FC2ブログ

毎秋恒例・あかぎつねの北帰行 第三章 ~下北半島のてっぺんを巡る、或る日のストーリー~









今回のTOPには、ある意味主題に沿う「忘れられたヒットナンバー」を
(ビフォー`00のドラマ好きには懐かしい曲?芸能界から消える以前の
篠原ともえの可愛らしさを既に引き出していて、ナニゲに好きでした)。

このバンドの名前はきつねメと同じ街の出身であるヴォーカルさんの
かつての住所に由来していたそうです。


しかし隣接市に迫る「月ヶ丘」の子供て、悪友Jと同窓生かい!(笑)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「下北半島一周に二日掛けるつもりならどちらか天気の良い日に
訪ねたいポイント」のひとつ、尻屋崎を初日に押さえたきつねメ。

なにしろドンヨリ低い雲が立ち込めていたり雨に祟られたりすると
何が美しいのか分からない「ただの田舎の海」になってしまうから。


KZ.jpg


そんな理由でしばし寒立馬と灯台を眺めた後、これまた快走路の
県道6号を南下して「下北の要」むつ市に降り立ちました。

ん?なんか賑やかな・・・「産業まつり」と銘打った割には
どうも市全体を挙げてのカーニバル的な華やかさだよ・・・?


※ 盛岡の産業祭りは、ほぼほぼ9割の客がその筋の本職。


LA_20171020092709d01.jpg


まあなんだ・・・旅の余興と思えば覗いてみるのもひとつ
面白いかもしれないね、と振られたニンジン棒に従い駐車場へ。

すみませんすみません、どうも主催者さんがタイトルネーミングを
付け間違えたようで、中身は官民全力の「むつ市民祭」でした。


LB_2017102009271012c.jpg


すげー、自衛隊のソフトスキン車両って今や全部オートマなのね。
派遣先の局地でミッション逝ったらどーするんだろか
(↑ロートルばかり乗っている貧乏人ならではの歪んだ疑問)。


LC_2017102009271291a.jpg


そして青い制服のお姉さんに導かれるまま、気付けばとっても
インスタ映えっぽい写真を撮って頂いているきつねメでありました
(ちょっと経ってからハッとした。女性の白バイ隊員さんなのか)。

「ダンナさん、どうぞどうぞ跨ってみて下さ~い!」のひと言に
悪気ないことは分かりつつ、カチンとオトナ毛のブレーカーが。

自慢じゃないが未だ一度も誰の旦那になった覚えも無ェけど俺。


LD_20171020092713d0a.jpg


「俺を背後からロックオンした敵機は、この景色で追尾するのね。」

もしもしオマワリサン、愛想笑いは良いけど目が笑ってないっスよ?


LE_201710200927158cd.jpg


記念写真の後味は悪いが、しかし御当地グルメは文句なく美味い。

お値段以上な某店の毛布CMの如く不味い例えでアレだけど。

「がっつり朝飯食っただけに摂らなきゃ摂らなくても」と思いつつ
匂いだけでご飯三杯イケそうな空気にヤラれ、黒毛和牛の脛肉
ミートソースと海軍コロッケを頂いてしまいました・・・旨し!


LG_2017102009271891d.jpg


それにしても昼飯食べつつでオープニング一曲しか見なかったけど
まさかり高校Smile Projectバンド」のコたちが抜群のプレイを
魅せていて、引き込まれてしまいました。

あのパンチが効いたハードな曲の名前を知りたくて帰宅後に検索を
試みたものの、ネットにはセットリストを載せられない御時勢なのか。


LH_2017102009271901f.jpg


JA〇RACさん、アマチュアにはもうちょっと優しい姿勢を見せようよ。
じゃないとホント、若者の「夢の芽」を摘んでしまいかねないもの。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ひと口ひと口じんわり滋味深いカレーとシャキジュワのハーモニーで
「お口の恋人感」(←大人的解釈で誤解しちゃダメ絶対)に満たされた
きつねメが、次にロードスターの舵を向けたのは「お山の修行県道」。

目的地自体もう自分にとっては約束されたような場所なんだけれども。
正当な意味での聖地巡礼前に、趣味人として拝みに参るスポットが。


LJ_20171020092722d3d.jpg


「宝くじ当たって億万長者になったらコイツと丸々山ひとつ買い取って
雪原を思う存分走り回りたい」と妄想する名機・小松ぎんれいKC20。

タネを明かせば初見当時はきつねにも正体が分からず、ただただ
細部のディティールに昭和30年代のボンネットバスの面影を感じて
写真を撮っただけだったのだけれども。

南極探検隊に鍛えられ`54~`70年の長きに渡って生産されたものの
総生産数250台弱、個人所有の現役は僅か数機しかない様です。


LK_20171020092724fd2.jpg


メカフェチの自覚がある方は是非、よくよく観察してやって下さいな。
実は二コイチな従輪をあやすダンパーを持っているんですね。

以降も毎年このルートを通った結果、遂にオーナーさんとの対面も
果たすことが叶ったわけですが。

「雪上車中、乗り心地に関しては随一。但し重いわ遅いわで結局
雪の中に沈んじまうから、走破性についてはビミョーなんだよ」。


土木業を営む親爺さん、どうもエンジン付きのへヴィデューティーな
乗り物がジャンル問わず大好物な様子。

昨年には更なる「あり得ないオバケ」が敷地に鎮座しておりました。
不思議、いやもうどんな筋を通せばコイツが手に入るモンなの?


LM_20171020092725a86.jpg


「興味湧いちまったが最後、我慢出来なくて探しに探して買ったよ」。

ってコレ、自衛隊にしか納入されなかった60式3トンじゃないか(絶句)。

「ぎんれい」や「60式」は見た目からしてレトロなので人目を引くけれど。
更に何気に地味に凄いのが、それらよりずっと数少ないレアモデル。


LN_20171020092727f0f.jpg


「アクティのクローラなら、確かに珍しいっちゃ珍しいけどナニか?」

そうスカしたアナタは一度、その瞼をこすってジックリ眺めましょう。
それでも確信持って「アクティのクローラ」と断言出来ますか・・・?

下回りはほぼワンオフというシロモノのコレ、長野オリンピックの際
選手送迎用としてホンダが特別製作した、雪上スペシャル・ワゴン!

「履帯をどこから流用したのか判明しないうちは怖くて乗れない」と
オーナー自身も嘆いておりました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


冬が長く背後に雪深い山を背負った現場屋さんならでは、と思う
超マニアックなコレクション、導かれてお邪魔したガレージの中に
まだまだコワいヤツが累々と眠っていました・・・むう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


LO_201710200927285c6.jpg


「もしまた逢えたら『こんなの手に入ったよ』と見せてくれただろうな」
と思うも、今回は日曜だったために件の親爺さんとの再会叶わず。

来春以降になるだろうチャンスに期待しつつ、本来の目的の為の
参道を再び駆け上がります。

ってか結局「ココ来たらアレ行くだろ絶対」的な脇道へ逸れて行く
ワケなんだけれどもね。


LR_20171020092802b22.jpg


酷く肌寒くて長居出来なかった尻屋崎での時間を「産業祭り」と
バーターにしたお釣りなのか、ここに来て天候が上向きに。

県4からの離脱で先行車が消えた瞬間、ひとつシフト・ダウン。

4500から瞬間レッドを越えた辺りまで機嫌良く回るBPユニットが
ステンレスのタコ足と排気管で奏でる「歓喜の歌」が響きます。


LQ_20171020092801a46.jpg


「スポーツカーは使い方次第でキマる」という古の偉人の言葉。

エコじゃなくて煩くて乗り心地悪くて何にも載らない狭さの二人乗り。
・・・だからどうした、それがどうした?・・・って、きつねは思う。

うるさいのは世間の目と、それを気にする過剰な自意識だけだろ?
この楽しさと快さは、乗ったヤツにしか分からない。それで上等よ。


結局・・・質的には押し並べて、バイクと同じことなのさ・・・。


LS_201710200928040a1.jpg


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


新しいタイヤってやっぱイイよね、ギリんトコのマージンの巾が違う。

最後のゲートで少し笑顔がこわばった守衛さんに敬礼をひとつ。

舗装がアスファルトからコンクリに変わったここからは、防衛省管轄。


LU_2017102009280793a.jpg


てっぺんにオービスの親玉みたいな人工物がそびえ立つ、釜臥山。

ロードスター・フリークのナベエさん曰く「下北半島に恋をしたなら、
ここからの夜景はマスト」・・・それはもしいつかツレが出来た時に。

さておき昨年、そのハンペンの様な豆腐の様なレーダーの傍らまで
気が向いて登ってみたけど、勾配がきつくてホント汗だくになった。


LV_20171020092808e0d.jpg


今回はまだスケジュールが後ろに巻いていたので、前回同様の
「レーダーアタック」は勘弁させてもらったけれど。
コレ以上の絶景が見られるんだ・・・苦行の代価として、ね。

画像右手に写っている海がむつ湾で、本州本土が更に右側に
連なって伸びて行きます。


※荒れた高地を数日掛けて縦走するSei姉なら楽勝でイケる場所。
是非Torlさんを誘って下北へ行ってみてほしい理由のひとつ。


LY_20171020092813bfd.jpg


小さく四角く黄色で囲った場所が、これから訪ねる先の「恐山」。

遥か彼方に見えるココまでの道のりは、実にたった数キロ・・・
そう、火山の火口に位置しているんですね。

ブレーキにとってどんだけ過酷なダウンヒルが待ち受けているか、
写真からでも察して頂けるかと存じます。


LT_20171020092805834.jpg


展望台から降り立てばスポーティな佇まいの両サイドのクルマは
どちらも「Y」ナンバー、三沢基地からの遠征カップル。

R32GT-RもツアラーVもアシを固めていて、履いたタイヤはウチの
ディレッツァよりひとつ格上の端まで黒くなった☆スペックZⅡ・・・。


アンちゃんたち、やるなぁ、下北ワインディングの常連さんかい。


きつねが立ち去る間際にスレ違った大柄な彼らは皆、満面の
笑顔でサムアップ・サインを送ってくれました。

聴いて感じてくれたかい?レヴまで回した時のNAサウンドって
ターボ機のソレよりも数段ファンタスティックなんだぜ・・・?


LZ_201710200928141f9.jpg



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


振り返れば、あの「下北半島ツアー」から既に10日が過ぎてしまって。

いい加減どこかでハショッて時間軸を戻さないと、日々の
暮らしを綴ることが出来なくなっちまう」と焦るものの。


MV.jpg



安酒を傍らに撮って来た画像を見返すと、「やっぱり旅の思い出を
雑に扱って記事にすることは俺自身が許せなくなる」と感じる次第。

10年以上通っても尚、きつねメにとってはそのぐらい大切で特別な
聖域・・・下北半島っていう土地そのものが既に「宝物」だからね。


そんなわけで、お友達の皆さんにはもうしばらくのお付き合いを
お願いしたいと思う、「連続たびレポ・シリーズ」なのでありました。
スポンサーサイト

テーマ : ツーリングレポート
ジャンル : 車・バイク

コメントの投稿

非公開コメント

うわ~、下北半島!私も昨年弾丸で娘と父と行きました。
尻屋は時間的な事情で行けなかったのですが、いつか行きたいところです。
仏が浦は絶景ですよ~\(^o^)/

池さんヘ。

宮城から弾丸で・・・下北へ足を踏み入れただけで
偉業ですって。ご苦労さまでした。

下北一周は青森や八戸からでも泊まりナシでは
相当厳しいようで、実際大間から盛岡まで一発で
帰る最終日はかなりくたびれますね。

仏ヶ浦、チラッとしか見えない上の展望台から
眺めるだけで、一度も降りたことないんですよ。

海上から見学出来る遊覧船、いつか乗って
みたいんですけどね。

下北半島、一度は行ってみたい場所です。
絶景を得るための苦行は…最近体力落ちてきたから一筋縄じゃいかなさそうですね^^;
今はまだ、岩手の美しさに魅力されてあちこち行き散らかしてる感じですが、お隣の山と海にも同じロマンを感じているので(笑)いつかきっと。
しかし、この界隈をロードスターで走れる幸せはホント羨ましい限りです。

Sei姉へ。

もうね、趣味嗜好の合いそうなヒトには下北半島は
猛プッシュ烈推し!です
(でなきゃ何ページも掛けて記事書きません。笑)。

旅に求める要素に「都会的アメニティとおもてなし」を
欠かせないヒトには、逆に絶対勧められません。
むしろ「それらを省いてでも非日常の旅情が欲しい」
「旅の実感こそマスト」と捉えるヒトには全域が魅力。

ここまで書いて来てふと思ったんだけど、これって
「電子制御を盛った現行車」と「素朴な昭和設計車」
の差に、まんま正比例している気がして来ました。

旧MiniやNAロードスターを愛する(あと銃器。笑)
姉さんの好みには、多分ドツボの剛速球ですよ。
下北半島の世界観って・・・刺身がダメでも。

>釜臥山の絶景に至る苦行
お返事を書くために検索していて思い出しました。
展望台からレーダー下までの歩道って、全長が
500mも無いんです。だからナメて掛かったのね。
しみじみ体感しました、「たった500mでも全部が
上り階段となるとこんなにキツいもんなんか」と
(いちステップの段差/歩幅も高かったから?)。

ただ、オンブ紐で赤ちゃんを抱いている夫婦でも
みんなテッペンまで登っていたから、姉さんなら
全然大丈夫だと思いますよ

これは隣りの県民だから尚、小さな違いに敏感に
反応している面も否めないんだけれど・・・。
津軽(概ね青森県の西半分)とも南部(同東半分)
とも景色や雰囲気、文化が違う独特のエリア。
同県としてくくれない土地じゃないか?と感じます。

高速道も新幹線も空港もアクセスが100km彼方の
「まさかりの刃」、関東圏から気軽においそれと
出向ける場所じゃないけれど、それ故に面白い。

是非(NAorダンナさんのNBロドで)良い時期に
訪ねて見て欲しい、ドライバーズパラダイスです。

※胸の透くココロの洗濯的な景色はもちろんのこと
「まさかりの刃」はジムカ屋の腕が鳴ること必至(謎)。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR