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あの頃、お前だけを愛してた。 ~9月の秋風に思う、青春の思い出~








ヒムロさんのファンの、或いは暴威ファンの間でも、それぞれ
別々の意味で「曰く付き」な一曲なんですが。

きつねが純粋に「秋になると思い出すナンバーのひとつ」として
今回はコレをTOPに。


あくまで個人的な根拠のない勘繰りなんだけれど、もしかしたら
漫画「ホットロード」は、この詞にインスパイアを受けて描かれた
ものではないのかな・・・と感じる。

もちろん、主人公の和希と春山はハッピーエンドを迎えるカタチで
静かにストーリーを締めるのだけれど。

あの頃の「そういうコ」の世界を知っている身としては、醒めた風に荒く
振る舞いつつ表に出せない部分でどうにもならない何かを悔うような。


同じ匂いを強く感じ取れるんだよ、双方に。


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世代や興味がひとつズレていると、何を言わんとしているのか全く
理解してもらえない独り言だろう、とは思うけれど。

きつねがハタチだった頃、二輪/四輪問わず峠や週末のゼロヨンに
集うメンツには、一定の割合で「族上がり」が混ざっていたものだ。


GH_20170829193556811.jpg


例えば「Kちゃんの後輩の○○がヤマでクルマ落とした」となると仲間に
集合が掛かってレスキューに向かい、愛車共々送り届ける成り行きに。


すると・・・ピンポン押した途端に顔を出したカノジョや佇まい、部屋の
雰囲気とか・・・まあいろいろ独特の異文化なんだよなぁ(苦笑)。


「Kちゃん、あのベタシャコなグランツ乗ってたM君って元ヤンだべ?」
と後から問い詰めれば、案の定まぁ出るわ出るわの黒歴史(爆笑)。

「悪ィ、ありゃあB夜のハタ持ちからペケジェー乗っててK矢のサブを
張ってて・・・いやワルいヤツじゃねぇんだよ、礼儀正しかったべ?」


オキシドールで髪の色を抜いて眉毛も剃っているけれど、深夜故に
突然スッピンで現れたカノジョの思いがけない程の幼さに、謝礼として
差し出された一万円札を辞退した救助隊員連は、苦笑いするばかり。


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HO.jpg


「あの頃」からしばらく経った後、ゼファー750を手に入れたきつね。

仲間の伝手で借りた日産サファリのウインチにワイヤーを張って、
「後からエアロ割れただのバンパーがモゲただの文句言うなよ?」
と土手から引き上げた、黒いフル・スモーク仕様グロリアのM君。

「手曲げのモナカっすかぁ!シブい、昔の血が騒ぐっス。うわー、
土曜の大通りでコール切りてェ!で、ハンドル絞ンないんスか?」

絞ンねぇよ・・・俺、そーいうニュアンスのヒトじゃねーし・・・(笑)。

だいたいキミだって、あの小柄な可愛いオンナノコをヨメに貰って
カタギのトーチャンになって、今やエスティマ乗って現場監督だろ?

空冷フォアのカワサキは、浜田省吾的な硬派単車乗りの相棒。
コイツにハタボーやハンチョーカ、トッコーフクは似合わない。

「だってコレってノーマルでもヤンキーテールじゃないっスか?」

キミ、言葉を選びたまえ。シートカウルはツッパリテールじゃない、
由緒正しき走り屋仕様の「ララバイ・テール」なんである。


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しかしまぁ確かに良い音してたよな、ムサシの手曲げショートモナカ。

あの当時は、「より立派に見える」1100の方に人気が偏っていたから
ナナハンだと教習車呼ばわりされ、中古ともなるとすんごく安かった。


GJ_20170829193559805.jpg


だから二台乗り継いだZR750C1は、どちらも程度が良いのに30万円で
買ったことを今でも覚えている。


パッと横から見ると400との見分けがつかないぐらいコンパクトな代わり
エンジンもフレームも素直で乗りやすく、とても素性のいいマシンだった。


HE_20170901192002fda.jpg


Kちゃんは「スポーツスター買っても手放さなきゃ良かったのによ」って
12年経った今でも笑うけれど。

まさか買い戻せなくなるほど相場が急騰するとは思ってもいなかった。

ただ、三泊の1000km近いロング・ツーリングからリッター・レプリカを
追い回す峠の戦闘機役まで何年もコレ一台でこなした元オーナーとして
言わせてもらえば「コテンパンに使い倒してこそ真価が分かる実用機」。

決してプレミア価格を有り難がって神棚に祭るようなバイクじゃないんだ。

ガレージの隅で寝かせて置くぐらいなら、ヨーイングを起こすところまで
ガンガン攻めて設計陣の狙いを悟る、そういうバイクなんだよアレは。


うん、そうだね・・・世間の価値観とは違う意味で「手元に残しておけば
良かった」青春全盛期の一台、だったのかもしれないね・・・。
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テーマ : バイク
ジャンル : 車・バイク

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No title

750、子供の頃漫画750ライダー読んでいた口で特別な意識があります。カワサキの単車って高い安いが極端ですよね。中型免許しか持っていなかったので中古Z400GPにしましたが、買った時はただみたいな値段でした。でも売った時はプレミアがついて笑っちゃうくらい高値でしたね(笑)。そんな私もZ400GPは手元に残しておけば・・・。



BigDaddyさんへ。

一台目のゼファー750を購入した時は、正直に言うと
限定解除取得で貯金を食われて予算に余裕が無くて。
限られた金額で買える/維持出来るモデルとなると
他になかなか気乗りのする機種が無かったんです。

そもそも免許制度の絡みから中型に比べ絶対数も
少なかったし(大型の中古に限って言えば当時より
今の方がタマ数があると思います)。

でも、乗ってみると自分との相性が非常に良かった。
エンジンのフィールも操縦性も大きさも重さも。
乗れば乗っただけ、腕が上がれば上がった分だけ
応えてくれて愛着が湧き好きになるマシンでした。

ナナハンという響きも後から気に入った感じですね。

カワサキに限らず`80年代前半の四発400は皆、
中古相場の乱高下が極端だったように思います。
「あげる」「要らん」なZ400FXが`90年頃から急騰、
釣られてXJやGSX-Fもトンデモ価格になったり。

今になって不思議なのは、当時「それでも」誰も
見向きもしなかったCBXの暴騰っぷりです・・・。
しかも「二気筒じゃコール切れない」という理由で
これも誰も欲しがらなかったホークやGSX-Eまで
すんげェことになってる、という。

「価値観はヒトそれぞれ」ではあるけれど、やはり
奇妙な現象だなぁと首を傾げるきつねです。

No title

SRもセローも生産中止になりましたなあ・・・

セファー750は地元の小さな「輪業」さんに恐らく新車時から置かれています。
「売んね~」・・・そうで(笑)。

時折、KH400のパーツをYオク代理で頼まれますが、モノのよっては高騰してますね。

ナベエさんへ。

>SRもセローも生産中止になりましたなあ・・・
正直、SRもセローもモデルチェンジを重ねる都度に
「俺の乗ってたSR」「俺の愛用するセロー」から軸が
外れるばかりなので、新車には全然関心ないんです。

例えばもしNDが生産中止になっても「へぇそうなんだ」
という感じでしょ?NA乗りにはあまり関係ないから。

いずれ環境対策やABS義務装着(コレ決めた役人は
どんだけバ〇?四輪とは違うだろこのハゲー!笑)に
対応する技術が出来次第、再販することでしょう。

>新車のゼファー750
それが「今となっては絶賛お宝プレミア祭り」だから、
という理由であれば、眠くて欠伸が出てしまう。

逆にステップ周りの古典的なフレーム・ワークとか、
ゼッツー系に比べ地味な存在だけれど実際に乗ると
空冷ナナハンらしい迫力が味わえる独特の個性を
評価した上で・・・というのなら、嬉しいことです。

しかし本当、ゼニ儲けのためなら何でもやるんだね。
世界で絶賛された「この国の民度の高さ」なんて、
所詮適正な価値観すら持てない程度のモンなんだわ。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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