終わりの、始まり。 







盆暮れ正月とは御縁のない勤務スケジュールなきつねだけれど、
世間的にはゴールデン・ウィークも今日が最終日。

5月に入ってからは当地でも既に初夏のような陽気が続いて・・・
つい一週間前に眺めたばかりの桜のことすら、ずいぶん前の事の
ように感じられます。


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この写真を撮りに出掛けた頃は、まだこんな事が起こるなんて
夢にも思っていなかったんだよなぁ。


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世の中のモンキー/ゴリラの中では相当の割合で装着されていると
思われる長年のベストセラー、社外の鍵付きフューエル・キャップ。

きつねメのは20年前の第一次路上復帰作戦時に装着したキタコ製
なんですが・・・満タンにするとジワジワ漏れるんだよね、ガソリン。


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外してみるとゴムパッキンがあっちこっちヒビヒビのヨボヨボです。

「これじゃあ漏れるだろ」ってんで新品を発注するべく検索すると、
実は「新品でも漏れる」「説明書にも『ガソリン8分目給油で使え』と
記してある」なんてレビューがゴーロゴロ・・・そうだったっけ?


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それではモノは試し、ダメ元のつもりでホームセンターに向かい
こんなものを仕入れまして。

はい、1m/m厚の耐油性ゴムシート(一枚250円ぐらいかな?)を
重ね貼りしてみよう、という魂胆であります。


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まあ、元々がヒビだらけだから・・・これでダメなら新品を買って
再度こいつを重ね貼りしてみればいいさ、ってトコです。

接着剤はセメダインのスーパーX。これ、耐油性あんのかな?


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決して遅いわけじゃないのに、そのサイズ故にしばしば後方の車に
いじめられる事を身に染みて悟ったので(ドライバー側の心境も、
まあ分からないではないけどね)、国道を避けての遠回り。

反面で小さなゴリラ改は、路地の細さも駐車の場所も選ばないから
混みあう「桜の名所」にも躊躇なく乗りつけられます。


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白鳥の群れも去った湖面を渡る風、青い空、露店の発電機の音。

桜祭り的な観光スポットはヘソマガリな自分の流儀じゃないけれど。
「らしい時・らしい場所」も体験しておくべきかな・・・悪くないよね。


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それにしても驚くのは、こんな地方都市で規模の小さな公園にまで
異国の人々のツアーが巡って来ていること。

ハイテンションで写真の撮り合いっこを楽しむ彼らは、どんな経緯で
旅先に「きつねの街」を選んだのか、訊いてみたくなります。


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周りのクルマに気を使って市内を回るのも神経がくたびれるので。
コイツがコイツらしく楽しめる郊外まで、ぽーんとワープ。

うん、高松の池の湖畔からチラリと姿を見せていた岩手山が
とても美しかったから、ついつい傍まで行ってみたくなって。


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エンジンと足回りをスープアップしているとはいえ、ゴリラの巡航速度は
気持ちいい落ち着きどころが50km/h。

低い目線でのんびり周囲の景色や匂いを拾えるのが、一番の愉しみ。
野良仕事にいそしむ軽トラの背を追っても、全然イライラしないもの。


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札幌に住むネット姉に「ゴメン、なんやかんやで今年も北海道には
行けそうも無くて。仕方ないからソレっぽいトコ走ってる」と、メール。

お返事は「そんな景色の良い土地に住んでいるんなら、こっちに来る
必要ないんじゃない?」と、素っ気ないもの・・・ちっ、スネられたか。

それとこれとは別なんだよー。スケールも旅の高揚感も別物だもの。


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黄昏時の〆は、この日もまた盛岡八幡宮。

「高松の池」の桜は涼しい水縁ゆえに遅咲きで初々しかったけれど
ここはセローで立ち寄った数日前より、明らかに色が増した様子。


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ゴリラなら、良い位置に置いて画が撮れるかな?と思ったものの・・・
今度は小さ過ぎて、桜の木とは上手いバランスが成り立たないのね。

まあ良いんだ、良いんだ、今日の目的は「ゴリラで桜を見に走る」こと。
それは十二分に楽しめたのだから、写真はオマケでいいんだよ。


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あっ、ちなみに例のインチキ加工フューエル・キャップ。

ご覧のように重ね貼り効果はテキメン、全く滲んで来ませんでした。


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・・・と、これが4/28の行動日記だった訳なんですけど・・・。


後日の勤務から帰った夜、安酒片手に画像を加工してはフォトを
アップしたり、思いついたブログを下書きしたりしていたんですが。


SK.jpg



そんな4/30の深夜。お風呂から上がると、とらみさんの姿が
消えていました。

振り向けば、ロックを掛けていたはずの網戸に20cmの隙き間。
「しまった、家出されちまったよ!」

今のシフトが日勤で良かった・・・彼女のために毎晩明朝まで
勝手口の戸を開けておいていられるもの。

そう、この時までは「いつものプチ家出」「気分転換が済んだらすぐ
戻って来るさ」と、そんな心積もりでいたのですが。


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二日経っても帰って来ない。三日経っても声すら聞こえて来ない。

流石に落ち着かなくなり、毎晩町内界隈をパトロールしてみたり
庭の手入れに励む近隣の長老連に声を掛けたりもしたけれど。

いつも誰かしら気に掛けてくれている彼女の姿を、不思議なことに
今回は誰ひとりとして目にした人が居ませんでした。


PJ.jpg


保健所、地域の交番、愛護ボランティアさん・・・四方八方に手を
尽くして待ち続け、今日で一週間が経ちました。


散り行く街の桜と共に、突然きつねの許を去って行ったとらみさん。


数日前に起きた「何かの啓示」とも受け取れる奇妙な出来事を経て
今は憔悴の時を過ぎ、心の準備を整えているところです。

15年前、一緒に暮らし始めた時から分かっていた覚悟のカタチを。


もちろんまだ、希望の光を捨ててはいないけれど・・・ね。
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No title

>セメダインのスーパーX
私もロードスターのウォッシャータンクのポンプ部分から水漏れしたとき、間に合わせで
液体ガスケット的に使ったらいまだに漏れておらず、結局そのままにしてあります(^^;。
弾性の適度な柔軟性が、振動などに耐えてくれるのかもしれませんね。
多少肉盛りしてもあまり痩せない感じなので、補修に何かと便利だなという印象です。

私も過去に動物を飼っていたことがありますが、あの時の行動はこういう事だったの
かなとか、後になってみれば・・という経験があります。
動物を飼うにしても、車やバイクを所有するにしても、さまざまな事柄や結果を受け止める
ことまでが、覚悟であったり責任であったりするのでしょうね。
ずっと一緒に居られればいいのですが、限りあるからこその尊さでもあり・・。
ヒョコっととらみさんが戻ってきたら、「お帰り」と迎えてあげて下さい。

琢麻呂さんへ。

>セメダインのスーパーX
ゴムボンドのベストセラーたるG-17を開発した同社が
堂々と「用途万能」を謳うだけに、作り手の側で様々な
使われ方を事前に想定している気がします、コレ。

実は我がゴリラのシート脇にも、長年の放置期間中に
うっかり開けてしまった小さなカギ裂き傷が・・・。
それだけのために表皮を張り替えるのも抵抗があって
試しにスーパーXで補修したところ、2年経った今でも
問題なく使えています(色味もソックリで目立ちません)。

>覚悟と責任
その対象について何も特別な感情が湧かないのなら、
誰にとっても「重くて厄介な義務」としか感じられない事。
逆に語るなら、「愛」に対し容赦なく掛けられる天秤です。

ただ・・・その相手がクルマやバイクなら維持に対して
どこまでギブアップせず情熱を注げるか?がキーに
なるけれど・・・命あるものについては、共に生きると
決めた時から「降参」など許されないんですよ。

きつねはとらみさんと暮らした15年の月日が育てた絆を
信じ、ずっと待っています。
きっとどこかで生きてる、「あの気配」が訪れない限りは。

No title

スーパーXは万能ですね・・ただちょっと硬いので、剥がす時にはエラく苦労しそうですが。

実家で犬を飼って約35年になりますが、病気、寿命、居なくなった、事故ったというのはありました。
犬の場合は1週間経ったら戻っては来ませんね。
引っ越しや遠方に預けて、狩りとかそれが・・・「炎の犬」(紀州犬物語と記憶してましたが勘違い)でしたか。

ただ、猫はひょっこりと帰って来る・・・という気はします。

ナベエさんへ。

>スーパーX
性質が性質なだけに、流石に繊細さを要求される
模型作りや小物の工作等には不向きなものの・・・。
多様な材質に対応出来る接着力の強さとシール性
(コーキング剤にこれを期待するヒトも結構いるけれど
密閉性と接着性は別モノですよね)はDIY好きには
重宝する存在でありますな。

>犬のこと
やはり長年に渡り一緒に暮らしていると、ひと通りの
出来事を体験されているんですね・・・。
どんな形で何度看取っても、おそらく慣れる事は無く
都度心に痛みを覚えつつ受け止めて来られたことと
思います・・・それはナベエさんも、ご家族も。

「炎の犬」は記憶に無かったけれど、検索してみて
あらすじを読み、おぼろげながら「見ていたかも」と。
もし傍にDVDがあっても、今はちょっと観る気持ちに
なれないと思います。

それにしても「野犬の群れ」という設定、現在では
きっと成り立たないですよね。

ねこと暮らしていると野良コたちにも目が行くもので、
「そう言えば俺らが小学生だった当時はまだギリギリ
『野良犬』を見掛ける機会があったよな」と、時折り
ふともの思いをすることがありました。

>猫はひょっこり帰って来る・・・という気はします。
仔猫の頃から一度も人間にいじめられた経験がない
彼女は、人見知りするくせに好奇心旺盛な甘えん坊。

どこかのお宅へ思いつきで上がり込み、そのまんま
可愛がられていたなら・・・それはそれでいいんです。
もしかしたら留守番ばかりさせられるきつねン家より
後世を幸せに送れるのかもしれないから。

ただ、もし彼女の声が自分の耳に届かないどこかで
餓えて必死にSOSを泣き叫んでいるとしたら・・・。
そう思うと、いたたまれない思いに苛まれるのです。

いま願いが一つだけ叶うなら、他人からファンタジーとか
サイコパスとか言われてもいいから、例えば野良猫や
カラスやスズメたちと話せる能力がいちばん欲しい。
そう思いつつ今夜も勝手口の扉を開けて、彼女の帰りを
待っています。

No title

見事復活ですね

やっぱゴムや樹脂製品は経年劣化が避けられませんね
たったこれだけで買い替えるのは勿体無く感じます

リペアして長く使う これって本当は基本なんですが、昨今はここから離れて行ってますね
残念です

M氏さんへ。

本当はゴムパッキンのみ交換部品として
供給されていれば良かったのですが。

まあこのフューエルキャップ自体、実売で
1500円程なので、そこまで用意するまでも
ない・・・という考えなのでしょうね。

軽い思いつきでも、ダメ元でやってみる。
そういう発想と遊び心が、意外と愛用品を
長持ちさせるのかもしれません。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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