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それは悟りなのか、それとも諦観なのか。 ~秋の休日、黄昏の青空を眺めつつ~









「何がどうズレたのかな」って虚しく思う、休日の午後。


ようやく一日中晴天・降水確率ゼロの天気予報に恵まれたから
月イチの通院もとっとと朝一番で済ませ、スポーツスターを出す
心積もりでいた。


7月からずっと眠っていた相棒との行き先は・・・そうだなぁ、
これも久しぶりの八幡平がイイかなぁ・・・。

アスピーテから樹海ラインに周るも良し、時間に余裕があれば
秋田サイドに降りて田沢湖を訪ねるのも悪くないよね・・・と。


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ところが「そのつもり」で早寝早起き、AM6:00にベッドを出たのに。

開診前の8:50にはとっくに待合室でスタンバイしていたのに。


なんと診察料を支払い薬を貰った時は、既に正午を回っていた。


外来医療係のホスピタリティ意識って、ホントにダメだと痛感する。


大体、みんな身体の何処がが不調だからこそ病院に来るわけで。

その病院の診察待ちが長過ぎて、心身共に更なるストレスを掛け
待たせるわけで。


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これが例えば一般企業や商店なら、「一箇所との取引にこれほど
時間を拘束されるなら割に合わない」と顧客離れを起こすだろう。

まして時間勝負に置くウェイトが大きい金融関連や銀行だったら
窓口を広げるなり柔軟に対応出来るシフトを敷くなり対策を講じる。


でも・・・外来病院は何故か「そういうこと」を考えようとしないのだ。


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かくして窓口の事務嬢は「週初めと週末はとても混むんです」と
ペコペコ平謝りし(←だーかーらー、分かってるなら対策しろ!)。

その傍らではソファーにブッ倒れる爺さん婆さんが続出する。

「ごめんなさい、ベッドはもう全部埋まっているの、我慢してね」と
患者の背中をさすりに汗をかきかき走り回る看護師さんたち
(だーかーらー、分かってるならせめて休憩ベッド用意しとけ!)。


そして、切れた薬ひとつ貰うためだけに診察という関門を要される
きつねメは、ひたすら窓の外の木々のきらめきを眺めながら昨夜
夢見た選択肢をひとつひとつ消しつつ、暇を潰すばかりなのです。


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せめてよぅ・・・診察する医師の数は増やせなくても、その前後の
事務手続きを簡略短縮化したり、これまでのデータを活用して
事前予約制にしたりとかよぅ・・・打てる手が何かしらあるだろ?


つまるところ、「それがアタリマエ」という意識や感受性の鈍化。


問題があることを認識しつつ「別に解決しなくてもメシが食える」
という、ある種の(医療という土俵上あってはならない)傲慢さが
招いた鈍化・・・それが具現化するとこうなる、のだ。


最先端医療がどうしたって?ハハハ、いま目の前の待合室にいる
患者のスタンスにすら立てないのに、胸張ってソレ語れんのかよ。

鼻で笑っちまうような絵空事、それがデカい地方病院のリアルだわ。


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これって縮図のような気がする・・・21世紀も17年過ぎた現代の、ね。


通信手段がハイテクを突き進み、情報が使い手の心を凌駕する。
何でも理詰めの能書きが先に立って、感覚や表情を奪って行く。


でもどんだけ便利になっても、俺の暮らしの本質は、全く変わらない。


庶民を勝手に置いてきぼりにする、独りよがりな技術の独り歩き。

果たしてそこには、どんな新たな価値観や刺激や幸せがあるって
いうのだろう・・・?


自ら精神を追い込む不幸なアイテムにしか、俺には見えないけれど。


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その波について行けなくなった半妖怪のきつねは、「世の果て」を
探し求めて出て行く船を見送るだけの、港の艀のようなもの。


悟りなのか諦観なのか・・・最近はもう、「それでも別にいいかな」
って思うんだよ。

自身の愛するものに囲まれ、自分のペースで共に暮らして行ければ
それが我が身にとって一番幸せな過ごし方なのだろう・・・ってね。


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「常に時代の流れを追い、いつも時流に乗り続けなければならない」
なんて窮屈な義務は(少なくとも今のところ)課されていないのだから。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


なんか愚痴っぽくなっちゃったけど、でも分かっているんだよね。

結局はそれでも半日、スポーツスターを走らせることが出来たもの。

世の中には、乗りたくても乗る時間を取れないヒトがナンボもいる。

なんだかんだ言って時間の自由が利く自分は、恵まれているんだ。


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走り出してもなかなか気分が晴れない・心を外に向かってオープンに
切り替えられないのは・・・「乗れない夏」が長過ぎたせいなのか。

バイクは乗り手をハッピーにするために、生まれてきた機械。
グズグズしたマインドで走らせたのでは、かわいそうだと思う。


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大丈夫、大丈夫・・・。

冬までの限られた季節の中でも、青空冴えた休日に恵まれる機会は
きっとあるさ、うん、まだまだあるさ。
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テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

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No title

折角の秋晴れのツーリング日和、残念でしたね。
ブログで書いた通り先日仙北~雫石~錦秋湖とクルマで走りましたが、バイクで走ったら気持ち良いだろうなぁ~ってずっと思いながらハンドルを握ってました。
まだ未踏で自分にとって憧れの八幡平や、北上山地等が近くなんて、クルマ&バイク好きには最高に恵まれた立地にお住まいですね♪
関東も40年ぶりに雨の多い8月でした(-_-;) せめて秋の天気は挽回してくれ~と願うばかりです。

ハックニー軍曹さんへ。

ブログ的にもリアル的にも「いらっしゃいませ」ですね。

あまりにも広い県土故に他所様のことをあまり分かっていない
池の中の蛙的なきつねなんでありますが
(↑狐なのか蛙なのかそこいら辺をハッキリしなさい俺)。

「一時間走ってみた時の変化がダイナミック」なのが青森県、
「丸一日走って大地の広さを感じる」のが北海道だとすると、
「気に入ったシチュエーションで丸一日満喫出来る」のが岩手
(「イーハトーブ・トライアル」なんかはその象徴でしょうね)。

峠を走りたいと思えば信号も交通量も極小のワインディングを
延々と走り繋ぐことも出来るし、お腹一杯な林道を望むなら
それはそれで丸一日走り繋げる未舗装路もあるんです。

だから逆輸入リッター・レプリカに常時セミレーシングタイヤを
噛ませた峠の山賊とか、年がら年中エンデューロタイヤを
噛ませたまんまのダート・スペシャリストも存在する土地柄。

ただ県民性そのものが無茶苦茶シャイな田舎者なので、
なかなか自ら表舞台に立ちたがらないだけ、なんですよ
(プロ野球なら銀次君も雄星君も大谷翔平君も岩手出身。
みんな「職人肌の天才」なのは御理解頂けるかな、と)。

バイクに乗れない冬も長い代わり、春~秋の移ろい方の
コントラストがメリハリ効いて味わい深い場所でもあるので
バイクを通じて四季風流を楽しむ向きには魅力に溢れる
県土なはずだ、と自負してます(自虐的に言えば「ネタが
尽きないド田舎」とも言えるんですけどね)。

じゃじゃ麺・冷麺・わんこそば・・・それらを制覇しても更に
「ローカルの奥座敷」「知らなければ市民としてモグリ」とすら
称される「支所前食堂」「三千里」「福田パン」というディープ
B級グルメが三段構えの死角ナシでお待ちしております。

マイナーで門戸が狭い代わりに、受け止めてもらったら
最大級に心を開いてオモテナシするのが南部藩の流儀。
是非またいらっしゃって下さい、我々の心は広くて狭くて
めんどくさいけど・・・そのぶん、深いですよ♪
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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