2017 3 11 14:47








残念ながらYoutubeから既に削除されたため、今はリンクを貼ることが
もう出来ないけれど。

昨年までは自衛隊音楽隊がこの曲を演奏する様子が、UPされていた。
撮影時期は2011年、場所は宮城県の閖上地区。

ヒライさん御本人?と聴き違えるほど、声質も歌い方も本当にそっくりな
ボーカルの隊員さんの声に耳を傾けるうち、しかしやがてじわじわと熱く
込み上げて来る感情が、抑えられなくなってしまった。

彼らが何故、ここで披露するナンバーとして、この曲を選んだのか。

表立って語られることのない部隊員一人ひとりの心情を代わりに描いて
ほしかったのだとしたら・・・この歌を置いて、きっと他に無かっただろう。


だから今もこの曲を聴くと、きつねは胸が痛み、目頭が熱くなる。


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今年もその日が勤務スケジュール上、休日に当たっていたことから
月初めには既に「そのつもり」でいたけれど、やはり直前まで迷いが
心の隅にあった。

沿岸に知己も縁もない者として、行くにしても「この日」じゃない方が
良いのではないか?という思いが大きくなったり小さくなったりしつつ
消えることは無かった。

結局東へ向けて愛車の舵を切った理由は「自分がどうしたいのか」に
対して正直でいたい、忠実でありたいと考えたからだった。


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R106の譲り合い車線を海へと向かう、プレハブを積んだ隊列。

内陸と三陸を結ぶ最短路線のこの国道が6年前の震災関連で
復興支援重要幹線となったのは、言うまでもないことだけれど。

この道沿いの市町村も昨秋台風の直撃で大きな被害を受けた為
見掛けるダンプも重機も傍目には、どちらの現場へ向かうものか
分からない。

高速ではないにもかかわらず、盛岡から宮古まで約100kmの道のりを
二時間弱で走れるのは、間に市街地も信号もほぼ存在しない為だ。

内陸を真横に走るR106と、沿岸を縦に結ぶR45の交差点。

NTTの建屋がある通りは今も「津波の記録映像」としてテレビで頻繁に
流れる、湾から堤防を越え船や家屋がなだれ込んだ道路そのものだ。


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「最寄りの海の街」、宮古市はあえてスルー。というのもツーリングでも
ドライブでも、年に何度かは必ずお邪魔する地域ゆえのこと。

今日行きたいのは、震災直後こそ多く取り上げられたものの近年は
全国区のメディアにあまり乗らなくなってしまった地域だったから。


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ここから北なら田老地区、田野畑や普代を通って久慈市辺りまで・・・
このルートは昨春と昨秋、スポーツスターやロードスターで走っている。

信号が青に変わる直前、南行きを選ぶことに決めてウインカーを灯した。

R45と並行し海辺を行くJR山田線は今でも宮古市より南へ走っておらず、
昨年までは生い茂る草に覆われたレールが潮風に赤く錆びついていた。

でも、今年は違う。いよいよ悲願だった宮古~釜石間復旧プロジェクトが
具体的に転がり始めたことを、白く輝く真新しい砕石が教えてくれた。


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R45を南に下るなら・・・と、きつねがまず目指した場所は、山田町。

穏やかな地形で浜が連なる普通の海岸線しか知らないヒトには、
少し理解し難い話だろうと思うけれど。

単純に「宮古の隣り町」と捉えて訪ねると、実情とイメージの乖離に
驚かされるんじゃないだろうか

縦にも横にも鋸の歯の如く湾と山が入り組んだリアス式海岸のため
山田に限らず岩手沿岸の都市は、ほとんどが同一エリア視出来ない
「陸の孤島」。

これは地形に限らず自治体の在り方や考え方も個々にバラバラと
ならざるを得ないことを暗に示している・・・もちろん、復興の進捗も。


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ツーリングでも旅でも「極力行き当たりばったりを良しとする」きつねメ故
ご飯も行きたい方角以外は特に下調べもせず、ノー・プラン。

ただひとつ、ブログで伝えたいことを考えた時、出来れば仮設のお店で
食べたい・・・という希望はあった。

混みあう時間を避けて正午少し前にお邪魔したのは、津波が来る以前
陸中山田駅前に半世紀もの間、店舗を構えていたという「藤七屋」さん。

この情報とて、帰って来てから検索して知った事柄だったんだけれども。


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画像のチューシュー麵と中華そば、あとはライスのみというメニュー。

これはきつねの人生の中でも「選択肢最少記録更新食堂」だけれども、
なんと朝六時開店!というコンセプトを知れば理由にも納得が行く。

要は元々、朝が忙しい漁師さんと市場のヒトたちのための食堂なのだ。

メニューが少なければ誰も迷いが生じないので注文も早く済むだろう。
出すものが決まっていれば作り手だって仕入れも厨房の勝負も早い。

だから・・・茹で上がりも早く済む、細い縮れ麺を使っているのだと思う。


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「品数少なく提供は素早く。しかし、半世紀の歴史は伊達じゃないよ」と。
明らかに大量生産版ではない、マジなチャーシューが口の中で溶ける。

カウンター席の隣では、30歳を過ぎたばかりと思しきスーツ姿の若者が
二人、ラーメンのスープ以上に熱い舌論を静かに交わしていた。

「ずっとヒサイチってキーワードに寄り掛かっていたら未来は無いべよ。」
「不本意な理由だけど町の名前は全国に届いた。ここから繋がねばよ。」

きつねがあえて仮設のお店を選んで聞きたかったのは、こういう声だった。


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「ほとんど無傷で済んだ内陸のヨソモノがよ、ナニ偉そうに!」という
批判は多かれ少なかれ、絶対に避けられないものだろうと思う。

でも・・・ホンネ言おう。俺、切ない。自分でもどうしたらいいのか全然
分からないんだけれども、この先を考えると「どうにかしなきゃ!」と
気が焦ってしまうんだ・・・辛いんだよ、岩手県民として。

食堂の隣りで語り合っていた二人の言葉は、本当に切実な問題だ。

公務や仕事で視察したり派遣されたり、或いはボランティア有志として
この震災を機に初めて全国各地から訪れた人の数は、数万人に及ぶ。

全国に数百数千あるだろう「誰も知らぬ地味な田舎の港町」のことを
キッカケが何であっても「自分が実際に訪れた旅先」に加えた御縁が
とんでもないぐらいたくさんあるはずなんだ。


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「震災当日、炎が市街地を全て焼き尽くす映像が流れた山田だけれど。
その街に住んでいる人々はこんな感じでさ」と語れる人が、全国にいる。

「町長さん自身を筆頭とする役場の人たちが津波で命を落とした大槌は
街の大きさがこのぐらいなんだけれど、こういう地形で全部さらわれて」
という追体験を語れる人が、やっぱり全国各地にいる。

被災された地元の人たちと親身になって触れ合ったことが記憶となり、
その土地その街ならではの事柄を思い出に持つ人が全国にいるのに。

「多くの人に知って親しんでもらえたこと」が、復興に繋げられていない。

ただでさえ自ら声高にアピールし目立つことを憚る県民性を持つが故、
「シンサイとかツナミとかフッコーとか聞き飽きたし正直ウゼぇし」という
関連のない人々の声に、ことさら抗うことも出来ずにいるけれども。

分かるかい?6年経っても耐用年数をとっくに過ぎた仮設のプレハブに
住むヒトが何千何万もいるっていう現状が「とんでもないことだ」って、さ。


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当時40才のきつねメが46才になったって、別に大した違いはないけれど。
しかし客観的に見たら、中学生が成人を迎える程のロクネンという月日は
もう相当に長いものだと思うんだよね。

そのロクネンを「内張りも断熱材もエアコンも一応完備しましたよ」という
物置小屋で、家族一同暮らしてごらん?絶対人生の何かがが狂うよ?

・・・正直な話、想像出来ないでしょ、そんな生活とか、そんな未来・・・。

だけど多分「日々度重なるメディアの報道」という名のロードローラーで
延々繰り返し繰り返し轢かれてノシイカの如くペチャンコになっちゃった
「シンサイ」「ヒサイシャ」「オオツナミ」「フッコウ」というキーワードからは、
聴き手の想像力を3Dで呼び起こすチカラなど、持っていないんだと思う。


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七周忌に当たる日に沿岸から100km離れた街より、さしたる理由もなく
物見遊山にやって来た罰当たりな中年ぎつねは、なんぼ非難されても
仕方が無い存在ではあるんだけれども。

ただひとつだけ主張出来る正義があるとしたら、微々たる数であっても
「被災県民として捉えた現在の沿岸の実情」を伝えることだけ、だろう。


俺たちの愛した不器用な海辺の街へ、どうか耳や心を傾けて下さい。
あの日も絶体絶命のピンチだったけれど、実は今も変わらないんです。

仮設に住む両親が身を削り育てた我が子たちが高校を卒業しても・・・
地元には今も就職先が無く、震災前から育った街を出る他に選択肢が
無いのです・・・。

どうか、「人口流出が止まらない」というネット記事の行間を察して下さい。


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2017年、3月11日、14時46分。

きつねメが今年その瞬間を迎えたのは、旧三陸町・吉浜駅を見下ろす、
他には誰もいない小さな原っぱの上でありました。

昨年は陸前高田でカサ上げ工事に従事する親父さん達と共に首を垂れ、
一昨年は勤務の関係で職場の詰め所から東へ向けて祷りを捧げて。

所詮は自慰行為。

誰かの心を救うことなど少しも出来ない程度の身でも、あの日あの時・・・
自分のことだけで精一杯で、その30分後に襲った沿岸の惨事に対し
何も思い及ばなかった悔いを、胸に刻まずにはいられなかったのです。

けーたろーの窓を下げボリュームを開いて聴き取る、3月で閉局するという
地元防災FMのカウントに合わせて・・・黙祷。


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津波到達を教える無線のスピーカーから耳をつんざくサイレンが響く中。

水平線に向かって両手を合わせた下手の鉄路、三陸鉄道南リアス線の
車両がゆっくりゆっくりと徐行を掛けて、やって来るのが見えました。

ナンだろうね、ナンなんだろうね・・・自分でも説明のつかないような
とっさの行動だったけれど・・・何故かきつねの右手はオデコに対し
自然と斜め45度の角度で添えられていたんでありますよ。

黙禱を促すサイレンが鳴り終えた頃に、その細い瞳を開けた時には
乗務員さんの白い手袋も、こちらへ向け返礼を手向けておりました。


見知らぬ相手とも敬意と敬愛を交わす。PIECEって、そういうことだ。


それだけでも今日この場所へ来た意義が確かにあったのだと思います。


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いつの頃からか、代々内陸と沿岸南部のバイク乗りが共有する大切な
「交流と情報交換の要所」である、辻のしらいし屋にて黄昏の一服を。


知る人ぞ知る名物だったワンオーナーの前期コスモ・スポーツも既に
在りし日の雄姿を店内のパネルに残すのみだけれど・・・。

きっとあと一月もすれば、例年通り缶コーヒーを片手に談笑を交わす
単車乗り達が、しばしば見られるんじゃないかな。


ここ最近は軽く小さなセローとゴリラばかり引っ張り出しているものの。
今期は積極的に「大きい方」を活躍させ、出来るだけ三陸の海へと
出向きたいものです。

貧乏で見すぼらしい中年ぎつねが彼の地へ落として来られるお金や
報告のブログがもたらす効果なんて、たたが知れているけれども、ね。
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寒がりきつねと、暑がりコイル。 ~ええまたイカれやがりましたとも~







今回のメインテーマは「スズキ」ということで、TOPにはかつて同社の
CMにも使われていた曲から、ひとつ。

きつねメは、良く知られた前期の「前略~」より後期のコッチの方が
ハードで好みなんだよね。

彼らが叫ぶ男気満点のキメ台詞、「イチもニも無く LOVEⅢ!」に
感化されたせいか、高校生の頃はよく中古を探したものです。

硬派なCMとは裏腹にアヒルっぽいスタイルのお陰で人気が無くて
運が良ければ廃車ヤードにも転がっておりました。

実は俊足で知られた後のカーナやHiと同系列のハイパワーエンジン
だったので、手に入ればJOGやDJ-1にも負けない加速を楽しめたと
思うんだけど・・・やっぱ二輪ではスズキと縁が薄いのかな、俺。


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さて、日々暮らしの友たるけーたろーさん。先日体調を崩しまして
主治医のメカニック・Nさんのガレージへ入庫しておりました。


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症状としては俗に言う「一発死んでるっぽい」ってヤツなんですが
これは3年前にも一度、7万㌔手前で同じトラブルを起こしています。

この際は「コイル死んでる」→「プラグとセットで全交換」→「しばらく
復調するも再発」→「実はタービン・ブローでオイル吸ってた」という
悪夢の三連コンボを食らっていた経緯がありまして(泣)。

今回はアイドルコントロールバルブを疑って清掃してみるも症状が
変わらず、「また副次的なトラブルを抱えていたらシンドいよな」と
あえてそれ以上いじらないで本職にお預けした次第です。


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先に結論から述べると、原因は今回もダイレクトコイルの昇天。
一個は完全におシャカで、もう一個死にかけていたのがあるそう。

初回のコイルはNL1、今回逝ったのはNL2の型番があるDENSO製。
で、Nさんが手配した日立製(DENSOへの供給元?)もまた頭部が
異なる形をしていたとのこと・・・再対策品なのかしらん。

K6Aはコイルの耐久性に難がある、ってのはよく知られた話だけれど
しかし推定2万㌔台で再交換とは・・・高価なんだよねえ、コレ・・・。


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実を言うと、一か月前に「くまさん新年会」で県北某所に出向いた際
人気のないタイトな積雪路を走り回ったのが原因だったか?という
心当たりは秘かに持っていたりします。

如何に厳冬期とは言え、数十分間過給掛けっぱなしで1~3速をフルに
使うような雪の林道走行。
これが熱に弱いダイレクトコイルには酷だったのか、帰り道で少々
アイドリング時にエンジンがブルつくようになっていましたから。


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とは言え、一旦走り出してしまえば何事もなくスムーズに加速するし
以後マフラーからオイルを吐くことも燃費が落ちることも無かったので
さして気にしていなかったんだけれど・・・。

今にして思えば、あれが「コイル昇天の兆候」だったのか。

「K6Aはコイルやタービンの他、距離が伸びて来ると『バルブの傘が
割れる』症例もあるから、気をつけて様子を見た方がいいですよ。」
とはNさんのアドバイス。


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今月/来月とロードスターやスポーツスターの車検が待っているので
このタイミングでの出費は正直痛かったけれど、でもまあ大きな
トラブルでは無かっただけでもラッキー、と考えるしかないのかな。


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さて、今回数日代車としてお借りしたのは、しばらく前のワゴンR。
当地ではちょっと珍しい、NAのFFで5M/Tという仕様であります。

以前コレと同型のFF・4A/Tに乗っていた友人・Takちゃん曰く
「圧雪の上り坂ではFFとは思えないぐらい前輪の荷重が抜けて
からきし登れない」「ブレーキのABS設定が最低で踏み加減が
コントロール出来ない」とのことだったけれど、レンタル期間中は
幸い積雪に見舞われることも無く過ごせました。


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足掛け3日・トータル100kmほど走らせてみた感想としては、
「普通に乗る分には、いろんな意味で至ってマトモなクルマ」。

非力なノンターボに大きく重いボディの組み合わせなので正直
走りっぷりに関しては全く期待していなかったんですけど・・・
フリクションロスの少ない2WDとそれに応じたギアレシオのお陰か
事前に想像していたよりは全然よく走るんですよ。

シフトフィールは驚異的に短いストロークの割に節度がないのが
ちょっとアレだけど、ギアのステップ比も適切で痛痒を感じる事なく
こっちの操作に応じた加減速が利くんであります。


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ステアリングフィールも、エアバッグ付きの重い純正を捨てたり
ラック一式をクイックなワークス用に交換したりと手を加えた末に
ようやく普通になったウチのけーたろーに比べたら、ツルシでも
まず違和感を感じない仕上がりには進化しておりました。

ドラポジに関しても、床とシート座面の位置関係はジャストで自然。
強いて言えば、大柄なきつねメの体格にシートのスライドを合わせると
ステアリングがゲンコツ半分ほど遠いので、テレスコ機能が欲しいかな。


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前回お借りしたライフ4WDの「オートマの設定がとにかく眠たい」とか
「やたらシートが低く違和感デカい」という、貸与期間中に用足し以外
どこにも出掛ける気になれなかった印象とは真逆のクルマ。

このワゴンRだったらそこそこ「気晴らしドライブに出掛けてみようか」
という気分になれます・・・但し圧雪凍結路では乗りたくないけどね。


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「圧縮高くて低回転からキビキビなノンターボも捨てがたかったな」と
同じK6Aなのにローコンプ・どっかんターボなけーたろーを引き取った
帰り道、最寄りの温泉に浸かりつつ少々もの思い。

アレは多分、重いボディを加味して低いファイナルを組んであるから
相応に走るんでしょうね。

今どきのクルマはもっと燃費重視で回転を抑える高いファイナルを
設定するから、ギリギリ絞られた燃調と併せて「かったるいクルマ」に
なってしまうんだろう・・・。

俺なら例えリッター3kmオチてもいいからアクセルに対するコール&
レスポンスが楽しい乗り味のクルマの方を選ぶけどねぇ。


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例えばラーメン食うなら、ヘルシーな代わりに薄味スカスカで印象が
後まで残らないようなヤツは、食べログで高評価を得ていたとしても
きつねメはまったくもって「食べてみたい」とは思わない。

せっかく「今日は絶対ラーメン!」と心に決めて店の暖簾をくぐるなら、
ついでにご飯も頼みたくなるぐらいなパンチの効きが欲しいもの。

うん・・・自らオートマのワゴンを選ぶのは、ラーメンの汁を飲み干す
気力がなくなった頃合いでもいいや。


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まだまだ元気の良い、走らせて楽しいマシンを選んでいたいからね。


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◎ 今日の イカしたクルマ ◎


疑り深いきつねメはコイル交換後「本当に機関関係はトラブル無し?」
と、少しまとまった距離を走ってテスト。

終始落ち着いたアイドリングと滑らかな吹け上がりを確認した末に
納得の思いで黄昏迫る郊外温泉へ寄り道(←また温泉かよ)。


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良質の湯とサウナでのぼせて湯気を立て立て駐車場へ向かうと、
片隅に珍しく「陸自のメガクルーザー」がパークしておりました。

駐屯地の傍にある関係で「陸自のパジェロ」こと73式小型トラックが
停めてあるのはしょっちゅう見掛けるのですが、「デカい方」となると
ここでは今回が初対面。


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国産ハマー/ハムビーの異名を取るだけに、間近で見るとホント
巨大ズワイガニみたいなフォルムが異様な迫力を放ちます。

ちなみに現行のナナサンもコレも、意外な事にオートマなんだよね。
確かクーラーかエアコンも標準装備だった記憶があるなぁ。

コクピットには今もJEEP時代の名残みたいなメーター・ランプとか
無骨なロータリー・スイッチが垣間見られて、心を魅かれます。


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そして変態きつねメの最強萌えポイントは、この「リダクション・ハブ!」

元々ウニモグ大好きな俺ってば、もうコレが付いてるのを見ただけで
悶え死にそうなほど喜んでしまう・・・ああ、もちろんインボードディスク
ブレーキも抱き合わせのオヤクソク・・・うーん、気絶しそう(馬鹿)。

しげしげと眺めて回れば、アンヨも四輪ダブルウィッシュボーンだもの。
もうこれだけでお腹いっぱい、なんてカッチョイイんだぞっこんLOVE!

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マタギと山伏の里、束の間の雪山散策。







今日のTOPには珍しく「ダンスしていないPerfumeのMV」をひとつ。


常にCOOLでキレが良く、無機質にしてコケティッシュ、というのが
彼女たちに対する印象だけれど。

「8ミリで切り取った東京の冬、小春日和」の雰囲気が心地良くて
なんだか時おり眺めたくなる動画なんであります。


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さて・・・かく言うきつねメが先日出向いた先は、首都とは真逆の
超寒村、県内指折りの豪雪地帯・西和賀村 沢内。


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盛岡市からの位置関係は僅か二つ隣りの村だけれど、そのひと山
向こうは只今怒涛の大雪に見舞われている秋田県です。

小一時間ほどアジトの雪かきを終えてけーたろーに装備を積み込み
県道一号を南西へ向かえば、路肩の雪の壁が見る間に嵩を増して。

ワハハハ・・・対向車線にハミ出すほど馬鹿デカい排雪板を備えた
西和賀名物の特大ローダーが出迎えてくれました・・・。


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これほど雪が積もり倒す地域なのにロータリー除雪車を使わない
理由は、おそらく県道に沿う形で民家が連なっているから。

盛岡近郊ではお馴染みのモーターグレーダを使わない理由は
たぶんボディが長過ぎて県道から路地へ入れないから。


こんなきつねの見立ては正解か否か?どなたか是非ジャッジを。


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ちなみに、クルマを運転しない爺ちゃん婆ちゃん子供たちのために
歩道の除雪にはこんな「可愛いヤツ」が活躍しております。

ここ「県一」は街を結ぶ主要国道や抜け道として並行する県道と比べ
大型トラックの交通量が少なく、舗装の傷みも酷くはならないようで。

補修のパッチングがほぼ無いこと、出動回数が多いために手練れの
オペレーターが多いことも手伝ってか、除雪の腕前は青森並みです。


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それにしても一月半ばの沢内としては、例年より雪の壁が低いなぁ。
時期的には、あと50cm高くても不思議はないハズなんですが。


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きつねメの今回の企画は、毎年恒例となった「スノーシュー散歩」。

と言っても実質は雪道ドライブと雪山散策、温泉を掛け合わせて
冬を楽しみましょう、という程度のモンなんだけれどもね。


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一昨年、シーズン処分セールの大特価で手に入れた低斜度用の
スノーシューとブーツ(28.0cmなので売れ残った格安品)という
なんちゃって的な装備なので、そもそも本気モードにならんし。

上下ウェアにしてもグローブにしても手持ちのスノボ用をそのまま
転用しているので、本格登山仕様じゃないわけですよ。

まあ自己流故に技術無し・同行者無し・体力無しなきつねメには
麓に民家の見える里山散歩ぐらいで丁度良い、ってところかな。


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ちなみにスノーシューって巷のイメージとは違い案外と沈むので
歩行は「腿上げ運動」に近く、普段いかに摺り足で歩いているのか
身を以って痛感させられます(苦笑)。

実はこれも狙いのひとつ。セローで山野を駆けまわり楽しんでいる
春~秋に対し、長く厳しい冬はどうしても運動不足になりがち。

そこでひとつ、体脂肪を燃やしつつ全身を使って遊び、これまた
不足しがちな充実感も得て参りましょう・・・と考えた次第。


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スノボに耐えられなくなった膝も腰も、ゆっくりマイペースで労りつつ。
でもなんだかんだ言って、やはり天気の良い日は青空の下にいたい。

それが本当の理由かな。


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スノーシュー散歩そのものは、盛岡近郊でも他の山でも楽しめる。

でもあえて一昨年と同じ場所を選んだのには、訳があります。


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その前回のトライで、きつねメはかなりキッツい思いをしました。


日没を過ぎて麓へ戻った際、なんと愛車の鍵がポケットに無い!

その時点で八割方の体力を使っていたにも関わらず刻一刻と闇が
迫る中で、もう一度自分の足跡を追い鍵を探しに行く羽目に(泣)。


結局キーは無事に見つけられたものの、神経と体力を限界まで使い
果たしたのか・・・信じ難いことに、たった一日で7kg痩せたんです。


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望外のダイエットはさておき、流石に「遭難」「凍死」というワードが
脳裏をよぎる探索の中、視野に入った瞬間に何故か本能的な衝撃を
受けたのが、ひっそりと佇むこの祠。


森と同化していて気付かなかったんだよねえ、最初の行き帰りの時には。


以降の二年間、どうも投げたコインがことごとく「裏」と出るような事象が
続いている気がして、その都度この祠のことが胸に浮かんでいたのです。


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参道の端を歩いて二礼二拍手一礼にて「山の神様」に二年前の非礼を
お詫びしつつ、「決して森を荒したり傷めたりは致しません、その懐にて
少々散策のお許しを願います」とお祈りを捧げました。

社の扉は閉じていたけれど、それでも気は心。御挨拶は、大切です。

バカバカしいと思うでしょ・・・?だけどね、行ってみるとよく分かるよ。
今もマタギが住む深い山々には、そういう何かが根付いているもの。


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伐採用と思しき林道が途切れた後は、「あの枝まで登ってみようか」
「もう少し歩けば景色が開けるかな?」の、繰り返し。

薮が雪に覆われ葉も落ちた林は見通しが利いて目標も立てやすく、
きつねにも素人なりになんとなーくルートが読める感じです。

スノーシューの重さや抵抗とキツい斜度の掛け合わせは意外に骨が
折れるもので、カニ歩きで目先の幹まで登っては寄り掛かり息を整え
「さて、次に小さな木や枝をかわして行ける線は?」と見渡して。

あれ?この感覚、なんだかバイクのトライアルに似てるんじゃない?


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前回の教訓から「登坂リミットは一時間」と自身で決め、どこか開けた
場所で至福の一服を・・・と欲張り続けた結果、それでも山頂へ到着。

丘に毛が生えたぐらいの名も知らぬ小さな山ゆえ、思い描いたような
眺望は得られなかったけれど、それでもくたびれたなりの達成感アリ。


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例え「軟弱なんちゃってハイカー」でも、やるでしょ、やりたいでしょ、
是非やってみたいっしょ?これだけは(←超ミーハー。笑)。

かつて野宿ライダーに憧れつつ、持ち前の腰痛でテント泊に挫折した
黒歴史の忘れ形見、ガスストーブと携帯ヤカン。

この日は幸い風も無く穏やかで、周囲に衝立を巡らさなくてもお湯を
沸かすことが出来ました・・・が、ここで天然ならではのヤラカシ発覚。

ガスもストーブも、水もヤカンも、インスタントコーヒーもある。ちゃんと。
しかーし、なんと「それを呑むためのコップ」が、ないぢゃないか俺っ!





「そーだよ ア・ホ・だ・よっ ホントにオイラは ア・ホ・だ・よっっ」

脳内で踊り狂うパーク・マンサー(彼はその後どうしてんだろか?)を
「言われんでも分かっとるわっ!」と逆ギレのグーで殴り倒しつつ、
虚しくストーブの火を消し涙目でコンビニおにぎりを頬張るきつねメ。


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まあまあコーヒー飲めなくたっていいじゃないかそれはそれでさ、と。

「20年前のポリタンクはアメていて使い物にならない」と学んだ昨年。
それは空のペットボトルでも代用出来るんであります。

では今回は「ハイキング専用のコップを探す楽しみ」を得たと思えば
良いんじゃなかろうか・・・はい、開き直りのポジティブ・シンキング。


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木々の枝に遮られフォトジェニックとは言い難いけれど、その間に間に
見える雪化粧の山並みは、「この時期・この場所」に立たなければ
見られないもの・・・良いお天気に恵まれた、それだけで充分幸せです。


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百メートルほどの僅かな稜線を渡って、谷の向こう側を選んで下山。

幸い上り側の斜面とは違い、ルートを選ばずとも自然に降りて行ける
まばらな木々の間隔に助けられて、所要時間は30分少々でありました。

一昨年来た時は、この小さな沢伝いに歩いて戻ったんだっけなあ。
・・・これで僅かながらも経験値、ワンアップ・・・かな?


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途中ツリー・ランが楽しめそうな斜面を見つけ、わざわざスノボ担いで
ハイクアップするスノーボーダーの気持ちを垣間見たりしつつ。

上りと下りで「人の手が入っていない林」「植林の手が入った林」の
違いを体感しながら、再び山麓の祠へ出向いてお礼のお参り。

植林された杉のキレイな間隔を見ているとオンシーズンにはウチの
スコルパを持って来て遊びたくなるものの、実際はたぶんムリかな。

冬に歩き回れるのは、ブッシュや木の根が雪に隠れているからこそ。
それにバイクを持ち込めば、この山の神様に叱られてしまうだろうしね。


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都度訪れる寒気団の途切れた合い間、昼間の気温はプラスに転じて
終始穏やかなトレッキングを楽しむことが出来ました。

それでもガッチリ分厚い氷で覆われた用水路が西和賀の厳しい気候を
伝えてくれます。

クルマやバイクの疾走感とは裏腹、時速五キロに満たない速度の散策。
しかしその地のディティールを、ひとつひとつ細やかに拾えるんですね。

この感覚は自転車でのポタリングに、ちょっと似ている気がしました。


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「冬至からちょうど一か月、ずいぶん日が長くなったもんだなー。」
と感じ入りながら立ち寄ったのは、今回も沢内バーデン

そこそこ大きめの浴槽とスチームサウナ、露天風呂まで装備して
日帰り入浴の料金は銭湯より安い、驚異の300円!

その露天の湯が豪雪に負けてぬるま湯になっちゃっていたのは
当地ならではの御愛嬌として(一昨年は完全に凍ってた。笑)、
貸し切りに近いぐらい空いているのもポイント高いところです。


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除雪ローダーがキレイに整えた上で日中に一度溶けた路面は、
夜間に冷えてまかり間違うとボブスレーのコース並みにスリリング。

トレッキングの疲労と一時間半浸かり倒した温泉でボケた感覚でも
路面を探れる頼もしい愛車に感謝しつつ、70kmの道のりを帰ります。

地吹雪によるホワイトアウトも珍しくない県道一号で、朝から晩まで
スムーズに行き来出来た・・・うん、やっぱり今回はツイてるね・・・。


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冒頭に「マカロニ」のPVを上げた意図は、同じ季節の対比なんです。

きつねメが東京に行く都度に感じることは、見渡す限りの建造物。

全ての土地が建物と舗装で固められているということは、公共にしろ
私有地にしろ、誰かしら・何かしらの形で所有されている、ということ。

それは移動するにしても遊ぶにしても、場所や土地の所有者に対し
何らかの形で利用の対価を支払わなければならないシステムを
意味しています。

田舎にはないハイテクな遊び場もイベントも無数にあるけれど、反面
どんな遊び方を選択しても、その為の施設に出向いてお金を支払う。

生まれも育ちも生粋の岩手っ子なきつねメにとって、それはいささか
不思議というか大変というか、少々世知辛い気がしてしまうんだよね。


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ニンゲンに化けきれない半妖怪な紺之介にとっては、いつも森や林が
傍らにあって、気が向けば山懐で遊ばせてもらえる田舎暮らしの方が
やっぱり向いているのかもしれません。


・・・例えその分だけ、冬が長く厳しいものであったとしても・・・。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

ヨンクのホント、ヨンクのウソ。 ~スノー・ドライビングの愉悦と雑感~







いやー、平年以上の気温が続いた後なだけに、王様級寒気団による
底冷え感がハンパない今日この頃ですが、皆さまお元気ですか?


しばらく更新をサボっちゃった理由は、「ネタがない」のではなくて。

雪が積もると何故か脳内で庄野真代の「モンテカルロで乾杯」
自動再生され、TOPに置いたような動画に見入っちゃうから(笑)。

あの曲はいったいどこがモンテカルロなんだ?って話はさておいて。

生活密着型軽フルタイム4WDをアシにしている身としては、WRCの
ラリーカーの挙動って面白いというか、不思議というか。

駆動系の制御レベルが段違いに高度なことは勿論分かっていても、
この「自在の効く姿勢作り」が魔法のように見えるんであります。


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特大な寒気団の来訪からこっち、しばらく真冬日続きの我が北東北。

親の仇でも取るが如き日本海側ほどの豪雪には至らないものの、
勢い余って奥羽山脈を越えた雪雲のオコボレを頂き、街は銀世界。

日中もプラスに至らない気温のお陰で、郊外に出向くとサラサラな
パウダー・スノーの道がいくつも見つけられます。


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「まだ身体がマトモな頃だったら絶対後ろにスノボ積んでいたな」と
年末の断捨離でも未練がましく捨てられなかった装備がアタマを
チラッと過りつつ。

それでも路面が「滑らせても舵もブレーキも効く」絶妙のサジ加減と
なれば、冬道好きなドライバーには絶好のドライブ・コンディション。

用足しに出たつもりが、気付けば遥か彼方までついつい遠回り。


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「そう言えば春~秋にセローで出向いた丘は今頃どんな景色になって
いるのかな?」と気の向くままにステアリングを切れば、やはり予想を
裏切らない、冬ならではの広大な雪原が広がっていました。

緊急用に積んである長靴を引き出してカメラを片手に斜面を登りつつ
「雪も寒さも、ネガティブなことばかりじゃないよね」と独り言。


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FMから流れる交通情報では、毎年延々変わり映えもすることなく
「雪道では急発進・急ハンドル・急ブレーキは避けましょう」と。
誰でも分かっていて何の参考にもならないアナウンスの棒読み。

そんなことは誰でも自然に行っている。そうせざるを得ない状況で
的確に判断や操作が出来ないから、事故が起きるだけのこと。

本当に意識しなければならないのは「タイヤの転がし方」じゃない?

限られたグリップ力で真っ直ぐ転がりたがるタイヤを、どうあやして
制動したり舵を切ったりする方へ配分して行くか、っていう意味でね。


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大抵のドライバーは雪の下り坂を怖がるけれども、それが直線なら
タイヤはただ重力に従って真っすぐ転がって行くだけなので、別段
ナンということもない。

問題は「そこから何かしらの操作を要した時」。

100%前進方向に使っているグリップを、コーナーの手前からそ~っと
2割なり3割なり減速で削り、その分をじわじわと横Gに割り振って行く。

オートマはエンブレの使い方にあまり巾が無くて多くをフットブレーキに
頼るしかないから、「意図した減速」に確信が持てないんだろう。

だから交通情報のアドバイスは、ボケた平凡な内容に終始せざるを
得なくなってしまうのかもしれない。


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それから・・・よく「雪道で4WDが2WDに勝るのは加速と走破性だけ」
「減速については駆動方式に関係ない。だから4WDも刺さる」なんて
訳知り顔で語るクルマ好きがいるけれど・・・それは半分「ウソ」だ。

というのも、「駆動が四輪に繋がり配分される」ということは反面で
「エンジンブレーキもまた四輪に伝達されて利く」ということだし。
その上に乗せて効かせるフットブレーキについても言わずもがな。

加減速でもコーナーでも姿勢の安定度は明らかに4WDの方が上。


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こうして語ると「全方位死角ナシの無敵マシン」に思えるけれども。
4WDならではの本当の落とし穴は、正に「その先」にある。

・・・2WDより限界が高い代わり、ブレイクした後の挙動が読めない。

きつねが四駆を手に入れて10年以上、けーたろーに乗り換えてから
もう6年以上経つけれど・・・実は未だに「姿勢変えの勘どころ」が
掴めていなかったりする。

例えばFFのようにステアリングを切りサイドを引けば四輪全部ロック。
FRのように減速フェイントからスロットルを踏んでも、進む方向が曖昧。


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基本的にはアンダーステアで、二拍ぐらい置いて車体全体がダラダラ
横向きに外へ流れる・・・まるで逆バンクのコーナーを走るように。

そのくせノーズ・ヘビーな重量配分とドラムのリア・ブレーキが時折り
不意打ちに顔を覗かせ、進入からテールが遊ぶこともある。

軽さと小ささが幸いしてどう動いても手の内から余らず、こっち側の
車線内でコトは収束するんだけれど、ホント挙動に掴みどころがない。

これが3ナンバーのへヴィ級でも同じ癖を持っていたとしたら・・・
まあ確かに、おっかなびっくり走らざるを得なくなるモンなのかなぁ。


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冒頭に「WRCラリーカーのアクションが自在過ぎて不思議」と書いた
理由は、きつね自身の「フルタイム4WD観」との差異が大きい故。

まあケン・ブロックのド派手なプロモーション動画を眺めるだけでも
機構が全くの別物であることは明白で、比べることすら間違っていると
自分でも分かっているんだけれども・・・。

※彼はしばしば長いサイドブレーキを使ってマシンをヨコに向けるし
コマネズミのようにクルクル旋回することからも、駆動配分をかなり
FR的な方向へ振っているのが見て取れますね(アクティブデフ?)。


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ともあれ一度手にすると、持ち前の走破性と小気味良さが癖になり
別のジャンルへ目が行かなくなってしまう、軽のターボ四駆。

「この持ち味を生かすならミッションはマニュアルに限るよなあ」と
寒空の下に冴える夜景を眺めながら、一服。

けーたろーのオドメーターは現在9万㌔を過ぎたところ。

これからも長く乗るつもりなら、いいかげんお疲れさんな足回りの
ブッシュ類やエンジンマウントの交換も視野に入れなきゃいけないし
クラッチや二度目のタービン換装も覚悟が必要になりそうだけれど。


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仮に乗り換えを考えても相応しい車種が思い浮かばないんだよなぁ。

そもそも軽ターボ4WDでマニュアルミッションの中古なんて、ほぼ
絶滅危惧種だろうしねえ・・・今となっては・・・(溜息)。

テーマ : 車関係なんでも
ジャンル : 車・バイク

「結果的には大掃除?」な、続・断捨離日記。







主人公がエンディングを作って歌ってヒットしちゃったため、少しばかり
かわいそうな扱いを受けているオープニング・テーマを今日のTOPに。

十分にPOPでキャッチー、もし「恋」という曲がドラマの〆に置かれて
いなかったら、実はもっと売れていたんじゃないかな・・・と思います。

いや、見事大団円の最終回を迎えた「逃げ恥」そのものについては
リアルタイムで観てホロリとし、また勤務明けに再び録画を観ては
張られた伏線と小ネタに気付いて感嘆し、語りたい気分も山々と。

でも視聴率20%ってのは「5人に1人しか見ていない」ということなので
ここでしゃべくり倒しても仕方ないかな・・・と、自粛しておきます。

それにしてもブルーレイSetの発売は3ヶ月も先なのか。切ないなぁ。


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「システムの再構築が必要ですね」と星野源演じるヒラマサくんを
真似てメガネを押し上げても、ひと回り年下のキュートな嫁さんが
貰えるワケではないけれど。

石田ゆり子が地のまま出演していたような「ゆりちゃん」の言葉を
借りれば「そんな呪縛からは早く逃げてしまいなさい」、という事で。

「捨てるにはもったいない」という呪詛から逃れるべく断捨離活動を
クリスマス直前になお推し進めている昨今のきつねメでありますが。

そんな中でも各所のクローゼットを全てブチ撒けてみると「こんなの
まだ持っていたのか!」と自分でも驚くようなモノが出て来たりします。


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上の画像は単気筒カスタムの大御所・ペイトンプレイスが製作した
ツインサスSRX用のタンデムシートとテールカウル。

アレに乗っていた頃は同社のマフラーも所有していたのだけれど、
「あのSRXをどうしても譲ってほしい」と申し出てくれた当時の同僚が
その柔らかく低い音色にいたくホレ込んでいたので、快く譲渡。

・・・そして何故か純正よりも野暮ったいシートだけが残りました。


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そして「あの系統に御執心なのは十代後半から二十歳までだったのに」
と首を傾げてしまう、ヤマハ空冷原付用と思しき純正キャブも数個。

画像左右は口径違いのミクニVMで、中央はおそらくポイント点火期の
TK製ミニトレ用なんじゃなかろうか。

これが4ストに向いたケイヒンだったら、今も所有するゴリラやXLR80Rへ
転用することも考えられたんだけどねぇ。

もしもいつかMR50を稼働状態へ復帰させることがあれば、部品取りに
活かす機会もあるのかもしれません。


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逆に「これは今なら使い道があるかな?」と思いついたのが画像の
小柄なタンクバッグ・・・たぶんコロナ社末期の頃の作品でしょう。

よく考えられた前後留めの固定フックを眺めると、上手く行けば
セローのタンクにも程良く搭載出来そうな感じなんですね。


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コロナと言えば「プレスライダー御用達のタンク左右を取り回す
バンド留めバッグ」が代名詞で、近年復刻生産も成されたものの。
`90年代にはレーサーレプリカにも装着出来るよう、こんな商品も
設定されていたのです。

少し縁の縫い目がほころびているけれど、馴染みのオカミサンに
修理をお願いして活用の道を探ってみるつもり。


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これは現行車では既に見掛けなくなって久しい、四輪用の据置型
リア・スピーカー・・・そう、ライト類を点灯すると連動してリアのロゴが
光るタイプの、割と後期のケンウッドです。

下面に大きなコーンが突き出している為、ちゃんとボックスを作って
据えてやれば、今でもけっこう良い音を聴かせてくれそうなんですが。

いかんせん後席を倒してまで積載スペースをフルに使うきつねメには
あまり向いていない装備なんでありますね。


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収納スペースから全ての物を廊下へ引っ張り出し、埃まみれになって
「これは要る」「これは捨てる」と仕分けまくった後で今日が祝日だった
ことに気付いて、足の踏み場もない惨状に血の気が引いたけれど。

開き直ってダメ元で調べてみると、大半の断捨離対象物が該当する
「可燃ごみ」は本日も受け入れてもらえることが分かって、ひと安心。

長いストロークを持つリアサスも、こんな用途に生かされるのは不本意
なんだろうなぁ・・・でもお陰で過積載にも耐え、十分に役割を果たして
くれました。


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というのも(画像には載せないけれど)今日の処分品のほとんどが
クルマやバイクの雑誌と、かつて冠婚葬祭の引き出物の主役だった
タオル類を梱包していた段ボール箱なんです。

今でこそ「選べる便利なギフト・カタログ」が主流になっているものの
10年ぐらい前までは「誰が受け取っても無難なもの」ということで、
お茶や海苔のセットと並んでド定番だったんですよね、タオルって。

これが過剰包装の典型みたいなもので、いざ全て箱から取り出して
まとめてみると「なんであんなに嵩張っていたんだ?」と驚くほど
中身のボリュームはコンパクト。

これが大量に出て来たので、ヤレてくたびれた使い古しのタオルと
全て入れ替え、余剰分と併せて処理して来た次第です。


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処分場までの往復一本目は重量130kg、二本目はなんと180kg!
(これは無料で引き取ってもらえる上限ギリギリの重さでした)

これだけ積んだら、そりゃあ操縦性も挙動も激変しますわな(笑)。
お陰でやたら過給を多用しタービンを酷使する成り行きとなりました。

だけど居住スペースをリニューアルした昨冬とは違い、残念ながら
クローゼットは中身をなんぼダイエットしても、扉を閉めてしまえば
様子は以前と全然変わらないので、ちょっとやりがいが薄いんです。

でもまあ、空いたスペースを順次整理して活用して行けばジワジワと
普段の空間にも努力の成果が現れて来るでしょうから、そこに期待を。


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・・・とかなんとか言いながら、断捨離の修羅場に届いたものは
やっぱりなんだかジャンキーくさい中古パーツだったりする訳です。

いやいやコレは、実は貴重なXLR80Rの純正フロントフォークなので
決してゴミなんかでは・・・ゴミなんかでは・・・否やっぱり世間的には
萌えない燃えない粗大ゴミにしか過ぎないのかも・・・。

結局のところ先進国では、「人間が生きて活動し続ける限りゴミを
生産し続ける」というところに落ち着いてしまうのかもしれません。


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「箱に入るのが大好きだからって、間違えて捨てたりしないでね。」

大丈夫、決してみくりちゃんがヒラマサくんを見捨てなかったように。
ヒラマサくんも最後まで、みくりちゃんを見限ったりしなかったように。

きみはきつねの、きつねはきみの、大切なパートナーですから、ね。

テーマ : 地味にコツコツやってます
ジャンル : 車・バイク

プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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