春支度の、と或る日に。 ~Thanx & Good Bye Monkey~







今回のタイトル・ナンバーには、最近のニュースに思うところがあって
コレを据えておくことにしました。

「レアだから好き」「古いものが好き」「絶版車だから好き」ではなくて。

「元々好きなものにずっと乗り続けていたら、いつの間にか時流から
ズレてしまった・時代に置いて行かれていた」という乗り物好きには、
この詞の感覚って理解してもらえるんじゃないかな。


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「あら、ニイチャンに貰われて来た日から、アタシはずっと現役よ?」

そうだね・・・・左の牙は上も下も、もういなくなってしまったけれど。


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何だかモヤけた南風が吹く午後があれば、雨が途中からみぞれに
化けてしまう時もあり・・・と、丸一日の春本番を味わえる日がなくて
どうにも落ち着かない気候な昨今の北東北でありますが。

その年々の春の足並みなど全く無関係に「OK!ケツカッチン!」で
無情に期日を迎えてしまうのが「車検」なんでありますよ。


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で、ようやく回復の気配を見せる腰を労りつつ月末の通院やら
用足しやらをこなし某所の超天使な事務嬢の微笑みに癒されたり
しつつ、やって来たのは通称「岩手の陸事」こと岩手運輸支局。

ユーザー車検経験者なら御承知の通り、検査のラインにいる時間
そのものは10分かそこいらなのに、とにかく書面の手続きが煩雑。

そこで先に書類を手に入れて、記入出来ることは事前に埋めてから
スポーツスターを持ち込みましょう・・・と、そういう狙いな訳ですよ。


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「二輪用のラインは工事中で四輪の列に並ばされるらしい」という
噂も少し前に耳にしていたものの、繁忙期に間に合ったみたい。

二輪に限っても限らなくても、ただでさえ混み合う3~4月の車検。
バイク用のラインが別枠で用意されるだけでも助かりますもん。

これなら午前1・午前2・午後1・午後2と計4ラウンドに区切られる
予約でも、出来るだけ早い時間が取れればリベンジが利くかな。

きつねのスポーツスターの車検切れまでは、あと約二週間・・・。
その間に春の日和と腰の復調が訪れることを祈らなくては。


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ということで「合格祈願」ではないけれど、流通センター界隈にて
お昼を迎えた時にはオヤクソクの盛岡名物・福田パンをゲッツ。

スーパーや学食のレディー・メイド(二次元を想像するなよ?)な
定番具材に対するアドバンテージは「直販店限定」「季節限定」の
スペシャル・ジャムが数種類用意されていること。

そしてもう一つの醍醐味は「俺オリジナルスペシャルミックス」を
オーダー出来る、という画期的&建設的なシステムが存在する点。

「コーヒー&ホイップクリーム」「アプリコットジャム&ヨーグルト」に続く
今回のきつねリミテッドは、手堅く「ブルーベリージャム&ヨーグルト」
(マーガリンに行かない辺りが革新出来ない保守政党的な選択?)。


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冒険要素控え目なだけに、これ間違いないマッチングを見せてくれます。
あとは「控えに押さえでハズし無し」の定番・チキンミートとコンビーフ。

しかしきつねの前に発注を掛けたお客さんが想像斜め上の離れ業を
演じました・・・「あっ、コンビーフはカラシをドバッと入れていいから。」

なんとまあ「具材のミキシング」という裏ワザ・・・その手があったか!
これは次回視野に入れてダメ元で、ちょっと試みる価値があるぞ。


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さておき特大サイズのコッペパンをモフモフ頬張り缶コーヒーで喉を
潤していると、スマホに「北の師匠」クマさんから一通の着信が。

「今日は県央に出張って来ていて、これからYさんのところへモノを
引き取りに行くんだけどね。」

クマ師匠の現在地からYさんトコ、きつねの現在地からYさんトコ。
いやもうナニこのタイミング、所要時間を計ったようにジャストじゃね?


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サンバーじゃない四輪に収まった師匠を見るのは、もしかしてウチの
ロードスターを試し乗りしてもらった時以来じゃないだろうか?

「いやー、今朝の県北はまさかの吹雪でエラい目にあったよォ。」と
苦笑する傍らの愛機デミオは、これもまさかの夏用タイヤ(絶句)。

しかし本当に言葉を失うには、実はこの時点では早かったのです。


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新年会以来の再会になるYさんと知る人ぞ知るレジェンドな父君の
仕事場にお邪魔し「きつねさん、ココ入るの初めてですよね?」と
見せて頂いたものには・・・いやもう正直、マジで腰を抜かしました。

プランジャー・サス時代のドリーム号のエンジン音を聴く機会なんて、
ヘタすると生涯もう無いかもしれない(だって昭和27年式だよ?)。

スイングアームになって初のペンリィ号やバタリーニ変速のジュノオを
自らレストアしたオーナー直々の解説付きで見学するチャンスなんて、
世間に数多ある博物館やコレクションホールでもまず滅多に無いはず。

Yさん親子と知己を得たのはずいぶん昔の事、ちょこちょこスゲェ噂も
耳にしていましたが・・・その一端ですらコレだもの、ホント降参です。

ある意味では旧車の世界に一石投じてしまう物騒なシロモノばかり故
今回は敬意を表して写真を撮らず、ただ純粋に観察して来ました。

画像はもしいつか許可を頂けたら、その時に晴れて記事に出来るかな。


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「最近は原点に戻って、親子で延々スーパーカブにハマっています」と
いうYさん、「クラッチ付きのリターンシフトしかバイクとして認めない!」
というクマ師匠。

それでも不仲にならないのは、お二人とも手を汚し「ホンダのヨコ」の
面白さと奥深さを熟知しているからこそ、のこと。

アタリマエのようにクランクケースを割り、社外純正問わず様々な
パーツの組み合わせにトライしている面々のトークは、タペットの
調整が精一杯のきつねにとって、どれも勉強になることばかり。


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ウチのおんぼろゴリラについても、昭和の早矢仕キット/E7ヘッド
72ccにPC20の組み合わせで中速域から急激に吹ける、と言えば
即座に声を合わせて「そりゃあマフラーがネックになってる証し」と。

※純正よりエキパイがひと回り太いノーマルルックの社外品装着済。

実践に実践を重ねたベテランから直にアドバイスを得られる環境自体、
某ちゃんやらナンチャラ質問箱に問い掛ける以外に術のない初心者より
相当恵まれたところで暮らしている事を実感する他ないですね・・・感謝。


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モンキー最終


水平シリンダーのホンダを軸に会話が進めば、やはり自然と流れは
先日アナウンスされた「モンキー生産終了」に至ります。

50ccに限って言えば、この先厳しさを増すユーロ規制の前ではもう
未来は無い、とメーカー自身が明言してしまった事。

郵政向けのスーパーカブですらも電動化を視野に入れている事や、
世界規模で見れば「公道最小排気量枠」は125ccにシフトしている事。

ヤマハも50ccの生産から手を引くことになった経緯を考えると・・・
おそらく遠からず「普通免許で125まで乗れるようになる」でしょう。

やっぱりグロムはモンキーの後継として開発された存在だったのか。


モンキーM


Yさんは砂利敷きの庭で父君の所有するM型モンキーに乗ったことが
あるそうですが・・・。

「ここを少し走らせただけで死にかけた。公道じゃ乗れないよ(笑)。」

きつね自身、ノーマルの構成を守るゴリラで普段遣いの限界を感じ
小径4ミニからカブ系へ移行して行くマニアの心情を垣間見ています。

時の移り変わりの中で求められる性能が変わって来ているんですね。
それは環境対策の面でも走行性能の面でも、致し方ない事なのかな。


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゛愛したヤツは みんな消えて行く  俺を残して 風になる
Oh Yeah Everything Is Upside-Down゛



そのうち「初めて乗った50ccのこと」を語られるのは昔話の中だけに
なるかもしれない。

だけどいつか「時の忘れ物」になっても、きつねの暮らしの中には
ちょこんと可愛いホンダの類人猿が居て欲しい・・・と思うのです。

せめて世の中からガソリンスタンドが無くなってしまう日までは、ね。
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No title

しかし、
まさかのタイミングと
まさかの距離と時間
これにも驚きましたが

そしてY工場は初訪問だったのはさらに驚きでした。

車両に反応せず、
社外のオプションパーツに激しく反応するのも不思議に思われる自分
やっぱり総合的な価値判断は自分には出来ないなぁ・・・と

まあ、興味がある車両にこそ、その人にとっての価値があるのだと思いますから
それぞれと言う事で・・・(笑)

全ブログに対するコメントにもなってしまいますが
『整備は整備士免許がすのではなく、人がするのだよ』
だからどれだけ真剣に向き合い
どこまでしっかり見て対策できるか?
あとは経験を積み重ねるしかないと思います。

だから素人の自分でもやった事は知っているし
ある程度わかっているつもりです。

プロから見て
「え?」と言われても、思われても
自分の車両に対して自分で責任を取れるなら
別にいいんじゃないかなぁ、、、と、思う次第です。

その個体に関してはプロより詳しい
主治医になれると思いますよ!
(あるいはその可能性があると思います)

バルブスプリング&コッタピン等の脱着だって
新聞紙と手足とラジオペンチとマイナスドライバーでやっちゃいましたし
やれば出来るものです。

バルブスプリングコンプレッサーはそののち暫くしてから
買いました。

工夫と努力で何とかする。
いきなり専用工具に頼るのも良いですけど
苦労してからでも、遅くない・・・(笑)

お互いめげずに楽しく乗れるよう
努力を惜しまず、やって行きましょう!

クマゴロウ師匠へ。

>まさかのタイミングと距離と時間
変則勤務で休みも気ままに過ごすきつねと所用が無ければ
出張しないクマさん、今回ほどドンズバなタイミングも滅多に
ありませんよね。
「好きなもので繋がると互いの機会が引き合うんでしょう」
というY父君の言葉には頷ける説得力がありました。

旧車関連のミーティングなどでYさん親子とお会いする事は
あるけれど、平日お仕事中にお邪魔するのは申し訳ないし
休日にアポを取る案件も今まで無かったし・・・という事で
今回が初訪問となった次第です。

>車両に反応せず社外パーツに激しく反応する自分
仰せの通り、個々で興味視点の角度が違うんでしょうね。
クマさんときつねとでは「逃げ恥」への面白さの感じ方が
ちょうど正反対だったように。

「契約結婚のシステム構築」という手法に関心を抱いた師匠、
「構築の壁を二人の感情が如何にして乗り越えて行くか」に
ときめいたきつねメ。
一見関係ないようで、実は意外と二輪との付き合い方にも
この差異が現れているかもしれません(笑)。

自分があのドリーム3EやペンリィJCの後ろに見ていたものは
1950年代の工場(こうば)の匂い、その頃の盛岡の街並み。
亡父から少し後のC77やYD1、DSK-A25に乗っていた頃の
思い出を聞いていたり、或いは自分自身ずっと労働者という
身の上から来る興味の持ち方なのかな・・・と。

例えばシャッター方式のチョーク機構を持つエアクリーナー
ひとつ取っても、昔のヒトが考えて作ったカラクリの滋味が
じわじわ伝わって来る(例のガリ版刷りのパーツリストにも
通じる雰囲気、と言えば伝わりますか?)ところが好きで。
見た目から想像するより野太くシッカリした排気音を聴けば、
写真展でしか見たことのない狭い砂利道の市内を行く姿が
一層リアルにイメージ出来るんです。

自分でさえ奇妙に感じるほど古い型式のナンバープレートに
興奮するのも「あの頃あの白黒写真の街を走っていた証」に
心を奪われるからなのだろう、と思います。

>プロから見て 「え?」と言われても、思われても・・・。
そう言ってもらえると励みになるし、ホッとしたりもします。

根が不器用な性格故、器用に要領良く進めないんですよ。
仮に物事に1から10までステップがあったら、一段ずつしか
登れず、要らない段を判断してスッ飛ばすことが出来ない。
旅行に例えれば国内の行きたい場所を埋めた後じゃないと
海外旅行に挑めない、っていうタイプなんですよね(笑)。

まして触れる相手が「いつも今の好調を保っていてほしい」
と望む実働のクルマやバイクであれば、なお冒険出来ない。
どうしても取り返しのつかないイジり壊しは避けたいけれど
それ故にビビッて劣化に対し手をこまねくのもイヤだな、と。

性能向上に対する好奇心や冒険心は欠けているにしても、
背伸びせず「自分でも見て分かる」「バラして組み直せる」
自信のあることだけでも、少しずつ経験を重ねて行きます。
趣味に関して・愛車に対してだけは、そういうスタンスでも
許されると思いたいのです・・・「安息の世界」ですから。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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