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冬眠作業の、ラスト・ワン。 ~お休み、きつねの宝物・おんぼろロードスター~









このシーンの影響で当時どんだけの若者が新車のセリカにローンを
組んだんだか(但し高価なGT-FOURは滅多に見掛けなかったけど)。

映画自体は、ストーリーと「あの頃の世相」の合わせ技で考えれば
いま見てもまずまず面白いかな、っていう出来なんですが。

スタント担当のドライバー、よくこんな怖い依頼を受けたモンです。
ここまでムチャな仕事は、後にも先にも例が無かったでしょうから。


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ツッコミどころの多さはさておき過激な動画をTOPへ据えた割に
ブログの内容は大人しいもので、別にロードスターがゲレンデを
下ったりけーたろーが宙を飛んだりはしないワケですが(笑)。

ゴリラの冬眠支度を済ませた夕暮れ、今度はバトンタッチの形で
ロードスターオイル交換へと持ち込みました。


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フィルターは昨年同時期に交換済だったため、今回はオイルのみ。
銘柄もいつも通りきつねメ指定のRESPO TYPE-S(10W-40)。

記録簿によると今期の走行距離は一年で2000km弱というところ
(その半分が10月の下北半島一周ツアーで稼いだもの)。

晴れの休日をセローやスポーツスター、時にはゴリラやミニベロと
分けっこで担当してもらっているから・・・まずまず例年並み。


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「今回はフィルター交換ナシだから(オイルパンのドレンに油温計の
センサーをネジ込んであるため上抜き指定)リフトしませんよね?」
とピットマン氏に尋ねたら、微笑みで「下回り、見ます?」の返事。

実は開店時間ジャストに電話してTYPE-Sの在庫と作業の時間を
確認したところ、日が暮れた頃じゃないと予約出来なかったのね。


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オイルをジョッキに注いでスタンバイする整備士さんに申し訳ないので
数分程度の目視蝕視しか出来ないけれど、それでも貴重なチャンス。

下回りのサビや思わぬヒット痕、ゴムブーツ関係の鮮度とか健康等
見上げる視点ならではの「気になること」を確認したかった次第です。

おかげで、アウトプットシャフト~フライホイール辺りの経緯による
エンジンオイル滲みが発覚したりするんですが(←またかよ。悲)。


GE_20171127192135eec.jpg


「ガレージの床に油溜まりのシミが出来るほどじゃないですよね?」
と励まされた帰り道では、しばし空調もオーディオもスイッチOFF。

今夕の掛け始めに一瞬ジャッと音を立てたその後もひとつカカカと
鳴いていた油圧タペットは全く症状を見せなくなり、潤い感満点。

シリンダーライナーの内壁をヌルヌルと湿らせる10W-40の静かで
確かな感触を味わった後、あえてエアコンのスイッチを入れます。

そう、各ゴムパーツやシールリングを固着させないために、ね・・・。


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「アジトまで1km」という馴染みのガソリンスタンドでおもむろに
ポケットからフューエルワンを取り出して丸々ひと缶ブチ込み、
リッドの縁ギリギリまで満タン給油。

この儀式には「冬眠中に揮発するガスと大気による結露でタンクを
サビさせたくないから」「都合4ヶ月間に変質するガソリンの劣化を
抑えるため」と、二通りの意味があるんです。


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「自称クルマ好き/バイク好き」は世に多々あれど、きつねメの場合
相手がオイルについての体験と持論を持たない乗り物好きならば
「その先の能書きを聞きたい」とは全く思いません。

「最近のガソリンはさ、昔に比べて妙に・・・」と話し始める人なら
逆にソレは一聴の価値がある同趣味人だ、と察する次第です。

そう、環境規制が厳しさを増すにつれ「混ぜ物」の質が変わり
揮発度も別なものになって来ているらしいんですよ。

いつの間にか愛車たちが旧式になって行くケチぎつねにとって、
それらの変化は人目を引く派手でお得なカスタムパーツ等よりも
ずっと切実で由々しき問題になるワケですから。


GH_201711271921390ac.jpg


本当は今期の活躍に感謝しつつ入念な洗車とワックス掛けを
施してから、眠りに就かせてあげたかったんだけれど・・・。

何しろ今年の11月は、例年になく冬将軍の訪れが早かったから。

磨く前にバッテリーまで降ろしちまって、ごめんなロードスター
今期の黄昏の冷え込みは、手間を掛けるには厳し過ぎたんだ。


HH_2017112719222838e.jpg


だって僅か3日後には、けーたろーを駆って温泉に向かう途上で
こんな景色に出くわしてしまっていたのだから・・・。
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テーマ : ロードスター
ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い 冬支度 ロードスター オイル交換 冬眠

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No title

いやあ、コレてっきりラリードライバーのドライビングかと思いきやスタントチームだったんですねえ。
でも、「39Rにワインカップだったらヨンクイラネー」とか言ってた時代なんで(実際、AE86この組み合わせでウデのある人の横に乗ったらそう思いましたもん)、この映画でも「ナニがヨンクじゃ!」と高価なGT-Fourに嫉妬してた訳です(笑)

そうそう、ヨンクターボの邦画で「走破」って知ってます?
ストーリーは別にして、出て来る車とシチュエーションはちょっと見所がありますよ。

ナベエさんへ。

>てっきりラリードライバーかと思いきや・・・
頂いたコメント読むなり「嗚呼その線もあった!」と
(車好きから見るとデタラメなステッカーの貼り方も
ラリーカーの真似と言われれば分かる気もしたので)。

LIMITのロゴに「タナベも昔マフラー売ってた!」と
遠い目をするのは「我々の世代あるある」か(笑)。

コミカルな演出を狙う早回しのバックスピンターンは
愛嬌として、車列上を飛ぶ時に空転で吹ける排気音や
アンダーともオーバーとも言い難い挙動で走る姿など、
妙な説得力と迫力があるんですよね。

・・・大きなツッコミどころとしては・・・

①雪慣れした北のドライバーは路面を手触りせずとも
乗り込む以前にもう足元で確かめている。
②ラリードライバーを気取りストップウォッチ押す程の
イケイケなら、シートベルトはシュロスかサベルトの
四点を組むのが既にオヤクソクだった。
③せっかくの4WD(前期のセンターデフロック仕様なら
尚更)なのに、このシーンでは「ほぼ下りだけ」。
④ウエストラインの帯を観察するとFバンパーのズレが
あったり無かったりのマゼコゼ。

ただ「引っくり返したのはFourのデカール貼ったFFの
GT-R」という当時の噂はどうもデマだったようで。
全部同時に回転を止めるタイヤやセンターマフラーの
脇に見えるペラシャから4WDだと判別出来ます。

さて残る都市伝説上の疑問、「トヨタは何台のFourを
この映画に提供したのか?」が気になるところ。

>39Rにワインカップ
民間向け最安値だったリケンのスパイクでも、棘が
富士山のように尖った新品ならバリバリ噛みました。

前回の温泉話でも取り上げた松川のつづら折れも、
当時まだ出がけだったスタッドレスで飛ばせるのは
VR-4やレガシーRS、ブルのアテーサだけだ、とも。

八幡平はスパイク特区故(装着禁止後も積雪時のみ
まだ履くことが許された地域)氷点下二桁の現地で
競技屋さんお下がりのフルピンへ履き替えて攻める
根性入った4A-G乗りたちには、中古相場の高かった
新鋭4WD連と渡り合う武勇伝も散々聞かされたもの。

絶対的な速さやタイムはさておき、フールプルーフな
フルタイム4WDと出来の良いスタッドレスに慣れて尚
「全然前に進まなかったとしても39R履いたKPの方が
走らせていて楽しいんだろうな」と夢想したりします。

>ヨンクターボの邦画で「走破」って知ってます?
「走巴」(モンゴルを二輪で走る話だった筈)かと
思い検索掛けてみたら・・・在るんですね、「走破」。
ランチア・デルタと日産サファリが真冬の陸の孤島へと
血液を運ぶストーリーらしいんですが、恥ずかしい話
まったく知りませんでした。

展開はさておきちょっと観てみたいですね、コレ。

No title

ST165セリカは、「流面形」というキャッチコピーもありましたね。
改めて映像をみると、そんなにぶつけんでも・・と思いはしますが(^^;、
当時は自動車メーカーに、こういった撮影に車両協力が出来るほどの
勢いとか理解があったのでしょうね。

エンジンオイルに関しては、オイル漏れ修理のためにロードスターの
ヘッドカバーを外してみた際、カムや油圧タペットに至るオイルラインと
いうのは直径1mmくらいしかなくて、こんなに細いんだなあというのが
印象的でした。
これじゃあ、オイル管理が悪いと詰まったりするのは当然だよなあと。
距離を経過した車で、急激なフラッシングするとかえって逆効果と
いうのも頷けるような気がしますね。

私自身、オイル漏れ対策に添加剤を入れてみた経験があるのですが、
長い目でみると内部に蓄積する物質も多少なりともあるのでしょうし、
やはりオーバーホールなどを前提とした一時しのぎかな・・と、最近は
思います。
中には本当に良い添加剤もあるのでしょうが、オイルメーカーが
試行錯誤した配合バランスを崩す結果にもなりかねないでしょうし、
やはりある程度のオイルをマメに交換するというのが良さそうですね。

琢麻呂さんヘ。

自分に対し「歴代で最も好きなセリカは?」と問われたら
ミーハーと罵られても初代の最初期型になるし。
思い出を問われると切ない記憶が残る深紅のST202
(これはいつか話せる日が来たなら書こうかな)。

街ではよく見掛けた通称「流面形」だけれど、周囲に
オーナーが居なかったこともあって特に思い入れは
無いんですよ。

ただ、バブルへ向かい駆け上がる元気な時勢と共に
時代なりの華やかさや夢、ロマンが生きていたんだな、
ってしみじみ思うんだよね・・・いま眺めると。
ド素人スキーヤーの原田知世が夕暮れの山越えを
試みるのも、GT-FOURが無茶なルートを飛ばすのも
「仲間のピンチを救うための賭け」だったのだから。

>ロードスターとオイル
オーバーホールの前提を含むか否か問わずいつも
「エンジンの寿命ってドコで決まるんだろ」と考えます。
「直前まで実働」であってもO/Hベースの対象にすら
選んでもらえない、というジャッジもありますからね
(例・ホンダCB50系の腰下本体。クランクを支持する
ケース自体が摩耗してベアリング外輪まで遊ぶ為)。

師匠へーさんとナベエさんに御対面を願った際にも
「少し待てば鳴かないのなら、まだ穴は詰まってない」
という判断を頂きましたが・・・。
裏を返せば昔は鳴らなかったのだから、オイル交換の
スパンをもっと詰めるべき時期に来ているのでしょう。

オイル/添加剤の良し悪しに関してもなんとも言えない
(「あのオイルを入れたせいで壊れた」「あの添加剤を
投入したら悪化した」という話もきつねメ的に厳密には
語れないし・・・四輪に比べ二輪だと判断材料になる
感覚は多いけれども)。

但し科学的な混ぜ物を含まぬエンジンオイルというのも
市販品では多分在り得ないので「後混ぜ」という行為が
どう作用するのかも素人には判断出来ないことです。

オイルリークにしてもクーラント漏れについても作り手が
何をどこまで想定に入れて何を混ぜているのか・・・?
いずれ流れる主経路やストレーナーを塞ぐほどのカスを
生むか、或いは本職によるノウハウ故に生まないのか。

バケガクの専門家か年季積んだ内燃機屋さんじゃないと
ホントのところは分かんないんだろうな、って思います。

普通の一般ユーザーなきつねメが大したことない経験で
言えるのは、「寒暖の繰り返しによる結露の取り込みと
エンジンそのものや補器の経年劣化から来るガソリン
混入のための粘度劣化(希釈)は確かにあるよ」という
一面だけなんでありましょう。

「オイルゲージで確認して上限一杯のレベルだったから
大丈夫」?
もしその半分は水とガソリンで出来ていたとしたら、と
想像したら、ソレめっちゃコワい状況だよね(背筋凍)。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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