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スポーツスター、つらつら点検忘備録と冬眠作業の日誌。








昨日は勤務明けの惰眠から目覚めた午後、床屋に出掛けたきつね。
帰りの混みあう市内では、信号も2回待ち3回待ちがアタリマエ。

とうに詞も覚えソラで歌えるほど昔から好きな曲なんだけれど。
そんな黄昏にじっくり聞き返していて、あることに気付いた。

この旋律を支えている主役は、ドラムでもギターでもなくベースだ。
たぶんギターでは音の高さが彼女の声とカブるから、だろう。

その分、歌の無い部分では存分に奔放にアドリブ弾いている。
サンタナ的な甘い音なれど・・・これ、もしや高中正義さん?


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オタクのゴタクはさておき、3ヶ月ぶりの散髪で気分もスッキリした
朝に綴る記事は「スポーツスターの冬眠と忘備録」。


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実際の作業は、他の話題と相前後する10日も前のことです
(以後、新鮮なうちに優先したいハナシが多過ぎた。笑)。

雪が降る前から雪が消えるまでの3ヶ月以上を眠って過ごす
趣味車たちの中で、毎年コイツが最初になってしまう理由は
「エンジンオイルとプライマリー/ギアオイルが別体だから」。


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アイドリングでも暖められるエンジンオイルはともかく、駆動系の
オイルは実際に走って暖めないと抜け切ってくれないわけで。

これから先の天気予報を眺めていても、もう休日に小春日和が
訪れてくれそうな気配は無かったから、潔く作業決行決定。

ブラリ30kmばかり走り、今期最高気温10℃越え最後の休日を
・・・つか寒い・・・いや寒過ぎるよ日陰・・・。


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既に街の銀杏すら葉を散らし始めた後だけに予想はついたけど、
新品タイヤだから喰うとか喰わないとか以前に乗り手が保たん。

もう画像だけでも薄ら寒い。さっさと暖まってくれ、ギアオイル。


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R4へ降りた辺りで信号待ちの時、ふくらはぎをダービーカバーに
押し当てたら、ホワッと温もり。さあガソリン満タンにして帰ろう。
 

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ハハハ・・・オイルタンクの油温は50℃以下ってか。まあいいや。

ということで数日前に届いていたレヴテックのオイル交換セットを
引っ張り出し、作業に取っ掛かりましょう。

今年の価格も5000円をちょっと切るぐらいだったから昨年同等か。


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御時勢だなぁと思ったのは「2000円以上の購入で送料ゼロ円」を
謳っていたWebikeが、該当価格を一万円まで引き上げていたこと。

自身も現場労働者のきつねメ、「それで運送屋さんの労働環境が
良い方に変わってくれる一助になるならOKだよ」って思います。

発注のスイッチをポチッと押した瞬間から気が逸るのも、ヒトの情。
でも「急ぎだから少しでも早く!」っていう切羽詰まったケースは、
プライベートでは10回に一回も有るか無いか・・・って気がする。


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自動車通勤者が多い地方では、帰り道に営業所があるって場合も
多々あるだろうから「営業所止め」を選べるサイトが増えてくれると
嬉しいな。

それから「お届け時間を指定しといて留守」ってのは最低でしょ。
追加料金取られても仕方ないんじゃない?と感じる次第です。

「過剰」の競争はもう要らない、「適正」で行こうよ。それがきっと
巡り巡って、誰にとっても居心地のいい暮らしに繋がる気がする。


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そんなことを考えながら手を汚していたのは、オイルブレッシャー
スイッチの再シーリング・・・。
これ、オイルフィルター外した状態だとすんごい楽に出来るのね。

「スイッチの機能はまだ活きている訳だから、オイル漏れただけで
交換するのは勿体ない。テーパーネジとコネクター外周のシールを
施すだけで良いと思いますよ。」とは、主治医のI間さんの言葉。


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これはエンジンのクランクとミッションを繋ぐプライマリーチェーン。

あの機関車みたいな強烈なトルクと強大なエンジンブレーキ、
或いはノッキング直前のギクシャクで過酷なストレスが掛けられる
気の毒なチェーン、せめて遊びの調整だけでも気遣わないと。

っていうか、片手で撮るとワケ分からん写真になっちゃうな(泣)。


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プライマリーのドレンは今回もヘゲヘゲ。波平さんのアタマにでも
進呈したくなるほどヘゲヘゲ。
スヴェンソンで増やすやくみつるには0.1mgたりとも分けてやらんが。
否だれも要らんだろ。

もっとシフトを丁寧にしてやらんと、そのうちギア山が無くなるかも。


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各ドレンの締め込みを再確認した後に、各新品オイルを投入。

燃料コック閉めてエンジン掛けてキャブに残ったガソリン燃やして
新鮮なオイルが回ったところでナチュラルにガス欠すれば、OK。


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この辺で、タイヤ交換ついでに「プロの目」で点検してもらった結果
出て来た指摘ポイントを忘備録的に残しておこうと思います。


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これはトップブリッジ裏、ハンドル・ライザーの取付部。

ここにはハーレー独特の設計で防振ゴムのブッシュが入っており、
「年数を経るとそのゴムが痩せて来て緩むんです」とのこと。

画像には無いけど、プライマリーケース直付けのステップ基部も
よく緩むようで「オイル滲みも併発するのでマメに要チェック」とか。


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それから、ゴムっ気があるうちに交換を・・・と勧められたのが
燃料コック下の配管。

一見すると自重落下のシンプルなコックに見えるものの、実は
エアクリーナーから負圧を貰って作用する機構なんだそうで。

「Vバンク真上で分岐した先のホースは滅多に劣化しないのに
何でここだけ傷みやすいものを使ってるのか理解出来ない。」

「ツーリングに出たお客さんから『エンジン掛かりません!』と
涙のSOSが届いた場合、結構な確率でココが逝ってます。」

・・・怖ェよ・・・四の五の言わずに発注して、春先に交換だね。


QD_20171029161033498.jpg


「これはお気付きですよね?プライマリーケース裏のグロメット。」

「当時の『XLシリーズあるある』で新車の頃から滲んでいたのも
珍しくないけれど、試しにシール剤を塗り込んでみては?」

I間さんのお店ではプライマリーを開けた時は裏からシーリングを
施しておくそうです・・・ってか、ちゃんと密閉してよハーレーさん。


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「それから地味~に『そろそろ』なのがブレーキローターの厚み」。

前後とも使用限界厚まであと0.2m/m程度だそうで、残厚3m/mの
パッドと一緒に交換を見込んだ方が良いと思います、とのこと。

「キジマのがリーズナブル。きつねさんが嫌がっていた純正の謎の
火炎車みたいなデザインより、見た目も好みに近いんじゃない?」

キャリパーのピストン・シールも硬化が進んでいる頃合いなので、
オーバーホールでリフレッシュするのもオススメだそうな。


EB_20171118190647a8b.jpg


きつねメが懸念していた前後ホイールハブのベアリングについては
「通常10年経過した車両なら考えたいところですが、保管の環境とか
走行距離の関係からか未だ生きています。次のタイヤ交換辺りを
メドにして下さい。」

他に「エアクリーナーケースの汚れからブローバイ過多の傾向が
読み取れるけれど、エレメントをマメに洗っていれば大丈夫かな。」

オイルはエンジンに戻しガスだけ逃がす「アンブレラ・バルブ」という
ダイアフラムに似た面白い機構があり、そのゴムが硬化し始めると
起きる症状とのことだけれど・・・。

ヘッドカバーを剥ぐらないと交換出来ないので、まだ様子見です。


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「ハーレーを長く扱って来た『ならではの目』でジャッジを」とお願い
しただけあり、以上の項目が点検整備記録簿の余白にビッシリ。

自作チャージ・ケーブルに被せていた被膜が熱に負けてボロボロの
バッテリーを降ろしつつ、「預けて良かった」としみじみ思います。

「耐用年数上から杓子定規に考えたら、ホントは入庫して来る車両
片っ端からブレーキホースなんか交換したくなりますよ。」

「『ケブラー混紡故に10万㌔保つ』と言われるドライブベルトにしても
採用されて25年。経年劣化でカッチカチのを見たこともあります。」


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マイクロゲージがないと測れないブレーキディスクの実効面の厚み、
グリス切れや肉痩せが見た目で判断出来ないシャフトやベアリング。

乗り物でいちばん大切なことを知っているのは、やっぱり本職です。

まして設計上の考え方が全然違っていて国産の常識が通用しない
ハーレー・・・メドを知らずに乗り続けて出先でトラブれば・・・ね。

きつねメにとっての「2003年式」はつい最近のオートバイだけれど。
実はもう15年も前のキカイなんでありますよ。

自分だってダイノジェットやS&Sのキャブを試みたい気持ちはあるし
カスタマイズを否定するつもりは無いけれど・・・俺はもういいや。

それより「いつも・いつまでも機嫌良く走れる状態」でいて欲しいから。
限られた残高は健康維持に回してあげたい次第なんでありますよ。
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テーマ : バイクの修理・整備
ジャンル : 車・バイク

tag : スポーツスター オイル交換 冬支度

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No title

やはり機械は保守点検が必要という「現実」をしっかりと受けとめなければいけないのですよね。
そして外車ともなれば、設計された前提条件というのがあるので、それが日本の気候や乗り方、平均速度に合わないのが殆どと思います。

上記のドライブベルトにしても、日本じゃ10万キロを走る事がまれなのに、国土が広いアメリカでは別に珍しい距離ではないというのもあるでしょうし。
意外と日本は条件が厳しいと思います。

ナベエさんへ。

先日の「判定行商ミーティング」でも話した事だけれど。
バイクってクルマに比べて罪がないなー、と感じます。

おもてなし装備がない、要らぬおせっかいなアシストの
為の電子制御がない(近年入り込んで来ているけど)、
そして何より七難を覆い隠す「ボディ」がない、でしょ。
走りに必要な物のみ・目に見えるカタチで構成している。
四輪に比べたら、ウソと誤魔化しが通用しにくいのね。

二年前にゴリラを起こした時、つくづく感じ入りました。
「経年でダメになる部品がこれほど少ない乗り物って
他に無いんじゃないか?維持の面に限るならこんなに
幸せな乗り物って他に無いんじゃないか?」って(笑)。

シンプルな物作りって大事なことだなぁ、と思うんです。

さておき外国車の日本に於ける適合性は興味深いです。

アレだけ緻密で信頼性が高いと言われる高級独逸車の
オートマが、何故メーカーを問わずタイマーでも付いて
いるかの如く揃って6万㌔で逝くのか。
故障の中身もまちまちなのに、何故か皆50万円コース。
日本に現地法人を置いて長い会社でも未だ「あるある」。

お里とは自然環境も使われ方も違うのは分かっていても
何でこんなに脆いままなのか、とても不思議な事例。

ハーレーのドライブベルト硬化って、面白い話でしょ?
低走行距離信奉主義な日本の盲点をドツいた視点です。
・・・かく言う自分自身もドキッとしましたから・・・。
スタッドレスの摩耗と経年劣化の関係に似ていますね。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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