「開放」の午後、スポーツスターと湖畔を過ごす。








ここ数ヶ月、まるで雨雲の如く頭上にのしかかっていた試験を終えて。

今日のTOPには、この時期にスポーツスターを走らせるとついつい
歌ってしまう一曲を、ひとつ・・・。


フロント小径タイヤは`70年代の流行りにしても、ノーマルフレームで
フォークだけ伸ばしているから、エンジンがのけぞっていたり。
そもそもエーちゃんのガタイに対して車体が小さ過ぎたり、と。

今の世代・今の視点で見ると、そりゃもうツッコミどころ満載の映像。

でも1980年前後の日本のカスタム・チョッパーって、概ねこんな感じ。

現在よりも車検や取り締まりがずっと厳しかったし、ボルト・オンで
組める改造部品など非常に少なく、もし在ったとしても高価だったしね。


現代ほどではないにせよ、トップスターに対する世間の目は煩いため
マフラーまで純正のままだったこの単車・・・果たしてベースは何だろう?

きつねの見立てでは、SOHCの4気筒で連結管を持つ排気系から考えて
「ホンダ過渡期のミドルクラス、CB400~500four系ではないかな?」と。


きつねより一世代上で今もGL500改を駆るトライアル師匠・へーさんなら、
「あーっ、これはアレだよ!」と快刀乱麻の返答が返って来そう(笑)。


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さすがに同時期のジャニーズ顔負けな「赤い捩じりバンダナ」は既に
見掛けなくなって幾星霜・・・バンダナ自体はきつねもいまだに愛用して
いるけれど、地味な紺や黒を防風対策として襟元に広げて使います。


時代背景的なギャップはさておきカッコいいよ、この頃のエーちゃん。


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YAZAWAロック絶頂期には、まだローティーンだったきつねだけれど。

十代をまるまる典型的な`80sラジオ・キッズとして過ごした経緯から、
ファンならずともヒットチャートに上がった彼の曲は、大体覚えている。

そしてそのどれもが「とてもバイクっぽい」、お気に入りばかりなんだ。


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試験を終えて昼食を摂った午後、2ヶ月前の下北半島ツーリング以降
ガレージの隅でずっと眠っていたスポーツスターを引き出した。

既に「もしもその日・その時が好天に恵まれていたなら、そうしよう」と
以前から決めていた、約束のルーティーン・・・行き先は、田沢湖


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手許にあるレシピでパーフェクトを狙い連日積み重ねた努力はしかし
「中華料理の心積もりで挑んだらテーマは和食だった」的な違和感を
終始拭えなかったせいか、どうにもスッキリしない後味を残している。

そのせいか、パチン!と気分のスイッチを入れ替えるような爽快感や
解放感は片道50km超の道程を経ても、得られることはなかった。


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・・・でもね、いいんだ・・・その「しんどい日々」に出来る限りのベストを
尽くしたことは、誰も知らないけれど自分自身がよく分かっているから。

「あの素材で考え得る最善」を尽くしてもジャッジメントが「OUT」ならば
差し向けられたハードル自体、自分のキャパシティを超えていた、と。

勝っても負けても悔いはない。潔く審議する側に全て預けようと思う。
他者がどう判断しようと、「そういう生き物」だからさ、俺は・・・。


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前時代的に豪快で大らかなお前は、スパッと割り切り陽気に行きたい
気性の持ち主だろうに・・・その個性に応えてやれなくて、ごめんな。

昭和系男子のアナログな思考回路は、お前のハロゲン球のように
ボヤンと灯り始めて余韻を残して消える、不器用なマインドなんだ。

空冷に優しい大きな雲が消えた梅雨明けから、かったるくて煩わしい
盛夏を越えた秋には、お前をお前らしく走らせてあげられるから。


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もう少しだけ、俺に時間をくれよ・・・宝物の、スポーツスター


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個人的に「西に向かった時の最終休憩スポット」としてお約束である
御所湖の畔には、秘かに「ねこの庭」と呼んでいる定点観測地点が
あります。


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代々世間的には「美猫」と評してもらえない柄を持つねこたちばかり。

だけど、広々とした庭園で思い思いに自由に過ごす彼ら・彼女らの
姿は、既に都市部では見られなくなって久しい「昭和ねこ」のもの。


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今回は初夏に生まれたと思しき仔猫たちが、好奇心の赴くままに
愛くるしくはしゃぎ回っていて、心身とも凝り固まったきつねの目を
しばしの間、癒してくれました。

日々を自分らしく生きて行けたら、きっとそれが「幸せ」なんだよね。
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tag : もの思い スポーツスター 田沢湖 御所湖 ねこ

プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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