めるオイラなんでありますが、何か感触がおかしい。

「締まる気がしない」どころか「むしろ緩んでいる気がする」という(笑)。

少々不安に駆られて来たので自室に戻ってネットで検索してみたら・・・
あーなるほど、ハーレーってそういう考え方で作ってんのねー・・・と。


UC プレッシャーSWの説明


言葉でも写真でも上手く説明し辛いことなので、さくさくっと落書き。

つまりきつね的にはノブとプレッシャースイッチの間にあるパッキンを
締め上げるつもりだったんだけど、実はそういう構造じゃないんです。

プレッシャースイッチは「まるっと一体構造でフィルターハウジングに
ネジ込んであるだけ」・・・要は「締めるつもりで緩めていた」のね。


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アレって微妙にテーパーネジになっているのか。確かにプライヤーを
逆回転で回したら少し抵抗が増したので、再度フィルターを取り付け。


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一時は「通販でプレッシャースイッチAssy取り寄せ」→「継続車検に
間に合わない」という危機感に焦ったけれど、燃料コックをOFFにして
キャブのガソリンを燃やし切るまで数分間アイドリングを続けてみても
もうオイルが垂れることはありませんでした。


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元旦に取り付けたフィラー交換タイプの油温計もちゃんと働いています。

エンジンから距離を置いたドライサンプのタンクでこの温度なら、本当は
更に熱いオイルが循環しているはず・・・それでも漏れて来ないのなら
今度こそ指摘ナシでラインを通れると思います。


UX_20170403203046a81.jpg


車検の予約は無事に取れたし、後は当日午前に民間の予備検査場で
排ガス濃度と音量、ライトの照角を確認調整出来ればOK。

一応万事に備えて武蔵坊弁慶の如くバックパックにインチ工具とウェスや
パーツクリーナーを詰めて背負って出向くつもりでいますけどね(笑)。


だって予約した車検の翌日には、前回の期限が切れてしまうのだから。


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日暮れまでスポーツスターの車検支度に追われた前回の休日に引き換え
日中ギリギリ雨予報を覆した勤務明けの今日は、セローを起こしました。


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実はアジトに帰ってひと眠りした午後に歯医者の予約を入れていたから
まだ冬眠から目覚めさせるつもりはなかったんだけれど・・・。

病院を後にした黄昏ちょっと前の時点でも意外と気温が高かったので
じゃあバッテリー繋いでひとっ走りしてみようか?って気になったのね。


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冬季にオーバーホールを済ませてもらったフォークの動きはしっとりして
あまりの滑らかさに動き始めのキッカケがつかめないほど違う。

初動からシームレス、奥に沈むに従ってグウッと踏ん張るような猫足の
感触・・・これがヤマハのサスの持ち味なんだよね。

フロントがシッカリした分だけリアサスのヤレが顕著に出るかな?とも
心配したけれど、丘への上り下りを軽く流した程度では不自然さナシ。


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ってかバイクは気温が10℃を切ると、やっぱ楽しく乗れないわ(笑)。

盆地の市街地とは東京タワーぐらいの標高差しかない丘なのに、
日陰だと市内ではとっくに姿を消した残雪が未だ残っておりました。


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久々に感じる暖かい缶コーヒーのありがたみを嬉しく思いつつ、
セローの冬眠明けのささやかなお散歩タイムはオシマイです。

30年近く前の個体なだけに今期もあれこれ老化に伴うメンテを訴えて
来るかもしれないけれど、なにしろ今となっては他に代え難い相棒。

その都度直していっぱい道草食って、いろんな景色を眺めに行こうね。

テーマ : 修理
ジャンル : 車・バイク

プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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