おんぼろゴリラと、晩秋散歩の午後。







たぶん昨年にも、この時期に挙げたことのある曲だと思うけれど。

なんというか、「晩秋と初冬の節目」に似合うナンバーを幾つ候補に
上げても、結局これ以上の作品が浮かばないんだよね。


あいまいな形の厚い雲の下、過ぎた日々への哀感を淡々と歌いつつ
最後にそっと、希望を添える・・・とても好きな歌のひとつです。


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「勤労感謝の日」の前日は、ピンチヒッターを務めた夜勤明け。
お昼にベッドから起き出してみると、風は予報通りの温かさ。

そうそう・・・こういう日のために一台だけ、冬眠入りを粘って
スタンバイさせていたバイクがある、ということで。


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デニムの上からカーゴパンツを履き、フリースと革ジャンを重ねて
襟元にバンダナを巻いたら、14:00ちょうど。

遠くへ行きたいわけじゃない。冒険に出たいわけでもない。
夕暮れが早くなった午後の散歩には、小さなゴリラがちょうどいい。


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遠目にはまだ色味の残る近郊の丘も、駆け上ってみれば木々は
既に葉を落とし、冬の佇まい。

週間予報によると「秋の陽射しの置き土産」は、この日限りらしい。
それがプライベート・デイに当たったことを、感謝しないと。


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月に二回はこの場所を訪れるけれど、パーキングから少し歩いて
登る展望台に立ったのは、二年振りぐらいになるだろうか。

いつの間にかガードの足には、想いを刻まれた南京錠が何故か
列を成していた。

願いをカタチに残した末、果たして幾つの夢が叶ったのだろうか。


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ふと、数年前に観た韓国ドラマ「アイリス」のエンディングを思い出す。

意図せず信頼と裏切りを繰り返し、生き残った主人公とヒロイン。
しかし結ばれるまであと数メートルという瞬間、暗殺者に命を断たれる。


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救いようのない結末・・・だけど人生最期のハッピーエンドだなんて
誰一人にも約束されていないんだ、本当は。

最近のニュースを観ていても、それを意識させられることが増えた。

生きている間に出来るのは、それでも悔いのない日々を送ること。
ポジティブに考えるなら、コインの裏表、どちらも受け入れることか。


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神の投げたコイン、現れるブラインドな岐路の選択、右か左か。
自分は・・・あまりにも「保留」と「スルー」を繰り返し過ぎた。

「選ばない」という選択、「進まない」というチョイスを望み続けても
未来へ向かう時間にはポーズ・ボタンもバック・ギアもない。

そして結局、今の自分がいる。そう、誰のせいでもなくてね。


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淡々と生き、淡々と走ろう。コーナーの向こうを見つめていないと
次に投げられたコインに、足元をすくわれてしまうから。

いまを生きよう、いまを、この瞬間に感じることを、つかまえよう。
この身を包む暖かな落葉の匂い、南から届く最後の風の音を。

湖岸の空気を深呼吸し、おんぼろゴリラは楽しげに秋を歌った。


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さておき、ここからは余談・・・「その後のZOOK」編。


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26年前のタイヤと並び、路上復帰への懸念となっていた駆動系。

プーリーのフェイスがサビていると、絶番となったドライブベルトの
寿命を著しく削ることになる・・・というponさんの脅しアドバイスに
ビビりつつもケースを切開。

ふう・・・ツイてる!プーリー・フェイスは前後ともツルツルのまんま。


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内部にはそこそこ削れカスが溜まっていたけれど、ベルト自体も
ヒビ割れなど見られず、当分の心配は無さそうです。

ただ・・・この後に仮組みしたところ、キックギアの噛み合わせが
宜しくなかったようでペダルが下りず、再分解でしばらく悶絶。

考えた末に「これならイケるか?」という位置で組み直したところ、
今度は始動後にカリカリとギアがナメている的な異音発生(涙目)。


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どっちみちケースのガスケットも発注しなきゃいかんのだし・・・と
パーツリストを入手したものの、キックギアの組み位置に関しては
何の参考にもならないことが判明しただけでした。

まあ単純な機構なので、もうちょっと噛ませるコマをずらすだけで
解決してくれるだろう、とは思うんですけど。


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ゴリラで散歩に出向いた翌日から、いきなり12月並みの寒気が到来。

こちらでは積雪こそ無かったものの、寒さに馴染んでいない身体には
日中を通して底冷え感がハンパなくて、本当に参りました。

ZOOKの整備も昨年のゴリラ再生時同様、玄関先での作業になって
しまいそうでありますよ。


・・・しかしメーカーに在庫あるんだろか、このケースのガスケット・・・。
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プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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