コルトは俺のパスポート・・・ってね。






いやー、カッコイイなぁ・・なんでこんな曲を、思いつくんだろう・・・。


今日を限りに稼業から足を洗ったはずの、若きイタリアン・マフィア。
しかし黄昏時、彼の元へボスの危急を知らせる、一本の電話。

そして・・・スペイン行きの切符を片手に、彼を待つ恋人・・・。


「『死亡フラグ』を適切に説明する一曲を挙げよ」と言われたら、きつねは
迷わずこのナンバーを選びます。


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「悲劇の第三倉庫へ向かう彼を乗せたタクシーは、黒塗りのフィアット1100か
さもなくばシトロエンのトラクシォン・アヴァン辺りだろうか?」


なーんてフィルム・ノワール的な絵柄を妄想しつつ・・・転がす我が愛車は
どうもハードボイルドには沿うに沿えない、空色のケイジドウシャでして。

今日も今日とてダーク・スーツじゃこなせないアジト断捨離活動の一環として
「燃えるごみセンター」や「燃えないごみセンター」へとひた走る日々です。


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さて、「捨てる」「整理する」「まとめる何かが必要になる」という図式によって
足繁く通う先となれば、それは100円ショップと中古品屋さん。


フックを掛けられるメッシュ板や小物入れ系は、充実している100円ショップ。
電灯とかカラーボックス的な大きい箱物となると、中古品屋さんが面白い。


ただ、対象にも金額にも縛られないが故に想定外な代物を在庫する場合も
「リサイクル・ショップ あるある」なのは、皆さんもご承知の通りでしょう。





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そうなんです・・・きつねの「黒くて硬いパスポート」は、額縁の裏の金庫ならぬ
中古品屋さんのショー・ケースの中で、次の主を待っていたのです・・・。


ええ分かってます、分かってますって・・・「いい歳こいて、ナニ買ってンの!」。


でもね、勤務明けの眠く寝ぼけたその手についうっかり載せられた.45ACPは
そのボディが樹脂製とは俄かに信じ難いほど、ズシリと応えたのでありますよ。


「使用痕若干アリ・中古良品で正札の半額」とは言えど、万額を超えるオモチャ。


「今日はベッドと寝具を見立てに来たんだ、休眠ゴリラの再生に大枚叩いた今、
使い道のない玩具のピストルなんか、買っていられる場合じゃないだろう。」




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しかし・・・元々スリムな上、グリップとスライドを大きく切り詰められているにも
かかわらず、その手のひらに訴えて来た1㌔近い重みと感触は・・・説得力が
あまりにも強過ぎたんですね。


ひと回り小さなコンバットコマンダー・シリーズよりも更に縮小された姿ゆえに
マニアの間では「ミニガバ」の俗称で知られている、ガバメント・コンパクト。


帰宅後に検索してみると、ウエスタン・アームズ社のこの系統は評価が低くて。

それはショーに出展されたプロトタイプの出来が良過ぎた為に、コストダウンの
手が施された市販版に対しファンがガッカリした結果、最後は売れ残りが半額で
叩き売られていた・・・という成り行きの様子。


SFC(渋谷本店企画ファクトリー・カスタム。数量限定の非カタログモデル)として
調整可能なサイトを載せたコイツも、在庫処分の苦肉の策だったんだろうな。


でもねー・・・きつねは「あの日、その手に握ったコイツ」に、ホレちゃったんだ。


だから「もしボーナスが出る一ヵ月半後に来店しても、売れ残っていたら」と
自らにささやかな賭けを設けて・・・結局、身請けすることに決めたのです。


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「みんカラ」時代からきつねの日記を読んで頂いている皆さんであれば、実は
かつて小学低学年からハタチの頃に封印するまで秘かにガン・マニアだった
自分の経緯はご存知でしょうから、ここでは省略することとして・・・。


一昨年に諸事情からその封印を解いたキッカケとなった一丁、`90年代初頭の
MGC社製(←このメーカーすら既に無い!)マキシ・ガバメントことウィルソンLEと
並べると、なおのこと今回の「コンパクト・ノバックSPL」の小ささが分かるかな?


銃器に限らずきつねの「好みのツボ」は、たぶん「凝縮されたハイメカ」なんですよ。


四輪ならOHV時代のミニクーパー、同系列のミニ・デトマゾやビアンキのアバルト。
二輪ならモンキー/ゴリラや各社同クラスのスモール・モデルなら皆大好きだし、
オーバーハングを切り詰めたカフェ・レーサーやビューエルS1も心を魅かれます。


一見するとデカい愛機・スポーツスターでも、そのマスはギュッと中央集中型だし。
のびやかに見えるNAロードスターも、降りて振り返ると全てが視野に入るサイズ。

逆に大きい方だと、誰の目にもはっきり無駄なほど極端に大きなハマーH1とか
`70年代初頭までのシボレー・エルカミーノなんかも好きなんですけどね。


ツボの要は「メリハリが半端なく効いて、サイズ相応以上の力感を伴うもの」。


だから「隣りの5ナンバーよりほどほど立派な3ナンバー」的な、妙にチマチマと
大きくしたがる国産四輪車には自立した主張が見えなくて、キライなんよなあ。


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余計なゴタクはさておき、四半世紀の月日を置いた浦島的ガン・マニアにとって
今のガスガンのクォリティーの高さには、驚愕を覚えざるを得ません。


実際、全く銃器に興味を持たぬ親友・アッシへ試しに手渡して撃たせたところ
「おおっ・・・この重みといいアクションといい、なんかコレ、すげぇなあ・・・。」と
改めてしげしげと眺め回していたほどだったのだから。


だって、実銃であれば火薬の爆発で弾を飛ばした後に余ったガスで排莢する
メカニズムを、全く異なる機構を以ってして全て再現して見せたのだものね
(全弾撃ち尽くした後、スライド・オープン位置でホールドするところまで!)。


全てが計算づくの精緻な設計、それを実現し量産する高精度な加工技術・・・。
これぞ「趣味の世界に生き残った、知る人ぞ知る日本職人芸の真骨頂」です。


ちなみに同様のメカを模倣した近隣諸国からの輸入品もあるそうだけれど。
概ね「ウィーク・ポイントを国産メーカーのパーツで互換し続けて行くと、
最初から日本製を買った方が安くつく」ような品質に終始しているんだとか。


なんだか、どこか「乗り物の世界」でも聞いた事のあるような展開ですよねぇ。


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そこいらの川原や野原で好き放題に撃ちまくれた昭和の少年時代に比べ、
喫煙者並みに「嗜む場所」が限られてしまったトイ・ガンの世界でありますが。

きつねが知る限り、ネット頼りでは岩手県内でただ一箇所しか探し得なかった
シューティング・スペースのあるお店、奥州市水沢区の「B-ARMS」さん。


「さあ、自慢のブローバック・ガバメントの実力を試しに行こうかな!」と再び
検索してみたところ・・・なんと昨年五月から休業されていました・・・(涙目)。


7メートルというロング・レンジを一時間500円以下で貸し切ってもらえる上に
とても詳しくフレンドリーなスタッフさんが常駐しているという居心地のいい
ショップさんだっただけに、これには流石に落胆してしまいました。


エアーガンやガスガン自体を購入出来るホビー・ショップはたくさんあるから、
撃てる場所を探している潜在的なマニアはかなり多いと思うんだけどなぁ。


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日々額に汗し高性能なマシンを手に入れても、そのパフォーマンスを存分に
発揮させて楽しめる場所が、月日を追うにつれて限定されて行ってしまう。


その狭苦しい世間の世知辛さはどうも、乗り物に限った話ではないようですね。


我々は果たして、どこへ行けば幸せを実感出来るのでありましょうか・・・嗚呼。
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テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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