デタラメ中年ぎつねによる、かもしかテキトー修理忘備録。 







本日のTOPには、昨今のFMによるパワー・プレイで耳にした中から
きつねの胸にずっと引っ掛かっている一曲を挙げてみました。

一聴するとキャッチーな詞ばかりに気を引かれるけれど、こういう
奇をてらわない正攻法のメロディと音作り、リリックの乗せ方は好きだ。

クレードル・フレームにキャブの空冷エンジンみたいな取り合わせかな。

メッセージそのものは聴き込んだ結果「共感もしないが反論もしない」。
持論を言い切る訳でもなく説教に徹した訳でもなく、最終的に独り言。

面白いことは面白いけれど、この辺りは作ったご本人がおそらく一番
分かっていることではないのかな・・・・と感じます。


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「自作を商品として世に出して、支持者に相応の対価を支払って頂く」。

なんかもういろいろ「プロになる」って大変なことだね、なんて思いつつ
ド素人ならではの生半可なバイクいじりにひたすら励む中年ぎつね。

本職から見たら、「おいおいそれはよ」とツッコミどころ満点なことも
分かりつつ「だってコレ俺のだもん。廃車になるまで乗り潰すもん。」
と、たぶん間違いだらけのメンテナンスを続けております。


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「座金代わりにガスケットを入れるようなビスに、バイスプライヤーで
つまんだ跡の修正を掛ける」←プロの世界じゃ許されませんね(笑)。

いや、そこまでしないと外れないほど固着しているとは思ってなくて
新品を用意していなかったんです。あくまで応急処置なんです。

せめてナベビスじゃなく6角ボルト使っていてくれれば良かったのに
(ヤマハってこういうトコ、結構あるよね。オイルフィルター周りとか)。


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で「何をしていたのか」と申しますと、セローの燃料漏れの修理です。

セロー225系を長く愛用されている方ならお馴染みのオヤクソク、
「びっくり顔の憎めないアイツ」は2年前に交換してあるのですが。


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どうも昨夏辺りから「持ったり撒げだり漏れたり止まったり」の
いやらしい雰囲気で滲みを発するようになりまして。

「あーこりゃあいよいよ、コックの付け根の方だよなー」ってえことで
シーズン・イン前にパッキンの総取り換えを決行した次第です。


っていうか、なんで口金から取れるんだよ燃料ホース(後ほど再圧入)。


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タンク内部のサビ対策として冬眠前に一杯に満たしていたガソリンを
けーたろーへ寄付して、外して裏返してドーン。

実はタンクを外すのを怠け、車載状態のままコックだけ外そうとしたら
取付ビスが固着していて苦戦し、前述のような憂き目に逢った・・・と。


まあ結論から言うと「タンクを外して再挑戦しても、バイスプライヤーの
お世話にならざるを得なかった」んでありますが。


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いざ本体を根っこから取り外してみれば、やっぱり原因はコレかぁ。
タンク側がくっきりピンク色にガソリン焼けしているもんね。

修理とは関係ない話だけれど、ここまで作業して嬉しかった発見は
「タンクの中からサビが一つも出て来なかった」ということです。

新車の頃から30年近く、現役のまま走り続けて来たからこそ、かな。


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磐田の工場をラインオフしてから今日に至るまで、お役目ご苦労様。

って、当のパッキンもまさか四半世紀過ぎるまで延々働かされるとは
思ってもいなかったでしょうけどね。


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新品パッキン全交換。嗚呼ロングセラーならではの安心な品揃え。


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そしてプロなら「そこカッター使っちゃダメだろ」と指摘を受ける本体の
ガスケットのカスも、手許の道具でヤッツケてしまうデタラメぎつね。

※相手が柔肌のアルミなので、鋭利な刃物で安易に削ぐとキズが
入るのよ。本職ならガスケットリムーバーを使うところかな?


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ついでに「びっくり顔のアイツ」と「それを囲むOリング」も再交換して
ゴムに優しいグリスを塗り、コックの整備はオシマイであります。


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作業後に再びガソリンを満たし一晩置いても滲んで来なかったので
今期こそ、もうあのイヤな滴りとは THE GOOD-Bye@野村義男


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それからついでに「そろそろ寿命が怪しいゴムモノ繋がり」ってんで
吸気系の方にもきつねの手(否むしろ前足?)を伸ばして行きます。

いやほら、昨夏エンジン周りのパッキンやガスケットで立て続けに
イヤンな思いを味わっているので、ヤレるトコはヤッとくべ的なノリで。


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ここで「へぇ!」とつい思わず手(否むしろ前ry)が止まったのは、
意外な設変・・・くねったところでツブれないように、太いリブが
追加されてんのね・・・。

取り外した古い方は確かにココの径が痩せていたので、以前何か
コレに起因する息詰まり的なトラブルでもあったのかしらん?


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本当はそのままクリーナーボックスへ差し込みたかったんだけれど、
くびれが二段構えになっているので押し込めず、泣く泣くボックスの
蓋を全部外して引き込みました。

俺、アレ嫌いなんだよ・・・やたら沢山のタッピングビスで押さえているし、
そのビスの向きが畑中葉子もそこのけな勢いの「後ろから前から」で
指が入りにくいし入れ辛いしまさぐりにくいしってナンの話だヲイ。


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あの曲を紗倉まながカバーしていた事実に秘かにココロ震わせつつ
エンジンとキャブの狭間で働くインシュレーターも交換致します。

パーツを発注した先のオヤジさん曰く「インシュレーターそのものより
エンジン側に付くOリングのヘタリの方が妖しい」とのことでしたが。


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いざフタを開けてみれば、「あー・・・やっぱりなぁ・・・」っていう感じ。

実は10年前の車両購入後、わりと早い時期に一度取り換えていて。
その時に外したお古は、ここまで分かりやすく劣化していなかった。

それでも新品装着後は「おやっ?」とハッキリ分かるぐらい元気に
走るようになった記憶があるので、今回も換えて正解かな。


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「表面に症状が見られないほど微細なクラックからも二次エアを吸う」
という経験からすると、昨年後半に感じていたパンチ力不足の理由は
ここにありそうです。

とかエラそうなこと言いながら、上に付いているキャップの発注を
見事に逃している辺りが「ダメぎつねイズム」の真骨頂と言うべきか。


だーかーらー、シューグー塗って誤魔化すなよ俺(応急処置だよう)。


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♪もう涙は要らない 新品がここにあるから♪とマーチンのバラードを
口づさみつつ(芸術選奨受賞おめでとうございます)、ついでのついでの
またついで・・・昨年チェックのために一度外しつつ古いガスケットのまま
組み直していた、カムチェーン・テンショナーも。

「思いつき作業あるある」の敗戦処理、世間ではこれを四文字熟語を
用いて「二度手間」と称しているようでありますね。ふむふむ。


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そして六角レンチを削ったインチキ工具にてスプリングを巻き巻き、
手のひら(否むしろ肉球)で抑え込みつつ再度の組み付けをば。

て、あっ、つっ、攣った・・・あ痛たたた・・・お、親指がぁ・・・(涙目)。


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ありえない方へイナバウアーをキメて反り返ったまま元に戻らない
親指の痛みに四回転トゥーループと三回転サルコウで身悶えしつつ
(ハナシのボリューム当社従来比約167%増)、しばし作業を中断。


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「あーもう、いきなりやり慣れないことするモンじゃねーなー。」と
ぶつくさ言いつつ、やっと元に戻ったナイーブでナーバスな右手
(否むしろry)にプライヤーを掴んでおっかなびっくりブローバイの
ホースも交換し・・・ふう、どうにか夕暮れ前に終わったぞ。

これで今春予定していたセローの作業メニューは、一応完了です。


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フロントフォークのオーバーホールとシートのアンコのリニューアルを
12月に終えていたことも相まって、冬眠明けのテストランを迎える日が
一層待ち遠しい早春なのであります・・・否、「ありました」・・・か。


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ロードスターが車検整備を受けている間に・・・とスポーツスターや
セローの春支度を済ませ、「さて次はガレージの整理かな?」と
溜めに溜めたジャンクパーツや廃品を片付けていたところ。

うっかり数年振りに喰らってしまいました、魔女の一撃・ぎっくり腰。

靴下や下着を履き替えようと屈んだら、立ち上がる瞬間にガクンと
力が抜けて膝から崩れ落ちたので、自分でも何が起きたものか
一瞬状況が掴めませんでした・・・(怖)。





なにしろコルセットをキリキリ巻いても歩くも立つもままならぬ状態故
少々お暇を頂いたものの、裏を返せば「腰以外は至って健康体」。

あまり寝たきりでゴロゴロしていると精神面まですっかり病人モードに
陥ってボケそうで、体調を見計らってはブログを書いていた次第です。

春の予兆に浮かれて動き出すと、冬眠期間中には使っていなかった
身体のあちこちが付いて来られず、こーいうことになるんですかねえ。


無理して不調を引きずって「ガラス腰に消えた夏」とならないように、
しばらく養生しまーす・・・しくしく。
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冬ごもりの日々、地味滋味デイズ。






明日を知らない向こう見ず、今この瞬間が人生の全て・・・か。
これはスノーボードに熱中していた頃、よく聴いた曲のひとつです。

「キッカー(ジャンピングスポット)のリップから踏み出す瞬間、既に
ランディングの成否が自分でも判っていた」

自信を持って飛べていれば、先は見えずとも上手く着地出来たこと。
あの感覚は理屈抜きというか不思議というか、今も説明出来ません。

でも「イケる!」「イケない!」の判断って、案外と裏付けなんか無くて。
「その時そう思ったからヤッた」というだけのことかもしれませんね。


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そんなわけで、作業や交換品目自体は単純だけれども要求される
繊細なセンスもノウハウも持ち合わせていない=「自力では無理」
と察した、セローのフロントフォーク・オーバーホール。


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「決して横倒しにしないで、極力直立に近い体勢で持ち帰ってね。」
というヤマハ屋の老店主さんの言葉を守り、宅配便の営業所から
引き取って来た段ボール箱を活用して助手席にホールド。

そう、寝かせると入念にエア抜きした工程が無駄になるんですね。


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フォークと一緒にお持ち帰りしたのは、前回のオーバーホールから
10年に渡りコキ使われ、都合2万㌔の間にくたびれた交換部品たち。

右側の黒いゴムのリングは、オイル・シールとダスト・カバーです。
持ち帰らなかったのは、フォークの廃オイルぐらいでしょうか(笑)。


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インナー・チューブやアウター・チューブの身代わりに摺動するメタルは
ご覧のように表面のコーティングが剥がれ、芯となる銅(?)が露出。


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脳裏をよぎるのは、クランクとコンロッドの間に挟まれているメタル類。

「トリメタル」とか「ケルメット」なんていう単語が浮かんで来るけれど、
ここに使われているメッキも、そういう質のものなのかなぁ・・・。


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勤務明けに「もうセローのフォークを引き取りに行かないと!」と
午睡のベッドから起きた瞬間、震度3の地震に見舞われて地味に
嫌な汗をかいた・・・という誰得情報はさておいて。

いち早く不安定な保管状況から脱出するべく-5℃をマークした
朝の冷え込みに重ね着で立ち向かい、本日とっとと装着を完了。

・・・はい、正直に告白します・・・。
寒さに負けてステアリング・ネック周りのグリスアップをサボりました。


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ちなみに一緒にお風呂に入りつつ、洗濯洗剤と重曹とシャンプーを
混ぜまくった混合液に二晩漬けてみたフォーク・ブーツでしたが。

後の塩素系洗剤洗浄で内部のカビこそ剥がれたものの、外面の
黒ズミまでは残念ながら落とすことが出来ませんでした。

まあ、「全体に年式なりのヤレた外装でココだけ新品」っていうのも
頂けない雰囲気になりそうで、あえて交換を見送り再装着した次第。


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「なんだ、今回のきつねは全般にイマイチで残念な締め方だな。」
なんて言わないで下さいな・・・ホント寒いんです、昨今の岩手。

天候に振り回されるオシゴトの関係上、せめて休みの日ぐらいは
「身銭切った暖かさの恩恵」にあやかりたいんです(懇願)。


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ということで次回は多分「小さなZOOKのぬくぬく幸せ玄関整備日誌」
な予定なんです、が。

実のところは「天国のような環境で地獄を見るシロウト整備記録簿」に
落ち着く気がしてなりません・・・。


「思い込みという名の勘違いが呼び込む無間地獄」の話題に、ね。

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tag : セロー

セローの冬眠支度・・・そして春までの宿題、いろいろ。







・・・長い旅の途中で 夢見た季節 見つけた絆・・・か。


バイク・シーズン終わり間近なこの時期に聴くと、胸にジワリと
何かが湧いて来るナンバーを、今日のTOPへ。

ここ数日の出来事で、思うところがあるんです、この曲に。


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もう一週間ぐらい前のイベントですが・・・以前紹介したバンド
SATO MANTIONのステージを観に、生まれて初めてライヴ
ハウスへ出向いて来ました。


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県民会館大ホールやアリーナでの「コンサート」は、過去20回以上
行ったことがあるけれど。

ステージも客席も込みで15m四方という小さな「ハコ」でのライヴは
ビッグネームのそれとは違う独特の世界があることを実体験。

「壁だと思って寄りかかったら小宇宙への扉が開いちゃった」的な
カルチャー・ショックの余韻が冷めない、今日この頃であります。


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オールスタンディングで3時間、夢中で拳を振り上げ声を張り上げ。

帰り道では全身汗だく身体ボロボロ・・・でもグルーヴの中に溺れ
心のリミッターを振り切るあの空間は、幸せに満ち溢れていた。


好きなものに誠実に。好きなものに出し惜しみナシ。最高じゃんね。


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筋肉痛で目覚めた翌日は、午後から穏やかな陽射しに恵まれて。

「少し早い気もするけれど、今日で乗り納めにしようかな。」と
セローを引き出し、近郊のローカル・ロードをひと巡り。

駆動系も暖めなければいけないスポーツスターとは違って
エンジンオイルは暖機するだけでも十分抜けます。


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だけど、なんていうか、気分的に・・・「最後に走る特別な日」って
ひとつ欲しいじゃない?

距離にしてみたら多分30kmも走っていないと思うんだけれど。

それでも「あー、やっぱり良いな、セロー」って乗り味を気持ちよく
確かめて、それから春まで眠らせる。その方がスッキリするもの。

これで忘れていた「冬の間にやっておきたい」気掛かりポイントも
掴んでおけるんだしね。


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おそらく里の紅葉は、先週のこの辺りが最後の見頃だったかな。

遠くハス向かいの山々もまだまだ色づきは濃いものの、実際に
その懐に入ってみると、おそらくほぼ落葉しているはずです。

街の木々も、直後の木枯らしで一斉に裸になっちゃったからね。


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さて、ここからは忘備録も兼ねた「冬眠整備日記」。

恒例のオイル交換前に手掛けてみたのは、カムチェーンの
テンショナー。


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実はウチのセロー、最近エンジンがヒート気味のように感じられて
その理由にいろいろ思いを巡らせていたのですが。

エンジン整備について検索を掛けているうちに、ふと「もしかして
テンショナーに異常が生じて負荷を掛けていないか?」と。

オーバーヒートと直接の関係が無いにしても、動作の良し悪しは
確かめておいて損のないポイントではあります。


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取り出してプッシュロッドを押してみたら、全く動いてくれなくて
内心かなり動揺したのですが・・・裏側のキャップ・ボルトを外し
マイナスドライバーを差してヒネってみると、無事にニョキニョキ。

あーもー、ビックリした。きつねを脅かすなよ、セローさん。


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とは言うものの、そのドライバーを外すとジョキッと伸びたままの
プッシュロッド。

そのままでは組み付けられないので、要らない六角レンチの端を
グラインダーで削って即席アングルドライバーを作り、巻いて縮めて
元に戻しました(←オモチャのゼンマイをイメージして下さいな)。


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「あー、ここのガスケットも忘れずに発注しとかないと!」と思いつつ
どうにも邪魔なブローバイ・ホースを抜こうとしたら・・・どひゃあ。

ホースじゃなくて取付管ごと引っ込抜けちまっただよぅ(涙目)。


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ホースと管を、どーにもこーにも別れさせることが出来ないきつねメ。

これほど固い絆があったら、俺の人生はもっと・・・という話はさておき
止む無くニッパーでホースの端をパキンとヤッツけました。

27年間も熱と油に晒されると、ホントただのプラスチックになるのね。
他のクルマやバイクのゴム配管まで心配になって来た(←今更?)。


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さてオイル・・・これは「スプロケ裏のシールすっぽ抜け事件」のため
8月にも一度カストロールに入れ替えてあり、さほどの汚れナシ。

以降の三ヶ月で走った距離は、せいぜい延びても、まあ1500km。


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しかしきつねを憂鬱にさせたのは、オイルフィルターに貼り付いた
奇妙な帯状の黒いカス。

布のように薄く、ガスケットの切れ端のような繊維っぽいコレの
正体は、果たしてナンだろう・・・いくら考えても分かりません。

いつもの金属カスにもキラキラの粉の他に、1ミリ角ぐらいの
小さな欠片が混じっているのを見つけ、憂鬱に拍車を掛けます。


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現在の走行距離、3万7千km・・・世の中にはカマ開けずに5万km
走っているセローだってザラにいる、とは耳にするけれど。

このエンジン、もしかすると先はもう、長くないのかもしれない。

根性決めてコレをオーバーホールするか、秋に譲られたスペアに
乗せ換えるか、ひとつ思案のしどころだなぁ。

差し当たりフィルターをキタコ製の新品と交換し、お気に入りの
ヤマルーブ・プレミアムを注入して、いったん眠りに着かせます。


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そして「お約束の流儀」、メンテ・スタンドに上げてタイヤを浮かせ
前後スポークをドライバーで軽く弾いて、緩みの確認。

あとはエアクリーナーのエレメントを洗ったり、チェーンを念入りに
磨いて注油したり、外装にワックスを掛けたり・・・で、バッテリーを
降ろして終了です。


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しかし、格安アジアンの中ではかなりタフだなぁ、SUPER NATTO。

過去にも幾つか2000円台の中華品を使って来たものの、どれも
寿命は2シーズンがメドだったのに、これは3期を乗り切っちゃった。

ponkotu40さん曰く「同じブランドでも開放型はあまり保たないよ」
とのことだけれど、MFは(当たり外れの有無もありそうですが)
なかなかイケるようで・・・さて来期のナットーくんは如何に?


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「来季までの課題」と言えば、春にアンコを入れ替えてもらったシートも。

当初はコシがあって厚みも申し分なく、四半世紀の間にくたびれ切った
ヘナヘナな純正スポンジより格段に快適性を上げた「安本スペシャル」。


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しかしワン・シーズン乗り込む間に馴染みが進み、アンコが横へ逃げて
厚みが嵩減りしてしまったんですね。

スポンジそのものの質は今も悪くないので、冬眠期間中に上乗せと
プラス「もう少し水平なフォルム」に仕立て直してもらう心積もりです。


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オーバーヒートっぽい症状は、もしかしたら心持ちガスが薄いのかも。
考えてみればインシュレーターを交換したのも、既に10年近く前のこと。

ブローバイ・ホースの劣化を見れば、エアクリーナーBOXとキャブを繋ぐ
ダクトの密閉具合も、少し疑って掛かった方が良さそうな気がします。

他にもこれまた前回の整備から9年を経たフロント・フォークのオーバー
ホールもお願いしてあるので、宿題はけっこう山積みなんですが。

それでも「古くて手が掛かるし、乗り換えようかな」って考えられない。
このままコイツとこの先も、調子よく暮らしたい。望みは、それだけ。


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やらなきゃならないことはいろいろあるけど、それは裏を返せば
「生かし続けようと思えばナンとでもなる」選択肢の多さの証し。

けーたろーの錆穴を手当てした後だけに、しみじみ思います。

「やっぱり鉄板張り合わせのボディに走るため以外の装備もたくさん
盛られた四輪に比べ、シンプルな分だけ二輪の方が保つなぁ」と。


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最後にSato Mansionライヴのオープニングアクトを務めたバンドから、
無重力キューブの「不景気のうた」を。





いやー・・・開演前にロビーの隅ではしゃいでいた可愛い女の子たちが
まさか「これからステージに上がるヒトたち」だとは、露知らず・・・。

動画は大人しいアレンジだけど、当日はサトマンのファンに合わせてか
とにかく遠慮なくパワフルなプレイを聴かせてくれて、二度びっくり。

「メイン・バンドを観に来たオーディエンスに自分たちを知ってもらい、
ここで一人でもファンを作ろう!」っていうハングリーさが、眩しかった。

なにか好きなものに人生の多くを入れ込んでいる、賭けている人って
迷いなく澄んだ真っすぐな眼を持っていて、合うヒトを魅きつける。

その熱意が昇華し、彼女たちのCDがいつか世に出る日を心待ちに
している、おっさん狐なのでありますよ。

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ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い セロー

ファンティックとセローのバディ。 ~異種混合的な、晩秋の林道散歩~








風の中に「冬の匂い」が漂い始める今時期、毎年必ず聴きたくなる
彼らのナンバーから、今回はひとつ。


それにしても全盛期の玉置さん、元々持っている豊かな表現力に加え
声量の抑揚で押して来るグルーヴが、神憑り的に凄いんだよなぁ。


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この頃の感覚については、今回バディを組んで頂いたトライアル
師匠・へーさんもよく御存じなんじゃないかな・・・と思います。

なにしろ師匠もきつねも、主力とする愛機は「昭和と平成の狭間」。
ちょうど同時期に設計されたマシンばかりなのだから。


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「君がセローで走ったブログを見ていると、同じ風景を見たくなる。
今期のシーズン・オフに入る前に、一度どこか連れて行ってよ。」


オンロードから一足飛びにトライアルの世界へ渡ったへーさんは
実はトレール車での林道ツーリングを経験したことがなかったそう。

師匠の世代だと、おそらくXTシリーズやXL系辺りで楽しんだ時期を
経てトライアルを始めたんだろうなぁと思っていたので、これは意外。


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そんなわけで、かなり切羽詰まったオフシーズン直前に突入しつつ。

師匠の「ファンティック250改}」でも移動が苦にならない範囲を選んで
近郊の異種混合オフロード散歩が実現した次第です。

しかし事前に天気予報とニラメッコの上で覚悟していた一桁前半の
最低気温に反し、全くの無風という条件も手伝って案外イイ感じに。

鶯宿地区の温泉街を西へ抜け、林の中をくぐって数キロの地点から
脇路を北へとハンドルを向ければ、本日最初のスペシャルステージ。


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きつねメ的にはここ最近だと、年に数回は走っているルートなので
リードを取っていても迷いや心配のない道筋なんだけれども。

想定していたより早いペースで、間伐材の伐採が進んでいる様子。

「今日の第一レグはほとんど展望が効かないんです」と告げていた
事前の説明に対し、「おや?」と首を傾げるほど空を広く感じました。

「いやぁ、なんかいいねぇ。お散歩日和だ。気持ち良いねぇ。」


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毎年イーハトーブ・トライアルに参戦してはシングル・ランクの記録を
土産代わりに持ち帰る凄腕な師匠だけに、「そのリエゾン区間がただ
延々続くだけ」みたいな林道って、退屈なだけじゃなかろうか・・・と。

実は昨年へーさんとの「トラ練」を数回試みた後、大好きだったはずの
林道探検が妙に物足りなく感じてしまった、という自身の経緯もあり。

内心「つまらない一日になりはしないか?」と心配していたのですが。


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・・・でも、ご案内出来て良かったみたい・・・。

相手が義理とお愛想で笑ってくれているのか、それとも心から愉しみ
面白がってもらえているのか、その空気は自然と伝わって来るもの。

「へーさんがもし気分的にどこか無理して追随している様子であれば、
この第一レグのみで街へ戻る」という心積もりでルートを練ったけれど。

ヘルメットの奥で屈託のない笑みを浮かべる師匠に、こちらもつられて
ついついニコニコしてしまいます。


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舗装路移動中に左折して行った程度の良いAW11のことをキッカケに、
昭和と平成のスキマのクルマについて会話がヒートする、「箸休め」。

10歳の世代差がある師匠もまた、四輪では初代VR-4を秘蔵していて。

「新車の頃に憧れた若者」と「それを中古で買って乗り回した若者」故に
ちょうどギアの噛み合う会話が成立してしまうわけで・・・(笑)。


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最寄りの「道の駅」にて熱い缶コーヒーを片手に濃い会話を楽しんだ後、
国道を挟んですぐに入り口がある「第二レグ」へと突入。

普段逆サイドから侵入するルートなので、今回最大のクライマックスたる
「岩手山から秋田駒ケ岳に至るパノラマ・ビュー・ポイント」に想定外の
早さで到着してしまい、予定の狂いに少々焦ったのが本音のきつねメ。

でも・・・へーさんはスマホを取り出して、風景写真を撮っていました。

もしも「ホントこの感じ、良いなぁ!」と気分が乗っていなかったら、
わざわざ画像なんか撮りたいとも思わないはずだもんね(嬉)。


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きつねの林道探検は、国道で数十キロ先から試みるような遠征を除き
たいてい半日とかプラスアルファの時間で終わらせます。

しかもその場合は「ダートをメイン・ディッシュ」と据えている関係もあり、
画像に残したい画があれば躊躇なく数百メートル走っただけでも停止。

故にたかだか数キロの林道でも「のんびりじっくりと時間を掛けて走る」
スタイルだから、今回のようにロングダートの二丁掛けを試みるとなると
膝や腿がマトモにガクガクになってしまいます。


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「すみませーん、スタンディングしっ放しだと足が保たなくて・・・。」と
休憩を求める傍らで、「あらそう?」と伐採の残材を相手に遊ぶ師匠。

今日のツーリングに備えてビッグタンクと厚いシートにコンバートした
ファンティック249は、それでも身軽にヒョイヒョイと障害物を乗り越え
フルロック・ターンを経てこちらへ戻って来ます。

いや無理。否、きつねメがセローからスコルパに乗り換えて来ても
そこまでは無理ですってば、へーさん。


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しかし・・・ここで突如、想像斜め上を行くイベントが発生。


「ちなみに今日はタイヤの空気圧、ナンボでセットして来ました?」

「いや、0.6とかそんなモンかな。いつもの練習の時と同じだね。」

「ウチは標準の1.25とか1.50だけど、けっこう弾かれるんですよ。」


ここで何気なくフロント・タイヤの表面を押した師匠、見る見る間に
顔色が変わって行きました。


「・・・あー・・・やべェ・・・パンクしてるわ・・・コレ・・・。」


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しばし周囲を歩き回りながら「最短で里に下りたら何キロありそう?」
「一応俺も持っているけれど、修理キットはバッグに入ってる?」と。

件の「浄法寺スポーク折れバンザイ事件」以降、トライアル練習用の
リペア・ツール満載ウエストバッグを常備しているきつねメだけに
「ひと通りの工具は一応ありますよー。」と返答。

じゃあヤッちまうか・・・と呟いたへーさん、やおら愛車を持ち上げて
アンダーガードを切り株の上に据えつけてしまいました。


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それが見事というか不思議なぐらい、ファンティックにジャストフィット!


「実は長年トライアルやってるけど、自分自身は練習も含めて一度も
パンクしたことがないんだよ。」


イーハトーブ・トライアルは5人でチームを組み移動して行く形式だから
仲間のパンクとリペアは何度も経験し、勘どころを知っているのかな。

傍目には思案に暮れて歩き回っているようにしか見えなかったけれど、
へーさんの目は「センター・スタンドに代わってくれるもの」を探していた。

野戦修理の実践場面と向き合う経験は、きつねメにとっても貴重なこと。


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不意なクマによる来襲を見張りつつ、時おり修理のお手伝いをしつつ。

ビードストッパーでポンチのように打ってしまったパンク穴を塞ぐ工程に
「なんだか野外クッキングっぽいですよね♪」と全く空気を読めていない
脳内お花畑的な言葉を発する、おバカさんなきつね。

だってさー、お天気良いしー、時間もあるしー、大自然満喫みたいなー
憩いっぽい感じとかしてるじゃーん?(←そんなに殺されたいのか俺?)


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しかしそんな自分が「これってどーすか?」と差し出した空気入れには
ベテランのへーさんもうっかり瞠目。


「自転車用品コーナーで見掛け、安かったんでパッと見で買っちゃった
代物で・・・てっきり『Giro』と思っていたのに『Giyo』って書いてましたぁ。」

「HONDA製だと信じて購入したバイクがよく見たらMONDAだった」的な
展開解説に、絶望のあまり一瞬絶句する師匠の横顔。


しかしMONDA・・・否Giyoのポンプ、ここで意外なポテンシャルを発揮。


へーさんと交代交代で根気よく突きまくった末、ビード・ワックスを
塗っていないのにも関わらず、作業完遂へと導いてくれたのです。

「さすがに耐久性は未知数だけれど。2000円を切る値段でこの
使いやすさと性能だったら、こりゃあ意外とスグレモノだなぁ。」


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・・・とは言うものの、想定外なアクスルシャフトの貫通に手こずり
一時間弱のロスを生じてしまったため、二人とも烈しく息切れ・・・。


数本選べる下りルートの枝道で、舗装路に向け最もショートカットが
望めそうな方をチョイスして集落へと降りて行きます。


こんなハプニング(←サプライズ?)な出来事を体感すると、以前
出会った「界隈の山に関しては知らないことが何もない」仙人から
伝えられた言葉の重みを、身に染みて思い出したりもしました。


「山菜採りでも渓流釣りでも、早朝から山に入る心得のあるヤツは
まず遭難しないんだ。道に迷い助けを乞うのは、決まって寝坊して
午後からスケベ根性を出す素人の怠け者。だから日が暮れちまう。」


これは林道探検を試みるダート・ランナーにもまた、当てはまること。
いつも・いつでも、心しておかねばなりません・・・よね?


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師匠のリクエストが「15:00までの帰還」だったため、朝の冷え込みを
見込みつつも「9:30発・13:00来着」とスケジュールを組んでいた今回。

多少のマイナー・トラブルは遭ったにしても、日が暮れ始める前には
帰宅出来るか・・・という予測マージンが、期せずして役に立ちました。

へーさん曰く「あのアクシデントがイーハトーブ本番の最中じゃなくて
ホントに良かった。5人のタッグを巻き添えにしてしまうから。」と。


「お日さまの高いうちに、こうしてコンビニでバカ話して笑えていたら
まあ今日の出来事もいずれ思い出になる、ってことで勘弁してね。」


いやいや・・・ああいう「実戦での実践」は林道お散歩系のノー天気な
きつねメにとっても、大変に勉強になる一幕だったのでありますよ。

人里離れた場所に備えるべきツール、そのシーンごとに異なる判断、
そして必要となる時間の見込み方、その他いろいろ。

それが「人生は日々なんでも、万事勉強の積み重ね」という言葉の
真意なんじゃないかな・・・その対象が、趣味とか遊びであっても。


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なんやかんやありつつも、ともあれ今回の走行距離は100km強。

いかに特殊用途に特化した2ストロークのトライアル車とは言えども、
半日でこのぐらいの「林道ピクニック・ラン」なら可能であることが
理解出来ました(4スト125のウチのスコルパでは辛いと思うけど)。

「行動半径50km圏」という観点なら、この日のルートとは方角が真逆な
東方向の大ヶ生~鬼ヶ瀬ラインの二本立ても視野に入れられます。


残念ながら今回ほど視界が開けた風光明媚なポイントはないものの。
もし気が向いた際には、またお声掛け下さいね・・・へーさん御師匠様。

テーマ : オフロード
ジャンル : 車・バイク

tag : セロー ファンティック 林道 トライアル パンク修理

「ダート・マスターの宿題」・・・紅葉を巡る秋の休日。








彼らの曲は心の窓を開き、カラリとした新しい風を導いてくれるけれど。
この動画との組み合わせはしかし、ちょっとシビれるよなぁ。

クロスカントリーは、モトクロスとトライアルを掛け合わせたような競技。

でも「OFFを走り尽す」ってことを突き詰めると、コンペ要素抜きでも
最終的にこういうスタイルに行き着くようにも思えるんだよね。


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さて、しばしブログ更新をサボッていたきつねメでありますが。

実は前回のブログUP直後から、毎年恒例の「小さな旅」に出て
おりまして。


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既に通い慣れた道のりながら、やはり旅の心地良い余韻が抜けず
しばらく呆けていた次第です。

これは書き始めるといつにも増して長く濃い話になってしまうので、
機会を改めて語ることに。


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今回のお題は、あるベテラン林道ランナーと万年ビギナーな
きつねメを巡る、紅葉林道探索小話なんであります。


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「やあ、こんにちは。レギュラー満タン、現金ですよね?
今日はどちらで遊んで来ました?」


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「このあいだ教えてもらった、安比と八幡平を結ぶラインを
探しに行ってみたんですよ。」


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「おーっ!早速ですね。どっち側から入ったんです?」


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「それが最初、安比の正面右手を上がって行ったんですけど
エダ全部ダメで・・・ブナの駅の向こう、HITだと思ったのに。」


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「あー、アレって最後は登山道の入り口になりますよね。」


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「ただ紅葉が最高だったんで、全くの無駄骨でも無かったかな。
正解の入り口は『左』ですよね?」

「そうそう、突き当たるとそのまま林道。で、どこに出ました?」


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「あれ、セカンド安比かザイラーかなぁ。ゲレンデを突っ切って
道が細くなって、山すそを回って行く感じで・・・。」


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「おお、まずは当たってますね。で、最後はどこに出ました?」


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「それが・・・火山局とか産直松ちゃんのある方だったんです。」


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「うーん・・・やっぱり。目立たないけど、左手に枝道があって。
ソレ見つけられるとアスピーテの登り口少し上に出るんです。」


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「えーっ?!さくら公園の裏手から回るのかと思って探したのに
もっと上だったのかぁ・・・。宿題は満点だと思ったんだけどなぁ。」


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「そうだね、75点かな?そうそう、安比の右手を上がって行って
途中で左折の入り口を見つけると、R105に出るの知ってます?」

「うそ・・・それ、すんごく長くてハードな峠越えですよね?」

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「いや、尻は痛くなるけど、きみとセローのコンビなら行けます。」

「うーん、それはもっと先の宿題かなぁ。一日掛かりですもん。」


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「はい、4.5L入って545円!相変わらず燃費良いですねぇ。
もう残るシーズンも短いから、お互い気をつけて遊びましょうっ。
ありがとうございましたー。」

「はーい、じゃあ、また来まーす。」


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ホンダの逆輸入マシン・XRを長年の愛機とする、年配の店主さん。


彼とは4年前、日帰りツーリングの最中に国道の駐車帯で出会って
何故かハナシが盛り上がり、暖かく美味い缶コーヒーを交わした。

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そして数か月後、たまたま立ち寄った市内のガソリンスタンドで
給油の際に「もう古いセローなのに、すごく程度良いですね。」と
声を掛けられて。

帽子を上げた彼と目が合い、互いに「ああっ、あの時の!」(爆笑)。


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以降・・・自宅から少し離れた場所だから、まあ年に数回だけれど
「あえて」給油に立ち寄って、情報交換を楽しんでいる仲だ。


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未舗装路アタックのダート・チームを率いるエキスパートである
彼には、ベテランへの敬意と店主さんの意味合いも込め、秘かに
「マスター」というニックネームを付けていたりして。


でも・・・実は双方とも、メルアドはおろか名前も知らない、未だに。


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四輪の経験しかないヒトには奇妙で不思議なハナシらしいんだけど。

バイクに長年乗っていると、見ず知らず・初対面の二輪乗りとでも
自然にコミュニケーションを取る流れが出来上がっちゃうんだよね。


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しかし・・・100点を貰えるルートは完走出来なかったにしても
天候に恵まれた八幡平山麓の林道は、燃えるように鮮やかな紅葉

このコースの存在とヒントを与えてくれた「マスター」には、
本当に感謝しないと。

テーマ : オフロード
ジャンル : 車・バイク

tag : セロー 紅葉

プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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