Do You Feel Is Tomorrow Just Another Day ~紺ぎつね号、10回目の車検へ~






今日のTOPナンバーは、きつねメ的に愛機NAロードスターとドライビング
グルーヴを共有しているように感じるマット・ビアンコから一曲。

英語のヒアリングが苦手な自分でも、バケットシートに抱かれてタイトな
コクピットで繰り返し聴き込むうちに「あっ!」と思った一節があってね。


「Do You Feel Is Tomorrow Just Another Day」


感じてんだろ? 今日の事はもう過去の事、明日は新しい風が吹く、と。


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安っぽくて古びたオープン・スポーツカーでも、ひとたびアクセルを煽り
クラッチを繋げば「非日常の世界」へと乗り手を駆り立ててくれる。

かつての3ナンバーに比肩するほどの高い税金を支払わされつつ・・・
それでもコイツを維持し続ける理由と価値は、ここにあるんだよね。


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「三寒四温」と言う言葉の響きは優しく期待を抱かせてくれるけれど、
こと北東北に関しては正に日々猫の目の如くコロコロ激変する天候に
振り回されっぱなしの一週間でありました。


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土埃舞う中で時折り吹く潮風にも、ふと春の匂いを感じた沿岸詣での
後だっただけに、次の休日の雨音にはすっかり油断させられていて。

気分転換に向かった40km向こうの温泉地が、まさかこれほどまでの
ボッタボタなドカ雪に見舞われているなんて想像も出来ませんでした。


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正午前後の出来事なだけに気温が高いので、カッチカチの圧雪とか
ツルテカのアイスバーンの様なスーパー低μ路にはならないものの。

とにかく重くて抵抗が大きいため、つづら折れではズルズルダラダラと
ゆっくり流れて行くので、緊張感は要らない代わりに鬱陶しい感じ?


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これが同じ軽でもタイヤサイズの小さい車だとやたらにステアリングを
持って行かれるシーンなので、「大径タイヤの4WDで良かったな」とは
実感出来ますけど・・・ね。


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小岩井農場を山手へ走った先に在ったお気に入りの「お山の湯」は
どんな事情があったモンだか、今年に入ってなんと閉館の憂き目に。

網張のまだ真新しい日帰り温泉館(サウナ無しなのが惜しい!)とか
玄武方向へ下った「ゆこたんの森」(ここがきつねのイチオシ)は最近
訪ねたばかりなので、久々に小ぶりな「ありね山荘」へと入湯します。


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「そう言えば、ゆこたんの傍のNucもいつの間にか閉館していたなぁ。
日帰り温泉館の独り勝ち状態なんだろうか」と、淋しく思いつつ・・・。

内湯では地元のオッチャン達の、「どこそこの仔牛がナンボで売れて」
「やっぱりタネだけでねくて、牝牛の出来の良し悪しがよォ」なんていう
いささか生々しい牧畜トークを盗み聞きしていたりするきつねメでした。


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しかしスノボに狂っていた15年の経験で、「春彼岸に冬が終わる」とは
悟っていたものの・・・昔に比べて寒暖のコントラストがやっぱり極端。

寒気が入った時間と抜けた時間が肌で分かる程の雰囲気の差は、
いささか極端なもののように思える昨今なんでありますよ。


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うっかり湯冷めせぬよう、ヒーター全開で黄昏の途をアジトへと帰って。

しかしその次の勤務明けには、再び日なたなら10℃に届こうか?という
ホカホカな春の陽光が降り注いだりするんですから、なんかいろいろ
感覚が狂ってしまいそうです。


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微妙なところでON/OFFのタイマーを入り切りされるツンデレな天候に
「ええい起こしちまえ!」と引き出したのは、埃まみれのロードスター。

冬眠中にリチャージを繰り返したクソ重いバッテリーを繋いだところで
都合3ヶ月半寝かせたエンジンは油圧タペットの音がナンボ待っても
鳴り止まず、焦れてそのまま洗車を開始してしまいました。


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昨秋の内に本気の磨きと車検の支度を整えておいた愛機なだけに、
一度起こしてしまえばサッサと手続きへ持って行きたくなるのも人情か。

日の長さを実感しつつの夕暮れ、ぐるりと水切りがてら県道の遠回りで
「今日は遅い時間じゃないと自宅へ戻れないですよ?」という主治医・
Nさんの元へ、コンディションの確認を兼ねての回送。

真冬や真夏の乗らない時期が長引くと、維持費の重さや先の事を思い
「NAロードスターはもう十分満足するほど乗り倒したじゃないか」なんて
ついヨメに出す先を考えてしまったりすることもあるんだけれど・・・。


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いざ乗って走り出すとホントたまんない、良い、何かが満たされるのね。

正直なハナシ公道上の絶対性能で言ったら、けーたろーと大差ない。
実用上のメリットやデメリットも上乗せしたら、勝負の土俵にも乗らない。

でもリクツや数字という具体的な事で語れない、生理と官能に訴えて来る
「何か」・・・そう、質の在り方が決定的に違う・・・。

この辺はエンジンの気筒数やレイアウト、或いはホイール・サイズによる
フィールの差異にうるさいバイク乗りの方が理解してくれる気がします。


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ひとことで言うなら「主軸の視点は移動手段」と割り切った面がある
けーたろーは、「ドライなクルマ」と評することが出来るかな。

対してNA8は「操作の手触りが全てに於いてウェットでシームレス」。

油圧パワステの手応えでも、1000rpm台からレッドを越える領域まで
カムの機嫌が乗る機微を伴いながらも吹けて行くエンジンにしても。

660ターボと1800無過給、FFベースの4WDとFR、ストラット×リジッド対
四独ダブル・ウィッシュボーン・・・そんな比較論じゃ語れない気がする。


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あの、実際にステアリングを握ったことのある者にしか分からない
不思議な「ココロの潤い感」が貧乏ぎつねに執着を抱かせるのか・・・。


DO YOU FEEL IT DO YOU NEED IT DO YOU FEEL DO YOU NEED 


Nさんに送って頂いた駅のホーム、日没後の急激な冷え込みに備えて
スタジャンの襟を立てつつ、アタマの中でMATT BIANCOがリフレインを
繰り返す晩冬の宵なのでありました。
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No title

そろそろラッシュ交換かもしれないですね。
O/Hもあったり、チェックボールを大きなものにするとかあるみたいですが、音がしばらく止まないのであれば考え時かな?と。
と、なるとHLAロック等でハイカム&面研という事に(笑)。

自分のは来月ドック入りですが、今後10年を見てオイル漏れ修理とヘッド&デフO/Hに加えて水関係と燃料関係という液体漏れに重点を置く予定で段取りしています。
まず、部品に関しては問題無いようですんで良かったです。

ナベエさんへ。

寝かせた時間が長いとたまにタペットが鳴く癖は昔から
あるのですが、その頻度とか鳴きが収まるまでの時間が
少しずつ多く・長くなっているのは否めませんね。
今までよりマメにエンジンを掛けるようにしてHLA内の
オイル抜けを防ぎ、それでも・・・となったら対処を
考えないといけないのかもしれません

逆にカマを開けないままで15万㌔超えている個体も
相当多いと思うので、それほど神経質にならなくても
いいのかな・・・と。

カムはステージ1程度のポンカムなら入れてみたいと
思うこともあるけれど、現状で何も不満が出ないから
実際はそのまま行っちゃうかな(笑)。

>水関係と燃料関係という液体漏れ
ウチのは御承知の通り数年前にヒーターコアを除いて
水周りゴッソリやってあるんですが、エンジンルームの
熱害と経年劣化を考えると・・・他のゴム配管関連が
気になって来ますね。

メカニカルなところではデフやヘッドよりも先にまずハブ
ベアリングかな(ナベエさんはずいぶん前に既に交換
していましたね)。
自分のNAは足を固めている分だけ、掛けて来た負荷が
余計に大きいでしょうから。

後は宿題であるエンジンや駆動系のマウントとオルタの
交換でしょうか。
シフトレバーも通して出るアクセルON/OFF時の揺れは
乗る都度自然と「大きくなってないかな?」と気に掛かる
ポイントですからね。

No title

今年はジムニーで初の冬でしたが、雪が少なかったこともありますけれども、
結構FRのままでも走れるなあという印象でした。
この辺、タイヤサイズによるところの安定性なのかな?と思いつつ、ジムニーの
ホイールベースをみたら、意外や?NAロドの方が15mm長い程度しか違わないんですよね。
前後重量配分もほぼ50:50、着座位置もおおよそセンター付近と、軽自動車としては
重量級ですが、走っていて意外としっくりくるのはこういったバランスによるところ
なのかなあと思ったりしています。

そんなこんなで冬の間、ジムニーはジムニーで楽しいし、これ一台で良いんじゃない?。
もうそろそろ税金も来るし、考えるなら今だよね?なんてつい思いつつ。
今日、バッテリーをつないでロドに乗ってみた訳ですが・・。
まぁあれです、何もかもが違うんですよ(笑)。

走り出しのスムーズさ、ステアリングのしっかり感、ストロークの短いシフト、
NAエンジンらしい音とか・・。
各部の錆落とし程度に、近場を10分くらい回ってきただけなんですけれども、
17万km近く走ってもうあちこちヤレ切ってるってのに、それでも何だか妙に
楽しかったですよね。
街乗りだけでそう思える車って、そうそう無いですよね、たぶん。

という訳で、そして今年もまた高額納税してしまうのでありましょうか(^^;。

琢麻呂さんへ。

>ジムニーは結構FRのままでも走れる印象
仰せの通りタイヤ径と重量バランスの影響が大きそう
(しかし50:50に近いというのは意外。やるねぇスズキ)。

以前JB23に乗っていた四輪の師匠・ごん兄ィ曰く、
「軽量化のつもりでリアのスペアタイヤを降ろしたら、
未舗装路だとそれだけでケツがすげェ跳ねるんだよ」
とか・・・リア・オーバーハング部での重しの有無だと
そのぐらい違いが出るんですね。

他機種で「パート4WDなんだけど案外切り替えせずに
雪でも走れる」という話を聞いたのは、現行エブリィ。

先日のブログで書いた「FFなのに上り坂を上れない
ワゴンR」の元オーナー・Takちゃんがバイクレースの
トランポとして買い替えたのがコレで、2駆の前車に
懲りて4WDを買ったのにほとんど年中4WDモードを
使わずに済んでいるそうな(ミッドシップの強み?)。

>近場を10分くらい回ってきただけでも楽しかった。
もうこれは何というか、完全に「フィール」のことだから。
具体的に説明出来ないし、逆に抽象的な気持ち良さを
言葉にしようとしても語彙から上手く選べない(笑)。

洗車後の水切りとか或いは何かのついでの用足しで
あっても、ついつい余計な遠回りをしたくなるクルマ。
某タイヤメーカーのCMを茶化せば「降りたくないの」
と告げた綾瀬はるか嬢が、最後にドライバーの男性を
突き落としてステアリング奪っちゃうオチになるかな?

さて今、お返事を書きながらいろいろ考えたんだけれど
エコエコうるさくなる以前のクルマって多かれ少なかれ
「そういう要素」を持っていたような気がするんですよ。

我々世代までの価値観で言う「ドライブ」は運転自体を
楽しむ事が、5分かそれ以上の理由だったと思います。
クルマはまず気持ち良くて楽しくてカッコ良くてナンボ。
「行く目的地がドコで、何をするのか」に重きを置くのは
家族連れだけの、ある意味特殊な捉え方だったはず。

裏返し作り手の立場から考えると、不景気な世相では
「ドライビングが楽しく美しいクルマ」って開発コストが
掛かる割には売り上げに反映され辛く、報われない
スタンスになってしまっている様にも感じられます(悲)。

一度運転すればその楽しさは多分全てのドライバーに
納得してもらえるような、面白い資質の持ち主なのに。
客観視すれば、便利でもなく安全装備も貧しくエコでも
ないNAロードスターは、もう時代に於けるガラパゴスか。

「俺は単に楽に移動したいんじゃなく、操縦がしたいんだ」
という公道運転者は、既にほぼ二輪乗りしかいないかも
しれません(こっちも高齢化が進む一方ですが。嘆)。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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