局地戦闘機と、通好みの影武者と。 ロクジュウゴマンエン、という選択肢。







うーん、やっぱり「血が騒ぐ」というか「寝た子を起こされる」というか。
とにかく文句なくカッチョいい。


「バイク以外に連想出来るマシンがあるもんかい!」と叫びたくなる
ドッカンドッカンなツーバスのビートと劇ッ早いギターも最高だけれど、
プレイする彼女たちのイキイキした表情がいい。

一瞬ギターとベースを同時に回す離れ業で沸かせるシーンからも
腕自慢ならではの「ごまかしの利かない一発勝負のステージが
たまらなく好き」というマインドが、こっちにビシバシ伝わって来る。


きつねメが彼女たちのハードナンバーを聴きたくなる時は、ちょっと
刺激的なサムシングを得た時なんでありますが・・・はてさて。


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先月のブログ更新が、なんとたったの二件!で終わっちゃったのは
「月の半ばに風邪を引いてしまったから」です。

実に四年ぶりとなる風邪・・・実感としては、微熱が引かないと足元が
地に着いていないような奇妙な浮遊感が付きまとう、ということ。

それから「鼻が詰まる=嗅覚がふさがれる」というだけで、五感が全て
鈍ってしまうということを再確認させられてしまいました。

まー、あれだ・・・クルマ走らせている時、背後から数秒眺めただけでも
「携帯片手に運転するドライバー」「イヤホンしたままチャリ乗ってる奴」
がすぐ判る、っていう根拠。

自身の行動も周囲に対する感性も、五感のひとつを奪われただけで
全部ドロップするんだよね。

モノゴトの見方が平たくなって心が動かなくなるのは、感受性とか思考が
相当にセーブされている何よりの証拠。

・・・そりゃあブログ書く気も失せますってば・・・ねぇ。


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XC_201703020640440a7.jpg


そんな中でも薬で強制的に熱を抑え込んで出向いた先は、花巻空港の
旧ターミナルで開催された「モーターサイクル・フェスタ」。

各メーカーやショップさんの垣根を越え、限られたスペースにズラリと
並べられた「今年の新作」「今が旬の新車」をボケナスーっと眺めたり
旧知のスタッフさんたち(世間では「昔のワルいオトモダチ」とも言う)に
遅ればせながら新年のご挨拶回りをしたり。

新車買う気もカネもサラサラ無いけど、これらの要件が一箇所で済む
機会はここしかない!ってのがホンネだったりします(←こらこらっ)。


XA_20170302064041106.jpg


ただ・・・今回はひとつ、エポックな出来事がありました。

きつねメにある意味「エキサイティングなセイシュンの日々」を添えて
大きな影響を与えてくれた悪友・Kちゃんの勤めるお店が、県内初の
KTM正規代理店となったこと。

ハーレーやドゥカ、BMWといった「乗らない人にも知られるブランド」に
比べると圧倒的にマイナーなメーカーなので、ピンと来ないヒトの方が
まだまだ多いと思うんですが。

「現代版スーパーセヴン」「ナンバー付きのフォーミュラマシン」として
マニアに知られる公道上の狂気・X-BOWを産んだ会社だ、と言えば
少しイメージを掴んでもらえるでしょうか。


XL_20170302064056810.jpg


キャッチコピーは「Ready To Race」!・・・オーストリアって、確か
一応理知的なゲルマン民族の国だったと思うんですけど・・・。

正直ほんとガチのレース屋、オトナ毛があんまり生えてないです、
この会社。

二年前、「北の師匠」くまさんから03年モデルのDUKE640をお借りした際
つくづく思い知らされました。「やべェよこりゃ、キ印だよ。」と。

確かにキャブやマフラーを換装することで、更にスープアップしていた
個体ではありましたが・・・「軽くスリムでポジションも楽そうじゃん?」
とか見た目でナメて掛かったら、このマシンに確実に食い殺されます。


XG_201703020640502d7.jpg


どこの世界に160km/hからまだ加速したがる獰猛なビッグシングルを
公道向けにリリースするバカが・・・つか、まんまレーシングユニット
積んだバケモノじゃねーかよコレ・・・。

もし理性を失えば免許が無くなり、タイヤをケチれば命を取られる。

4スト単気筒としては俄かに信じ難いリッター8km!という極悪燃費と
数千キロ単位でのオーバーホールを求められるエンジンの設計は、
きつねメのインプレが決して大げさではないことを裏付けていました。

確かに数値の上では直四のリッターSSの方がハイパワーだけれど、
640の単気筒の質は「低速から溢れる滑らかなトルク」なんかない。

むしろ「クラッチ繋いだ瞬間からナマの爆発力で地面を蹴り飛ばす」
真逆の荒々しさの持ち主だったんでありますよ。

いやマジでシビれます、アレ・・・数日後、夢でうなされました(実話)。


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「柴犬のつもりがドーベルマンだった」ぐらいギャップに叩きのめされた
きつねメへ、Kちゃんの後輩であるN川くんが告げたところによると
「ええ・・・現行の690DUKEも、多少信頼性が上がったとは言えども
性格は概ね640と一緒。あまりに狂暴過ぎてビギナーに売れません」。


XE_20170302064047667.jpg


しかし近年のKTM、やっぱり全然オトナ毛が生えないなりに実は別枠で
「斬新な飛び道具」を提供しております。


・・・だからよー、どこの世界に125のフレームに400積んじゃうおバカな
会社があるんだよー・・・あんまりオッサンを喜ばせてくれるなよ・・・。


「あー、小せェ方はインドだよインド。バジャジ・エンジンだからよ。」と
ヘラヘラ笑ったかと思えば、微熱で着崩れたきつねメの上着直しつつ
耳元で「そろそろウチの客にならんか?好きなんだろ?こーいうのさ。
なんなら次のロットで一台押さえといてやるぜ?」と囁くKちゃん。


いやン、耳たぶに息を吹きかけないで・・・ハンコ捺しちゃうン(アホ)。


XF_201703020640482af.jpg


「1000km当たり500はオイル喰っちまうから2ストだと思ってくれ」とか。
「一万走ればタペットとバルタイが怪しくなるからカマ開けてくれ」とか。

375ccで44馬力とか圧縮比が12超えてるとか、ボア×ストロークが
89×60のショートストロークでレッド一万越えとか、スペック見ただけで
ナンバー付きとしては十分に狂気の沙汰だもんね。

空飛ぶ円盤みたいなカッコのスカートがまるっきりないピストンやら
刃物みたいに鋭利でペナッペナなクランクウェイトが目に浮かぶわ。

それを125と共用のフレームに乗せちまってんだから、そりゃアンタ
切れ味も加速も現行国産400なんかテキの内にも入らないだろうさ。

これでよく二年もメーカー保証付ける気になれるよな・・・参った。


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XJ_20170302064053be0.jpg


若かりし頃、ヤマハのSR/SRXシリーズで散々ワインディングに通い
腕を磨いた経緯があるきつねメなんでありますが。

しかし・・・その天狗の鼻を下り一発でポッキリ折っちまったマシンが
たった一台だけ、おりました。

それは鮮やかなブルー・メタリックの、スズキ・グース350。

当時ほぼほぼレーサー・レプリカのディメンジョンと謳われたソイツは
左に巻いた下りコーナーへのアプローチで、もう正にNSR250Rと同じ
ラインを描いて瞬時に姿を消してしまいました。


グース


これにはつい先日、当時の常連とバッタリ再会した際に意外な後日談を
聞かされる、というオマケがついて納得した次第なんですが。

さておき・・・きつねメが過去ヤマハ・シングルを乗り継いだ経緯も知る
件のN川くんに「最近の国産モタードとかグースに比べて、どうよ?」と
直球の質問を投げかけてみると、彼はニヤリと親指を立てました。

「インド産でも正価65万円の値はある、と思って下さって結構ですよ。
250の方だけど春には試乗車を出しますから、ぜひ味見してみては?」


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テイカロクジュウゴマンエン、コミコミハチジュウ二マンエン。

今の「扶養家族」を一台たりとも手放せないきつねメにとっては、
いくら金利ゼロパーセント・ローンという餌をブラ下げられても
当然養えるワケがございません。


XI_20170302064051141.jpg


「あー、SRX600と同時所有していた主力戦闘機のゼファー750って
新車が65万円だったよね。俺はコミコミ30万の中古買ったけど。」

微熱によるクラクラなアタマで、また要らん勘定をしつつフワフワと
場内を彷徨っていると、またしてもロクジュウゴマンエンの新車と
遭遇してしまうワケですが。


あれ?いや、なんで今までコレという選択肢に気付かなかったんだ?


XB_20170302064042151.jpg


たぶん懐かしい名前に先祖返りしてくれたから、目が行ったのだろう。
スズキSV650。

元々わりと小柄なボディを、マットブラックの塗色が余計に地味に
見せてしまっているけれど、そのスペックデータに目からウロコが。

この車格で車重200kgに75馬力・・・構成とコンセプトは異なるけれど
動力性能上は「かつての愛機」ゼファーと相当近い存在なんです。


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ここからは・・・そうだね、「かつて山賊のハシクレとして某街道の
トンビの末席を汚した身の、とあるオジサンから聞いた話」・・・
という前提で、語らせてもらいましょうか。


車重200kgの75馬力ってのは、凡人の腕なら案外絶妙な落としどころ。

よく耳にする「実用的で身の丈に合った使い切りの利く性能」という
インプレッションは、一見刺激に乏しく非常につまらなく響くよね?

実はそれ、ちょっと違う。ここで言う「使い切り」を実践出来る腕前の
乗り手なら「持て余しの100ps」の背後を始終突き回せる、ということ
なんだよなあ。

逆説的な視点で言うなら「100psマシンのポテンシャルを使い切って
走らせられるライダーってのは、実はそう多くないよ」ってことさ。

そのために必要とされるのは、人並み以上の動体視力と反射神経。
身の危険を察知するための第六感をも含めたシャープなセンス。

平々凡々たる普通の青年がしつこく何年も何年も同じ道に通った挙句
悟ったのは、「俺の資質ではナナハンより上の性能は扱えない」という
ひとつの結論だった。

速いマシンも良いサスも嚙むタイヤも、ぶっちゃけカネで買えますわ。
でも乗り手の資質だけは、なんぼカネ積んだって買えないんですよ。

だからオジサンは「経験」を積んでコースと愛車の挙動を覚えたのです。
それだけが、貧乏な凡人でも手に出来る唯一の武器だったのだから。

例えばの話、ギリギリ60km/hで曲がれるコーナーなら毎回きっちり
60km/hで旋回する、ということ。

65km/hで突っ込んだら命が危うくなるけれど、55km/hじゃ無駄に遅い。

そのコーナーがなぜ「60km/hなら曲がれる」と、知っているのか・・・。
それはジワジワと少しずつ少しずつアプローチの角度を変えたりして
毎回ちょっとずつ、進入速度を上げて行ったから。

でもね、ここをリッタークラスのハイパワー車で毎回60km/hカッキリとか
それ以上の速度で進入して行ける乗り手は、そうそういなかったんだよ。

もし経験の浅い身でソレをやれるとしたら、むしろ2スト250のNSRやTZR。
アレは軽い上に性能が手の内にあるから、乗っていて怖くないんだろう。


「MOTO GPライダーへの憧れ止まず」とか「一度は世界最速のマシンに
乗ってみたい」とか、そういう純粋な動機は大切だから、否定したくない。

でも、ハイパワーこそ正義、ハイパワーこそバイクの頂上だ、としか
捉えられていないなら・・・そのうち、思いがけなく地味ィで小さなヤツに
その「お金で買ったプライド」をバッサリ斬られる日が来るかもしれない。

意地悪い話だろ?・・・でもね、だからこそバイクは奥深くて面白いのさ。


ネットでは炎上騒ぎが怖くて、もう誰も武勇伝的な話が出来ない時代。
そんなわけでアンタがコレ、代わりに書いてくれないか?

いい加減15年も前の話となれば、もうそろそろ時効だろうし、さ。
ヒトならぬ化けギツネのアンタなら猶のこと、角は立たないだろうから。


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ロクジュウゴマン、ロクジュウゴマン、コミコミハチジュウマンエンナリ。

微熱の引かない身でフワフワと、なるべく車通りの少ない道を選び
30kmの道のりを戻ってくる道すがら、マイレージはオイル交換の
距離を刻んでおりました。


XD_201703020640455fa.jpg


11月末の交換から三か月足らずで、2500km。結構伸びたねぇ。

震災の前年に26万円で買ったけーたろー、現在足掛け7年乗って
まだまだこの先もコキ使う気満点なんでありますからね。


ロクジュウゴマンエンなんて、出さないよ?出さないんだってば!
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No title

お風邪は癒えましたでしょうか。
私も最近一度風邪をひくと、とんと治りが悪くなったような・・。
いや、きっと最近の風邪がしつこいに違いない。(現実逃避含む)

車でも、大排気量、自主規制上限(280馬力)に対する、「あの暴力的な加速だけでも体験したい」
という魅力というか性能の魔力というか、そういうのってやっぱりあるような気がします。
強いモノへの憧れというのも、それも一つの魅力だったり購入動機になり得ますよね。

実際操れていたかはともかく、テンロクにやや物足りなさを感じた時代、税金も2リッターと同じなんて
中途半端な排気量だよな・・なんて語ってみたりして。
でもいざ大パワーの車に乗ってみると、まるでアクセルを開けられないという現実・・
そこで初めて、あの踏み切る感覚が良かったナァって分かるんですよね。
使い切れているという高揚感みたいなのもありますし。

と、知り合いのオヂサンが申しておりました(笑)。

No title

昨年の田子のクラシックカーイベントに突如この「X-BOW」が現れましてね、自分は全く分らず最初はアリエルアトムかと思った位。
盛岡ナンバーで、日本には3台?とかオーナーは仰ってましたけど・・・あの帰って行く加速と動きは、公道だと窮屈だろうな・・・と。
AMGは電化するこの先も「パワーを諦めない」そうで、そこは海外だなと思います。
ただ、制御は綿密なので羊モードから狼モードまであれど、額面の出力よりは暴力的ではないでしょうね。
最近だと古いアメ車なんかは単純で良いなあと思います>初代マスタングとか。

KTMだと390DUKEが気になりますが、コレも素人にはアカンのでしょうね。

琢麻呂さんへ。

>お風邪は癒えましたでしょうか。
自分もかなり引きずりました。3日分の処方では足りなくて
再度病院へ追加の薬を貰いに行ったぐらいですから・・・。
今は時々咳が出るぐらいかな(←半月経っても治ってない)。
今期は日々寒暖の差が激しいせいもあると思いますよー。

パワーへの興味や憧れ、心に占めるパーセンテージとか
選択時の優先順位など人によって違いはあれど、どこかに
必ずあるんじゃないか・・・とは考えています。

自分にしても・・・例えば四輪なら今のNA8の130psでも
十分だし、同スペックでももっと速く走らせられるヒトが
きっとゴマンと居るだろう、と分かっていながらも
「もしもE/g乗せ換えの選択を迫られたら、NB後期用の
160psを積んでみたい」と頭の隅で考えてみたりするし。

ただ仰せの通り、ある領域を越えると余剰分のパワーが
普段乗りでは妙にストレスになるケースもあると思います。
その馬力を高回転まで回してやっと得るNAエンジンなら
ともかく、いきなり叩き出そうとするターボはそれが顕著に
現れるように感じるんですよね(エボ7がそうだった)。

四輪での使い切りの落としどころの上限は体験上だと
2リッターのNAで200馬力ぐらいにありそうな気がします。
あとは駆動方式と車重との兼ね合いになるかなぁ。

底力を秘めた大排気量セダンのトルクに身を預けて、
ユルユルとクルージングするのも気持ちいいだろうと
思うけれど・・・昨今のスーパーカーの「500馬力」とか
「800馬力」なんて宝くじの一等賞金と同じで既にケタが
デカ過ぎ、有難みも何もよく分からない、という(笑)。

ラーメンのように若いうちにコテコテ濃いヤツを追って
それがひと回りした頃、スタンダードな中華そばの
滋味が分かるようになるのと、少し似ているのかも
しれませんね。

No title

少し期間を置く事前提で
いっそグラディウス650とSHIVER750を乗り比べしてみます?
寒ささえ我慢できれば
いつでもOKですよ!
(午後一番くらいならもう少しで走れそうな状況です)

たっぷり悩んだ後
グラディウスあるいはSV650とKTMを乗り比べるのも良いかも?

まあ、試乗は大事だし、楽しいしチャンスがあれば・・・

ナベエさんへ。

わー・・・盛岡ナンバーのX-BOWが存在するのか(白目)。
そのうちホームコース辺りで遭遇するかもしれないなぁ
(後半のセクションだとそこそこ速度を乗せられるので)。

さすがにアトムもX-BOWも現車を見る機会が無いので
サイズ感が分からなかったのだけれど、アトムの方が
同等エンジンを積みつつ更にひと回り小さく軽い様子。
・・・おそらくもっと狂暴なんでしょうね・・・。
このクラスになると、乗り手の腕がよっぽどでない限り
傍目にはもう「どっちもどっち」なんでしょうけれど。

>制御は綿密なので額面出力よりは暴力的ではない。
二輪の世界でもクラスやモデルによってはこれがひとつ
興を削ぐ理由になっていたりします。

これは国内向けの某現行750なのですが、試乗した
くまさん曰く「出足は400かと思うほど眠くて力感が無い」
「ところが5000rpmから突然ナマの750のパワーが出る」
という、電スロ制御ならではの悪癖が出ているとか。

おそらくは概ねその回転域までで計測する加速騒音とか
排ガスの数値への対策でしょうけれど、それにしても
この特性は「乗って楽しんでナンボの趣味のもの」として
ちょっとお粗末な味付けなんじゃないか?と感じます。

>390DUKEが気になりますが素人にはアカンのでしょうね。
いや、これは案外と初心者さんでも乗り味を楽しめますよ。

スペックを眺めると見えて来るけど、44馬力が出るのは
なんと9000rpm!単気筒としては異例な絞り出し型の
特性なんです。
その分だけ低回転のトルクは痩せているはずなんですが
ここで効いて来るのが超コンパクトでメチャクチャに軽い
ボディです。

実は「くまさん試乗会」の際、オーナーの御好意によって
少しお借り出来たんですが・・・クラッチミートの瞬間から
「タメの間」が無くヒョイと前に出て、気持ち良く加速して
行くんですよ。
その軽さから来る応答性のお陰で加減速も意のまま。
ライポジもコンパクトでスリム、全て懐の内側にあるので
誰が走らせても(不用意にガバ開けし続けない限りは)
胸のすく走りを楽しめると思います。

当然、その試乗会では一番の人気者となってしまい
休憩の度に皆が「それ、次、オレに乗せて!」(笑)。
シヴァー750と並んで「一度乗ると欲しくなるマシン」と
評されておりました。

昨年知り合ったライダーの中には、きつねと同世代で
「免許取って初めてのバイク」に390DUKEを選んだ
女性もいますが、晴れた休日のたんびに引っ張り出し
かなり距離を伸ばしているようです。

自分の場合はセローもスポーツスターもポジションが
アップライトなので、KTMに関しては前傾のRCを選んで
ちょいとヤル気になりたい、というチョイスな次第です
(いやもちろん買わない&買えないけどさ・・・笑)。

クマ師匠へ。

>グラディウス650とSHIVER750を乗り比べしてみます?
あああ、最も恐れていた「禁断のお誘い」が・・・(涙目)。
たぶん比較するまでもなく欲しくなるのは、シヴァーの方。

ただ、アプリリアのメンテを引き受けてくれる店が近隣には
ないことや、重整備のスパンの短さが辛いんですよね。
概ね切れ味がドロップする代わりに、その辺りの心配が
薄くて済むのがグラディウスとSVな訳で。
爽快感の差がどの程度のものなのか?で納得出来るか
出来ないかが決まって来るように思えています。

先日電話でおしゃべりした通り、きつねの古巣に軸を置いて
考えれば・・・タイトでショートなコーナーが続く前半部なら
進入前のタメが要らない軽量コンパクトなKTMは無敵に近い
存在だと思います。

反面、円弧が大きくて長いコークスクリュー・コーナーや
速度が乗った湖畔大橋辺りでの安定した旋回を思えば
大きさなりにそこそこ落ち着きのありそうなスズキ勢にも
やっぱりアドバンテージはあるのだろう・・・と。

ズルいというか悩ましいというか・・・件のシヴァーは
ある意味「どっちもイケる」んですよね
(これが900ドカなら暴れ馬過ぎて、自在に操る自信は
持てない。あの乗りやすいポジションのムルティですら
エンジンの性格は640DUKEにそっくりでしたから)。

扱いやすさと軽さ故に案外コーナリングスピードが速く
逆に非力さ故に次のカーブまでが遠く退屈してしまう
セロー→で、パワー増し増しにしたKTM390で解決。
立ちの強い古典的なフレーム、相応に重たい車重。
不用意には開けられない、蹴飛ばしトルクのデカい
エンジン特性のスポーツスター→スポーティーな
ディメンジョンと適度なパワーのSV650で解決。

どちらにしてもセローとXL1200Sの大きな間を埋める
目的だけれど、KTMを選ぶかSVをチョイスするかは
「どっちに振るか」で答えが出て来るのでしょうね。

あー、試乗したい。でも試乗するとやっぱり何かしら
欲しくなるんだろうなぁ、買えないし養えないのに
(そしてまた「どっちでもない手軽な中古車探し」に
色目を使う展開が待っていそうな・・・やめろよ俺)。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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