けーたろー、復調整備と車検のためのドック入り。







既に2月も下旬だというのに、強まる陽射しと裏腹な真冬日が続く
きつねの街・・・ついにハバロフスクと合併したのか盛岡市。

そんな訳で「せめてTOPだけでもHOTなヤツを」という思いから、
アタマの一曲をセレクトしてみた次第。

これはよく感じることだけれど、彼らの作品は詞がレポート用紙に
書かれた小説のように毎回カッチリ出来上がっていて、面白い。

このスタイルを真似られるアーティストは滅多にいないはずです。


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さて、車検を間近に控えた紺之介の愛車・けーたろー。


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カム角センサーの交換とISCVのクリーニングで一旦は調子を
取り戻したものの、エンブレを長く掛けるとどうも回転がグズる。

圧雪凍結の路地裏等で一速のノロノロ運転を延々強いられると
てきめんに「くすぶりのガクガク」を招いてしまうようでして。

氷点下のガレージにて意を決してのプラグ交換に踏み切りました。


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「否ソレむしろ基本じゃね?ICセンサーとか電子制御バルブとか
触る前に点検するところじゃね?」・・・って思うよね、普通。


でもけーたろーの場合、逆にプラグ交換の方が大仕事なのよ。


まずインタークーラー外してエアクリーナーもドカしてDIコイルを
覆っているカバーも取っ払い・・・って、たかだかプラグのツラ
拝むためだけに何本ネジ緩めさせる気なんだよスズキ!



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そしてDIコイルのカバーからエンジンルームへポロポロと姿を
消して行く、とっても小さなカラー類。

※ 橙の丸は「まだあるヤツ」で、赤丸で囲った部分は「消失」。
   こんなモンまで一個売りしている訳ないよね・・・シクシク。

こういう整備効率の悪い設計下手さを好んで「鈴菌」と喜ぶ人の
気持ちが、きつねには分かりません。

自分でレンチ握るヒトなら歓迎しないよ、こんなメンドクサい作り。


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「一番右端のDIコイルのカプラーを外すためだけの用件なのに
ナンでエアクリーナーBOXまで除けなきゃいけないんだ?
たった10ミリオフセットするだけで、こんな事しなくて済むのに。」


不条理な造作にブツクサ言いつつ凍えて感覚の無くなった指先で
プラグレンチを取り外し、記念撮影。


長寿命を謳うイリジウムMaxを信頼した故にあえて(メンドクサいから)
手を掛けなかったのだけれど・・・。


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日々の通勤によるチョイ乗りから躊躇なく上まで回す峠道に至るまで
軽ターボ機にて酷使すると、3万㌔そこそこで音を上げてしまう様子。

今回は「不調なら不調で着火性能でカバーせず症状が出やすい」
・・・と思われる(笑)標準プラグを選択。

結果当初は「エンブレを長く使うとガクガクしながら減速する」という
不調を訴えたものの、これはもしや?とCPUにリセットを掛けたら
見事万事の絶好調を取り戻しました。

機嫌を損ねた点火系に合わせ今までセットアップしていたのね・・・。
乗り手の無精で苦労を掛けてしまった。済まんな、コンピューター。


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さて、黄昏時に背後から忍び寄る風邪の気配を長風呂と葛根湯、
甘酒のパシュート(女子金メダル本当におめでとう!)で退けた
中年ぎつね氏。


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いつもの宵通り、スーパーで仕入れた「ジュースより安いビールの
ようなもの」を煽りながら、寿命を全うしたイリジウムの顔を観察。

二気筒目に装着されたものだけが際立ったコロナ焼けを見せます。


NGKのHPではプラグの機能を損なった時の現象ではないとの
ことだけれど・・・逆説的に「コレ一発だけ極端に焼けてる」って
ちょっとおかしくないかな・・・?とも感じた訳で。


実はむしろ赤枠で囲った部分こそトラブルの根源を物語る汚れ方に
思えて来ました。


そう、プラグシール・ガスケット劣化による「燃焼ガスとオイル滲み」


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振り返れば、不調に陥る直前にはオイルの焼ける匂いがしていた。
それがもし2番ヘッドで高圧コイルに煮立つ油脂分だったとすれば?

雪の峠にて低速低ギアで長い時間ブン回した結果、高温で粘度も
落ちたオイルがプラグホールに侵入してスパークした、としたら?

一つだけコロナ焼けしたプラグも、2季連続で逝かれたDIコイルの
理由も、これで全てツジツマが合ってしまう次第なのであります。


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「分かりました、カマのフタ開けてガスケット取り換えるぐらいなら
自前でヤッちゃえますもんね。現状好調ならソコ触りませんよ?」



電話口で笑う馴染みの整備士・Nさんへ、手書きの作業依頼書と
プロのジャッジメントを要する懸案を添えてけーたろーを預けます。


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※腐食が心配だったスタビを支持するフロントロア・メンバーは、
  クスコ製ロアアーム補強バーを共締めしていたことが幸いして
  「今後の2年間で崩れるとは思えないので直しません」との事。


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それでもホント毎回の様に、「リアドラムブレーキのシリンダーが
オイル漏れして片効きになってました」とか「ヘッドとシリンダーの
隙間から滲んで来ているので、そろそろ覚悟しといて下さい」とか。

毎度毎度「えっ、ソッチ?」的な想定外の修理費が上乗せされる
齢20年に迫った10万㌔オーバーの老軽自動車、けーたろー。


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例え傍目にはありふれたオシャカ寸前のポンコツマシンだとしても。
自分の流儀に染め手足のように扱い慣れたコイツには深い愛着が
あるから。

スカスカな懐が許す限りは、モノコック関連かエンジンが決定的な
致命傷を負うまで、添い遂げてやりたいな・・・と思うのです。


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車検整備中のピンチヒッター」としてやって来たのは、Nさんトコの
代車としては結構な古株になるワゴンR号。

当地では非常にレアであろうABSレスでFFノンターボの5M/T仕様。

しかし2月としては例年になく厳しい冬将軍と残雪がしつこく居座る
この時期に来たのが、よりによってコイツとは思いませんでした。


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なにしろココんとこの予報、連日毎朝の最低気温がマイナス2桁。

もしも通勤途上のあの坂で予想外なゴー・ストップを強いられたら
遅刻せずに職場までたどり着けるかどうか、不安が拭えません。

けーたろーが車検から戻るまでは、いつもよりも15分の早起きを
心掛ける日々が続きそうな、きつねメの今日この頃でありますよ。
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アンハッピー・バレンタインな整備記録。 ~五輪ドカ雪に泣くきつねの日々~








今回のTOPも、「たすくこま」さんのチャンネルから一つ頂きました。

自身も空気読めない大食漢な故、この詞の切れ味は脱帽モノ。

「あ、たまたま『胃腸が弱い肉体労働者』という環境に救われて
痩せているだけなのね、俺。」と苦笑いする他に術がない程の
パーフェクト・リリックであります。


♪ 恋しているのさ 嗚呼 揚げ物に 恋してるのさ ♪ (胸熱)


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正直原曲の世界観も、バブルの頃に青春を送った乗り物好きなら
ジャンルの違いこそあれ誰しも身に覚えのある洗礼を描いていて、
キライじゃないんですよ。


我々は各地の埠頭や産業道路で繰り広げられた公道ゼロヨンや
そこから締め出された後の峠で何度も夜明けを迎えて来た世代。

やっとこデートに応じてくれた意中のオンナノコと夜通しドライブ
肩を抱いて水平線に映える朝焼け眺めた思い出も皆持っている。


リズムが早くノリのいい旋律も、きつねと同世代ならその下敷きが
「湘南アトム・コール」であることに気付いているんじゃないかな?


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ヤンキー文化を拒絶しつつもクルマ不良に憧れるタイプ、という
(この辺りの加減は同世代じゃないと理解出来ないボーダーか)
メンドくさくコジれた中年ぎつねメですが、「愛車の状態が不良」
というのは何とも頂けない状況なワケでありまして。


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かつてオプション/カーボーイ系青年だった主治医のNさんへ
「カクカクシカジカな症状で警告灯が点いちゃったので予定より
早く入庫させたいんですけど」と相談すると。

「あー・・・ソレはISCVじゃなければ、カムセンサーが逝ってるかも
しれませんねぇ。」という御返事。

試しにカム角センサーの配線を揺すってみると流石プロの診断。
確かにそれだけでもアイドリングの回転数が上下しました。


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ということで、試験的にカムセンサーのコネクターをお掃除して
みたものの・・・気分的には何かスッキリしない。

というのも不調の症状が「長いエンブレを使い3000rpmを切ると
チェックランプが点灯し、咳き込むように減速してしまう」反面。

「加速するorパーシャルで3000rpmを越えると警告灯が自然に
消灯する」というもの=アイドル回転付近を司る部品の不調、
という概念が拭えなかったのね、俺さん。


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そんなワケで気温が午前の内にプラスへ転じたのをコレ幸いと
ばかりに、ISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)を取り外し
クリーンナップしてみることにしました。

・・・って言うか最高気温が+1 ℃の予報に対して「暖かい」と
判断する時点で仙台以南のヒトには「バカじゃねーの?」って
呆れられるような気もしますけど・・・(苦笑)。


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モノの着脱そのものは、①まずバッテリーの-端子を外す。
②ISCVのコネクターを外す。 ③固定しているビス2本を外す。
と、これだけの工程なんでありますが。

バイク等のキャブで言うところの「チョーク」と同じ役割を担う
このバルブ、主に過給のブローバイで上がって来たオイルに
よって汚れ過ぎると動作が渋くなっちまう様子。


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で、「出来るだけバルブピストンを引っ張り出しストローク巾一杯
キレイにしてあげたい」と欲をかいたら、まさかのアクシデント!

いやいや、そのままスポン!と全部抜けて来るとは思わなんだ。

コレ壊れてないよね?自ら壊してないよね俺?とビビりつつも、
削った爪楊枝にウェス巻いて接点クリーナーを染み込ませて。

後はシリコングリスを薄く塗布し、組み上げておきました。


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それから、「例えピストン側がキレイになってもシリンダー側が
汚れていたら意味ないじゃん?」てんでコッチも同様に清掃。

全て組み上げたら、CPUリセットの儀式(「K6A ECUリセット」で
検索すると作業手法が見つかるはずなので、あえて省きます)
を経てコンピューターのお勉強も兼ね、郊外にある福田パンへと
テストドライブに出向きます。


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・・・俺たちが太ることに 理由(わけ)なんて 無かったよ・・・
  ・・・ただ 少しだけ  食を 愛していたかもしれない・・・

 恋しているのさ Ah 福田パンに 恋しているのさ
  チキンミートに コンビーフ ヨーグルト&アプリコットの
  ハイカロリーさ 食えます きつね威張る Fun Fa Fun


 
想定トータル熱量オーバー1500kcal。しかしこの場の俺さんは
その日のうちに消費し切れる自信満々だったんでありますよ。


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というのもそのテストドライブの行き帰りすら、午前の青空が
信じ難い程のドッカンドッカンなボタボタ雪に見舞われたから。

午後からのいっときに20cm級。市街地へこんだけの勢いで
積もるのは何年ぶりだろう?

そう、除雪で後々消耗する体力を見込んでの昼飯なのです。


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さて、テストランでは差し当たりチェックランプの点灯こそ見られなく
なったものの、やはりエンブレ掛けた後でのアイドリングがナンか
危なっかしく安定しません。

「タチ悪い風邪が尾を引いてグズってる」みたいな感触がイヤで、
結局件のカム角センサーを求めに本職相手の部品商さんヘ。

整備のプロは部品の到着を2日も3日も待っていられる程ヒマじゃ
ないから、この手のパーツなら大抵在庫しているはずです。


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ほら、受付に車検証を広げるなり待ち時間15分でお手元に。

スズキ純正より2割ぐらい安く仕入れたのは、耳馴染みのない
メーカー
の箱に入った(主力はリビルド業だそうな)センサー。

1年/1万km保証が付いた、いわゆる「社外良品」ってヤツね。


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確かにヤフオクや通販では純正の1/3!なんて値段を付けた
電装部品もたくさん出回っているのだけれども。

数年前に落札した箱にも現品にも社名や生産国の記載がない
謎のDIコイルセットについて、Nさんより「3個全て抵抗値が違う
ヤバい代物」と判断されて以降は気味悪くて敬遠しています。

左のツヤツヤした方が多分新車時から変えられていないもの。

右手の新品に比べるとOリングが痩せ、長年のスラッジ汚れも
そこそこ見られました。


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交換作業自体は「カプラー外して6m/mのボルト一本を緩める」
仰々しい名に反した単純なもの。

新しいセンサーのOリングにシリコングリスを軽く塗って押し込み
ボルトを締めるだけで完了ですが、再び「CPUリセットの儀」を
行わなきゃいけない・・・という無駄な二度手間を生じたりも。


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ではコンピューターが再設定のお勉強をしているアイドリング
タイムに、カロリー燃焼の第一ラウンドでも行っときますか!

※きつねンちは無駄に敷地が広いのでトータル小一時間掛かり。


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結果汗だくで除雪を終え、氷点下の車庫で腰をかがめたメンテも
響いて全身クッタクタ・・・。

風邪を呼ぶ前に着替えるなり黄昏の整骨院まで再テスト・ラン。

整備と投資が効いて、どんなに意地悪く長いエンジンブレーキを
強いても今度こそ1000rpmジャストでのアイドリングとなりました。


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・・・っていうか、少々の順番待ちで受診治療を受けている間に
またまた20cm積もってるんだよ・・・雪、しかも湿ったヤツ(嘆)。


こんなバレンタインディ・プレゼント、1グラムも要らないマヂで。


おかげで帰宅ラッシュと重なった幹線国道は怒涛の渋滞を呼び
「今度こそちゃんと装着出来るレカロ欲しい」と呟くきつねメ。


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ハイ、では張り切って逝ってみようか・・・除雪第二ラウンド!
(←整体受けた意味ナシ)。


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って訳でカロリー使い尽くして晩御飯もハイカロリー仕様という
バッド・スパイラルに陥りつつオリンピック中継観ているきつね。


♪ 恋しているのさ 揚げ物に 恋しているのさ ♪(←もういい)


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実のところ風呂入り前に寝落ちしかけた身体を早々にベッドへ
横たえて・・・結果6:00前に目覚めた俺さん、窓を開けるなり
再び絶句します。


「おいおい、日本海側っぽい重いのが更に20cm上積みか!」


かくして出勤前に又一時間スノーダンブを押し続ける羽目となり、
首と言わず肩と言わず上半身オールエリアの筋肉痛状態で
職場へ向かわなくてはなりませんでした。


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今朝までの度重なる除雪で路肩に積み上げられた山の高さは
エスティマやエルグランドのルーフを楽勝で越える嵩に到達。

いつから岩手県は津軽地方にフリーエージェント獲得されて
しまったんだ・・・いやホント近年あり得ないボリュームです。


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「嗚呼、朝は敷地前の排水ルートまで除雪し切れなかったな。
帰ったらまた一仕事、鉄スコップでガッツリ掻いてやらないと。」

そんな憂鬱を抱えてアジトへ戻ると、御近所でハプニング発生。
お向かいのステーションワゴンがお腹を着いてカメノコに。

あの手この手でレスキューを試みるも、相手がFFのボルボでは
(てっきり4WD買ったんだと思ってたのに!)自力脱出を望めず
最後の奥の手を行使し、けーたろーで引っ張り上げました。


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「このドカ雪で一時間もスタックしたV70を軽がピック出来るなんて
信じられない。JAFも呼べない状況で救って頂き感謝しています。」

訊けば4年前に東京から盛岡へ引っ越して来たのだそうで・・・。
まあ確かにそれ以降の岩手は暖冬小雪だったから無防備なのも
ムリ無かったのか?と、地元的なアドバイスも添えておきました。


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北東北では今も常識である格言、「雪の津軽/寒さの南部」。

しかしそれ故に一度どっさり降ってしまうと連日真冬日の中では
日中の雪解けを期待することも出来ず、日没後の路面はまるで
小人用モーグル・バーンみたいに荒れたまま凍えてしまう次第。


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あーあ・・・明日の休日こそは10日振りに何処か山間いの
鄙びた温泉へ出向きたかったのに、また雪地獄のフラグか。

青空が覗けば陽射しの強さに、春の兆しと期待を抱けるのに。

頑なに居座るハイパーな冬将軍のお陰で、ソレはここしばらく
望めそうにない盛岡在住のきつねメなんでありますよ(溜息)。

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強烈寒気団の隙を突け! ~冬も折り返し、千戴一隅のボディケア・チャンス~







すみません、前回のUP以降すっかり「たすくこま」チャンネルに
ハマってしまいまして、今回のTOPも同氏の替え歌ネタから。


というのもこのヒト、とにかくナニを歌わせてもハイレベルな上に
対象曲目へのリスペクト度と同ピッチへのこだわり度が凄い!

今作も例によってきっちり元曲と寸が同じなのでシンクロ再生が
出来るんだけど、あえて半オクターブ落としてまで挑戦した理由を
そこから察することが出来ます。


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彼の作品には一貫して「チャカしとダジャレだけでは済まさない」
アナザー・ストーリーを組み上げている自負があるんだろうなぁ。

今作もマックナゲットを主題にあるある展開を置きつつ、後半で
想像斜め上の「ソッチかよ?!」なオチが用意されていました。

こーいう動画って普通は「ネタ元からBanされるのがオヤクソク」
なんですが、このヒトは実力と努力でチャンネル登録数10万を
越える数字まで勝ち取った「知る人ぞ知る人気者」らしくて。

パクリも職人芸として徹底的に突き詰めると運営側すら無下に
消すことが出来ない・・・ネット民としては痛快の極みです。


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きつね自身の体形は痩せ形なのにも関わらず何故か彼の作品を
今後多用しそうな予感はさておき(←迷作揃いで面白いんだもん)。

今回の主題は多食とも肥満とも関係ないハナシなんでありますが。

「日々暮らしの友」かつ「冬季に於けるきつねンち唯一の乗り物」たる
齢19歳のけーたろー号、先日ついに10万㌔の大台を越えました。


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大震災前年の平成10年8月末にオドメーター4万3千kmで納車され、
以降7年半掛けて北東北ほぼ全土を5万7千km走り倒しました。

旅行直前にダンパーが抜けたロードスターのピンチヒッターとして
秋の下北半島を走破したことも。

或いは「鬼のように雪が積もるという津軽」を体験するためにド冬の
青森西側を攻めに冒険ドライブへ出向いたことまでありました。


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けーたろーへのバトンタッチまで6年間「日々のアシ」の座を担った
「まめぞう」ことPP6RAキャロル改(F6Aの宿命たるバルブシート
摩耗でシリンダーヘッドの圧縮が落ち、キャンバストップも限界が
来ていた)をジャスト10万㌔で惜しくも廃車した経験からすると。

7年半の間に修理費とかついでの改造費を含め30万円を超える
費用が要されたとは言え、Keiの基本構成はなかなかタフな様子。

ここから先はもう、エンジンが逝くかモノコックが先に朽ちるかの
正念場になって来るのでしょうね。


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「差し当たり10万㌔到達記念に何かしらケアを施してあげたい」
と思ったところへ、たまたま寒気と寒気の合い間のプラス気温。

アジトの軒先に降りた氷柱から、今日は滴が落ちていました。
ちょうど冬の折り返しにチャンス到来、腕まくってヤッてやんよ。


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傍目には相当珍奇であろう「雪中の洗車」という行為だけれど、
でもこれが氷点下だと水が凍って拭き取り出来ないわけです。

そう、作業者がナンボ我慢強くても物理的に洗車不可能なのね。


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昨夜のお風呂の上がり湯が温もりを保っていたことに感謝しつつ
バケツに組んで適当に水で割り、シャンプーの後にワックス掛け。

前回の施工から2ヶ月強を経ているため、カーラックを塗るにも
頃合いの時期と言って良いでしょう・・・何が何でもコイツの
強靭な保護膜を切らす訳には行きませんから。


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これは飛び石による傷を負ったボンネット先端部の画像ですが。
既に錆が蔓延って来ているのを確認出来るかな?


数年~十数年に一度の積雪に見舞われた地区の方々だと
中には御存知ないドライバーもいらっしゃるかもしれないので
一応解説を添えておきますが。


融雪剤は「塩化カルシウム」・・・即ち「塩そのもの」なんです。


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通常の固形/半ネリ系ワックスに比べれば、パラフィンっぽい
カーラックの拭き取りは楽だけど、それでもムラは出来るから。

磨きの工程が下手クソなきつねメは、「安いスプレーワックスを
併用する」というインチキ技に出て均一な仕上げと一層の艶を
狙います。


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そしてプレスラインより下は、更に「あえてのカルナバワックス」。

サイドシル周辺へ水弾きに特化した固形ワックスを重ねることで、
着雪による塩害からギリギリ守ってやろうという姑息な魂胆です。

東京以西のヒトには、+5℃にも達しない手も凍える曇り空の下
2時間以上掛けて愛車を磨く心情を理解してもらえないかな。

だけど海から100km離れた内陸なのに、「新車登録後最初の
車検で、既にフェンダーの鉄板が皮一枚しか残っていなかった」
怖ろしい例もきつねは目の当たりにしたことがあるもので・・・。


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それから仕上げに30年以上板金塗装業へ職人として従事して
来た先輩・ヨッシー師のアドバイスに従い、フューエルリッドの
プレス合わせ面にシリコン・シーラーを塗りたくっておきます。

確かに古いクルマを観察していると、前後フェンダーや各ドアの
フチと並んでココからサビ始めている例も結構多いんだよね。

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午前と午後に跨る辺りでけーたろーの洗車を終え、水ホースの
リールを巻き取りボイラー室へ戻した頃。

コーヒーでひと息つきながらネットの天気予報を眺めてみたら、
朝とは打って変わってガッツリ荒れ模様の注意報増し増し。


・・・いや、良いんだよ、別に・・・。


だって世間に対して「愛車の手入れは怠っていません」という
アピールや輝きに対する自己満足の趣旨で磨いた訳じゃない。

放っとけば自然に朽ちてしまう19年落ちの軽自動車を何とか
末永く維持する為の防御策として手入れしただけなのだから。


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・・・でも、磨き終えて僅か1時間後に吹雪の中を走らされると
さすがに凹むのも仕方ないよねー、地味に・・・(涙目)。


否、雪やミゾレを降らせたのはきつねぢゃないよ?否マヂで。


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♪いいじゃないか いいじゃないか 夢(のぞみ)が あれば
  いいじゃないか いいじゃないか 未来(あした)が あれば♪

※リンクしといてナンだけど、公式ネットVer.の代わりにまさかの
輸出仕様でHITしてしまい驚いた(恐るべし昭和日本特撮。笑)。



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さてさて今月末に車検整備のためにドック入りするけーたろー。

懸案事項があるとすればスタビを支持するフロントメンバーの
朽ち果て具合か、或いは車庫入れで時折りジャダるクラッチか。

ともあれ購入した当時より「走行距離5万㌔以内の軽自動車で
5M/Tターボの4WD」を30万円以内で見つけることなど困難に
なっているのは間違いありませんから。


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その費用が2桁に乗っても何とか支払えるよう、残高の確認と
心積もりをしっかりしておかないと、ね・・・。

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持って行き方と売り方次第なのに。 ~或るスズキユーザーの嘆き節~ 










これ、原曲もパワフルでゲレンデに向かう際のテンションUPに
うってつけな愛聴曲だったんですが。

いやいや閣下、このチューンはブースト掛け過ぎっしょ(絶賛)。


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一昨日首都圏を襲った怒涛の豪雪は20時間のタイムラグを置き
きつねシティにも到達・・・僅か半日の降雪で北東北全域を
見事真っ白に覆ってしまいました。

20cmの厚さそのものは、まあ当地だとそう珍しくも無いものの。
太平洋側を北上する低気圧の動きは3月の春雪と同じパターン。


「真冬の雪」って、普通は西or北の寒気団から叩き込まれる
サラサラと軽い質のものなんだけれど。

こーいう降り方の時って冷え込みがユルい代わりにすんごく
重たいんだよね。


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お陰で帰宅ラッシュ時の路面は「カーリングでもやる気か?」
っつうぐらいテラッテラのキラッキラ。

4WDのけーたろーでも発進でしばらくタイヤが空転する程の
まるきり噛まない、ナニやってもダメ級のアイスバーンです。

少しカントの付いた土手筋の道では、コントロールを失いかけて
前輪がアサッテなまんま流れる車や犬走りしている車が続出。


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こーなったら何輪駆動だろうがABSもトラコンもへったくれもない。
この路面で停まれる自動ブレーキがあったらキスしてやりたい程。

本気でスパイクタイヤが恋しいこーいう状況は、いくら雪道好きの
変態ぎつねでも御勘弁です。


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そんな訳で帰宅するなりTOPに載せたナンバーを掛けながら
装備を固めて闘志を湧かせ、アジトの除雪に挑んだ昨晩。

額に汗しつつスノーダンプ押しまくっていると隣りの旦那さんも
帰宅し、お互い雪を除けつつしばらくおしゃべり。

二児の父たる彼の愛車はミニバンだけれど、昔はホークⅢや
V-TECのプレリュードに乗っていたり、今もミニカーを集めて
いたりする「マニアじゃないレベルの巷のクルマ好き」。

そんな彼がふと持ち出した話題は昨秋数軒向こうのお兄さんが
購入した、スズキ・イグニスのこと。


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「最初見た時は一瞬、何故かBMW-MINIと間違えたんですよ。
すぐイグニスだって気付きましたけど・・・アレ、現物は意外と
国産車離れしていてカッコ良いですね。」

あー・・・やっぱり、分かってくれる人がいるんだねぇ。
実はきつねメも、あのスタイリングが大好きなんです。


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少々突っ込んだクルマ好きなら、デザインモチーフとなったのが
フロンテ・クーペであることは御存知かな。

「俺的最優秀国産自動車スタイリンググランプリ」を開催したら
入賞間違いナシの一台・・・。

いま現車を見るとビックリするぐらい低くて小っちゃいんだけど、
175cmのきつねメでもマトモなドラポジが取れるんです。


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クルマの側には用途に応じていろんなサイズが有れども、
しかし乗り手の大きさは当然ながら変えられない。

ある程度から絞れないキャビンの寸法を考慮に入れた時、
「よくこのプロポーションを守れたよなぁ」と驚かされるんです。

この点に於いてフロンテ・クーペ、ヨタハチと並んで凄い力作だと
感じ入る次第。


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代替わりするたんび肥大化の一途をたどって行くスイフトに対し
潔く凝縮した上屋ゆえに可能となったオーバーフェンダー風の
ホイールアーチ。

前後のオーバーハングをぎりぎりストンと切り詰めたおかげで
四隅に踏ん張るタイヤが際立って、スポーティに見えるのね。


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斜め後ろから見るとCピラーのダクト風アクセントとかリアエンドの
レイアウトに、かつての愛車SS20セルボの面影が・・・(涙目)。


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しかし返す返すも残念なのはCVTミッションしか設定が無い事。

きつねメ的には、マイルドハイブリッドも電子制御アシストも
なーんにも要らない、このカッコにしか魅かれないモンで。

ムチャを承知で言うなら、そういう路線はもうスイフトに任せて。

イグニスの方は白ナンバー版アルトワークス的なキャラクターへ
思い切って振ってしまえばいいのに・・・って思うんです。

スイスポのエンジンとミッションをコイツに丸々移植したら?とか
いっそアシストモーター外して代わりにターボ組んだら?とか。

ついでに3ドアにしてもっとリアウィンドゥを寝かしちゃって完全に
フロンテ・クーペを復刻したら・・・いや今の御時勢じゃやっぱり
売れそうにないかな・・・(笑)。


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これはグッピーみたいでキュートだったスプラッシュの時にも
感じていたことなんだけど。

スズキって時々「おおっ!」と驚く斬新なデザインのクルマを
出してみせるのに、売れないとすぐ引っ込めちゃうんだよね。

俺さんの目から見ると、「スタイルは垢抜けているのに売り方が
垢抜けていない」、それで知名度を上げ損ねているだけなのに。


実際、かつて女性の友人からコンパクトカーの乗り換えで相談を
受けた時に「ぜひコイツに試乗してみてよ!」とイチ推してみたら、
リアクションは「なにコレ超可愛い!外車?どこの国のクルマ?」

※ハンガリーで作ってオペルにも供給したので、ある意味正しい。



スプラッシュ


以前はフィアット・パンダに乗っていたぐらいだから、そこそこ
クルマ好きなはずの彼女なのに・・・その名はおろか存在すら
知らなかった訳です。

クルマに疎く興味が薄い故、無難にフィットやヴィッツを買った
層の中にも、グッと個性的なコイツのことを知っていたら案外
選択が違っていた人も居たんじゃないのかな・・・と。


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きつねメみたいな昭和マニア向けにしなくても良いから、もうちょっと
目先を変えて自社製品の魅力をプレゼンしましょうよ、スズキさん。

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真冬の温泉へ通う理由 ~雪国ぎつねのジドウシャ論~







昨朝はテレビでもラジオでも「今期いちばんの冷え込み」という
前振りのニュースから始まった、きつねシティ・盛岡市。

最低気温は市街地でも-9.1℃に達していたそうで、ミッド・オブ
ウインターの北東北を厭がおうにも体感させられる、鼻も耳も
キンキンに痛むほどの厳しさでありました。

「夕方もずいぶん日が長くなった」「2月に入ればヘッドライト
点けなくても帰れるかな」なんて思っていた矢先なだけに、
マジなヤツを冬将軍からガツンと一発喰らった気分。

ただ、ここまでカキンと冷え込むのは好天の証しでもあって。


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掟破りクラスのトンデモ豪雪に見舞われている日本海側とは
対照的に、奥羽山脈の屏風が効いた太平洋側は正月以降
もう2週間ぐらい全く雪が降っていないんですよ。

ともあれ、出勤後から暖房器具のスイッチを切っていたアジトでは
放っとくと「室内でも屋外でも冷蔵庫でも同じ気温」ですから(笑)
帰宅するなり燃料費や電気代を度外視し、全て「最強モードON」。

日々精一杯働いてるもの。身銭切った分だけ得られる幸せの形が
「温もり」ならば、そこはケチらずちゃんと受け取りましょう・・・と。

そんな言い訳も兼ねて、昨年心に引っ掛かっていながら見損ねた
陽気と熱気が伝わる映画のオープニングをTOPに置いてみた次第。


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ハーレーに乗っていても、別に俺は「米国万歳主義」じゃない。
でもこの動画のノリはとても好き、同時にとっても羨ましくもあって。

フラッシュ・モブ仕立てのミュージカルにこんな風にクルマを絡める
発想なんて、たぶん日本の脚本家からは生まれないと思う。

きっとあの国には「クルマ離れ」に当たる単語は生まれないだろう
(ディズニー・アニメの「CARS」シリーズを眺めても、よく分かる)。

今回あらためて内容を知りたくなり、検索してピン!と来ました・・・。
コレは今の自分に必要な作品。近いうちに観てみるつもりでいます。


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「理想のヨメは石油ストーブ!一生背負って養ってあげたい!」と
安酒片手にトチ狂った妄言を吐く今宵のきつねメでありますが。

しかし思い返せば僅か三日前の指定休、なんと最高気温が7℃
(当地では3月下旬にならないと訪れないぐらいの暖かさ)。

信号待ちの脳裡で、昔好きだったTHE ALFEEの埋もれた名曲
「一月の雨を忘れない」がワイパーに合わせてグルングルン。


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但しその「正月明けとは思えないおかしな雨」も、奥羽山脈の
キワキワな根っこに位置する雫石からワインディングに逸れて
標高を稼げば、夜更け過ぎの姉じゃなくてもガッツリ雪に化けて
しまうワケですが。


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きつねが雪道を好むのは4WDの走破性に酔いたいからではなく
2WDに乗っていた頃から・・・否、免許を取った最初の冬から。


二輪好きなら分かると思うけれど、自分にとってのドライブって
単なる移動ではなく、「操縦を楽しむ時間」の意味が大きい。

そういう意味で、その日その時で刻一刻と状況が変わる上に
μの振れ幅が極端に大きなスノーロードは、走りがいがある。


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ステアリングに伝わる感触、スロットルの抜き差し、ブレーキの
効きどころ・・・「クルマと俺」・「クルマと路面」・「俺と路面」。

その醍醐味を味わうには自分の手足とメカの間にお節介な
制御を挟まず、ナマのまま伝えてくれる素性が必須だ。

コーナー手前でアクセルを抜いたら、スッと重心を前に寄せて
ターン・インのスタンバイを伝えてくれること。

これひとつ取っても、燃料噴射とオートマの制御をリンクさせて
しまうと不自然な挙動になりかねない。

意図した瞬間に意図した動きが返って来ないと、「危ない」。

ブレーキにしたって、抑速の開始からロックするまでの間に
踏みしろという調整の巾が無かったら、やはり「危ない」。

ABSさえ付けたら安心オマカセという安直な話じゃないよ。


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ステアリングに伝わるフィールが常時スカスカに軽かったり、
コラムシャフトをギュウギュウ締め上げたように渋かったり。

これではいつ滑るのか、今どっちに行きたがっているのか、
というタイヤの声が聴こえなくなって、これも「危ない」。

今は電動パワステ全盛でアシストの加減まで制御が掛かる。

その上、ただでさえエアバックで慣性が大きくなっているのに
ラジオだのシフトだの、要らぬスイッチを上乗せして寄越す。

何でわざわざ「デッド・フィール」へと突き進もうとするのか
きつねメには全く理解出来ないのだ。

むしろメカロスの極少ない油圧パワステとか、ステアリング
そのものに設置せずとも済む正面エアバッグとかを開発する
メーカーがあっても良い気がするんだけどなぁ。


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大切なのは「滑らないこと」ではなく「意図した方へ進むこと」
「意図したところで止まること」。

これはもう、雪国のクルマ好きの中でも同じ捉え方の人は
相当に少ないかもしれない。

雪上でスリップ率ゼロのクルマやタイヤは存在しないので
「どのぐらい滑るのか、どの範囲で留められるのかを把握し
コントロールする」意識の方が正しいと思う。

裏を返せば(度を過ぎた硬化や摩耗と言った面は論外として)
「そこそこ噛んで感触が掴めるなら最新ブリザッ〇じゃなくても
いま履いているタイヤなりに走らせればいい」。

この辺から舵を切れば曲がり、この辺からブレーキを踏んで
いけばアソコで停まれる・・・実はほとんどのドライバーが
普段から無意識にやっていることでもある。


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だからこそ、メーカーには「操縦フィール」をおろそかにして
もらっては困るんだよ。

マニアじゃなくても走り屋じゃなくても、一般のドライバーにも
「何をどうするとどうなるのか」が感覚で掴めなくては「危ない」。

自動安全ナンチャラとか電子制御ナントカを盛り付ける前に。
燃費最優先で不自然な加減速を乗り手に押し付ける前に。

もっと基礎的なところを煮詰めるのが筋だろ、と考えるのだ。

時代に逆行するようだけど、手も気も抜けないクルマの方が
乗り手の意識の面では「安全」なんだと俺は思う訳さ。


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血気盛んで理由もなく走りたくて仕方なかった20代だった頃や
ロードスターを自在にヨコ向かせるのが楽しかった30代と違い、
もう無意味に飛ばしガソリンを燃やすことは無くなったけれど。

今も白銀の道を駆ける時は、いたずらな男の子の血が騒ぐ。

ペダルの裏から伸びた鋼のワイヤーで直接スロットルを開き、
ペダルの裏のロッドで直接、油圧のシリンダーを押す感触。

どこでどれだけエンジンブレーキを効かせられるか、どこから
どれだけ駆動を掛けられるかも自在なマニュアルミッションは
バイクでもそうであるように、「操る楽しさ」を倍化してくれる。


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「よくもまあ好き好んで、雪深い山懐の湯に通うもんだねぇ。
よっぽど温泉が好きなんだな。」

「そうっスね。雪景色を眺めながらの露天風呂なんて、逆に
今しか味わえない北国の贅沢じゃないっスか。」

オトナ気のないホンネなんて、おくびにも出さないけれど。

違うんです・・・自分にとってのメイン・ディッシュはその
行程の方なんですよ・・・っと。

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tag : もの思い 岩手 雪道 ドライブ

プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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