おかえり。 ~親友夫妻と過ごす、お盆休みの或る日~









お墓参り云々で休んだ先輩に代わり「お泊まりシフト」が入ったきつね。

おかげで昨朝が勤務明け、たまたま盆の最終日たる本日もお休み。

まるきりクルマやヒトの気配がない窓の外に不思議な感じを覚えつつ
「思い出し日記」を書いている朝でございます。


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さて、師匠へーさんのギャランを試乗させて頂いた翌日。

起き掛けに「9月並みに涼しいのは助かるけど、天気がなぁ。」と
窓の外を眺めているところに、親友アッシからのショートメール。


「おはよー。今日は遊べそう?」 「うん、とりあえずウチに来る?」

ということで、掃除を済ませたアジトへ白いNDロードスターが到着。

彼らがやって来る間に、何をどう提案していいモンか思案した挙句
「ヨメサンをバイクに乗せてみるテスト」ってなプランを実行へ!


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差し当たり公道に該当しないと思われる川原へゴリラを持って行き、
アッシがヨメのミカちゃんに操作の手順をレクチャー。


「えーっ、両手両足の操作が全部バラバラとか怖いんだけどォ。」

「いやま、走り出したら、後は止まりたい時に両手握れば良いから。」

「エンジンは掛けられたけど、まず最初どうやってどうするんだっけ?」

「左手握って、左足のペダルを踏み下ろして、そおっと左手をリリース。」


ハイ、「初めて乗ったモンキーあるある」・・・ゴリラは元気にカマ首
持ち上げ、ミカちゃんをのけぞらせてしまいました。


「やーもー、信じらんない!なんで?なんで?なんでこうなった?」

「そりゃあ左のレバー、いきなり放すから・・・フツーにゆっくり繋げば
こんな風に発進出来るでしょ?」

「アタシだってゆっくり離したよー?何?やっぱりバイクって怖い!」

「しょーがないなぁ・・・きつね、コレもうちょっと乗って来ていい?」


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「うん」と答える前にアッシ、ブイィィーンと向こうへ去って行きました。


二十代の頃はSUGOや仙台ハイランドのSP400に参戦、その後も散々
大型二輪を乗り継いだものの、最後はドゥカのモンスターで全損事故。

あれから6年で一度もバイクに乗ったことがなく、「シフトの操作とか
もう忘れてしまったかも。」と笑っていたものの・・・。
戻って来た時は「ゴリラってこんな感じだったっけ?」と満面の笑顔。

ふふふ、やっぱり好きなのねー。


彼らの暮らす東京23区では、まず手許に置くにも出掛けるにしても
駐車スペースの確保と確認からコトを始めなければならないそう。

「街中じゃ、コンビニの前に停めといてもキップ切られるからなぁ。
時々125ccぐらいのヤツがあれば、と思ったりもするけどね。」


実は「もしミカちゃんに少しでもバイクの面白さを知ってもらえたら
アッシが購入を思いついた時にオッケー出してもらいやすいかな?」
という目論見があったんだけど(苦笑)、失敗に終わっちゃったか。


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かつてマニュアルミッションのシビックに乗っていた、というミカちゃん。

帰る道々「小さいバイクも大きいヤツも、動かし方は全部あんな感じ?
走っている間じゅう、あんなメンドくさいことやってるの?」と呆れ顔。

「両手両足バラバラに動かすのは四輪のM/Tだって同じだったでしょ。
まずはどこか広いところに行って、ロードスターでシフトの感覚を
思い出してもらうところから始めないとなぁ。」と、アッシ。


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うーん、最初の取っ掛かりはスクーターの方が良かったかなぁ・・・。

春に届いた納税通知書の束にビビッて登録を控えていたけれど。

次の機会に備えてZOOKのナンバー、取っておこうか(←懲りない)。


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アジトに戻って「さて、お昼ご飯はどうしよう?」と再びの三者協議。

冷麺/じゃじゃ麺/三千里のカルビスープラーメン/支所前のホルモン
と、「盛岡来たならコレ食っとけ」的なツボは前回までに一巡完了。

天気が冴えないと見どころが半減してしまう辺りに、そこはかとなく
ド田舎県の哀愁漂っちゃったりする訳でありまして・・・。


いよいよ手許に残された最後のカード、切っちまうしかねーなあ。


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ランチタイムど真ん中、冷夏を逆手に取り行列承知の万歳アタック。

「KING OF コッペパン」の呼び声高き魅惑の殿堂・福田パン本店


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って、おいおいスゲーな・・・駐車場すら順番待ちになる事は既に
「市民の常識」として根付いているため、さほど驚かないけれど。

流石にパーキングスペースをぐるっと見回して「自分のクルマ以外に
地元ナンバー車が一台も居ない」という状況は初体験であります。


隣県界隈は言わずもがな、「山形」「とちぎ」「横浜」「浜松(!)」と
一箇所でこれだけバラエティに富んだナンバーを見られる場所など
もしかしたらココと小岩井まきば園だけかもしれません。


ちなみに・・・来店者の中で気付いたヒト、どのぐらい居たのかな?

駐車場の交通整理にひたすら汗していたオジサンこそが「社長さん」
御本人だったんですけど(微笑)。


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さて、ザッと50人を超える列に並んでいる間が退屈で苦痛か?と
問われると、実はそーでもない。むしろこの時間がアトラクション?


何せレギュラーメニューと限定単品込みで60種!の具材があるのに
「片面ずつ別種を塗ってもらう」or「左右半分ずつ別種の二食パン」
という掛け合わせもオーダー出来るので、すごーく悩むんですよ。

しかも大手製コッペの倍ぐらいある手応えずっしりサイズなので、
一度に食べられる量は大のオトナ男子でもせいぜい2個・・・。


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行列が日常チャメシゴトになっている名店だけあり、入り口の脇には
メニュー一覧表とミキシングや価格設定の説明書も標準装備済み。


界隈の物流倉庫で働く方や馴染みの運転手さんが顧客の大半で、
慣れた雰囲気で手早く発注しサッと買って去る矢巾店では、ここまで
「一見さん対応仕様」のアメニティは無いので、ちょっと新鮮。


しかしオーダーを心に決めて店内に入ると、またしても惑わされる
仕掛けが・・・そう、一覧には乗っていない「季節限定具材」とか
「お店のオススメMIX」がハートをグラグラ揺さぶるんであります。

「さっきのキミのチョイス、ホントに迷いはない?後悔しない?」と。


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きつね視点では「ガースー官房長官の質疑応答の如き鉄板安定度。
どれ選んでもまずハズし無し」と踏んでいるので、アッシ夫妻には
お節介を焼かず存分に「迷って選ぶ楽しみ」を堪能してもらいました。

特にミカちゃんは購入して行くヒトの袋の中を見るなり「アレ一個しか
食べられない!」と絶句していたので、よけい選択が厳しかった様子。


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彼女はツナを、高校卒業以来30年ぶりの福田パンだというアッシは
お約束のアンバター、それとキーマカレー&レンコンシメジのハーフ。

きつねはコンビーフとチキンミート、シュガーマーガリンとヨーグルト
クリームのそれぞれハーフ・・・というチョイスに収まりました。


これも「最終的には3人で5コ買うから、それぞれ好みがカブりそうな
気になるヤツを購入してみんな味見してみるべし」という判断だから
ここに落ち着いたものの、選択に性格が出ていてちょっと面白い。


結論としては「どれ食べてもホント美味しい!コッペパンの概念が
なんか変わったかも。」というリアクションが得られ、ひと安心です。


お皿を片付けていると早くもアッシから「今回売り切れていたけれど
エビカツとかフライ系が気になるなぁ」という声が上がっていたので、
次回から福田パンは「帰省時のお約束」に仲間入りしそうな予感も。


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食後の14時を回っても、予報を裏切り雨の予兆が感じられない午後。


「さっき帰り道で前を通った大きい神社、少し覗いてみたい。」という
リクエストから、腹ごなしの散歩を兼ねて盛岡八幡宮へ。

お盆と言えばみんな行く先はお寺だから、曇天と相まって境内を歩く
ヒトの姿もまばらで観光客も見当たらず、なかなか新鮮な雰囲気。


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亡父から「お前は好奇心旺盛でお調子者。行けば要らないモノを
拾って来るから、用が無い時はむやみに立ち寄るなよ。」と釘を
刺されていたので、きつねは滅多に鳥居をくぐらないんだけれど。

手水舎の傍らにはイタズラ好きの心をくすぐる、面白い表記が。

「むかし初詣に来た時はヒトの群れに圧倒されて気付かなかった」と
敷石に小さく刻まれた干支の文字を探し始める三人。


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「あっ、『戌』見っけ!」 「ここに『申』あったよ!」 「『牛』もあるね。」
「いやいや『牛』は『丑』でしょ。それは『午(馬)』だから。」

大のアラフィフが境内さんざんほっつき歩いて、無事12支全て確認。


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実はさっきの表記の裏に、ちゃんと「答え」が貼ってあったんだけどね。


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本殿をお参りして皆の無事と健康をお願いした後、アッシがポツンと
「あっ・・・鐘を鳴らすのに気を取られて二礼し損ねた。」と呟いたり。

傍らの厄年一覧を眺めたミカちゃんが「うそ、アタシ厄年じゃん!」と
目を丸くしていたり。

いやもう今年も既に2/3が過ぎたんだし、今まで何も無かったんなら
別に大丈夫じゃね?と、慰めにも励ましにもならんテキトーな言葉で
お茶を濁しつつ、岩手県神社庁のある境内を後にしました。


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勤務明けの眠い目こすりつつ、「明日よりは降水確率低いから」と
父方母方の菩提寺をゴリラで回っていると、黄昏を待たずに霧雨。

濡れた服を洗濯機に放り込み、まずまず差し当たり残っているのは
送り火焚くことぐらいか・・・とビールを傾けているとスマホにメール。

「東京までの帰路も10時間掛かりだった」というアッシとミカちゃん、
涼しかった岩手とのギャップで体調を崩さぬよう、気をつけて。


さて次はどんな御当地ネタを用意しておこうか・・・ホントそろそろ
ネタが詰んで来てるんだけど・・・少々手厳しい宿題ですね(苦笑)。
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テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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