気付けば「山の日」 ・・・お盆の支度とギャランと花火・・・







この曲を初めて聴いたのは、初めて買った赤いロードスターが
(4年落ちの中古で)手許に来て間もなくの頃だったと思う。

俗に言う「梅干しデフ」、サンバイザーの表面がテラテラの塗装で
1DINオーディオデッキ下が小物入れではなくメクラ蓋の`89年式。

これらが極初期モデルの特徴だと知ったのは、ずっと後のことで。
6年後、見た目が全く同じ`90年式を手に入れてからだったっけ。

ドライブしながら聴いていてジワジワと心に湧いて来る不思議な
マインドは今のNA8でも変わらない・・・色褪せぬ名曲かな。


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先月「お盆前に墓地や家の手入れをしたい」と休日申請してみたら
気前良く二連休を設定して頂いたので、昨朝は空模様を睨みつつ
菩提寺へ。

もしかしたら同目的のヒトで混むかも、と狭い駐車場が頭をよぎり
荷を最小限に詰めてゴリラで出動・・・この予測はビンゴでした。


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道中の街中はクルマもヒトも少なく、逆に墓地では「支度」ではなく
「本番」で拝みに来たヒトの姿が多い。

「ん?それはちょいと早過ぎない?」と思ったら、祝日でしたね。
金曜に祝い日を当ててお盆まで長期連休を作りやすくしたのか。


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小一時間ばかりで案件を済ませ「盆入り迎えたらまた改めて」と
お墓に手を合わせて・・・荷の軽くなった帰り道は、少し遠回り。

盛岡は「ここから故郷へ帰る人」も「故郷として戻ってくる人」も
多分同じぐらいいる街だけれど、初日は静かで穏やかな空気。

厚い雲が幸いして涼しく、帰省した人々の身体には優しそうです。


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早めの昼ご飯を経て、午後は(不意打ちで現れる親族への対策も
兼ねて・・・苦笑)アジトの大掃除。

とは言っても、ここ二年の冬季大断捨離フェスティバルが効いて
掃除機掛けるにもモップ掛けするにも至ってスムーズ、ほんとラク。

この時間で玄関掃除まで終えられたら久々にロードスターも磨いて
やれるかな?と思っていたら、バックで進入して来る野太い排気音。


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「親族で、こんな勇ましいエキゾーストのクルマに乗っているのは
居ないはずだが」と訝しみつつ振り返ると・・・あらまっ!

「やあ、忙しいところ?ゴメンゴメン」と現れたのはトライアル師匠の
へーさん、なんとギャランVR-4での来訪です。

いつもは駐車スペースの片隅にカバーを被って眠っているので、
改めて拝見するのは初めてかもしれません。


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師匠のお目当ては「一度視野に入ると、やっぱり気になってね」と
最近脳内グルグルになっちゃっているらしいNAロードスター。

非日常要素の強いものだけに、エコ実用一辺倒な風潮の現代では
何かのキッカケがないと購入候補のまな板には乗らないクルマ。

でも一方、気になり始めたヒトにはけっこうな引力を発揮するみたい。


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ひと回り年上のへーさんには、このメーターパネルがツボのひとつ。

紺きつね号のは二代目の`90年式を中古購入した際、既に運良く
装着してあって。

ずっと憧れていたお気に入りなので、乗り換えの際に移植したもの。

「当時は新品で3万2千円だったか。高価で手が出なかったんです。」
「いま買うと四万円以上するんだっけよ。」「えっ、マヂですか!?」

てっきり絶版になりプレミアが付いたのかな、と思って調べてみたら
KG WORKSさんでは今でも現役バリバリのラインナップ品。

あー、なるほどね。後ろから日が差すとエラく眩しい盤面の素ガラスが
防舷仕様に手直しされた分だけ、値上げされていたのか。


※ へーさんへ 「文字盤を替えたり空調パネルを化粧したりする
キットもあります」と紹介したのはRSプロダクツさんの製品です。
相応に値も張るけれど、掛けられた情熱と品質の高さは折り紙付き!


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クルマの事、バイクの事・・・とりとめのないおしゃべりの後で
ご厚意に甘え、件のVR-4のステアリングを握らせてもらうことに。

本当に少しだけ、数キロ運転させてもらっただけなんだけれども。


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不思議なことに「初めて乗った気がしない」最初から自然な感じで
何のケレン味も違和感も覚えず走らせることが出来るんですよ。

押し出しの効いた外観からすると「あれ?」と肩透かしを食うぐらい
大人しいインテリア、感覚の掴みやすいボディサイズ。

「3000rpm回せば全ての用は事足りる」意外な低速トルクの太さ。
遊びと切れ角やロールのリズムがナチュラルなステアリングと脚。

ところが・・・前方が開いたところで少しグイッとスロットルを踏むと
「3割増しの加速」であれよあれよという間に・・・!(以下略)。


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ナロー911


道中、最新のポルシェ・パナメーラと並走する瞬間があったけれど
「あのクルマってよく分かんないよね、ポルシェとして」と、へーさん。

「SUVのカイエンと並んで『ポルシェ好きは買わないポルシェ』って
気がします。ああいうの他社も作っているんだし」と、きつね。

「俺、叶うならナローの911が良い。小じんまりして可愛げあって。」
「ですね。パワーもサイズも『らしさ』を手の内身の丈で味わえそう。」

もう大馬力に任せてシャカリキに飛ばすヤツは欲しくないんだ。
むしろジンワリまったり流して味わえるようなものが良いんだよ、と。

師匠がNAロードスターに熱い視線を送る理由は、そこにある様子。

「でもこのギャラン、手放さない方がいいですよ。すごくイイもん。」

「うん・・・実は先日、息子のハチロクが売れたから置き場はあるし。
ロードスター買ったら車検毎に二年交代で走らせようか、ハハハ。」


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夕方から一時小雨が降り出し、中止かと思っていた郊外の花火大会。

帰省が間に合えば、NDでコッチへ向かっている親友・アッシ夫妻と
一緒に眺めようか・・・と考えていたものの、彼らからの返信は
「かつてない大渋滞の真っただ中。盛岡まで300kmあるのに」と。


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そうこうするうちに腹に響くような轟音がアジトへ届き始めたので
なんとなく落ち着かず、自転車を出してブラブラッと南の方へ。

「打ち上げても雲が低いから華が開いても見えないだろう」、とも
思っていたけれど、いやあまずまず見えるじゃないの。

しばし橋の歩道から眺めていたら、川面を走る風のお陰で「涼しい」を
通り越して肌寒く尿意を催したため、結局途中退出してしまった。


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盆中までスッキリしない空模様の予報が続く我が街・盛岡だけれど。
この9月のような気温が、せめて灼熱の都会帰りの親友夫妻を
少しでも癒してくれれば・・・と願う、きつねメなのでありますよ。
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No title

写真で拝見しただけでも、大切にされているのが伝わってきそうなVR-4ですね。
ボンネット上のダクトからして、最後期の240馬力仕様かな。

もう20年ちかく前になりますが、会社の人が所有するVR-4を運転させてもらった
ことがあったのですが、当時ドッカンターボのファミリに乗っていたせいか、
「あれ?結構静かだな」というのが第一印象でしたが、それはあくまで体感のみ。
ふとメーターを見たら、もの凄いことになっていましたっけ(^^;。

昔何かのデザイン評論で、5ナンバーサイズだと縦長になってしまうため、3ナンバー化に
よってデザインの幅が広がる・・というのを読んだことがありますが、5ナンバー枠に
収めようと努力したからこそのデザインもあるんじゃないかなと思うんですよね。
その点でギャランのデザインはいまだ魅力的ですし、日本の交通事情を考えればこのサイズ
までがちょうど良いのでは?という気がします。室内の広さも十分ですし。
昔はボディーサイズのみ3ナンバーの車は、「ハッタリ3ナンバー」なんて呼んでいたもの
でしたが、かと言って車幅を広げたことが今の国産車のデザインを良くしているのかと
いえば、ちょっと??ですしね。

琢磨呂さんヘ。

師匠のVR-4、実は購入/登録からまだ一年ぐらいとか。

既に17万㌔走っている老兵ですが、年式から考えると
驚くほどサビが見当たらないんですよ
(過去の所有者がノックスドール?をキッチリ施工して
いたらしい・・・とのこと)。
流石にモール類やドアの開閉感など細かなところに
疲れは見えるものの、走らせてみるとどうしてどうして
異音も聴こえずマトモにピンシャンとした健康体でした。

非常に鈍い低速域と過給がプラスに転じた後に始まる
怒涛の加速が印象的だったA175AのランタボIC。
転じてそのまま過激に尖っていた二世代目のランエボ。
その狭間にあるモデルだけに、キーをお借りした時は
正直ちょっと躊躇を覚えた訳ですが。

でも・・・仰せの通り、どっちとも性格が全然違うんです。
「絶対パワー至上的なコンペ・ベース車」というよりも
「ギャランのラインナップで最も速い仕様」という表現が
しっくり来るような、躾の質が高いクルマなんですよね。

親友アッシがNAロードスターに乗り換えるまで所有して
いたU12ブルのアテーサも「出来が良過ぎてつまらない」
と感じた当時の印象、いま乗ればジンワリ好転するかも
しれないなあ・・・ってしみじみ考えたりもしました
(今日ヤツにソレを話したら「思い出しても『良いクルマ』
だったよなーって思うよ、205馬力のブル」とのこと)。

昭和なクルマ好き衆で言うところの「トップ・グレードで
フル装備」も、今の目で見ると好ましいシンプルさ。
確かに今や主流となったミニバンやコンパクトに比べ
当時大きく見えたセダンでも、こんなに狭かったのかと
認識し直す面も確かにある・・・けれど。

でも「こんなに気持ち良く走ってくれるのなら、闇雲に
広さや装備なんて求めなくても良いじゃない」と感じる。

師匠も「荷運び用途ならサンバー・バンがあるからね。
それ以外なら本当に何にでも使えて楽しく走れる。
愛着が湧いて肌に合う感じが惜しくて手放せない。」
と暖かい眼差しでギャランを振り返っていました。

師匠のVR-4にしてもU12ブルSSSにしても、或いは
同時期のライバル・初代レガシィのRSであっても・・・
売れた台数が信じられない程、今の残存数は少ない。
「ここで手放した後に恋しくなっても、同程度の個体は
多分同じ値段ではもう取り戻せないよね」というのが
両者の一致した意見なんでありますよ。

「NAロードスターならではの楽しさ」と捉えていた面の
うち、実は幾何かが昭和設計由来の持ち味だった事。
ギャランをお借りして少し認識が改まった感もあります。

しかし(対環境性能はさておき)「生活の友」として四輪を
考えた時、あのVR-4以上に盛りたい必要な要素なんて
何かひとつでもあるのだろうか。
ヒステリックなほどの昨今の「電子制御安全装備祭」に
改めて違和感を覚える試乗でもありました・・・。

No title

E39は好きな車ですね。
これは最終型(240ps)でしょうか?
カキ○○のように太くないマフラーやGDIになってからの純正アルミ?に目が行きます。

最近、90年代の全日本ラリーを見たりしてましたが、大きく重くというギャランからラリーベースがエボⅠになっていくとはいえ、ミラージュベースのCD系ランサーよりもE39の方がボディ剛性は有ったんじゃないか?なんて思います。

サイレントシャフトもあってか?シュイーンという独特のメカニカルノイズを発するこの年代の三菱のターボエンジンはCD5Aの1800GSRですら低回転からのトルクが太くて驚いた事もありますね。
後にオフロードレースで4G63とEJ20を乗り比べる事になるんですが、全くパワーのアプローチが違いました。

ああ・・・AMGが欲しかった。

ナベエさんヘ。

ナベエさんにせよ琢麻呂さんにせよ、本当によく
御存じで・・・コメント頂いてのけぞりました。
きつねメもビッグテールの意匠から「後期型」とは
察していたけれど、前期との差異がパワーにまで
至っていたことなど今まで知りませんでしたもん。

ミラージュの5Dr版に「ランサー」の名を冠されたり
サイボーグと別口でソッチにGSRが設定されたりして
いた時代の事など、もう相当マニアックな車好きじゃ
なければ知らないハナシなんでしょうね・・・。

師匠のVR-4については、武闘派な外観とは裏腹に
いざ走り出すと流れに乗るまでは「普通のセダン」。
あれ?ヘッドで圧縮を落としていないのかな??と
首を捻るぐらい、2リッターなりの力感があるんです。
意図的にアクセルを深く踏みか高負荷が掛かるまで
ターボの匂いを感じさせずケレン味がない加速感。

数少ない経験しかないけれど、スバルの水平対向が
そのバランスの良さ故にフライホイールも軽いため
「踏めば速いけど巡行時の線が細い」ものならば、
フィールはちょうど好対照になり得るかもしれません。

>カキ○○のように太くないマフラー
師匠曰く、これはレガリスなのだそうですが・・・
「藤壺ならもっとジェントルで高回転だけ聴かせる
質のオトだと思ったのに(苦笑)」だそうです。

因みに先代オーナー、実は「その」AMG仕様の出物に
乗り換えを決断し、この個体を惜譲するに至ったとか
(程度の良さにも納得が行く流れでしょ?微笑)。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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