初夏のような8月・・・身体に優しく厳しい休息。






8月最初の日記、TOPには「そう来たか!」なアレンジのナンバーを。


言うまでもなく「Sunny」と「September」の掛け合わせ・・・でも、
FMから流れて来てしばらくソレに気付けず不思議な感じを覚えた。


プロは上手いこと混ぜちまうモンだなぁ、カッコいいじゃないか。


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さて実は先月末、「大迫ランブリング」の後にもセローで林道へ
出向いていて、それを書いて「7月の〆」にするつもりだった。

でもねー。思うところと体験記を併せてまとめるには少し時間が
欲しいのと、あまりにもダート系の記事が続いたので。

豪雨直後のあの話は、そのうち気が向いたらUPかな。


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休日の都度に林道行きを繰り返した上、スクランブルで連チャンの
泊まり勤務が入ったために、いささか身体に無理が来ちゃったか。

小笠原諸島へ居座る台風のタービンから叩き込まれる酷い湿度と、
背中から向こう脛までパンパンに張った筋肉に疲労を感じて。

「見返りに頂いた二日半の休日はライディングをお休みしよう」と
意図的にダラダラと怠けることに決めていた。


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ところが皮肉なモンで、どこにも出掛けない・何もしないつもりの
休日に入った途端に最低気温が20℃を切り、あの鬱陶しい湿気も
見事に霧散してしまった。

ちょうど一か月前の34℃連発だった酷暑の日々は何だったのか。
まるで七月と八月を取り替えっこしたみたいだ・・・。

そんなわけで軽く快い風に誘われ、夏眠を決め込んでいたはずの
ロードスターを甲羅干しに連れ出してみることにした。


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ご機嫌伺いの散歩だから遮二無二飛ばすつもりもなく、R106へ。

主要幹線のトラック街道だけれど、ぐったりボケているきつねには
5速に入れられない様なのんびりペースでちょうど良いかな。

ルート沿いの気温表示は26℃、上りでの水温は95℃ぐらいか。
乗り手には心地良い湿度も、エンジンの冷却とは関係ないもんな。


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区界の空は「降る気満々」な濃いグレーの雲に覆われていたから
折り返し・・・でも、ナンボも下らないうちにまた青空が広がった。

下りでの水温は春~秋のアベレージ、82℃で安定している。
そう言えばラジエター・キャップ、しばらく交換していなかったっけ。


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長距離バスで前が詰まり、勇ましい排気音と共に3速へシフトダウン。
コーナーの向こうから交機のCBが現れ、瞬間熱い視線を頂く。

ここんとこ山ばかりウロウロしていたから、白バイ見たのも久しぶり。
「午後の降水確率が下がったところでお出まし」、ってトコかね。


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帰りは岩山へ寄りトイレ脇の木陰へパーク。ダークブルーのボディと
相まって、佇まいは蜘蛛のよう。ロードスターというよりスパイダーか。

コイツを前回引っ張り出したのは、もう半月ほど前のことだったか。

トライアルの師匠へーさん(練習に出向かずスミマセン)から思わぬ
相談を受けてのことだった。

「実はウチの息子が乗り換え候補にNAロードスターを挙げていてね。
実際どんなモンなのか、聞きに来たんだ。」


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百聞は一見に如かず・・・で、師匠に近所をひと回り運転してもらう。

R31のGTS-Rを経て現在は初代VR-4を所有している師匠からすると
さほど刺激を感じなかったのか、さしたる感銘の言葉は無かった。

「くたびれたAE86から乗り換える」という御子息のために、程度が良い
NAの中古はほぼ出ないから維持費はハチロク同等です、と念押し。

実際、ウチのロードスターもハブ・ベアリングやジェネレーターやら
エンジン/ミッションマウントの寿命が、懸案事項になって久しいし。


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しかし数日後、師匠から返ってきた答えは想像斜め上のものだった。

「息子の買い替えが主題だったのに、俺の方が欲しくなってしまって。
グリーンのVスぺ、良いよね・・・でもギャランも手放せないしなぁ。」

いや、なんかもう、そういう展開になりそうな気はしていたけど(笑)。


湿気は抜けても台風タービンから過給される南風は変わらない様子。

高いところと低いところで雲の流れがアベコベの奇妙な空を眺めつつ
例によって何故か20円高い缶コーヒーを片手に、ボンヤリもの思い。


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R4への下り坂で、夏休みと思しき坊やを連れたお父さんとすれ違う。

こちらを見つめる小学低学年だろう男の子に、40代初めぐらいの
父親が何か説明しているみたいだ。


その様子に瞬間、ずっと忘れていた思い出が脳裡に蘇り、ハッとした。


コンパーノ



元は多分ピュアホワイトだったはずの、アイボリー色のスパイダー。
「ダイハツ・コンパーノ。日本じゃ珍しい4人乗りのオープンカーさ。」

厳格な祖父の「乗用車は贅沢品」という意思で商用車以外に購入を
認められなかった亡父、眩しそうに目を細めていた横顔。


あれは確か`70年代も終わりの夏、まだコンパーノは10年落ちだった
はずなのに、とても古いクルマに見えた。


嗚呼もう俺のロードスターって、その倍も齢を食っちまっているのか。


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まだ背筋と腰、向こう脛の傷みが消えない身体をベッドに横たえて
再びのんびり起き出した黄昏時。

晩飯を買いに出掛けようとガレージへ入ったらゴリラが傾いていた。

ロードスターを出した時には気付かなかったけれど、リアタイヤが
パンクしていたのだ。


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一週間前に秋田を襲った豪雨の後、川の様子を見に出向いた際
何か拾って刺さっていたのだろう。

「合わせホイールだから大した手間じゃない、ちゃっちゃと直すべ」と
思ったら・・・・ハブからスプロケまで全バラにする羽目に陥った。

むかし二十歳の頃、ヤマハ・フォーゲルのパンクを直した時には
もっと簡単にホイールを割れた記憶があったんだけどなぁ。


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徹底的に脱錆処理しサビチェンジャー塗りたくった効果を二年後
こういうカタチで確認するとは思わなかったけど。

その後の腐食が見事に止まっているホイールへ安堵しながら
タイヤをじいっと観察して行くと・・・オマエかよ、犯人は。


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切削片と思しき長い鉄屑のトゲ、いったい何処で拾ったんだろう。
ガレージの中じゃないよな?(床掃除はサボっちゃダメ絶対。笑)


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たかがパンク修理のために何だかんだで14箇所もボルトとナットを
着脱させられた上に、手順の要領が悪すぎて結局二時間掛かり。

身体を休めるはずのショート・バケーションで背中のこわばりを
よけい進めている成り行きに、自分で呆れたりもしたんだけれど。


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作業を終えた21時、ぐうっと背伸びしながら、ふと考えた。

ウチのゴリラは`81年式、事故車上がりで放置歴15年のゾンビ。
でもコイツよりずうっと若いロードスターに比べ、維持への不安が
ほとんど皆無なんだよなー・・・って。

普通のオートバイに比べても尚プリミティブ極まりない原チャリと
平成生まれの四輪を横並びにすること自体、おかしいけれど。


キカイのジュミョーを決めている要素って結局ナンなんだろう?


そんなことを考えてみたりもする、八月の始まりなのでありますよ。
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No title

モンキーゴリラのホイール周り
脱着は

ダブルビードストッパー付きのトラ車のホイール並みに面倒に感じます・・・(笑)
*今時リアにチューブ入りのトラ車乗ってる人は限定されているだろうからわかりにくいでしょうが、、、

タイヤ交換もなるべくやりたくない。。。


なんだか、気分はもう秋ですね~

グリーンのVスペは、良いですよ♡
実際、Vスペは他のNAに比べて状態の良い個体が比較的多いです。

最近オープンにしてないなぁ。
屋根開けて走りたい>_<

クマゴロウ師匠へ。

あー・・・やっぱり。二輪いじりに関しては百戦錬磨の
師匠でも、モンゴリの8インチには手を焼くんですな。

何がメンドクサいかって、ホイールを割っただけでは
チューブを引っ張り出しにくいんですよね。
パンク修理のみに限れば、ホイールが大きい分だけ
セローの方がラクなんじゃないか?とすら思います。

ちなみにウチのスコルパさんも旧態然たるチューブド
ホイールでありますよ
(リアは何故かビードストッパー無し。ココ謎です)。

>なんだか、気分はもう秋ですね~。
ホント晴れれば秋空、曇れば梅雨空。8月上旬とは
思えない不思議な天気が続いていますね。

*Sei姉さんへ。

>Vスペは他のNAに比べ状態の良い個体が多い
新車時にはもちろん大人が買う様なグレードだったし
中古市場に回ってからも相場が一段上だったから。
今も価格の付く状態ならSパケやスポーツ限定系より
オススメしやすい良モノを期待出来ますよね。

実はへーさん、勢い余って一時某オクに参戦したそう。
でもソレ「安いVスぺあるある」なNA6のA/Tだったとか。

「アレ、間に合わせでボンゴのオートマ積んでるから
分かっているヒトは手を出さなくて安いんですよ」と
解説したら、即座に「FFのエンジンを縦積みしたから
ファミリアのオートマは使えなかった、って事かな」と。

この辺りの展開で並のクルマ好きではない事も察して
頂けるかと・・・今時の自称マニアでは多分パッとは
その理由を理解出来ないものね・・・。

ココは「元々飛行機少年だった」という師匠であれば
或いは真っ先に気に留める事項なのかもしれません
(レシプロ機なら星型/直列/V型/水平対向・・・と
地上を走る乗り物以上にバリエーションが多い上、
それが操縦性についてもマトモに影響するため)。

>最近オープンにしてない。屋根開けて走りたい。
「真夏のコンバーチブルが絵になるのは、昭和の
アイドルポップスの世界だけさ」なんて斜に構える
オッサンぎつねメなんでありますが。

否・今期8月の北東北に限っては、かなりイイ!

昨夜も晩飯買いに出掛けたスーパーの駐車場で
ルーフ降ろし始めたゴルフⅢのコンバーを見掛け、
思わず「分かる!その気持ち、分かるよー!」と
呟いてしまいました
(ウチのはドスが効いたエキゾーストなので流石に
御近所の手前、マネ出来ませんでしたが。笑)。

No title

職場の人がボソっと、「平成生まれっていうと若いな〜って思っていたけど、
平成生まれも今や30歳近いんだよねぇ」なんてつぶやいておりましたが。
客観的に見ればNAロドも、そんなお年頃なんですよね。
例えば、今の時代に免許を取ったばかりのコがNAに乗りたいと言った場合、
ウチらが初心者時代にハコスカに乗りたいって言っているようなものなんだ
よなあ・・なんて、しみじみ思ってしまいました。

自分がこれまで辿って来たメンテを振り返ってみますと、乗りっぱなしで
手放したようなNAの中古は、かなり厳しいでしょうね。
御子息さんのAE86というのも、恐らくそれなりにメンテしてあるでしょうから、
ヘタするとそちらのほうが状態が良かった・・なんて可能性もありそうな。
逆に、手を入れながら乗っていくつもりであれば、マツダが正式にレストア
サービス開始のアナウンスをしたようですから、部品供給の点で今より
悪くなることはなさそうかな・・とも思ったりしています。


ウチのは現在オイル漏れ修理中で、母から「終わる前に雪降るんじゃないの?」
なんて言われております、ええ(^^;。(的確)

琢麻呂さんへ。

つい先ほど、通いつけの治療院に向かう道すがら。
向こうからやって来て華麗に右折して行った原付が
なんとヤマハ・パッソル!(電動の二代目じゃなくて
初代の方です)
いやー、ビックリした・・・いくらロングセラーとはいえ
もうすぐ五十路に手が届く我々が、概ねまだ小学校
低学年だった頃のバイクだものね・・・。

で、ふとバイクとか四輪の経年や寿命なんかを遡って
考えてみたんですが。

コレ今でも覚えているけれど、自分が高校三年の時に
ラビットスクーターを日々配達に使っている本屋さんが
市内にまだ居たんです。
`88年当時でも流石に`60年代のバイクを仕事で使って
いる例なんて、他に無かった気がするんですが。

しかし裏返して考えると・・・20年落ちのクルマやバイク、
今ならホント普通にその辺を走っているんですよね。
かく言う自分の愛車も、気付いたらあの日の「本屋の
ラビット」よりもずっと長寿で実用に供している、という。

その線から行くと`80年代後半以降の車両については
昭和感覚の「○○年落ち」という物差しがそのままでは
当てはまらない気がして来るんですね。

琢磨呂さんからコメント頂いて改めて考えてみると、
NAの生命力(←?笑)は驚異的にすら思えます。
・・・というのも、今の盛岡市に限って言い切るのなら
街で見かけるNAの数が下手するとNBとNCを足した
台数より多いかもしれない、と感じるから・・・。

販売した台数も年数も後継モデルより大きい面も又
否めないものの、最終型のラインオフから既に20年
経過していることを考えると、やはり異例なのでは。

師匠の息子さんは関東に勤務しているそうなので、
件のAE86についてはへーさん自身によるチェックや
整備を受けていないんですよ。
曰く「某マンガに踊らされたんだろうねぇ」と溜息。
ロードスターについても「違いや良さ、味が分かって
選んでいるとは思えない」のだとか。

オドメーターが進んでいてもコンディションの維持を
ケチらない様な「分かっている趣味人」の許にあった
個体に運良く当たれば、当分の間は好調の状態を
楽しめるんでしょうけれど・・・こればっかりは、ね。

No title

 お久し振りです。
 二輪&四輪の寿命ですが,事故や天災で大破しない限りは「部品かオーナーの愛情が尽きるまで」ではないでしょうか。
 重課税対象となる年式の車は,まだまだ現役でいける個体も多かった筈なのに,皆プリウスの生贄になってしまったのか,一部の人気車種以外は本当に見掛けなくなってしまいました。
 この国の偉い方達は,自動車に文化遺産としての価値を認めていないことが良く解ります。

jinさんへ。

お久しぶりのコメント、ありがとうございます。

我々クルマ好きが趣味車の寿命を考えた場合は
仰せの通りの答えになると思います。
維持のコストが経年と比例して増して行っても、
愛情(と財力)があればあるだけ延命の手を打つ。
場合によってはモノコックやフレームが蝕まれても
尚、なんとか直してしまう訳です。

反面例えば「古くなった足車をどこで見切るか?」。
ここが普通のヒトの考える「クルマの寿命」かと。
多分一年の間に二~三度、数万円の修理費を
要した辺りで「次はどこが壊れるんだろう?」と考え
次期車の検討を始めるんじゃないかな・・・と。

昭和40年代までのクルマは消耗部品の耐久性が
乏しかったり、防錆への意識が薄かったりしたので
平成に入るまで「13年超車の一年車検」という
制度が在ったのだろうと思います。

少なくともリーマン・ショックの前辺りまでは各社共
「品質の向上が市場の評価と売れ行きに繋がる」
マジメな理念でクルマを開発していたように感じる
のですが。

政治に圧力を掛けてまでそれを自らツブし新車の
売上向上を迫る世情に持って行ったのでは、節操
ない180度方針転換と受け取られても仕方ない。

懐が切迫するとすぐ目先の利益に走るような国に
本当の文化なんて育つ訳がないと思います
(せわしなくレースへの参加と撤退と繰り返す
国内メーカーの姿勢を見れば分かりやすい?)。

某旧車雑誌でマイクを向けられた自称旧車好きの
若手議員曰く、「13年超から30年超までは増税で
31年を越えたクルマから減税で保護すれば」と
返答しておりました・・・どんだけバ〇なの?
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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