局地戦闘機と、通好みの影武者と。 ロクジュウゴマンエン、という選択肢。







うーん、やっぱり「血が騒ぐ」というか「寝た子を起こされる」というか。
とにかく文句なくカッチョいい。


「バイク以外に連想出来るマシンがあるもんかい!」と叫びたくなる
ドッカンドッカンなツーバスのビートと劇ッ早いギターも最高だけれど、
プレイする彼女たちのイキイキした表情がいい。

一瞬ギターとベースを同時に回す離れ業で沸かせるシーンからも
腕自慢ならではの「ごまかしの利かない一発勝負のステージが
たまらなく好き」というマインドが、こっちにビシバシ伝わって来る。


きつねメが彼女たちのハードナンバーを聴きたくなる時は、ちょっと
刺激的なサムシングを得た時なんでありますが・・・はてさて。


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先月のブログ更新が、なんとたったの二件!で終わっちゃったのは
「月の半ばに風邪を引いてしまったから」です。

実に四年ぶりとなる風邪・・・実感としては、微熱が引かないと足元が
地に着いていないような奇妙な浮遊感が付きまとう、ということ。

それから「鼻が詰まる=嗅覚がふさがれる」というだけで、五感が全て
鈍ってしまうということを再確認させられてしまいました。

まー、あれだ・・・クルマ走らせている時、背後から数秒眺めただけでも
「携帯片手に運転するドライバー」「イヤホンしたままチャリ乗ってる奴」
がすぐ判る、っていう根拠。

自身の行動も周囲に対する感性も、五感のひとつを奪われただけで
全部ドロップするんだよね。

モノゴトの見方が平たくなって心が動かなくなるのは、感受性とか思考が
相当にセーブされている何よりの証拠。

・・・そりゃあブログ書く気も失せますってば・・・ねぇ。


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そんな中でも薬で強制的に熱を抑え込んで出向いた先は、花巻空港の
旧ターミナルで開催された「モーターサイクル・フェスタ」。

各メーカーやショップさんの垣根を越え、限られたスペースにズラリと
並べられた「今年の新作」「今が旬の新車」をボケナスーっと眺めたり
旧知のスタッフさんたち(世間では「昔のワルいオトモダチ」とも言う)に
遅ればせながら新年のご挨拶回りをしたり。

新車買う気もカネもサラサラ無いけど、これらの要件が一箇所で済む
機会はここしかない!ってのがホンネだったりします(←こらこらっ)。


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ただ・・・今回はひとつ、エポックな出来事がありました。

きつねメにある意味「エキサイティングなセイシュンの日々」を添えて
大きな影響を与えてくれた悪友・Kちゃんの勤めるお店が、県内初の
KTM正規代理店となったこと。

ハーレーやドゥカ、BMWといった「乗らない人にも知られるブランド」に
比べると圧倒的にマイナーなメーカーなので、ピンと来ないヒトの方が
まだまだ多いと思うんですが。

「現代版スーパーセヴン」「ナンバー付きのフォーミュラマシン」として
マニアに知られる公道上の狂気・X-BOWを産んだ会社だ、と言えば
少しイメージを掴んでもらえるでしょうか。


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キャッチコピーは「Ready To Race」!・・・オーストリアって、確か
一応理知的なゲルマン民族の国だったと思うんですけど・・・。

正直ほんとガチのレース屋、オトナ毛があんまり生えてないです、
この会社。

二年前、「北の師匠」くまさんから03年モデルのDUKE640をお借りした際
つくづく思い知らされました。「やべェよこりゃ、キ印だよ。」と。

確かにキャブやマフラーを換装することで、更にスープアップしていた
個体ではありましたが・・・「軽くスリムでポジションも楽そうじゃん?」
とか見た目でナメて掛かったら、このマシンに確実に食い殺されます。


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どこの世界に160km/hからまだ加速したがる獰猛なビッグシングルを
公道向けにリリースするバカが・・・つか、まんまレーシングユニット
積んだバケモノじゃねーかよコレ・・・。

もし理性を失えば免許が無くなり、タイヤをケチれば命を取られる。

4スト単気筒としては俄かに信じ難いリッター8km!という極悪燃費と
数千キロ単位でのオーバーホールを求められるエンジンの設計は、
きつねメのインプレが決して大げさではないことを裏付けていました。

確かに数値の上では直四のリッターSSの方がハイパワーだけれど、
640の単気筒の質は「低速から溢れる滑らかなトルク」なんかない。

むしろ「クラッチ繋いだ瞬間からナマの爆発力で地面を蹴り飛ばす」
真逆の荒々しさの持ち主だったんでありますよ。

いやマジでシビれます、アレ・・・数日後、夢でうなされました(実話)。


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「柴犬のつもりがドーベルマンだった」ぐらいギャップに叩きのめされた
きつねメへ、Kちゃんの後輩であるN川くんが告げたところによると
「ええ・・・現行の690DUKEも、多少信頼性が上がったとは言えども
性格は概ね640と一緒。あまりに狂暴過ぎてビギナーに売れません」。


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しかし近年のKTM、やっぱり全然オトナ毛が生えないなりに実は別枠で
「斬新な飛び道具」を提供しております。


・・・だからよー、どこの世界に125のフレームに400積んじゃうおバカな
会社があるんだよー・・・あんまりオッサンを喜ばせてくれるなよ・・・。


「あー、小せェ方はインドだよインド。バジャジ・エンジンだからよ。」と
ヘラヘラ笑ったかと思えば、微熱で着崩れたきつねメの上着直しつつ
耳元で「そろそろウチの客にならんか?好きなんだろ?こーいうのさ。
なんなら次のロットで一台押さえといてやるぜ?」と囁くKちゃん。


いやン、耳たぶに息を吹きかけないで・・・ハンコ捺しちゃうン(アホ)。


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「1000km当たり500はオイル喰っちまうから2ストだと思ってくれ」とか。
「一万走ればタペットとバルタイが怪しくなるからカマ開けてくれ」とか。

375ccで44馬力とか圧縮比が12超えてるとか、ボア×ストロークが
89×60のショートストロークでレッド一万越えとか、スペック見ただけで
ナンバー付きとしては十分に狂気の沙汰だもんね。

空飛ぶ円盤みたいなカッコのスカートがまるっきりないピストンやら
刃物みたいに鋭利でペナッペナなクランクウェイトが目に浮かぶわ。

それを125と共用のフレームに乗せちまってんだから、そりゃアンタ
切れ味も加速も現行国産400なんかテキの内にも入らないだろうさ。

これでよく二年もメーカー保証付ける気になれるよな・・・参った。


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若かりし頃、ヤマハのSR/SRXシリーズで散々ワインディングに通い
腕を磨いた経緯があるきつねメなんでありますが。

しかし・・・その天狗の鼻を下り一発でポッキリ折っちまったマシンが
たった一台だけ、おりました。

それは鮮やかなブルー・メタリックの、スズキ・グース350。

当時ほぼほぼレーサー・レプリカのディメンジョンと謳われたソイツは
左に巻いた下りコーナーへのアプローチで、もう正にNSR250Rと同じ
ラインを描いて瞬時に姿を消してしまいました。


グース


これにはつい先日、当時の常連とバッタリ再会した際に意外な後日談を
聞かされる、というオマケがついて納得した次第なんですが。

さておき・・・きつねメが過去ヤマハ・シングルを乗り継いだ経緯も知る
件のN川くんに「最近の国産モタードとかグースに比べて、どうよ?」と
直球の質問を投げかけてみると、彼はニヤリと親指を立てました。

「インド産でも正価65万円の値はある、と思って下さって結構ですよ。
250の方だけど春には試乗車を出しますから、ぜひ味見してみては?」


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テイカロクジュウゴマンエン、コミコミハチジュウ二マンエン。

今の「扶養家族」を一台たりとも手放せないきつねメにとっては、
いくら金利ゼロパーセント・ローンという餌をブラ下げられても
当然養えるワケがございません。


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「あー、SRX600と同時所有していた主力戦闘機のゼファー750って
新車が65万円だったよね。俺はコミコミ30万の中古買ったけど。」

微熱によるクラクラなアタマで、また要らん勘定をしつつフワフワと
場内を彷徨っていると、またしてもロクジュウゴマンエンの新車と
遭遇してしまうワケですが。


あれ?いや、なんで今までコレという選択肢に気付かなかったんだ?


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たぶん懐かしい名前に先祖返りしてくれたから、目が行ったのだろう。
スズキSV650。

元々わりと小柄なボディを、マットブラックの塗色が余計に地味に
見せてしまっているけれど、そのスペックデータに目からウロコが。

この車格で車重200kgに75馬力・・・構成とコンセプトは異なるけれど
動力性能上は「かつての愛機」ゼファーと相当近い存在なんです。


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ここからは・・・そうだね、「かつて山賊のハシクレとして某街道の
トンビの末席を汚した身の、とあるオジサンから聞いた話」・・・
という前提で、語らせてもらいましょうか。


車重200kgの75馬力ってのは、凡人の腕なら案外絶妙な落としどころ。

よく耳にする「実用的で身の丈に合った使い切りの利く性能」という
インプレッションは、一見刺激に乏しく非常につまらなく響くよね?

実はそれ、ちょっと違う。ここで言う「使い切り」を実践出来る腕前の
乗り手なら「持て余しの100ps」の背後を始終突き回せる、ということ
なんだよなあ。

逆説的な視点で言うなら「100psマシンのポテンシャルを使い切って
走らせられるライダーってのは、実はそう多くないよ」ってことさ。

そのために必要とされるのは、人並み以上の動体視力と反射神経。
身の危険を察知するための第六感をも含めたシャープなセンス。

平々凡々たる普通の青年がしつこく何年も何年も同じ道に通った挙句
悟ったのは、「俺の資質ではナナハンより上の性能は扱えない」という
ひとつの結論だった。

速いマシンも良いサスも嚙むタイヤも、ぶっちゃけカネで買えますわ。
でも乗り手の資質だけは、なんぼカネ積んだって買えないんですよ。

だからオジサンは「経験」を積んでコースと愛車の挙動を覚えたのです。
それだけが、貧乏な凡人でも手に出来る唯一の武器だったのだから。

例えばの話、ギリギリ60km/hで曲がれるコーナーなら毎回きっちり
60km/hで旋回する、ということ。

65km/hで突っ込んだら命が危うくなるけれど、55km/hじゃ無駄に遅い。

そのコーナーがなぜ「60km/hなら曲がれる」と、知っているのか・・・。
それはジワジワと少しずつ少しずつアプローチの角度を変えたりして
毎回ちょっとずつ、進入速度を上げて行ったから。

でもね、ここをリッタークラスのハイパワー車で毎回60km/hカッキリとか
それ以上の速度で進入して行ける乗り手は、そうそういなかったんだよ。

もし経験の浅い身でソレをやれるとしたら、むしろ2スト250のNSRやTZR。
アレは軽い上に性能が手の内にあるから、乗っていて怖くないんだろう。


「MOTO GPライダーへの憧れ止まず」とか「一度は世界最速のマシンに
乗ってみたい」とか、そういう純粋な動機は大切だから、否定したくない。

でも、ハイパワーこそ正義、ハイパワーこそバイクの頂上だ、としか
捉えられていないなら・・・そのうち、思いがけなく地味ィで小さなヤツに
その「お金で買ったプライド」をバッサリ斬られる日が来るかもしれない。

意地悪い話だろ?・・・でもね、だからこそバイクは奥深くて面白いのさ。


ネットでは炎上騒ぎが怖くて、もう誰も武勇伝的な話が出来ない時代。
そんなわけでアンタがコレ、代わりに書いてくれないか?

いい加減15年も前の話となれば、もうそろそろ時効だろうし、さ。
ヒトならぬ化けギツネのアンタなら猶のこと、角は立たないだろうから。


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ロクジュウゴマン、ロクジュウゴマン、コミコミハチジュウマンエンナリ。

微熱の引かない身でフワフワと、なるべく車通りの少ない道を選び
30kmの道のりを戻ってくる道すがら、マイレージはオイル交換の
距離を刻んでおりました。


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11月末の交換から三か月足らずで、2500km。結構伸びたねぇ。

震災の前年に26万円で買ったけーたろー、現在足掛け7年乗って
まだまだこの先もコキ使う気満点なんでありますからね。


ロクジュウゴマンエンなんて、出さないよ?出さないんだってば!
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ジャンル : 車・バイク

2月の新年会は、山中秘かに。 ~ニュートラル・マインドの理由~







今日のTOPには、先日jinさんから頂いたコメントにちなんで懐かしい
`80年代YH社のCMソングから。


今でこそ衝突安全基準が煩い中でも変わらず低いボンネットとか
端正なボディライン、縦置きエンジンを頑なに守るBMWに対して
一目置いているけれど、以前はあまり好きなメーカーじゃなかった。

ただ、特異な経緯から生まれたM1と並んで何故か6シリーズだけ
別格的に好きだったのは、このCMの刷り込みのせいかもしれない。


しかし使用曲に関してはきつねメ、実はもう少し後の稲垣潤一版と
寺尾聰版しか覚えていないんだよね・・・何でだろう?


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さておき、日差しが日々強さを増すにつれて少しずつ寒さが緩む
今日この頃ですが。

先週末はお馴染み「北の師匠」クマさんのお誘いを受けまして、
毎年恒例の新年会へと出向いて参りました。

昨年までは隣り町の某キャビンを借り切っての開催でしたが、
今回は諸事情により県北某所の温泉宿へ舞台を移しての宴。


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「きっと盛岡はもうほとんど雪がないと思うけれど、県北地方は
しばらく冷えて荒れたから、移動時間には余裕を持って来てね。」
との連絡を事前に頂いていたものの、山向こうはホントすげー。

この雪の深さは、もしかすると西和賀方面とタメ張れるかも。

但し普段の倍の移動時間を見込んで出発したものの、ちょうど祝日に
当たったこともあってか交通量が少なく、R282の流れは順調そのもの。


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チェックインの時間に対してあまりにも早く到着しちゃったので・・・
界隈の県道や林道に探りを入れて、ちょっと遊んでしまいました。

この辺は春~秋にセローでウロウロするクセが抜けないからなのか。
はたまた腹下の高いけーたろーの走破性に好奇心が疼くからなのか。


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「おほー、エンジン付きのボブスレーみたい♪」とオトナ毛抜けたまま
はしゃいでいたら、久々にオイルが焼ける臭いを嗅いでしまったのは
ナイショということで・・・時期的にも、そろそろ交換しなくちゃだね。


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ちょっと背中に汗をかいたところでお宿のパーキングへ出向くと、
正にジャストタイミングでクマさんの愛機・サンバーS/Cと御対面。

「こっちの朝はここんとこ-10℃台連発だわ、連日春先みたいな
ボタボタ重い雪が降り積もるわ、酷いモンだよォ」と嘆くクマさん。

そうこうしているうちに陸奥湾界隈から遠路はるばるやって来た
いちごさんも到着し、御挨拶もそこそこにイソイソとお宿の中へ。


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暖房の利いた室温が屋根に載った分厚い雪を解かすため、か。
軒先から地面にまで届いている巨大な氷柱(つらら)が圧巻です。

「やー、こんなの盛岡界隈じゃしばらくお目に掛かったことないわ」
と独りごちつつ、差し当たって温泉へGO・・・露天こそ無いものの
とろみのある泉質で、肌の弱いきつねにも優しい良いお湯でした。


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これまた彼方の県南からやって来た「秘宝館男子」くわさん一行や
お店を閉めてからフォレスターを駆り飛んで来たハンコさんを待ち
夕食の座敷へ。

・・・これねー、ホント写真に撮れば良かった・・・。
とにかく期せずしてメンバー全員から「おおっ!」と声が上がった程
料理が豪華で、すき焼きから刺身から山の幸まで何でもござれ。

「これならおつまみ、ナンも買って来なくて良かったね」(笑)。


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最初は忘年会としてスタートし、既に十回近く開催されている中では
かつて様々なゲストさんがいらっしゃって。
普段「身近な二輪のアニキ」としてお付き合い頂いているクマさんが
実は相当に広い交流と人脈を持つことに驚かされること度々でした。

新年会にスタイルを変えて開催時期が定まったこの頃、お馴染みの
メンバーが概ね決まって来た(仕事の関係で1月~2月が忙しいため
なかなか来られない、という方もいる)感があって。

それぞれ違う指向の二輪乗りながら、まったりと「アレってどうなの?」
「今年出るらしい○○、どんな感じなんだべ?」とかビールを重ねつつ
二輪よもやま話はあっち行ったりこっち行ったりしつつ夜も更けます。


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「税金上げられるわ手一杯だわで、そろそろ所有台数を絞らないと」
なんてクマさんと話しつつ、ホンダ旧車にめっぽう詳しい反面でKTMを
振り回すYさんの「CS90は今が狙い目かも?」なんて声には少しばかり
心が揺れる一幕も・・・いや買わないよ?もう増やせませんってば!

「CL90のシフトドラムを組めばパターンも簡単にリターンになるよ。」

だーかーらー・・・でも好きなんだよねぇ、実用車とスポーツモデルの
ギワギワなダサカッコ良さには、昔から心魅かれるものがあって。
ゴリラよりも少し高速巡行向きで、もうちょっと遠くへ散歩に行ける。

って、あれ?単に手元のXLR80をさっさと組めば済む話では?(笑)


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ウチの場合、昨年の新顔は地味で小さなZOOKだけという面もあって
さしてエキサイティングな話題を場に提供出来なかった訳ですが。

それは裏を返せば「自分の中の定番と方向性が落ち着いた」事とか
ストーブ・リーグの最中で気分的にもニュートラルな事とかが理由に
なっているんだと思います(ブログ更新の落ち方も、それ故かな)。


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皆さんと笑顔をかわし、白銀の八幡平ルートを使って独り戻る道々。

かつてのトキメキと引き換えに長年所有の道に腰が据わった経緯を
なんとなくもの思いしながら、アジトまでクルージング。

時流の中で空冷やキャブといったきつね好みのメカニズムは淘汰され。
販売台数減少に苦しみつつ環境対策に追われて仕方なく作った様な
高価な新型車か、あるいはアジア戦略車の国内販売しか出て来ない。

欧州はユーザーによるカスタマイズを否定する向きの法規が進む様で
こっち方面でもやっぱり息苦しい閉塞感が否めないわけで。


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バブル期を挟んで売れに売れた前後十年の機種の値上がり、残り香を
宿すモデルが生産中止に追い込まれた故の、昨今の最終型高騰祭り。

そして反目するように異様なほど盛り上がる、スーパーカブの人気。

過去を基準にするから愚痴ばかりになってしまうのは自分でも分かって
いるものの、やっぱり今の時流にはシックリ来ない、納得行かない。

裏を返してポジティブに考えれば、既に手持ちのお気に入りだけで十分
この先も楽しんで行ける、ということでもあるから。

それが「ニュートラル・マインド」という落とし込みに至っているのでしょう。
もちろん懐具合の薄ら寒さと感受性の鈍化も、否定はしないけれど。


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「華々しかった過去を振り返って嘆くより、今を楽しまなきゃ、さ。」

くわさんから渡された、セロー用のキャブレターセッティング・パーツ。

そう遠からず訪れるだろう予備エンジン乗せ換えの際に、ありがたく
活用させて頂きます・・・ありがとう、くわさん。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

部屋のリメイクに、思うつれづれ。 ~続・続「断捨離デイズ」~






今日は前回と対照的に、二輪的なグルーヴを持つ和楽器バンドから。


リズム隊の躍動と旋律のフローの調和が絶妙なせいなのかな・・・。
フォアには望めないビート、ツインでは得られない滑らかな伸び。

この曲を聴くときつねメは何故か無性に三気筒の単車に乗ってみたく
なるんだよね。


今年はトラのスピード・トリプルやヤマハのMT-09に試乗してみようか。


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バイクたちを寝かせて二ヶ月、北東北の長い冬もやっと折り返し。


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そろそろちょっと「乗りたい気分」が疼いてますが、空の青みとか
日差しの強さこそ少しずつ増していることを実感出来るものの。

本当のところ最高気温がプラスに届くか否か?という厳冬真っ盛り。

怒涛のアジト断捨離祭りの勢いを駆ってガレージ整備に向かいたい
という願いも、あまりの寒さでドアを開けた瞬間に萎える日々です。


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そこでここ最近は「不用品を捨てる・処分する」段階を脱したことから
部屋やリビングの片付けとレイアウトの再構築に凝っておりまして。

巣穴整備の目標は、「ビジネスホテルの個室プラスアルファ」。

というのも、ツーリングやドライブでビジホとか民宿に泊まる都度
思うんですよ。

「あー、本当はこんなモンで、十分暮らして行けるんだよねぇ」と。

ズボラな独り暮らしで物を溜め込んだ自分にはベッドとテレビ以外
何もない「清潔スッキリ感」は、新鮮で快く感じられるものでした。


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故に旅から帰りアジトの扉を開ける都度、散らかり放題の部屋に
実はいつも自己嫌悪していた次第なんでありますよ。


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そんなわけで今度は「常時使うもの」「使わないけど必要なもの」を
仕分けし、第二コンセプトとして「段ボール箱を極力視界から消す」
方向で片付けて行きます。

ここで先月クローゼットの中をザックリやっつけた効果が発揮されて
捨てられないけど当面使わないものをバンバン仕舞うことに成功。


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今回最大の仕事は、ほぼ300枚程あるCDから手元に残すものと
保存するものの区分・・・そのためだけにたっぷり半日以上を
費やす羽目に陥りました。

そんな成り行き上、洗剤に漬け洗いしたCDの具合を確かめる為に
何年も 寝かせていた四半世紀前のSANSUIを活かしたのですが。

チープな入門仕様なのに、今聴くとすげェ良い音するんだわ。


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最近だとラジカセやマイクロコンポでFMを、動画にある曲はPCで聴く
暮らしが続いていたから、いつの間にか耳が鈍化していたのかな。

まるで軽自動車からシーマやクラウンに乗り換えたような新鮮さに、
今回改めて「容量がデカい機器の底力」を見直しました。

但しリモコンは、かつて酔った挙句にタンバリン代わりに叩きまくった
お陰で 壊れていたため、慌ててヤフオクで落札(←お馬鹿過ぎ)。

既に存在しないメーカーなだけに、こういう時はほんとネット様々。


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そんな顛末は差し当たり横に置いといて、結論としては当然ながら
「ビジホ並みのスパルタンな部屋作りは逆立ちしてもムリっす。」

立って半畳寝て一畳的な修行中のお坊さんや受刑者じゃあるまいし。
年がら年中そこで暮らすためのモノは、どうしても溢れてしまいます。

ただ、そんなドタバタの中でもひとつ、悟ったことがあるんです。
「年齢なり・環境なりの価値観は部屋の作り方にも出るんだな」と。


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例えばネットの検索欄に「クルマ好きの部屋」「バイク好きの部屋」と
入力して画像を探すと、とにかくコッテコテかバブリーの二者択一。

クルマに例えるなら、前者はエアロ盛りまくって大径タイヤを噛ませ
ベタベタなシャコタンにしたドレスアップや、フルラッピングの痛車?

流行りのパーツに大枚はたいて原形をとどめないカスタムを施した
ハーレーとかビッグスクーターにも似ている気がします。

対して後者は、フェラーリやマセラッティをガラッと並べて悦に浸る
成金長者みたいな雰囲気で、それも品格的にどうなのかなー、と。


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いずれにしても貧乏性の中年ぎつね的には、居心地の悪い巣穴に
なりそうで・・・やっぱり「枯れた素の雰囲気」へ振ることにしました。

大体そのうち、置いた物の数や棚の量だけあちこちに埃が積もる。
雑巾掛けにしろ掃除機掛けにしろ、クリーンアップし辛くなるだけ。

趣味的な飾りつけも「差し色としてハイベッド下の一角のみ」と決めて、
まずはシンプルにまとめておくことに。

クルマもバイクもオンナノコも、スッピンで美しいに越したことは無い。
手を掛けた分だけ佇まいが崩れるなら、素のままの方がマシだ、と。

20台前半の頃はやっぱり「改造してあればあるほど凄くてエラい」と
思っていた自分でも、齢を経る毎にソリッドな志向へ傾くようです。


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さて、勤務明けの鈍い身体とアタマを無理やりフル回転させたお陰で
昨日の内にリビングも概ね片付いたので・・・。

今日はちょいとのんびり、温泉にでも出掛けて来ますか(←老化?)。

テーマ : 地味にコツコツやってます
ジャンル : 車・バイク

断捨離活動が掘り起こした過去。 ・・・或る昭和模型少年物語・・・







今日のTOPは、ひいきの地元バンド・SaTo Mantionが新たに動画へ
UPしたナンバーを。


・・・「亡霊が 彷徨ってる 俺の心を 返してよ 返してよ」・・・かぁ。


クローゼット断捨離活動の途中で発掘してしまった過去の自分もまた
もしかしたら亡霊のようなもの、なのかもしれません。


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年の瀬ギリギリまで延々続行した「アジトの大規模クリーンナップ」。

その中で出現した、以前の大掃除でも捨てるに捨てられず今まで
生き残ったサバイバーたちは、小説や漫画だけではありませんで。


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以前に何度か「久しぶりに模型を作ろう」と意気込んだり、或いは
コンビニで入手したミニカーへチョッカイ出すべく買い込んであった
プラモデル用の塗料なんかは、その最たるものなんじゃないかと。

ある意味「`60~`70年代産まれあるある」、この世代までの男子は
ジャンルこそ違えど何らかのカタチで模型作りに接していたはずで。
かく言うきつねメも特に小学生の頃、プラモデルで遊んだクチ。

ただ・・・我々`70年産まれは、ひと回り上の世代とも下の世代とも
少しだけ異質な、独特の経緯を経た面も併せ持っています。

ひとつは`80年、自分が小学四年の時に大ヒットした「チョロQ」。


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おそらくあえてプラモをラインナップに持たず、しかし童心目線を
見据えたタカラだからこその「トミカとプラモの隙間を撃つ刺客」。

トミカと同じ値段で買え、ダイキャスト製の手応えがない代わりに
コミカルでキュートな可愛さとゼンマイで走らせる面白味があった。

これはオトナになって企業で働く身となった今の視点で眺めても
「ひとつの商品企画として素晴らしい展開だったな」と感じます。

まず就学前の幼児にとっては純粋なオモチャとして捉えられたし、
プラモ世代の小学生は自己流に改造する遊び心の余地があった。

またブレイク後はその勢いを駆って、作り込みを精密にして行ったり
マニアックな車種もリリースしたりすることで、免許取得後のオトナが
愛車のキーホルダー用として購入する例も、よく見られたんですね。


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そしてきつねの世代だけがピンポイントでハマった知られざるブーム。
それが「H/Oゲージのスロットカー」。


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自分がその存在を知ってのめり込んだのは中学生の頃に通っていた
ラジコン専門店でした。

当時(`84年頃)は多分オーロラAFX製が細々と輸入されている程度で
市内の他の模型店や玩具店では扱っていなかったと思うんだけれど、
「限られたコースの上でスロットルしかコントロール出来ないものの
猛スピードでレースが出来るトミカが現れた!」と大興奮した訳です。

やがて`80年代も後半になるとゲーム大手のエポック社がTYCOの
同スケールモデルを扱い、全国的にプチブームが巻き起こりました。

「否、そんなブーム知らないよ?」という同世代も多いとは思いますが
未だにきつねメの元に残っているこのボディが、何よりの生き証人。


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・・・実はこれ、まるでラジコンさながらのクリア・ボディなんです・・・。

一般市販品がABS樹脂製故に重心が高くてカーブでよくコケた為
「だったら上屋を軽くしてやろうじゃないか!」とオトナ気ないヤツを
量産しちゃったのが、今は無き模型の殿堂・恵比寿の「Mrクラフト」。

なにしろ商売の相手がオトナだったから多種多様にマニアックな
車種がリリースされていて、ヒネた高校生の自分を大いに刺激して
通販でアルファロメオGTVやホンダS800のボディを手に入れた次第。

ついでにチューンドモーターとかダウンフォース強化マグネットという
飛び道具まで仕込んだため、せっかくバイクやクルマが好きな友達を
巻き込んだというのにブッチギリで、結局シラけてしまったりもしました。


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こうして模型に限って振り返っても「`70年産まれって案外過渡期を
経験している世代なんだなぁ」と、しみじみ考えさせられます。

例えば乗り物の世界を離れて、もう一つ・・・十代の後半に夢中に
なったトイガンの方向で歴史を紐解いても、時代の移り変わりを
体験して来たジェネレーションなんです。

きつねメより前の世代は「弾は飛ばない代わりに薬莢が飛んで
重さと火薬の音、匂いを楽しめる」モデルガンが主流でした。


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次世代の我々が求めたのは「音が出ない代わり弾と薬莢が飛ぶ」
「重さはない代わりに安く手に入る」マルゼンのハンドガン。

しかしルールを確立したオトナの戦争ごっこ・サバイバルゲームへ
メインストリームが移って行くと、あれほど喜ばれたはずの薬莢が
邪魔になって「ケースレス改造キット」が出回り、ついにメーカー自ら
連射性と命中率に特化したサバゲー・スペシャルへ突き進んで。

最終的にかつては夢だったフルオート射撃の利くガスガンを産み、
更に消耗品のガスを買わなくてもバリバリ撃てるマルイ電動ガンが
サバゲーのフィールドを制圧するに至ったわけで。

その一方では「ガスだから出来ること」、リアルな反動とアクションを
味わえてモデルガン好きを唸らせるクォリティを追った別ベクトルの
ブローバック・モデルも、ゲーマーとは違う筋に人気が出たりしてね。


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中古のタミヤや在庫処分特価で得たAYKのラジコンを手にしつつ
結局ハマらなかったのは、「夢中になる前に免許を取ったから」。

ティーン・エイジャーの頃のきつねが模型やチョロQ、スロットカーに
求めたものは「本物を買えない・運転出来ない」事情の手慰み。

クルマにしてもバイクにしても、やっぱり実車を操る以上の快感を
模型に対して求める気になれないから・・・なのでしょう。


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今回こんな話題を持ち出した理由は「過去の遺物を掘り出した」
というネタの他にもう一つ、キッカケがあるんです。


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それは新年の神棚に掲げるお札を頂きに紫波古稲荷神社へ向かう
途中で立ち寄った新規の小さな模型屋さん、「まこと工房」への訪問。

ここ、セローで林道を走った帰り道やゴリラでの散歩で昨年通っては
入ってみたいけれど寄るべきかどうか迷ってスルーし続けたお店です。

どこの街でも駄菓子屋さんやプラモ屋さんが次々と姿を消していく中で
「あえて」新規開業したとなるとコレは絶対何かあるな?と気になって。
今回は時間に余裕があり、思い切ってお邪魔してみた次第なのです。

平日の昼間で他にお客さんが居ないのを良いことに小一時間も
店主さんとしゃべり倒して持ち帰ったのは、ありきたりな1/32だけ。


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でもね・・・勇気を出してドアを開けてみて良かった、納得しました。
流石というかやはりというか、お店のサイズがサイズだけに店内の
品揃えはかなり限られているものの、とにかくディープなんですよ。

きつねよりひと回り年上のマスター、プロのモデラー(組立製作者)で
ありつつ元々は某四輪ディーラー勤務でバイクも銃器も大好きなヒト。

まさか模型屋さんでSUGOサーキットでのスポーツ・ライディングとか
ポルシェタイプ・シンクロの旧式日産車、果ては四輪の足回りやら
駆動系による操縦性の違いをバトルトークする羽目になるとは(笑)。

もちろん模型に関しても、シロウトには考えてみることすら無かった
ハイレベルな事情も伝授されたりして、勉強になること盛りだくさん。

「オーダー頂ければ1/24で、貴方の愛車を再現します」・・・かぁ。

タミヤのNAロードスターもお店の棚にあったので、予算の折り合いが
付けば紺きつね号のリアルレプリカも作ってもらえてしまうんだわ
(作例としてホイールまで再現したS12シルビアが展示してありました)。


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これがKeiの方となると、どのメーカーでも商品化していないだろうから
フル・スクラッチですんごい金額になっちゃうと思うけれど。

冗談はさておき新年早々、まず愉しく面白い出会いに恵まれたことに
感謝しなければいけませんね。

テーマ : ミニカー
ジャンル : 車・バイク

青春は、色褪せた背表紙の中に。 





今日のTOPには、あえて思い切り季節外れなナンバーを一曲。

こういうアレンジを施されると角松っぽさが際立つなぁ・・・という
ゴタクはさておいて。


最後の 夏を 忘れない 帰りたい 二度と 帰れない 不良たち

最後の 夏を 胸に秘め 過ぎ去れば 皆 さよならの 不良たち


憧れのサーフィンはおろか、小さなボディボードですらヘルニアで
挫折したきつねメ。

それでも・・・このサビには、思いを重ねる過去があるのです。


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ここ十日ばかり費やした断捨離活動で何度もクリーンセンターや
最終処分場を往復し、トータル1/2トンに及ぶ不用品を片付けて。

今はようやく「空きスペースの整理と活用」という細かな段階へと
シフトしているところです。


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処分したものの中には、持ち上げようにも持ち上がらないほど
段ボールに詰めた文庫本も数箱分あったけれど。

「読み返したくなる」「誰かに勧めたくなる」「今の自分のルーツに
なっている」ような本だけ残す・・・と基準を定めた結果、高村薫と
浅田次郎、佐々木譲で7分目という偏った選択に落ち着きました。


そうそう、数か月前にponさんのトコで盛り上がった赤い背表紙の
片岡義男モノ
も、今回の整理でゴソッと発掘する顛末が。


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「とっくの昔に処分したもの」とばかり思っていたのに、過去数回の
大掃除でも捨てるに捨てられなかったんだなぁ、その時々の俺。

内容はどれも「行間が全ての雰囲気小説」的なスカスカさだから、
読み応えとかカタルシスなんかは求めるだけ無駄な物語ばかり。

ただ、読み手の脳裏に浮かぶライディングシーンが鮮烈である故に
ある時には旅心を、またある時には現役時代の名機への憧れを
呼び起こすんです。

きつねがバイクに乗り始めた「原点」のひとつは、確かに片岡小説に
ありました。


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それからバイクブーム華やかりし頃の作品群の中では地味なものの、
逆にそこにリアリティがあった「ペリカン・ロード」も全巻保存。

長編漫画にありがちな「競争して勝ってまた競争して勝って」という
マンネリ無限ループに乗らず、時間軸に忠実に主人公が成長する。
いつまでも等身大で進むストーリーが、きつねは好きでした。

「主人公や仲間の愛車は何故かことごとく不人気車になる」奇妙な
ジンクスもあったけれど(笑)「`80年代の空気を色濃く反映している」
という意味でも、手許に置いておきたい作品なんであります。


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そして未だ唯一、最新刊を購入し続けている芦奈野ひとしさんの
シリーズも、いつでも取り出せる配置でストック。

「作中にたくさんの謎を抱えておきながら、その伏線を最後まで
回収してくれない」と不満を抱く向きも少なくないけれど。

パラレル・ワールドのおとぎ話に徹した方向性なのだから、そこは
流して独特の世界観を楽しむ質のものなんじゃないかな、と。

どの作品にも共通する「肌触りのいい、ゆっくりとした時の流れ」。
「暮らしの中で確かに感じるのに忘れがちな、瞬間ハッとする何か」。

こういう抽象的な事象を描写出来る作家は、稀だと思います。


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世間的には「名作」と呼ばれるヒット・コミックも、多々あったけれど。
購買し続けることを途中でやめた「イニシャルD」「湾岸ミッドナイト」
「キリン」は全て、二束三文で某古本チェーン店へ叩き売りました。

どの作品も、好きでした。どの作品にも、思うところはありました。
でも競い続けることの虚しさから来るマンネリと違和感に逆らえず
読むのを止めてしまったんですね。

それでも「あいつとララバイ」を捨てられなかったのは、これもまた
自分の中のルーツだから。

ノーヘルで常に街中全開、何度引っくり返っても死なない主人公と
全損にならずに走り出すゼッツー・・・まず前提として、在り得ない。

だけど、バカバカしくてしょーもないはずのフィクションの中にそっと
ムチャしたことのあるヤツだけが頷く、深い教訓を差し入れている。


「生き残れるのは幸運な星を持っているヤツだけ」というマキオ。

そしてカワサキ・マッハを駆る赤木が、かつて死神扱いされた謎。

「走ることが楽しい、それだけでいいんじゃない?」と問い掛ける
主人公、研二のスタンス。


万年二軍~三軍級ながら、山賊として峠通いに明け暮れた日々。
もう現役を退いて10年以上経つ今になって読み返してもなお、
「ああそうだ、そうだよね」と思うところが多いのです、良くも悪くも。


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たまに古本屋で見つけては、気になるところだけポツポツ買っていた
「あいつとララバイ」。

まあ、乗るに乗れないストーブリーグ真っただ中の時期だけに。
読めば読んだで余計に昔の血が騒ぎ、「飛ばせる単車が欲しい!」
とオトナ気ない世迷い事を呟き始めるのも目に見えているけれど。

初期の退屈なラブコメ編は飛ばし、ライディングに重きを置いていた
後編だけ買い揃えてみようかな・・・と改めて思う年の瀬であります。


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それでは・・・少々早いけれど、皆さま、良いお年を・・・!


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P/S

もう一か月近く前のネタになるものの、書き損ねていたので追記。


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安本シートさんにリメイクをお願いしていたウチのセローのシート、
オーダー通りの仕上がりを得て戻って参りました。


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春先に入れ替えてもらったアンコがワンシーズン乗って馴染み
段付きになったこと、走行中にどうしてもお尻が前へズレてしまい
ポジションが窮屈になることから、「前方に向けてアンコ盛り」に。

新車時からの表皮がまだ柔軟さを失っていなかったおかげで、
作業自体はスポンジの作り直しのみで済んだそうです。


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少し大柄な体格のためオンロード上ではベルトより若干前方に
座ることが多いことも伝え、自然なシルエットが崩れない程度に
同部の座面を広めに作ってもらったのですが、そこも希望通り。

引き取り時にはオヤジさんとやり取り出来なかったけれど、
スタッフさん曰く「『今度こそ大丈夫!』と言ってました」とのこと。


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オーバーホールを済ませたフロントフォークと併せ、来春の楽しみが
もうひとつ増えました。

あっ・・・その前に、既に取り寄せてあるキャブ周りやコック関連の
ゴムパーツを交換する、という宿題を忘れないようにしないとね。

テーマ : 冬支度
ジャンル : 車・バイク

プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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