ぼくらが避けて通れない話。






今日は「静かな夏の歌」が聴きたくなったので、この曲をTOPに。


少し前にあるネット記事(クリック)を読んで以降、その内容というか
表現の視点に少し違和感を覚え、ずっとぐるぐる考えている。


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ここでひとつ、「前提」という前置きをしたい。

きつねが書きたいのは「俺は通行禁止のゲートを潜らない正統派」
とか「事故を起こす様な危険な飛ばし方はしない」とかの主張や
自己弁護では、ない。

主題にしたいのは「記事としての取り上げ方」、視点の面だから。


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初っ端から前提を覆すようでナンだけれども、確かにきつねメは
(事前情報ナシで「迂回路ゼロの通行止め」を喰らった時以外)
ロープやバリケードを置かれたルートを走ることは無い。

但し実は事故の起きた関東圏と我が北東北では、事情が違う。

以前やり取りした林道愛好家によると、首都圏からアクセス出来る
ダートの大半は公共の山でもロープやチェーンを張られている様子。


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対してこちらでバリケードを設置された未舗装路と言えばほとんどが
私有地で、公の林道が閉鎖されているケースなら「集落の生活路で
積雪時や路面崩落により物理的に通行出来ない」場合だろう。

乗り物で通り抜けられる状況なのに閉鎖されている、という例は
ほとんど見た記憶がないのだ。


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むしろ逆に「林道」の標識が立っている道にも関わらず、全く整備が
成されていなくて進めないというルートにしばしば悩まされる程。


何が言いたいのか?というと、つまりは「同じ様な道で同じような事を
しても、マナー違反だモラルが無い、と世間に非難されるエリアと
そうではないエリアがある」という事実に目を向けて欲しかったのだ。


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もちろん誰かが整備に尽力している路面をエンデューロタイヤ履いて
故意にカッ穿って荒らす走らせ方は、二輪好きとしてアウトだけれど。

これがまず、リンク先の記事に対する違和感のひとつめ。


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そしてもうひとつ、それは「事故の質の違い」に全く触れていないこと。


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バイクに縁も興味もないヒト(当記事を書かれた記者さんもおそらく
そういう方だろう)がそのまま流し読みすると、「わざわざ通行止めの
未舗装路へ行って命を落とすとは、ワケ分からないわ」となる。

まず冒頭で近隣のローリング族と横並びにして記述を始める辺りから
既に印象操作的な意図が臭い、ちょっと首を傾げてしまった。


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ここで、ちょいとコーヒーでも淹れるなり、タバコに火を灯すなりして
一拍置いて、少し考えてみようか・・・。


あのさ・・・舗装路に於ける二輪の死亡事故数と林道に於けるソレ、
もう比較にならないぐらい違うんじゃないかな・・・?

そもそも一般道に対して、先行/後続/対向車に会うことは非常に
稀だし、それは歩行者の数についても同じことが言えると思う。

「路面状況に対するリスクは高い」が「相手の有無」について言えば
相当にリスクが低く、速度と怪我の度合いでも土俵が全然違うのだ。


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近隣の飛ばし屋と並列でモノを語り始める姿勢自体、なんだか話の
ピントがズレている気はしないだろうか?


リアルタイムでバイクブームや四輪の走り屋ブームを体験して来た
世代であれば、目に余る暴走ぶりから通行規制が掛けられたり
段差を敷かれたりした峠も各地にあることを、よく御存じだと思う。


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でも・・・今回事故が起きた林道って、「そういう理由」で通行止めに
されていたんだろうか。

もっとツメた言い方をするなら、亡くなられたライダーは果たして
オンロードの峠屋ばりにムチャクチャな攻め方をしていたのだろうか。


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もちろんオンロード・スポーツとデュアル・パーパス機の数の比率、
更にオフ車遣いの中でも実際にダートへ出向くライダーの比率とか。

正確に分析するならそれなりのデータも必要になるだろうけれど。

「どちらも愛用するきつねメの個人的な見方」と限って言うのなら。

今回のような事故は、実はバイク乗りなら未舗装路に限らず
どこでも誰でも起こし得るようなものではないか?と感じるのだ。


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「俺はオフなんか乗んねぇし興味ねぇよ。」、というあなた。

単車に乗り始めてから今日に至るまで、ただの一度もヒヤッとした
経験だってねぇよ、と正面切って言えるかい?


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コーナーのアールと深さを読み違えて「おっとっと!」と焦ったこと。

何処かの道ですれ違った超キュートなお嬢さんに気を取られて、
危うく前走車にオカマ掘りそうになったこと。

旅先の雄大な風景と爽やかな風に誘われて、なんとなく前方への
注意がお留守になっちゃったこと。

右に曲がろうと思ったら対向車も右折待ちで止まっていたから
スルッと行こうとしたら、陰から真っすぐ原チャリが走って来たこと。


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どんなヘヴィな事故でも原因の根っこはホント、なんてことのない
よくある小さなポカや心の隙なんだろう、ってドジぎつねは思う。


それを「通行止めのロープをくぐった林道愛好家」という一点だけで
まるで「ならず者の当然の末路」「止まぬ無法ライダーの増加」的な
匂わせ方で記事にする姿勢は、果たしてフェアと言えるのだろうか。


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主題からずいぶんとズレた話をするけれども。


もう五十路の声が聞こえて来たきつねメが、まだ小学生の頃のこと。
当時(昭和五十年代中ば)の学級では片親の子は滅多にいなかった。

六年間を通しても「親が離婚した同級生」は片手で数えられる程しか
いなかったんじゃないだろうか。

しかし、きつねの職場で現在働く(或いはかつて働いていた)女性の
実に半数以上は、離婚経験者だ。


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リコンがイケないことだとは思わないし、恥でも罪でもない。
少なくとも不幸なケッコンセーカツを無理くり押し通すよりはマシだ。

ただ、時代によって変わる「結婚に対する概念の違い」はさておき。

離婚を「ありふれたもの」にした理由の底には幾何か、メディアの
垂れ流しが影響を及ぼしたのではないか・・・と、きつねは感じる。


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少年時代のきつねにとって、それが他人の家庭の事情であっても
「離婚」はセンセーショナルでショッキングな出来事だった。

同級生のちょっとココロ魅かれる美少女には、お父さんがいないと
知らされた時、「これからどう接したらいいのか」と内心オロオロした
思い出すらあるぐらいだから。


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少なくとも当時の地方都市の一般人には、それほど際立った特殊な
出来事だったわけで「滅多にないこと」だからこそ、ニュースになった。

そう、「フツーにありふれたよくあること」は、誰も取り上げないのだ。


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しかし、今はどうだろう?

ネットニュースでもテレビでも毎日毎日どこかに必ず「フリン」「リコン」。
フリンリコンフリンリコン、芸能人も政治家も、フリンリコンフリンリコン。

こんだけ日々繰り返されたら、そりゃあ一般人でも刷り込み喰らって
フリンリコンがアタリマエになっちまうわなぁ(笑)。

メディアによる刷り込みの前では、知らず知らずのうちに倫理も常識も
思考能力もジワジワ蝕まれる・・・離婚不倫のハナシに限らずね。


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不景気不景気と書き立てれば、裕福なヒトの財布もきつく閉じられて
余計に不景気を深めてしまう。

「先行き不安だ未来は分からない」と毎日毎日書かれ続けていれば
誰しも自然と表情は暗くなり、せめて騙されまいと女子の目つきも
キツくなる。


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ここ十年、きつねメが実感していること・・・それは「笑顔のヒト」とか
「穏やかな顔立ちのヒト」が全然いなくなってしまった、ということ。

「オマエは定職についてノホホンと暮らしてやがるから」と噛みつく
向きもあるだろうけれど、俺の手取りは最初の初任給と大差ないよ?


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貧乏ぎつねの懐事情はさておき、要は「メディアの発信力に対する
自覚の薄さ」がすんげぇハナにつくんだよ、ってハナシだコレ。

目先の視聴率や既読数の多さを稼ぎたいがあまり、とにかく他より
ひと目を引き耳目を集める・話題になるお題目を並べる。

「俺はソレで飯食ってんだ文句あるか」?・・・大いにあるねぇ(笑)。


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記事の内容どうこう以前に熟考ナシでモノ書いてゼニ貰う奴って、
まずヒトとしてどうなの?って思うもん。下衆なんじゃねぇの、って。

最近のネットニュース記事には、誤字脱字や文法上のおかしさを
校正しないまま乗っけているものも目立つようになった。

文章に対する意識と感覚がボケているのか、或いは矢継ぎ早に
上げないとページが埋まらないからチェックが追いつかないのか。

たかだか数文字の「てにをはミス」すら訂正出来ない様な姿勢で
マトモかつフェアなスタンスの記事なんか書けるワケねぇだろ、と。


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怒涛の洪水を成す情報に溺れぬよう、それらを一瞬の印象で
仕分けるだけの現代人・・・しかしその「水」の大半が呆れるほど
腐った下水だったとしたら・・・なんて滑稽で哀れな話だろう。

だって、かき分けるのに時間を割く価値すら無いものなのだから。


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当初のお題から数千光年アサッテな方に話が行ってしまったけれど。

きつねが秘かに願っているのは、今回の件を契機に全国の林道が
閉じられてしまいませんように、ということ。

ことに「リスクの種」には過敏な世情もあり、お役所は一歩間違うと
「なんでも首都圏と足並み揃えて」という方向に走りたがるからね。


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もしそうなったら亡くなったオフロード・ランナーの魂が浮かばれない。

「俺のせいで全国の林道好きが山野を駆ける喜びから締め出された」
と思ったら、悔やんでも悔やみ切れなくなってしまう。


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きつねは何度でも言おう。
「閉鎖林道を走ったから事故死した」のではないはずだ、と。

命に係わるミスの根は、閉鎖や舗装の有無とは別のところにある。
そしてそれは、バイク乗りなら誰にでもついて回るリスクなんだよ、と。
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空梅雨はやちねランブリング紀行 「SIDE B」









リアルタイムで解散を知って以降、何年経ち何歳になってどの曲を
聴いても、胸で「なにか」がチラリ・キラリと一瞬瞬き、秘かに疼く。

そんな彼らの曲の中から、今夜はこのナンバーをTOPに。

実は日本映画界指折りの鬼才、故・深作欣二監督もこの曲を愛し
葬儀の会場でも流されていたそうです。


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きつね自身は彼ららしい荒削りな元アレンジの「1000」版の方が
好きだけれど。

ともあれタイプも世代も当然様々なれど、バイク乗りの心の中には
誰しもこのリリックのような想いが宿っているように思えます。


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さて・・・ザンザン降りの夕立ちに見舞われたお陰でスカンと晴れた
翌日、再びセローに跨り今度は田瀬湖を目指したものの・・・。

前回の大迫探検があまりに楽しかったため、「紫標識の誘惑」に
どうにも逆らえません。


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田瀬界隈にも面白そうなエダワキの匂いが多々あるんだけれど。

「素通りしても結局は後ろ髪引かれるんだろ?」ってことで、
盛岡寄りから入ったのと逆に、遠野側最後の紫標識から突入。


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さっそく四輪の轍を頼りに枝道をつつき始めたものの、ワハハ。
なんじゃこの夏草の濃さ・・・こりゃダメだろう。


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やっぱり廃道だわコレ・・・で最後は物理的に進めなくなりました。


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「ここは良いかな?」「ここもダメくさい」と周囲をキョロキョロと
見回していると、やがて堂々「ココ林道入り口」との表記が。

「一応通行禁止だから何があっても知らねーよ。でも気をつけて
通ってね」みたいないつもの建て前が、珍しく見当たらない。


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そう言えば前回も、そーいうお役所口調の看板が全然無かった。

盛岡界隈の管理/伐採道とは違い、かつての集落間道路をそのまま
残している・・・という生い立ち故なのかなぁ。


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特に「至・どこそこ」とか「林道なんちゃら線」的な表記も無かったので
いったい何処から入って何処に抜けるのかも分かんないんですが。

でもよく管理の手が入っていて、見晴らしポイントこそ少ないけれど
走り心地がいい散歩道でありました。


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たぶん外川目の東端から入ったので、ここは内川目なのかな?
素敵な土壁の納屋は、かつて何を仕舞っていたのだろう。

こういう建物の片隅って古いバイクが眠っていたりしそうで、少々
気になるよね・・・なんて思っていると、紫標識・第二弾がドドン。


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ええっ、ここってまだ外川目地区内なのか。

こっちからもにゃんこ山に通じていることを知る一方、本命はやはり
「宇瀬水牧野」の文字。


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以前から高台に出る都度、「ずいぶんあちこちに牧草地があるけど
そのアプローチがつかめないんだよな」と感じていただけに、これは
胸躍るHITの予感。


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「牧場への入り口、やっと見つけたー!」とウキウキ登るも、しかし
たどり着いた先の看板には無情にも「道路洗掘で通行止」の文字。

洗堀ってナンだよー、そんな言葉聞いたことないよー・・・と嘆くも
なお頂上へ向かって伸びる舗装路に望みを賭けます。


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もちろんそっちこっちに美味しそうなエダワキが生えているものの、
概ね幾らも進まないうちに牧柵に行く手を阻まれます。

いやしかし山腹でこの景色なら、先はかなり明るい気がする。
しかも個人牧場じゃなく公営だから、開いているゲートもありそう。


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そしてルートの頂きへ到達・・・ぱあっと一気に広がった視界に
思わず鼻息も荒く、「いよっしゃあ」!


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草原越しに遠く連なる山々を睨む、ちょっと古ぼけた北海フォード。

「昭和五七年農用地開発公団事業」と記されたボンネットから、
既に現役35年の個体であることが分かります。

この公用表記がきつねは好きで、かつて県内で目にした中では
「昭和三二年」という怖ろしく古いマッセイもありました。


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午後も作業するためか、事務所の向こうに延びた牧草地には
これまた「疫病対策のため立ち入り禁止」のオヤクソク表記も
見当たらない柵が開かれていたので、ちょっぴりお邪魔します。

・・・と・・・いや、絶景!今までウロチョロしていた大迫の山懐を
テッペンから眺めると、こんな深い土地だったのか・・・!

遠く近くいくつもの山がひしめきあい、この風景を作っています。


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それぞれの谷あい毎に集落が点在しているから、あれほどの数の
山越え林道が四方八方に延びているんだよね・・・。

クルマや舗装路が行き渡るまで各々の谷に住む人々がどんな
暮らしをしていたのか、想像することすら難しい山深さです。

それにしても素晴らしい。ハイジとオンジとトライさん(←ココ不要)
が、今にも斜面を駆け上がって来そうでありますよ。


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あまりにもあんまりな景色なので(謎)、深入りすると牧野のヒトに
怒られるかな?と折り返しを探ると、間もなく有刺鉄線で行き止まり。

本当に入っちゃいけないところには、ちゃんと対策が施してありました
・・・っていうかコレは本来「ウシの脱走防止策」という気もするが。

しかしいつも思うけど、ウシってゆっくりゆっくり気付かぬうちに、
ヒタヒタとみんなコッチ寄って来るので、なんか地味に怖い(笑)。


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意気揚々と牧野から舗装路へ戻り「さてどこへ抜けるのかな?」と
今度は山麓へ向けて、木蔭の涼しい道を駆け下りたわけですが。

うーん・・・素敵なHITはプレシャスの連鎖を連れて来るのかな。
コーナーを抜けると、また思いがけない出会いがありました。


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前回はカモシカとアナグマの画像を得ることが出来たものの
唯一撮り逃してしまった動物、ニホンジカとの遭遇です。

ホントはコーナーの向こう側に親子で佇んでいたのだけれど、
母さん鹿は即座に傍らの夏草へ退避してしまいました。


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「ごめん、怖がらせるつもりはなかったんだよ。」と声を掛けるも、
まだ幼いバンビちゃんには入れる木々の隙間が見つけられず。

「どうしよう、ママとはぐれちゃう!」としばらく戸惑っていた様子。

やがてすぐ近くから「キョッ、キョッ」という母さん鹿の呼び声が
聞こえて、ようやくブッシュへ飛び込んで行きました。


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鹿の親子には悪かったけれど、思いがけず可愛いもの見ちゃった。

カモシカは過去にも撮れたことがあったけれど、鹿は俊敏なので
今まで撮ったことなかったんだよね・・・とホクホクしていると、
やがて次の分岐が現れました。


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経年で文字が掠れてしまったのか、意図的に塗りつぶしたのか。
緑色の標識には、かすかに「広域基幹林道・内川目線」の文字。

ここもヤクショのタテマエは設置されていなかったので天下御免。
ってかココ、まだ外川目地区だったのかよ。


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さてどれどれ・・・と踏み入れた途端、なんと三本も分岐の交差が。
エダワキじゃなくてどれもホントに整備されているっぽいなぁ。

さすがに左手へ降りるとアッという間に終わってしまいそうなので
ここはひとつ、最も遠回りっぽい「上りの林道」をチョイスします。


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うん、これも良質!「ハズし」の予兆が全く感じられないキレイな
ダートが延びておりました。

あの四叉路の雰囲気から察するに、おそらくどのルートを選んでも
道のコンディションはこんな感じなんじゃなかろうか。


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あの牧野のような極上の絶景はもう期待出来ないだろうけれど、
それでも西へ戻るコースがこんなに楽しいのなら、文句ナシです。

早池峰寄りの大迫はホント、引きが強いというか、懐深いというか。

R396はもちろん県25も43も何度となく走っているのに、何故今まで
こんな林道パラダイスに気付かなかったのかなぁ。


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ほとほと感心しつつデジカメを取り出そうとセローを停めた瞬間、
目の前を横切って行ったのは・・・うわ、またカモシカじゃないか!

鹿が撮れなかった前回とは逆に、今回はカモシカを撮り損ね。
・・・ってまあそう毎回都合良く、何でも撮れるワケないけどさ(笑)。


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牧野界隈のウロチョロも含めて、今日のダートランは既に三本め。

ずいぶんスタンディング・ライドの時間が長かったので集中力よりも
先に太腿がパンパンになってしまい、ちょいと一服。

クルマがすれ違えそうなスペースに停まってふと振り返ると、傍らに
小さなお地蔵さんが据えてありました。

かつては集落を行き来する人々も、ここで荷を降ろし一息入れつつ
道中の無事を祈ったものなんでありましょうね。


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実はこの道に入ってしばらくした辺りから、なんとなく感じていたことが
峠を越えた辺りからジワジワと強まっていました。

「このコースって、なんか見覚えがあるような。もしかしたら前回もココ
逆回りで走ったんじゃないか?」

切り通しの落石を知らせるパイロンこそ初めて目にしたものの、どうも
この雰囲気とかシーンって、記憶にあるような気がするんだよなー。


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木々の向こうに見える景色も、前回路傍のカモシカに叱られた辺りや
高圧鉄塔辺りから見渡した山々の眺めによく似ているし、ね。

たぶん下の集落に沿った道が県43、右手に早池峰ダムがあるはず。
・・・やっぱりこの間、ここ通ってるのかなあ、俺・・・。


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「お地蔵さんの峠」で休憩してからナンボもまだ走っていないのに
再び太腿がくたびれたので、またコーヒーと煙草を出して一服。

別にシートに座ったまんまでも走れるぐらい沢掘れも少なくて整備の
行き届いた路面ではあるけれど。

チョコチョコとタイヤが左右に流されるんで、落ち着かないというか
気持ち悪いんだよね・・・未舗装路のシッティング・ライドって。


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例によって傍らにヴィクトリノックスを置き「クマ出るなよクマ出るなよ」
と心中で呪文を唱えつつ。

それにしてもなんでこんなに居心地良いんだろう、大迫の林道は。

梅雨の合い間の好天とはいえ、ワキやエダの入り口を覗いてみても
他では必ず感じるポイントがある「陰の気」が、ここでは匂わない。


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もちろん天気の冴えない日や夕刻以降に入ったらソレ相応に世界が
違って見えるだろうけれど、二日間に渡って散々徘徊しても一度も
「自然の結界」に触れることがないケースは、滅多にないもの。

たまたまそういう時期・そういう道ばかりに当たったものか、或いは
何か別の理由が存在するのか、いささか興味が湧いて来ました。


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幸い黒く大きな山の主に遭遇することもなく麓の里まで戻って来た
ものの・・・あれ?出る先はこんなところだったの?

そう、「前回走った道かも?」という予想は見事に覆され今回もまた
「御新規さんルート」だったことが判明したワケです。

同エリアなのだから林道の雰囲気がソックリであっても不思議は
ないけれど、しかし双子のような景色や道筋だったなぁ。


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缶コーヒーのお代わりを自販機に求めつつ青標識を眺めれば、
早池峰ダムから逸れた無表記の矢印が。

このパターンは大抵集落最後の家で途絶えるものですが、こと
大迫に関しては何か期待が持ててしまうんですよね(笑)。

さすがに毎回毎回同方向へ出向くほどきつねメもモノ好きでは
ないので、「いつか」の宿題・オタノシミに取っておきましょうか。


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ちなみに・・・「新しい林道だ!」「すてきな景色の連続だ!」と
うひゃうひゃ徘徊を楽しんでいた分、里に降りた頃にはとっくに
午後の日も傾いておりまして。

通りがかった食堂全ての店先で「本日終了しました」「只今準備中」
「定休日」とつれなくフラれてしまい、結局はコンビニの駐車場の
片隅で遅いランチを頂く羽目に陥りました(涙)。


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まあ、全方位「当たり」を引き当てられるほど人生甘くないよ、俺。

かくして夏至からひと月の日暮れ前、ダートを楽しんだ分だけ汚れた
愛車の埃や泥を落とし、充実の一日をぼんやり振り返るきつねメで
ありました。

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空梅雨はやちねランブリング紀行 「SIDE A」







今日のTOPには(ホントは6月の曲なんですが)軽く爽やかなものを。


映画「時をかける少女」でストーリー・アイコンとなったラベンダー。
そう言えば北海道以外に産地を聞いたことがない・・・と検索を
掛けてみたところ、やはり道外ではほぼ栽培されていない様子。

吸引すると美少女が気絶しタイム・リーパーになる香り(←違)、
一度は嗅いでみたいものです。


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さて、「盛夏の8月だって通常ここまで酷暑が続くことはあるまいよ」
てな超空梅雨のきつねシティ・盛岡市。

日によってはなんと那覇より暑い35℃というワケ分からない気温に
生まれも育ちも北東北のきつねメが連日対応出来るはずもなく、
勤務から戻るなりダウンする日々なんであります。


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「俺は強風モードのドライヤーに向かって走るほど酔狂じゃないよ」
ということで、例え好天の休日に当たっても予報が30℃を越えたら
走りに行かない生獣怠け者。

但し・・・日暮れまで強烈な夕立ちに見舞われた翌日だと、大気が
雨で洗われるのかカラッと気持ち良い風に恵まれることも・・・。


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これは10日ほど前、そんな幸運に誘われて東へ散歩に出かけた
記録であります。

目指した先は「密やかな天空のパラダイス」、宮守の寺沢高原。

山頂ほぼ標高1000メートル、周囲もまた遠野界隈の山々に囲まれ
真夏でも肌を撫でる風が快い、素敵な避暑地・・・なのですが。


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新鮮なガソリンと道草を大好物とするおんぼろカモシカさんは、
「もうR396の風景には飽き飽きしたよー!」と駄々をこねます。

まあどっかに遠野街道と並行した楽しい田舎道もあるかもね、と
それっぽいワキやエダをほじくっていたら、早池峰ダムへ到着。

何故か大音響で初期のドリカムが流れ続ける「道の駅」にて、
遠い目をしながらボトルの缶コーヒーを仕入れておきます。


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ここへ至る県43には、目ぼしいエダワキが見当たらなかったけれど。

県25・エーデルエコーライン(地元民はこんなシャレオツカラハイな
愛称なんか知らなかったりする)には「匂い」「気配」が漂うぞ?

何しろ北に向かえば早池峰山登山口への接続を越えR106へ至る
「四輪でも夜は絶対走りたくない」古式ゆかしい山岳道だもの。


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「さあ農家の庭先で終わるか?はたまた集落の墓地が終点か?」と
セローの嗅覚に任せて気ままに脇道へ繰り出せば、一発目でHIT!

バックに「嬉しい!楽しい!大好き!」を聴きつつ駐車場を出たのが
吉兆だったのか(笑)・・・実はこのルート、選択肢たくさんの面白い
ロング・ダート。

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木立ちが天然のサンシェードとなった林道を駆け上がれば、もう
早池峰ダムから降りて通った集落は眼下遥かに小さく見えます。

どうも「行って来い」のピストンではなく、何処かへと抜けてるっぽい
整備の手が入った未舗装路を突き進むと、現れたのはここ1~2年
なぜか大迫界隈で急激に増殖している「謎の紫案内板」。


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住民にしか耳馴染みのない超ローカルな集落名を記された標識って
他所から来た所縁の無いヒトにはあんまり意味がない気もする。

・・・否むしろGPSナビやスマホのマップが普及した今だからこそ
「ハイテクローテクの合わせ技」で、有効な道標に成り得るのだろか。

さておきコレが林道にまで設置されていることに驚愕を覚えつつ、
まずはキャット・マウンテンの山頂をテイスティングすることに。


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いや、イイ!きつねメ的に「岩手流林道の王道」な雰囲気が満ちてる!

オフロード車を選ぶヒトの多くはこういう空気やこういう風景を味わって
みたくて購入するんじゃなかろうか。

こんな林道に上手く当たると、自然にムフフ~と笑みがこみ上げます。


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「にゃんこやま」のテッペンへ至る最後のアプローチは残念ながら四輪の
轍も消えて、徒歩ですら腰をかがめ木々の枝をかわすようなホントの
登山道となっていました。

トライアルブーツ履いた腰痛持ちのきつねメがわざわざ登るような道でも
あるまいよ・・・と、道の駅で仕入れていた缶コーヒーを取り出します。


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空冷エンジンのセロー共々、木蔭に入って至福の一服アワー。
膝に載せているのは「不測の事態に備えての山刀」、ヴィクトリノックス。

耳の奥へ残るエンジンノイズの残響が去った後は、木々を揺らす
穏やかな風の音とカッコウやホトトギスの声が渡る森。

しかしこの後、突然に大股な速度でガッサガッサと数メートル背後を
抜ける獣の足音が聞こえて一瞬血の気が引いたけど・・・ね(滝汗)。


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もうしばらく、雲の影が過って行く草原を眺めていたかったけれど。

ヒトとバイクの気配を消しての長居は、自重した方が良さそうです。


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並木と7月の陽光がつくるシマシマの影をくぐって、先ほどの紫標識の
分岐へ戻りつつ・・・ところどころ沢掘れの深い路面を読みながら。

「これ、普通の四輪の轍じゃないな・・・たぶんさっきの草原や登山道を
手入れするために、四駆のトラクターが走った痕だわ。」と推測。

軽トラではデフ玉こする程の深さがあったから、勾配のキツさも込みで
考えると、ジムニーでもギリギリ行けるかどうかってトコだもんね。


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もう幾つか曲がれば分岐かな?という林の向こうに、小さな丸い影。
セローの音にあわてて道を立ち退いたのは、アナグマくんでした。

バイクに気付くのも遅ければ、その後のリアクションもモタモタしていて
去り行くお尻を見る機会は多いけれど、案外と写真には撮れないもの。

大きさも動きもタヌキに似ているけど、実はイタチの仲間なんだそうな。


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猫山から分岐に戻ったところで、次なるチョイスはもう一方の内川目。

集落名と思しき表記から今度は折り返すことなくどこかへ抜けるものと
期待を抱いて、カモシカ号のクラッチを繋ぎます。


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っていうか、真新しい立派な案内看板を建てていた割に少々ブッシュが
濃いなぁ・・・あんまり使われてないよね、この道。

いささか苔むしているとはいえ時折りガードレールやカーブミラーも
現れたりするから、「放置された廃道」という訳でもなさそうだけど。


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そこでふと思い当たったこと、それは早池峰ダムや県25の新しさです。

ダムの落成は2000年、周辺県道も当然同時に付け替えられている。

ということは、それ以前に集落を結んでいたのがこの林道だったのか。


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やがて姿を現したのは、小さな黄色い「北上幹線」の電力系表記板と
共に先月のトラウマを呼び起こす「恐怖の終了フラグ」、高圧鉄塔。

バカだよね、それでもヨツワの轍が消えるまで進みたくなるのだから
もはやアレは「きつねホイホイ」としか呼びようがありません。

いや、退路の判断さえ誤らなければ大丈夫だべ(←懲りてない)。


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結果から言うとコレは「吉」!割と珍しく鉄塔の傍までもその先もマトモな
道がついていて、難無く見晴らしの良いポイントまで導いてくれました。

幾つもの山や丘が連なり谷あいにポツポツ水田や畑が点在する長閑な
風景は、民話の里・岩手らしい眺め。

セローを降りて、しばし背伸びと深呼吸。


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鉄塔の下を過ぎて幾つかカーブをやり過ごした先は、きつねメの腕でも
降りられそうな伐採道だったけれど。

出る先が読めていてドラマ性に欠けるので、あえて鉄塔への分岐まで
戻ることにしました。


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開けている代わりに殺伐とした土気色の景色より、例え先は見えずとも
緑濃い森の中で遊んでいたいじゃないか。

少なくともきつねメは、モトクロス・コースや砂漠を走るためにセローを
手に入れたわけじゃないんだもの。

何の木の香りなのか、時折り不意によぎる甘い風を楽しみながら里へ
向かって降りて行くと・・・ほら、またサプライズが待っていた。


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コーナーの向こうで佇んでいたのは、大きな成獣のニホンカモシカ。

「機械仕掛けのヒマラヤカモシカ、きつねなんか乗せてらぁ」だって。

どうせこの谷を真っすぐ超える腕は無いんだろ?オイラの縄張りを
騒々しくするなよ?ブフブフ・ギィーっ!って脅されてしまいました。

年に何度か遭遇するけど、鳴き声を聴いたのは初めてのことです。


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実は高圧鉄塔への枝へ差し掛かる手前でも、コーナーを抜けたら
直線の向こうを成獣のニホンジカが横切って行く場面もありました。

林道散歩歴はそこそこ長いつもりだけれど、約半日の間にこれほど
何度も野生動物と会えたという例は、かなり稀なこと。

盛岡から片道30km少々にある「隣りのまた隣りの自治体」、大迫。
知っているようで知らないこの土地、案外に懐も山も奥深いかもね?


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いい加減スタンディング・ライドにも膝がくたびれて来た午後2時半。
R396へと取って返し、辻の「しらいし屋」さんにて山葵ラーメンを注文。

いつもならお握りとお茶を仕入れるところだけれど、お腹も空いたし
ゆっくり休みたかったのね・・・絶対にクマの出ないところで(笑)。


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餃子(これもワサビ入り)付きの定食でも1000円を切る良心的な価格で
お腹を満たし、県160を経由して「ホントの目的地」だった寺沢高原へ。

「あれれ・・・バイクの兄やん、これからお山に登るの?」と、茶トラの
可愛いちびすけが、路傍で瞳をまあるくしていました。

夏至の日からは、三週間。今時期のお日様なら、まだまだ沈まないさ。


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工事を知らせる看板脇をすり抜けて「マックィーンの道」と呼んでいる
展望台の丘へ至る砂利敷きを駆け上がると・・・あれ・・・?

もしや「景観台無し」と悪評高かった中継基地、広場から移築した?


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ここ数年、階段のフローリングが朽ちて立ち入り禁止となっていた
「登り切ってキッカリ標高1000m」の展望台がリニューアル中。

再オープンに合わせての基地局移設だとしたら、気の利いたことを
やってくれるじゃないか。


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相変わらず缶コーヒーひとつ買うにも、麓の県道まで10km以上は
戻らなければいけない・・・という徹底的な何も無さっぷりが潔い。

一応地元の観光ガイド・マップにも乗っているスポットだというのに
ホント素っ気ないっていうか・・・でも、それでいいんだ、ここは。


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「半端なオモテナシを施すぐらいなら、むしろ全くスッピンのままで
ナマの岩手を感じてもらった方が良いんじゃないか?」

そんなある種の開き直り的スタンスなのか、今年はキャンプ場の
仮設トイレまで撤去されていました。

下のバンガロー群はきれいに残っているものの、事実上廃止って
ことなのかなあ。


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寄って来るアブの羽音がちょいと煩わしいけれど「牧野開設の碑」を
日除けに、ブーツもソックスも脱いで大の字に寝っ転がります。

アリンコやシャクトリムシの二匹や三匹身体に乗っかったところで
何がどうなるって言うんだい?

つま先を撫でて行く森の風の快さに比べりゃ、なんてこたァ無いよ。


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とても他愛ない時間だけれど、こんな時、幸せだな、って思います。
五十路までのカウントダウンが始まってるって言うのに、バカみたい。

でも、ゲーノージンの誰がフリンしようとリコンしようと、ネットで何が
炎上しようと、どこかの国の政権の顔が誰に交代しようと、関係ない。

きつねの幸せはちっぽけ、でも他の誰にも触われない、変えさせない。


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インスタ映えする話題のスイーツを目当てに炎天下の都会で行列に
並ぶ休日なんて、俺には理解出来ないな・・・と。

そのスイーツの値段に、今日のセローのガソリン代や自分の昼飯代と
缶コーヒー3本分に釣り合うほどの価値が、きつねメには見出せない。

ヘソマガリな中年バイク乗りは独り、誰も咎める人影のない草原で
ぼんやりとメンソールの煙をくゆらす次第なんでありますよ。


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楽しいと思うこと、面白いと感じることのベクトルが、ヘンテコで偏屈。

だからきっと世間からズレた生き物になってしまうんだろうなぁ、俺。

そんな自覚があるから誰も誘わず常に気ままに、ブラブラ走るのね。

仮に誰かが同行しても、多分退屈するかイライラするだけだから、さ。


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遠く霞む風車の群れは、荒川高原を挟んだその向こう、貞任高原。

あの丘に立てば、空気の澄んだ日なら、遠く水平線を眺められる。


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「いやぁ、寺沢から眺めれば割と近くに見えるのに遠野回りで走っても
走ってもたどり着けなくて・・・実は意外と遠いんだっけなぁ。」

「でも、なんだかんだ言って面白かったんでしょ?あの直したXLだと。」

「ンだぁ。長いことカブとビーエムしかマトモに乗ってなかったからよ。
ニーゴーの単気筒、改めて乗ってみると身軽で楽しいんだっけなァ。」


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山を下りての帰り道に達曽部の旧街道筋を選んで、最後の一服。


不調だったキックギア周りの修理を済ませた先輩おーさんのXLは
きつねの上司Fさんから譲られた「唯一の23インチ機」こと250S。

オフコースの歌が街に流れる青春時代に購入した`81年式をずっと
寝かせていたため、ナンバープレートも年季の入った「1 岩」です。


あのレトロで武骨なXLなら、きっと昭和の色濃いこの通りに停めても
ウチのセローより絵になるんだろうなぁ・・・。


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「ほらカモシカの兄やん、アンタよりモノ好きな生き物なんてこの世に
もっともっと、いっぱいいるんだよぅ。」

ひょっこり傍らの路地から現れたのも、また茶トラのねこさん。

こちらを向いて人懐っこく鈴の音のような声で鳴き、いそいそ家路へ
去って行ってしまいました。


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・・・さてさて独り言も大概にして、きつねメもアジトへ帰りますか。


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しかし、最短なら往復でせいぜい100km程度の道のりなはずなのに
帰宅後のオドメーターは何故か200kmを越えておりました。

どうも大迫~宮守界隈には、林道ファンを引き寄せる秘かな磁力が
豊富に蓄えられているような。


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かくして次回予告、「まさかの第二回・早池峰ランブリング日記」。

これまた延々ダラダラ書きの恒例冗長ブログになる予定ですけど・・・
何卒呆れずお付き合い下されば、幸いに思う次第でございます。

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ジャンル : 車・バイク

避暑の丘を求め、北の森を散策。







いつの季節にも思うことだけれど、「こんな気候ならこんな曲が聴きたい」
という感性の根って、思春期に出来上がっているように思える。

十代の頃に刷り込まれたものがその後のコンパスの軸になっている・・・
そんな気がするんだね。


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澄んだグラスに感覚の炭酸がパチパチ弾け、ふと何かを思い出す。
サイズの歌はいつでも、氷で満たしたコップに注がれるサイダー。

セローで丘や森を駆ける時、感じ取る色彩や匂いと空気の質が近い。


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日本の北半分を覆う高気圧は相当に意地っ張りな頑固者らしく、
東海道辺りから先へは前線を寄せ付けようとしない。

九州の惨状をニュースで知る都度、「あの雨量の半分以上は本来
こっちへ持ち越して来るはずのものだっただろうに。」と。


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ついひと月ほど前、県北で手つかずに近い昨夏の台風の爪痕を
目の当たりにした直後だけに、「他人事じゃねぇな」と日々感じる。

急峻な山々に囲まれる形で、沢や川に沿った集落が点在している。
山の角度が切り立っている分だけ谷あいの川の増水は速いだろう。

前線の緯度が違えばこちらで全く同じ災害が起きていた。おそらく。


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ともあれ空梅雨となった岩手も、真逆の意味でおかしなことになった。
7月初頭からほぼほぼ毎日、「本来一ヶ月先の気候」が続いている。

高校野球の地方戦で球児と応援客が救急搬送されるなんて、たぶん
前例が無いんじゃないだろか。


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「日中否応なく汗だくで過ごす時間なんて、勤務中だけでいいよ」と
この日は久しぶりに七時雨山界隈まで足を伸ばして、林道散策。

標高はさして高くないはずなのに、盛岡とは空気の質が全く違う。
山を越え森を抜けて渡って来た風は、遥かに軽く肌を撫でて行く。


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山向こうの奥中山では、来月に迫ったイーハトーブに向けてなのか
平日なのにトラ練に励む方々の姿もちらほら。

俺のスコルパ、今期一度もエンジン掛けないままで夏が来ちゃった。
セクションで活躍するトラ車を眺めていると、ちょっと思うところアリ。

・・・全ては自分次第だし、自分の心持ち次第なんだけれどもね。


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ヒョイと師匠・クマさんのところへお邪魔し、小一時間ばかり世間話。
ふむー・・・アレはいよいよそうなるかもしれないのか・・・なるほど。

「帰りは日の長さに甘えて高森経由で」と告げると、師匠ニヤリ。
まあ行けば分かるけどアソコのあの辺に珍風景が・・・マヂか。

やはり不義理せず、顔を合わせられる時はお会いすべきですね。


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クマさんにお聞きした通り、その静寂さが魅力だった高森高原は
いささか騒がしいことになっていた。

風車そのものは嫌いじゃないし自然エネルギーの活用も否定しない。
でも、愛する風景が姿を変えて行く様子には心の痛みを感じてしまう。

触れて欲しくなかったのに、そのままでいてほしかったのに、と。


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師匠のヒソヒソ話の内容はホントだった。すげーな、コレ無理だべ。

ちなみにいつ何がどーなってこーなったのか?は奇妙なことに帰宅後
どんなキーワードで検索掛けようと、一件もネット上に出て来なかった。

検索ワードの候補欄には関係する言葉の羅列が幾つも出ている=
調べてみようと試みたヒトが相当数いるにもかかわらず・・・ということ。

ネットに乗らない案件。沈黙の手法と事情が知りたくなるな、逆に。


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黄昏待ちの時間、広大な畑の真ん中に放し飼いの黒いピレネー犬。

メンソールに火を点け「なんとまあ長閑な風景だこと」とひと息ついて
眺めていた・・・ら、否それ犬じゃねぇよ俺・・・ベビー・ベアだべな。

きつねメに気付いた彼の心中の方が、よほど驚き怖かったのだろう。
くまちゃんくまちゃん、回れ右・・・とっとこ後ろの森へ去って行った。


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高森~奥中山は大好きなエリアのひとつだけれど、イーハトーブの
観戦以外の理由ではしばらく立ち寄る気になれないと思う。

少なくとも重機の群れがあの丘を去り静寂が戻ってくるまでの間、
自分の望む景色や空気は得られないんだ、と悟ったから。

草原に遊ぶ野兎や狐が消えた森、俺の目にも魅力がないもの。


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◎ 追伸 ◎


クマ師匠の許へ縁あって居候するSL230を、ご厚意により少々拝借。

「セロー225と乗り比べて感想を」とのことだったけれど、これは少し
興味深いバイクでありました。


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基本設定の振り分けが「未舗装路7:オンロード3」のセローに対して
それを五分五分か4:6ぐらいに味つけしているのがSLじゃないかな。

アンコを入れ替えられたウチのに比べても、格段にシートが良い。
おしり同等の巾がある座面に合わせたステップも楽で長距離向き。

反面、ワンサイズ広いタイヤを履いているようなアタマの重さから
シッカリ感と共に重心を前に寄せている印象が最後まで付きまとう。

例えるなら「舗装路から無造作に林道へ入り込んで行ける」セロー、
「その手前で一時停止し少し考えてから入って行く」のがSL230か。

但し実のところ直接乗り比べない限り大きな差異はない感じなので、
セローの中古が見つからなくて代わりにSLの出物があったとしたら
もし買っちゃったとしても、別段困ったり後悔したりはしないと思う。

とは感じたものの・・・「実はもうリアのスポークが製廃になっている」
なんていう話も・・・ウチの3RW1より一世代以上若いのに、ホントかな?

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ジャンル : 車・バイク

憩い的な森の日々。 ~セロー、その後~









今日のTOPは、「After The Good-Bye」的なナンバーから・・・。


突然とらみさんが姿を消した夜からちょうど2ヶ月。前ブログの最後に
上げた鮮やかな虹と昨晩の三日月に、少し思うところあっての選曲。

あの七色の橋を渡った彼女、今は三日月に抱かれ眠っているのかな。

とらみさんが住んでいた頃は決して近づいて来なかったスズメたちが
玄関先で賑やかに遊んでいるのを眺めつつ、ブログ打つ休日の朝です。


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さて前回の報告通り「山落し事件」の後、早々に小修理を終えたセロー。

ラジオから流れる梅雨入り宣言を嘲笑うかのように好天続きの休日は、
もちろんぶらぶらヒョイヒョイと山道へ連れ出し、仲良く道草食っています。


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現在は目下、昨秋の台風の影響が少ないR106より南寄りのコースを
探索していますが、それでも予期せぬ通行止めは多々あるもの。

根田茂~砂子沢~早池峰と繋ぐ県43号は知る人ぞ知るエダ林道の
宝庫だけれど、沢に土管を通すためカットアウトしている道も。

でも、ムリはしないと決めました。「行けないものは、行けない」んだと。


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ガラスのように澄み、水底の石を数えられる淵に魅かれ一服していると
スルスル泳ぎ回る少し大きなシルエット・・・あっ、イワナだ・・・。


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この県道、きつねが把握しているだけで「至・大ケ生林道」「至・紫波」
「至・早池峰ダム」と大きく三通りの分岐があったのだけれど。

距離を稼がず観察するスタンスに徹すれば又、見えて来るものがあり。


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あれ・・・砂子沢の分岐にループ出来る林道があるじゃんか。

山越えの八木巻を降りたら、沢伝いの毛無森を戻って来ればいい。
なんとなーくなんとなく、「全線ダート」の匂いがプンプンするぞ?


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結果から報告するとコレ、八木巻は「大当たり」! 最後こそ完全な
登山道の入り口に当たり川に遮られるものの、10km越えの未舗装路。

あまり高くない山なので眺望は望めない代わり、管理が良く低リスク。
とても気持ちよく散歩出来ます。


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しかーし・・・せっかく褒めたのに、毛無森林道は完全にOUT(悲)。
なんと上から下まで法面全て崩れ、大木に道を塞がれておりました。

こーいうところこそ入り口に「路面崩壊のため通行止め」って看板
建てとかなきゃダメぢゃん・・・これじゃ徒歩でも通過出来ないって。


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サイドバッグに詰めて来た缶コーヒーは、再びの八木巻越えを終え
管理人さんが居る鮭の養殖場まで降りてから味わうことに。

「あの界隈はここ二ヶ月、熊の目撃情報が絶えない」とのponさん
情報を活かすことにしたワケです。


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次の休みは月末に当たったため、各種お支払いや確認手続きだのの
所用を早々に終えてから、隣り町のお馴染み林道へブラリ。

いやもうホント梅雨に入ったの?月初めの頃の方が肌寒く雨続きで、
よほど入梅っぽかった気がするんだけど?


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日向ではカンカンと夏至過ぎらしい強力な陽射しに照らされるけれど、
森の中へ入ってしまえば乾いた空気と相まって、爽やかそのもの。

紫波古稲荷の脇から入る山王海~葛丸ラインは走り慣れたコースで
新鮮味を期待せず・・・ただ、山の空気に触れたかっただけ。


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あと一つ目的があるとしたら、一度だけ訪ねられた「奥羽山系を見渡す
幻の牧野」の入り口を確かめること、かな。

「アレは確か、新山のゴルフ場へ至る道の途中に隠れていたはず」
とキョロキョロ周りを見渡しながら進むも、結局再発見には至らず。


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ここは一方通行指定だから、逆ルートの方にあったのかもしれない。
もう日も傾いているし、「捜索は後日改めて」・・・ですね。


10%以上の急勾配が続く、アスファルトに苔が生えたつづら折れを
ゆっくりと降りて・・・最後の一服は石鳥谷の田園を眺めながら。


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今日の散歩でちょっとだけ驚かされたのは、山王海ダムの傍らで
大規模な山林伐採が進んでいたこと。

ただでさえ「一帯がツキノワグマの巣」と評されているエリアなのに
(実際、年に2~3回走れば一度という確率で遭遇します)。

管理や手入れの一環でもあることは理解出来るけれど、これだけ
どこの山でも一気に進めてしまうのって、どうなんだろうね・・・。


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少々もの思いしながら缶コーヒーを飲み干す頃、視界の左隅から
銀色の小さなものが、ゆっくりゆっくり進んで来ました。

あれはボンバルディアかな・・・スマホを取り出して確かめてみると
札幌から来たJAL機の様子。花巻までたった55分で着くとは、凄い。

きつねメが鉄路で札幌へ行った時は、13時37分にこっちを発って。
向こうに着く頃には、くたびれ果てた21時少し前だったのに。

※ 現在は新幹線新函館開通のお陰で約2時間短縮されています。


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「よくよく考えると、目と同じ高さで飛ぶ飛行機の姿を真横から見たの
初めてかもしれないな。」

チャレンジングな賭けという蛮行に至らなくても、セローは楽しい。
共に走る、ただそれだけで童心に帰してくれるキーを持っているから。

大切なことは視野を広げること、いろんなことを面白がれるマインド。
そして、バイクが怖がることや嫌がることを、無理強いしない遊び方。

それで十分。だって岩手のフィールドは、こんなにも広いんだもの。

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プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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