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きつねメ、平成最後の「二輪乗り納め」・・・? ~おやすみ、カラス号~








ここンとこ、愛車たちの冬眠関連記事ばかりですみません・・・
(台数分だけ記録するので、毎年11月は投稿数が増加傾向)。

晩秋という季節柄、どうもマイナートーンな曲に偏りがちなので
今日はあえてPOPな方へ振ってトップナンバーを選びました。


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元気でね サヨナラは 終わりじゃない See You Again!

あれ?結局やっぱり「冬眠」のお題に沿ってるのか(笑)。


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さて「二輪の乗り納めにはもうワンチャンあるかも?」と期待を込め
最後まで寝かさずにいた、「カラス号」ことDトラッカー125


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以前は例年勤労感謝の日の頃、何故か必ず20℃近くまで
暖かくなるバカ陽気があったものですが。

今年はハズレらしく、週間予報をどう眺めても最高気温は
右肩下がり・・・「もうワンチャン」は無ェな、こりゃ・・・。


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「今日より暖かい日はもう来ない!」と着膨れ倒し、午後から
カラス号を連れ出しました。

但し、遠野で陽射しに騙され涙目になった前回の教訓を生かし
岩手山とのツーショットで撮り納め」と割り切って、隣り町へ。


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邪魔なものが映り込まないポイントとなると、西根辺りまで
出張ることになるかなぁ・・・と考えていたら、いや笑った。

裏四十四田から何となく普段使わないルートへ右折したら、
軽く丘を越えたところでアッサリ、それが撮れちゃったから。


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対面の姫神山まで、ここワンポイントで両方とも眺められます。
こんなところに、こんな開けた風景が隠れていたなんて。

セローで散歩している時、とっくに見つけていてもおかしく
なかった場所なんだけどなぁ・・・不思議、不思議。


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同じような場所を同じような天気の日に走っていても乗り物や
スピードが違うと、視野が拾うものも自然と変わって来る。

多分無意識にセンサーのチャンネルが切り替わるんだろうね。

サイズとパワー、装備やスペックの数字が多いほど良いとは
限らない・・・小さいバイクにも「ならでは」な世界があるもの。


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「日向ぼっこの季節は終わりだけれど、黒バッタに乗る兄やん、
どうだい?オイラの庭はなかなか素敵だろ?」


牧野に暮らす大柄な彼は一言、みぃん?と小さく囁きました。

ねこの世界や視野にも、ヒトには分からぬ愉しさがありそうです。


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陽射しの美味しい時間だけ、のんびりプラプラと60kmそこそこ。
かじかむ手や頬を暖める、熱い缶コーヒーの感触が愛おしくて。

ツーリングごっこの範疇だけれど、原付に乗り始めた17才の頃
こんなことばかり繰り返して喜んでいた感覚が戻って来ます。


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二輪店へ預けに向かうのか、帰りの幹線路で時折りすれ違う
バイク乗りたちの多くから「御挨拶」を頂きました。

カラスの車格は原付以上・本格派未満の中途半端さなので、
シーズン真っ只中だとシカトされちゃう事が多いんだけどね。

※ゴリラだとカブ乗りさん以外からの御挨拶は皆無です(淋)。


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昭和30年代の初頭。亡父がDSKやYD-1を駆った頃はもう
そんな「単車乗り同士の御挨拶」が根付いていたそうな。

みんなきっと、去り行く季節が惜しいんだろうなー・・・。
強張った身体のまま左手を挙げ、大きく会釈を返す面々。

「お互い寒い中、ご苦労さん!来春また、元気で逢おう!」
ヘルメットのシールドを通し、束の間マインドを交わしました。


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帰宅して早々、西日の射すガレージで熱いオイルを抜いて。
冷え込む前に大慌てで、ひと通りの冬眠作業をこなします。

オイルとエレメントの交換、エアクリーナーのリフレッシュ、
最後にバッテリーの取り外し・・・という工程は他車同様。

ただコイツはインジェクション故、「キャブ内に残ったガスを
燃やし尽す」セオリーだけが必要ないんですね。


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入れ替えるオイルもセローやゴリラ同様、ヤマハプレミアム。
これで4リッター缶をほぼほぼ使い切った勘定になります。

毎度同じことを書くのもナンなので作業解説はサボりますが、
「事前に調べておいて良かった」と感じた案件をひとつだけ。

これねー・・・本当に不思議なことなんだけれど・・・。


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社外のオイル・エレメントを買うと付属して来るOリングって
直径こそ近いものの、太さがDトラ/KLX125の蓋に不適合。

250と共用のフィルターなので、そちらの蓋に合ったサイズ?
だったらOリングも同寸で設計するのが常識に思えますが。

きつねメはカワサキ屋さん勤務の悪友Kちゃんに取り寄せて
もらってあったので、特に困りもしないんですけどね。


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それにしても・・・なんでこんなゴチャゴチャなエレキの塊を
メンテのたんびに開閉する様なエアクリーナーBOXの蓋に
括り付けちゃうかなぁ・・・。

自分が設計者なら、バッテリー裏とか下とかに纏めると思う。
やっぱりカワサキって、ちょっと風変わりなメーカーなんだわ。


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コンプレッサーでタイヤへ少し多めにエアを詰めて・・・と。

残念ながら洗車と磨きを掛ける前にFMから「あ、安部礼司」
が流れて来たので、本日の作業タイムはこれにて終了です。

カラスくん、済まん。ブラッシュアップの機会は、また改めて!
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COOL COLD RUNNI`N. ~匂いの消えた秋に~







子供の頃、街でもTVでもYMOやシャカタクが混ぜこぜで流れていた
世代なせいなのか。きつねはフュージョン的な音作りに魅かれる。

今日はお題に即して、淡々とフロウして行く曲をひとつTOPへ。


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講習会のため丸一日机の前に縛られて過ごした疲れからか。
前夜早々にダウンしたおかげで、翌日曜は早朝に目覚めた。


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天気予報は夜まで降水確率0%、最高気温15℃・・・しかし
放射冷却バリバリで朝の気温が3℃!とな。

大気が暖まるのを待ち、冬眠させずに残していたカラス号を
引っ張り出したものの・・・否やっぱ寒い!


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行き先を考えあぐね、暖機がてらとりあえず岩山へ上る。
暁には雲海の下だっただろう市街地、グッモーニン岩手山。

店を開けたばかりの茶屋で、ホットの龍泉洞珈琲を求めた。
オヤジさん曰く「10℃切ると朝組の常連さんも来ないね。」


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この冷え込みでは北に向かう気になれず、東も西も峠越え。
そーなると行き先は南一択、ってことでR396を走り出す。

お手軽なコイツだって、じきに眠らせなきゃいけなくなるだろう。
今のガソリンは極力使い切り、新鮮な燃料に入れ替えたい。


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いつもの「しらいし屋」で次の缶コーヒーを求め、ひと休み。

国道の流れに乗ってクルーズすると概ね5500rpmキープ。
一定回転でミリリーンと歌うエンジン音を聞き続ける事になる。

この感じは何かに似てる、と思ったら屋台の発電機のソレだ。


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先にスーパーフォアを停め、やはり缶コーヒーを飲んでいた
ライダーがひとり。

「風が冷たいっスねぇ」と声を掛けてみたら、驚いた様子で
振り返った彼は・・・。

なんと先月の異動まで長いこと隣の職場にいた、トシさんだった。

「今からちょっと沿岸の現場を見に行って来る」とのこと。
もう11時だもの、タッチ&ゴーのトンボ返り。気を付けてね。


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「結局俺は、遠野ひと回りでオシマイかな」と見当をつけて。

こんにちは、伝説と民話の街。


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春~秋にはSL銀河が長く停車する遠野駅は、その駅舎まで
カッチョいい。

盆地のこじんまりした佇まいによく似合う、シックな建屋だ。


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ただ、ここ10年ぐらいで観光地っぽく整備された街並みは
妙にお行儀よく厚化粧されてしまい、往年の侘び寂びが
むしろ消えてしまったように思える。

おもてなし感UPと捉えれば、それもアリなんだろうけれど。


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旅の友から街のアシへも都合よく化けられる原付二種なれど。

けーたろーにブルーノを積んで来て何度か自転車散歩を試みた
街の中は、今日はスルーで。

郊外をぐるりと回って、古のTOHNOを探す方向で行くかな。


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しかし「民話の里」は、何故かヨソモノの化けぎつねに対して
いつも意地悪をする。

どうしたものか、毎回遊んでいる途中に天気が変わるのだ。

今回も正午を回った途端に貞任峠から冷たい風が吹き降ろし、
見る見る日を陰らせてしまった。


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「なあなあ、河童どん。これはどうしたモンかのう?」

「そらぁ、早池峰の山の神さんはツンデレの気分屋だからナ。
他所の眷属には尚のこと、しばしば剣呑な顔を見せるのサ。」

「・・・美人さんあるある、ってヤツか。参ったね・・・。」


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山も街も見かけはいいが、この辺はスッカラカンなのさ、って。
ポルコのセリフを真似てみる。

50連もの風車が並び、空気の澄んだ日なら遠く大槌の海を
眺望出来る丘。

しばらく行ってないよなあ。来年セローで来ることにするか。


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少しでも日の差す方、明るい方へと回って行けば自然に
盛岡の方へと戻されてしまう雲行き。

鼻が痛くなる手前ぐらいの風だけれど、気温としてはまず
15℃まで上がっているはずのない体感。

ふと気づいた・・・そうだ、今日は土の匂いが全くしない。


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本当は綾織辺りでR396へ戻る心積もりでいたのに何故か
左折し損ねてしまい、県160/馬越峠越え一択に陥った。

凍える身体に思考回路まで乗っ取られたか?延々木蔭の
サドマゾいルートを選ぶ自分のおつむを疑ってしまう。


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否、もうひとり阿呆がいた。コレで安心だ(←はあ?笑)。
SV1000を駆る彼もまた、オフ用にランツァを持っているそう。

自販機もない極寒の峠で長々とバカ話に興じられる訳もなく。
ロッソコルサを履いたVツインは「どこかで、また!」と去った。

・・・いやだからキミ、戻った方が良いって伝えたのに・・・。


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木々の葉は全てと言っていいほど落ち、路面にすら跡形もない。

遠野市街経由オンリーだと遠回り過ぎるから、なのだろうか。
枯れ切ったこの奥の細道、実は冬季も通行止めにしないんだよ。

「谷底に何台の骸が落ちているか見当もつかない」とされている
笛吹峠も同様・・・妖怪の里の道路事情・七不思議だわ。


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シーズン中は水汲みの人々が列を成す「稲荷穴」まで降りるも
人影は皆無で、長い冬の眠りに就いた様子。

湧き水の給水口もバルブを閉められ、甘露は得られなかった。

周囲の丸裸な林が、残ったモミジを一層鮮やかに魅せている。
ふうっと洩れた溜め息に、メットのシールドが白く曇った。


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まだまだ午後浅い時間なのに、空がとても白い。

里の自販機で熱いほうじ茶を求めてひと口含んだ瞬間に
舌が軽く痺れ、ようやっと気づいた。

馬越峠を越えて来る間、無意識に息を止めて走っていた。
そうか、と得心する。もう終わったのだ、この場所の秋は。


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帰宅するなりブーツを脱ぐ間も惜しく風呂を沸かしに浴室へ。

「まだ日没まで間はあるさ。洗車は後回しだ。」と熱い湯へ
身体を浸けると・・・四肢の先端がいつまでもビリビリ。

鼻先の感覚がゆっくり溶けて行く心地良さに、悟った。
装備を固めたつもりでいても、風邪を引くギリギリだった。


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最後はひたすら耐寒我慢大会になっちまったけれど、でもね。
今日走ったことを、きつねは全く後悔なんかしていない。

あの澄み切った空の下では、いずれバイクを出さなければ
納得出来なかっただろうから・・・。

道中すれ違った数多くの着膨れライダーたちもまた、帰路で
同じことを思っているのに違いない。


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11/11は、平成最後のバイカーズ・ホリディとなるだろうか。

それとも、もうワンチャンのインディアン・サマーを期待すべきか。

さしあたりカラス号の冬眠は、もうちょっとだけ保留としておこう。

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台風一過の休日、初めての挑戦。 ~メッキリム・バイクのタイヤ交換戦記~







昨日は「ほぼほぼ24号レプリカの台風25号来襲」というニュースを
鵜呑みにし、「じゃ床屋にでも行くか?」と丸々捨てて掛かっていた
日曜休。

ところがフタを開けてみれば25号、事前予報とは相当ズレた筋で
日本海の沖をとっとと去って行ってしまいました。


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・・・とは言え、車庫のシャッターを鳴らす突風で目覚めた朝に
いつもの床屋へ電話しても、受話器を取ってもらえる気配ナシ。

「昼を回った辺りには空模様も落ち着くでしょう」というFMの
アナウンスを信じて重い腰を上げ、カラス号ことDトラ125の
タイヤ交換を試みます。


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過去にトライしたことのある車種は、今も愛用するセローと
ゴリラ改、過去所有車のフォーゲルとズークぐらいかな。

ゼファー750との付き合いが長かった自分には「カワサキの
リアアクスルと言えばエキセン式」
のイメージが未だ強くて。

Dトラのチェーンを張った時は、この中身が分からなかった。


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いざバラしてみると、なるほどね!スイングアーム・エンドには
中子が一体で組まれてあり(写真撮り損ねた)、バラシ前後でも
チェーンの張りが変わらない仕組みに・・・ふむー、やるなぁ


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きつねンちのマシンの中では最新鋭(7年落ちですが。笑)
だけあって、ハブ・ベアリングの状態も良好です。

ホントはバラしたついでにグリス補填を目論んでいたけれど
手許に予備品のないハブ・シールに阻まれて見送りました。


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今回のテーマは、「最後までリム・プロテクターを使うこと」


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野戦修理も視野に入れているセローやら元々オンボロである
ゴリラとかズークでは、レバーをモロ挿しで使って来ました。

だって厚ぼったくてメンドくさいんだもんアレ(←本音)。

しかし程度の良いカラス号は、鉄リムのメッキもピカピカ。
出来る限りキズを入れたくないなー・・・ってワケです。


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事前にPonさんからは「これ、リムの中央が髙くて深いから
そこにしっかりビード落とせば意外とラクじゃないっか?」

との励ましを頂いていたんですが。

8インチのズークや4輪のキャロル(12インチ)よりマシだけど
やはり14インチの小径ホイールとビードが硬いダンロップの
組み合わせ、ビギナーにはメクるのが相当ツラかったっス。

チューブに穴を開けずに済んで、まず取り敢えずのひと安心。


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今回は9000km時の交換、先代タイヤは2016年末生産品で
「まだ鮮度を保った柔らかさのハズ」と踏んで挑戦しました。

次に履かせるタイヤは20週目/2018年生産なる刻印から、
初夏辺りにインドネシアより渡って来た品じゃないかなぁ・・・。

7年で現状一万キロに届いていないオドメーターを眺めると、
「これで何本目のリアタイヤなのか?」に邪推が働きます。


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♪知らなければ 気になるけど 知り過ぎれば 心が痛い♪

懐かしい小田和正の初期ナンバーが脳裡に響きつつも。

前後リムの一部分にだけ極小さな点錆の痕跡が残る事から
カラス号には「長期放置」の過去があるのでは?と推測。

きっと新車時に履いていたタイヤは摩耗ではなくヒビ割れを
起こして、今回外したものに取り替えられたのでしょう。


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初心者にとってイラッとする案件の一つがチューブの口金と
ホイールの穴、そしてタイヤの軽点を一致させること。

世知辛い日々のシガラミよろしく「彼方を立てれば此方が
立たず」
、ダイヤル式の古い金庫を連想する一幕です。


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因みに日本には脳へ高精度ベアリングを仕込まれた改造人間が
いるらしく、☆こんな気の利いたもの☆(こーいうアイテムにこそ
アファリ貼りたい)
が商品化されていたりします。

きつねメはコレ開発したヒトと握手したい、否マヂで。

・・・ってか知ってんなら事前に買っとけ、俺のバカ・・・。

絶叫すると御近所に妙なレッテルを貼られかねないため、
♪トントントントン 〇野の2㌧♪と呟きつつ振動で引き出し。


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もう両膝もろとも全力中年でタイヤのビードをリム中央の窪みへと
追い込むものの、全て嵌め終えるまでに費やした時間や体力は
セローのフロント(21インチ)比で2倍掛かったんぢゃなかろーか。


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最終的に「ええい、コイツは俺のバイクだ!責任は俺が取る!」
今回のコンセプトをかなぐり捨てて、禁断のレバー生挿しを強行。

俺、こんな整備シーンに直面する都度、つくづく思うんだよねぇ。
「お客の愛車に傷ひとつ入れずに作業する本職って尊いよな」と。

素人DIYは結局のところ、工賃節約とリスクの抱き合わせだもの。


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隣りの奥様の視線を気に掛けつつ貰いモンのコンプレッサーを
バカバカ鳴かせてパンパン!と威勢よく両ビードを上げまして。

「組み込みでチューブ噛んでいないと良いんだけどなー」って
祈りながら、油カスのこびりついたチェーンをお手入れします。


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それからスイングアーム内側やピボット周り、フェンダー内やら
チェーンガードといった、普段は手の入らないところも磨いたり。

2.0kpaのエアを突っ込んで30分経っても内圧が変わらないなら、
初心者ぎつねのタイヤ交換は無事成功!ってところでしょう。


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サイズも銘柄も全く変わらず同じだけれど、何故かカッコイイ!

タイヤを新品にしただけで不思議と少し佇まいが違って見える。

輪っかの数を問わず「そういうこと」、皆さん経験ありません?


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朝に届いた地元FMパーソナリティの言葉通りに強風が収まった
午後、お昼ご飯を求めるつもりで「ついで」のテスト・ラン。

過ぎて行った台風改・熱帯低気圧の置き土産、南風を孕んだ
田舎道の大気は想像以上に快く、ついつい距離が延びました。


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印象としては、「あれ?かなり乗り心地が硬くなったかな?」
まあコレ、ちょっと考えてみれば分かる理由なんだけれども。

押して分かるぐらいペナペナになるまで擦り減らしたタイヤに
比べたら、コンパウンドの厚みが増した新品はしなりません。

その代わりとても素直にコロコロ抵抗なく転がりスルリと寝て、
長くRの巻いたコーナーも一定角のバンクで安定しますね。


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もともときつねの心の趣く方へ逆らわず、どこまでも従順に
素のバイクライフをもたらす性格の持ち主ではあるけれど。

手を掛けた分だけ調子を上げて応える非力なオートバイって、
ハイパワー機とはまた別の愛おしさを覚えます。


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いやもうコレどうしようか・・・淡々と10月の匂いや日差しを
楽しんでいたら、食堂はおろかコンビニに入る間すら惜しくて
すっかりお昼ご飯のタイミングを逃しちゃったよ・・・(笑)。


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肉厚を増したタイヤのお陰でフラット・ダート程度ならパンクの
心配も皆無となりました。

遠回り承知で他車に急かされる国道を避け、のんびりプラプラ
並走する田舎道を探しての阿弥陀クジみたいなランブリング。

きつねメの気分はすっかり、赤トンボのソレなんでありますよ。


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イワテ×イナカミチ×ジュウガツノクウキ×ジソクゲンツキ。


自然と終始概ね法定速度のクルーズ、そこにはダイナミックさの
欠片も宿らない至ってささやかなコラボレーションなんだけれど。

こんな穏やかな味わい方もまた、オートバイ・ライフのひとつです。


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普段遣いの四輪に、経済的な負担の少ない原付二種をプラス。

普通自動車免許で乗れるようになったら、こーいう愉しみ方も
多くのヒトに親しまれるんじゃないか・・・と思うんだけれど、ね。

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草原の黄昏は束の間、風を留めて。 ~陰鬱を脱する予兆、10月最初の休日~







「なんでみんな、このタイミングかな」と溜め息つきたくなる。
そーいうことって、無いですか・・・?


折角の9月を丸々「暗澹憂鬱」に持って行かれたきつねメ。
悩みのタネはシゴトの案件だけじゃありませんでして。

いや、リミットがいずれ訪れることは分かってたんだけど。


その相手が「右がお終い・・・じゃ次は左で」とは簡単に
片付かない重さを各々帯びて、故に心のバラストになる。


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それはあの当時、ずーっと先のことだと思っていたのに。
気付けばもうそーいう歳かよ俺、と遠い目しちゃうんだわ。

澄んだ空に輪郭が浮かぶ奥羽の稜線をただ眺めていても
都合良く状況が変わったりしないから、まず悪あがき。

契約系モノは「考える」「問う」「調べる」「考える」
「また問う」
の繰り返しで、根気は要るけれど少しずつ
匍匐前進するしかないんだね。


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事務的な手続きは時間軸、ケツの決まってるヤツから。


それはオフクロを見送った後に学んだことだったっけ。


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で、喫緊の課題が実は「居間の暖房」だったという(笑)。


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ちょうど4月に入ったところで着火しなくなったのだから、
次の一手を打つまでに半年も猶予があったのにねぇ。


コレは本当「間が悪い」と言うより、単に「俺が悪い」だけ。


そうですね、夏休みの宿題は全部最終日に残しちゃう
ダメなタイプのままオトナになったヤツの典型ですね。


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きつねンちのヒーターは、アジトを建てた時に据えた
(今は亡き)SANYO製、なんとフィルター掃除以外に
ほぼノー・メンテで25年!も働いてくれた功労者。

例えば趣味のクルマやバイクを通じ常々感じている事は
電化製品にも通じるものらしく、バブル期前後のヤツは
過剰品質っぽくタフで長持ちする気がしています。


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何せ同時に購入した洗濯機も冷蔵庫も電子レンジも未だ
きつねンちじゃ故障知らずの現役だもんなぁ・・・。

それらより10歳若いエアコンの方が一昨年にダウンしたので
出来る限り自己流リフレッシュを試みた結果、一日掛かりの
苦労が報われ調子を取り戻した経緯があったんだけれど。

きつねの浅知恵絞って立ち向かっても、今回のヒーターは
蘇ることが無かった。


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「ダンナさんサァ(←俺は未だ誰のダンナにもなってないってば!)
これ基盤だわ。万が一交換品が手に入ってもこの年式じゃ
間もなくバーナーの方まで寿命を迎えちまうよ。」



アジトのガレージを一瞥するなり表情を変えた燃料屋さんの
好々爺の言葉なら、それもありふれた常套句ではあるまい。

エアコン劣化は直せても経年で加水分解したウォシュレットの
ポンプが交換出来なかった(←基盤のすぐ隣りにあるために
プライベーターへの部品供給が許されないらしい)
きつねは、
「三割引き」の声に素直に従う他に術が無かったのだ。


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3ヶ月前に手に入れた、カラス号・Dトラ125よりは安いけれど。

FF式以外のガスヒーターは需要が薄いそうで、各社まさかの
受注生産!
故に、いま発注しても設置が11月末になるのだとか。

2か月先の盛岡ともなると、放射冷却に見舞われたら氷点下。

絶好調のエアコンを駆使しても生乾きの洗濯物へ凍える朝は
流石に勘弁して下さい。 ・・・これ正に、TIME IS MONEY・・・。


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「ちきしょう、次世代ヒーターも四半世紀コキ使い倒して絶対
モトをとってやるからなーっ!」



もし昨今の骨身に染みるガソリン高騰から今季の灯油価格に
怯える日々と比べるなら、相場は同等でもガスの値段の方が
まだ安定していると思う・・・とは、師匠・へーさんの言葉。


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大震災以降エコ度が飛躍的に進化した、という昨今の電化
製品事情に、二桁出費の納得を期待する貧乏ぎつね。

「せっかくの好天を台無しにはするまい」と他の案件も午前に
済ませ、午後からカラス号と共に小岩井界隈をランブリング。


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月を跨いだ休日となったこの日は、台風24号と25号の狭間。

降雨パーセンテージ・ゼロと言い切られたぐらいスカン!と
乾いた空気に晴れ渡る青空を、どうしても活かしたかった。


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遠出を望めるほどの時間は残されていなかった都合上から
「スポーツスターの方を出してあげた方が良かったか?」
心の隅で後悔しつつ・・・「軽くて気楽」には敵わなかった。


例えば大きくて重たいオートバイは、四輪枠で同じように
大きく重いメルセデスやベントレーより更に一層の気力と
体力を要するもの、という気がする。


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単車の場合は技量とか経験値の問題ではなく「転ぶ」から。
止まれば自分の足で支える他なく、取り回しにしても同じ事。

車格とパワーに応じて扱い切るエナジーを問われるからこそ
バイクの世界は奥が深くて、長く興味が尽きないんだけどさ。


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盛岡市内では街を行く姿の人々から浮いてしまうぐらい鬱陶しく
モコついた二枚履きのデニムやジャケットだったけれど。

10月の午後の網張高原は、朝よりも増してしまった雲に時折り
日差しを遮られると思い掛けなく風が冷たく、ジャストの装備。

後はポケットに忍ばせて来たバンダナを首元に撒くだけで、
黄昏の岩手色を心行くまでじっくり楽しめるみたい。


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他所に違わず秘湯感を無粋な県条例で近年薄められちゃった
仙女の湯を今期中に楽しむつもりなら、今月までだよね。

あと一か月すればアスファルトを霜で覆われ、四輪じゃないと
ここも訪ねられなくなるか・・・と、ありね山荘の傍らから
麓へと続くペンション街までの小道を走る。


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一面を濡れ落ち葉や小枝に覆われた、つづら折れの坂道を
「手前と向こうの両方を視野に」って意識しながら駆け下りた。

至近の砂に気を取られても、視界の向こうのガードレールに
目を奪われても、やはり身体が固まってクラッシュを招くのだ。


無用で歪な意識さえ持たなかったら何となく何事も起きずに、
そのコーナーをクリア出来たかもしれないのに・・・ね。


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一筆書きのルートを優先して帰り道に選んだ先は、いつも通り
「ぼんか」の一択に行き着いてしまう。

撮影に関する技術も知識も何も持たないきつねメが撮っても、
いつも・いつでも四季折々岩手らしい景色を作ってくれる農道。

扇のように山麓に広がる牧草地で佇む姿を眺められたのは、
おそらく繁殖期か子育ての時期に当たるトンビじゃなかろうか。


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一応は肉食の猛禽類なのに、時折りピーヒョロロ♪と鳴きながら
風を読んでノンキに優雅に空を舞うトンビは、自由な憧れの鳥。

時を追う毎に便利さや法整備と引き換えにひたすら窮屈になる
ニンゲンなんかにゃ、バケるんじゃなかったなー・・・って。

ボトル缶コーヒーの蓋をキリキリ開いた瞬間、視界の隅っこを
「鳥ではない何か」が動いて掠め去って行く。


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デジカメで撮れたのは10年以上前に一度っきり、というアイツ。
あれは・・・人間になんか化けていない、ナマのホンドギツネ!

「凄い」と思った。光学粋を使い切り、ようやくデジタルズームで
捉えられたほどの距離だけれど。

賢く警戒心が強い彼らの姿を10秒も眺める機会は、滅多にない。

※ 実は林道界隈でのツキノワグマ対面より倍以上のレアケースです。


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黄昏前に狐と出会えて写真に捉えられたあの瞬間のことは、
後から思い出してもかなりの「吉兆」だった。

中年ぎつねを名乗る身の上とリンクするのか。ホンドギツネを
目にした晩からしばらくは、不思議と上昇気流が訪れるのだ。


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今はあえて「自分の選択に流されてみよう」、と思う。

どんな川であっても必ず分水嶺があって中州があって。
その水滴の一つ一つは時々に応じ流れる先を選んで行く。

自分の本音に逆らうような受け入れられないものは多分
黙っていても淘汰され望まぬ未来に至らないだろうから。


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「なんだいなんだい、バッタみたいなバイクに跨った兄やん。
それはアンタの中に棲み着いたきじねこが、ずうっと昔に
教えてくれていたことだったでしょ?もう忘れていたの?」


対面の山向こうに沈む夕陽に目を細めながら農場ねこの
美人さんはひと声、小さく高く「にゃあおん!」と鳴いた。



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まあ確かに神経質で心の器も小さいけど、その分アンタは
誰も傷つけたり道を踏み誤ったりすることは無いのだから。

持ち前の繊細さに悩む事は多くとも、胸を張って生きなさい。


それは、この世の誰よりきつねを理解していてくれた亡母が
遺して行った言葉だったから。

この歳になって恥ずかしながら改めて「自分を信じよう」って
思ったりするんです・・・「自信」って、そういうことだものね。


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さて次の指定休の天気予報を手繰ってみれば、残念ながら
先日の24号の後を追うハリケーンに直面しそうな気配濃厚。

そうなったらなったでイイ加減スリップサインが顔を覗かせた
リアタイヤの交換にでも、チャレンジしてみましょうか。

テーマ : バイクのある生活
ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い Dトラッカー125 ツーリング 冬支度 盛岡

ココロ行くまで、コロコロと。 ~カラス号、ちょっと遠乗り~









今日のTOPには9月の空の様にヌケのいい旋律とエレクトリックな
アレンジが効いた、胸の透くヤツを据えました。

タイトルは「トラの目」。でも詞を聴き込んで行くと「とらねこの目」
雌猫と暮らしたことがあるヒトなら、ここはきっと頷いてくれるはず。

パートナーとしてキープしなければいけない条件、幸せにする為に
守るべき約束、そして何がどうなっても最後まで命を預かる覚悟。


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ねこと暮らす日々がもたらす厄介、だけど見合う以上に与えられる
暖かな幸福・・・それを誰より知っていても、きつねにはもう
叶うことのないチョイス。


今はTIGER EYEの香立てを眺めつつ、愛しきねこ暮らしの記憶を
たどるだけなのです。


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朝から秋らしくキーンと空気の澄んだ平日休みに当たった、先日。

中年ぎつねメは陽射しが大気を暖めた頃、一つ宿題を晴らすべく
「カラス」ことDトラ125を南行きの県道へと連れ出しました。

この日のテーマは「コイツで快適に出掛けられる距離を試す事」


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クマ師匠の住む里で試乗した末に購入即決へ至った理由の
大きな要素が、「これなら片道100kmこなせる」という確信。


小さく非力なゴリラ改では平坦なルートを選んでも50kmが限度。
セローでは、道中で見つけた林道の誘惑に勝つことが出来ず。
スポーツスターとなると、せっかく出したのに感を拭えない距離。


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「法定上限速度前後で流れる地方道を、乗り手にもマシンにも
痛痒なく淡々と走り続けてくれる性能とポジションが欲しい。」


来年終わる平成の初めに生まれたセカンド・マシンたる3RW1
セローや、齢40年近いゴリラのサード・マシンという肩の荷を
そろそろ降ろしてやりたかったんだよね・・・。


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気温や天気との兼ね合いも含めてテスト・コースに選んだのは
花巻温泉の直下を始点に県南の前沢まで50kmぐらい延びる、
ほぼシグナル・レスで大型トラックの車影も極薄い県道37号。

ピークパワーを増すチューンが成されていても推定12ps程の
空冷実用エンジン。それはオタノシミの七曲りを折り込みつつ
さして負荷が掛からないような、穏やかなアップダウンです。


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産直の素朴なラーメンを正午に挟みながらカラス号に見せて
やりたかったのは、国道4号に直面する終点の風景ではなく。

初訪問の時から「エセ北海道エリア」と呼んでいる、胆沢牧野。


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ここに愛車を置いて十勝辺りの地名を騙った写メなんか送ると
9割の相手から「えーっ!北の大地でツーリング中なんだ!」
ってお返事が頂ける、アリバイ作りにお薦めの景色です(笑)。

もっともリッター・クラスのバイクやクルマで県37号の通り走ると
5分も掛からずミラー越しに遠ざかる、ささやかな牧草地だけど。


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だから南北方面には狭くて、でも東西方向には、かなり広い。

脇道に魅かれてどこをどう選んでも絵になる写真が撮れそうな
スポットではあるものの。

しかし界隈をリンクし四方八方へと延びる実用農道の巾は・・・
例えばロードスターやスポーツスターでは大き過ぎるんだなぁ。


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シートのアンコを表皮が張れるギリギリまで全てパンパンに
入れ替えてもらった今のセローで、本当は来るつもりだった。

「そのうち、そのうち」と思っているうちに機会を逃してしまい、
結局は新入りのカラス号で先乗りしたカタチになっちゃって。

だから見つけた林道に恐る恐るメッキのリムへ詫びつつも、
ちょっぴりついついチョッカイを出してみたりしてさ。


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調子に乗って「金ケ崎駒ケ岳 登山道入り口→」なんていう
標識を好奇心の赴くままに辿って行ってみると、のんびり
初秋の日に背を照らされながら草を食む、黒毛和種の姿。

2011年当時のコンピューター制御は、どうも融通の程度が
負圧式キャブレターほど効かないようで・・・。
たった500m+α位の標高差でも機嫌が悪くなっちゃう様子。


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「点火時期の制御にしても燃料の吹き具合にしても、電気に
まるまる頼るのはまだまだ早いんじゃないのかねぇ?」


きつねのゴリラと同じ世代、`80年代前半の北海フォードが
好々爺の微笑みのようにまろやかな顔で写るショットを。

国産の乗用車なら当の昔にスクラップ屋へ送られている
年代物の彼ら、お尻に岩99のナンバーを掲げた現役機です。


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ひとたびスリムなシートを外せばCDIやイグナイターやらと
センサーを結ぶ、無数の繊細な配線を見て取れるカラス。

愛好者の多さや基本的にシンプルなメカを主とする構成故、
維持に困ったことが無い旧世代車両ばかり揃った我が家で。

「このカラスが30年先まで生き残って行ける確率は、おそらく
他のマシンほど高くないのだろう」
と既に感じています。


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電子制御にウェイトを置けば置くほど、メーカーが部品供給を
終えれば寿命が尽きる確率も飛躍的に高くなってしまうもの。


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きつねは複数所有者だけれど、お金持ちじゃありません。
お気に入りを手に入れたら、ずっと極力長く乗って来ただけ。

延々といつまでも新車を求め続けて「終わらないローン」を
家賃の如く出費し続けたくなかった。ただそれだけのこと。


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普通に奥さん貰って子供作って・・・って人生にならなかった。

知れ切った孤独死を迎えるまで自分の人生をどうしたら
幸せに充実させられるか、って成り行き任せの「これから」。

自分にとっては、アジトを守りながらバイクや車を養うことも
責任を持って猫と暮らすことも、全く同じスタンスなんだよね。


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傍から見た瞳にハッピーに映っても、現実はそんなモンだから
他者にはあまりお勧め出来ない程度のチッポケな生き方です。


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「働き方改革」とか「時代に即した生き方の自由」とか・・・さ。

支配者は今の座にしがみつきたくて、耳心地の良いことばかり
言うんだけれども。

きつねは思います。一度根付いた常識は、そうそう覆らないと。


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日々大手ネット・ブラウザの見出しで巻き散らかされて世相に
蔓延る言葉の方が、正直に世情を映し出す鏡なのでしょう。

PCを起こしページを開けば、どこでも一面を埋める見出しは
まず 「炎上」 「闇が深い」 「毒を吐く」 「爪痕を残したい」

そこに何処かの政党名のような希望や未来に繋がる記事など
10件に一つぐらいしか無い。そりゃあ世の中も暗くなるわな。


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社会に読み手に、どんな影響を及ぼしてしまうんだろうか、とか。

ネットニュースの記事を書いているヤツにある「社会発信への
意識と配慮」など、新聞や民報テレビ記者の1/10もないだろう。

何しろヤツらは「クリックされた数勝負」な、本物の売文屋だから。


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そんな読んでも読まなくても自分のその日の暮らしに影響がない
野次馬記事なんかに、いちいち気分を左右されたくないと思う。

下らないな、価値が無いな、しょーもないな、と判っていながら
毎日目を通すクセが付いちゃうと・・・じわじわ神経を蝕まれる。


だからきつねメはパソコンの電源をシャット・ダウンし青空の許へ
バイクで駆け出して行くんだ、世のしがらみを振り切るために。


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「どうしたんだい、バッタみたいなバイクに乗った兄やん・・・?
今日はお仕事も休みなんだろ?遊ばなくちゃもったいないよ!」


大自然の裾野の牧場で暮らす個性的な癖っ毛の男の子は
カラス号の方を振り返り、黄金色の瞳を輝かせて笑った。

そうだよね、ホントそうなんだ。そのためにバイクでここまで
ブラブラと散歩へ出向いたのだから・・・。


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高く低く牧野の秋をデジカメ片手に気ままに過ごした帰りは、
もうひとつ国道に寄ったローカル・ルートを選んで巡行。

県道37号に比べると信号や集落も多くて、R4を避ける為の
トラック・バイパス的な色が濃い県道13号だけれど。

それでも流れの速さを苦にすること無く、カラス号は淡々と
田んぼに長い影を引きながら、家路をたどってくれました。


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黄昏間近な帰路でもなお、「ちょっと寄って行こうかな?」と
気分に余裕をもたらしてくれたのは、俺と相性の良い証拠。

南行きのルートで雨雲の匂いに急かされずに済んだ時は
必ず最後の一服を入れに行きたくなる、花巻空港。

夕方の四時や五時を挟んだ辺りは日中よりも離発着の姿を
拝む機会に恵まれる、ゴールデン・アワーなんだしね。


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大阪の伊丹や名古屋の小牧へ向かって飛び立つエンブライルの
合い間には、見慣れない双発レシプロの低い機影も・・・。

傍らで航空無線を聴いていた長ダマの一眼を構える兄さん曰く
「アレは練習機ですね。午前には計器チェックの為に新潟から
来たプロペラ機も見ましたよ。」
とのこと。


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空の趣味にも何となく級な飛行機好きの想像斜め上に立っちゃう
ディープな世界観が確立されているようで・・・。

操縦室とやりとりしているのは航空管制の系統だけじゃなくて、
カンパニーと称される航空会社の管理部も含まれるのだとか。

その日その日の風とか雲の具合で「何フィートで飛びたい」やら
「その高度じゃ他機とカチ合うからダメ」やら交信しているそうな。


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帰り道には運良くテイクダウンして来る飛行機も見られました。

警戒体勢が今よりも緩かった十数年前だと、翌年の年賀状用に
こっそり愛車とのツーショットをモノにした猛者もいたけれど。

あの角度で寝っ転がって撮るのは、多分もうムリなんだろうなぁ。


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帰宅ラッシュに揉まれる主要幹線を嫌って北上川の東岸へと渡り。
「ついでのついで」で、友人Yさん親子の工房にもお邪魔したりして。

缶コーヒー片手の無邪気なバイク談義に時間を忘れて過ごせば、
アジトへ着く頃にはつるべ落としの陽も山向こうへ落ちていました。

胆沢牧野までの往復が140km、その界隈を探索して積んだ距離で
40Kmのトータル180㌔・・・休み休み遊んでいれば、十分走れます


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9月の休日を自由に一日中ブラブラして、燃費は45km/Lをマーク。

レヴリミットぎりぎりまで使うワインディングや低いギアでの散歩も
満喫しても、ハイオク奢って1000円からお釣り貰えるんですもん。

タイヤとか駆動系の短い寿命を視野に入れて尚、悪くない趣味だと
思うんだ・・・原付二種とともに青空を楽しむバイク・ライフは。

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プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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