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春の声を迎えに。 ~私的MCフェスタ・ダイジェスト~







「我々はイチゴ号に乗り合いで行くから、10時頃に現地で!」

北の師匠・くまさんのメールに「ではそろそろ出撃します!」と
お返事を打ってガレージのシャッターを上げれば・・・。

少し霞んだ青空に響くは「コォ、コォ」という高い鳴き声。


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2月最終日から一気に+10℃近い気温が続いたきつねシティ。
白鳥たちの北帰行も、気の早い第一陣が旅立った様子。

朝こそ概ね0℃と肌寒いものの、空気と陽射しは春のもの。
けーたろーは空いた日曜の国道を、南へ飛ばして行きます。


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向かう先は花巻空港旧ターミナル・・・先月の新年会で
打ち合わせていた通り「岩手モーターサイクルフェスタ
遊びに出向こう」ってワケです。


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首尾良くターミナル真ン前の駐車スペースに愛車をパークさせ
師匠へ「ただいま参上!」と報告を入れている最中、コンコンと
窓をノックする音・・・。

「出発メール打った後、下道で来たの?めっちゃ早くない?」

あら・・・隣りに停まったのは逆に県南から来た、くわさんの
タウンエース!なんつうタイミングの良さでしょう(驚)。


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昨年は想定以上の来場者で駐車スペースが不足した挙句
国道四号を大渋滞に陥れてしまった・・・とのことで。

今回は従来比4倍のパーキングを用意した旨が告知されて
いたけれど、主催者の勢いと盛り上がりは会場外の露店の
多さからも察することが出来ました。


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我々よりも一足早く会場入りしていた師匠やイチゴさん、
ユーキさんの相乗り組とも無事合流。

ドアから踏み込んだロビーで見学者をお出迎えするのは
ドゥカティのスクランブラーであります。

ネット画像で眺めた時は「Lツインでダート・スタイル・・・?」
と眉をひそめたけれど、現車は意外にまとまりが良かった。


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深紅のイタリアンたちの中で話題を呼んだのは、なんと
日本で初展示となるL4のGPレーサーレプリカ。

正直ナンも説明書きの札が無ければ二気筒と変わらない
ぐらいのスリムさに(エンジンがカウルで見えないもの)
感心していると、師匠が指差したのはスクリーンの中。

トップブリッジの前まで一体モンのフレーム・・・マジか。


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シンプソンのヘルメットを展示していた我が仔馬の主治医
I間さんと御挨拶を交わした後、メインフロアへ足を移して。

現役時代「峠でAE86に乗せれば岩手屈指の腕」と噂された
ばーやん先輩がヤマハのコーナーへきつねを手招きます。

「これならスポーツスターから乗り換える気になるかい?」


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かつて愛したミニトレとGRとSRと仔馬を掛け合わせた様な
コイツは、ちょっとズルいよ・・・SCR950。

むしろスポーツスターまんまなカッコじゃなくて、最初から
この仕立て方でBOLTを出せば良かったのに、って思う。

タンクとシート下のラインを水平一直線で揃えて来る辺り、
やっぱりヤマハのデザイナーさんは心得ているよなぁ。


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実はつい数日前、知人を通し「大病を患った」と聞かされ
逢えるかどうか不安を覚えていた、悪友Kちゃん。

少しやつれていたけれどカワサキのコーナーで再会出来た
彼は、昔と何も変わらないノリで接してくれて安堵しました。

発売直後に「何台入荷するか見当もつかない」と言っていた
Z900RS、御対面してみるとゼファー750よりひと回り大きく
ZRX1200よりちょっとコンパクトな印象。

「小さ過ぎず持て余すことも無いキューヒャク」、なるほど。


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老舗のクボトラさんからは、BMWのラインナップをズラッと。

`90年代半ばに当時新車のR系をお借りし「馴染めない」と
感じて以降、距離を置いて眺めているブランドだけれど。
ナンにでも化けるR nine-Tには、少々心の琴線が揺れます。

オッサン涙目のコンセプトGS、直に見ても素直にカッコいいな。


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ハーレー岩手も大きいスペースに新型を大量展示。

ただ、デバイス増して車格も排気量もひたすら大きくなって行く
ビッグツイン系のベクトルには、きつねメの心は離れる一方。

反対にちっちゃくちっちゃく進むXL48シリーズはコミカルで
ちょっと好き・・・純正でセパハンにバックステップとかね。

俺が乗るにはもーちょっとサスを伸ばしてバンク角稼がないと
(ってか、そーいう傾向のヒト向けじゃないんだろうけど)。


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師匠がしげしげ熱心に見入るのは、AJPという聞き覚えのない
メーカーのオフロードバイクたち。

実はポルトガル産の変わり種、師匠の解説からザックリ大まかに
語ると「トライアル車とセローの良いトコ取り的なトレッキング機」。

コレねー、ニッチェの様でいて、的を得た良いコンセプトだと思う
(特に林道愛好者なら「うんうん」と頷けるスタンスなのでは?)。

スコルパの局地戦闘機的な遣いでの無さと、山でオトす都度に
愛しきセローの重さに泣かされているきつねメ。

舗装路移動も苦にならず、山に入れば準トラ車的な機動力を持ち
なおかつ平和な林道散歩にも付き合ってくれる性格だとしたら?

ホントはみんながイメージしている理想のトレール車像って、
「そういうもの」なんじゃないかな・・・・と思うんでありますよ。


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ニューモデル展示枠の端っこで異才を放っていたのが、コレ。

イチゴさんに「電チャリのスーパースポーツが置いてあったの
気付いてた?」と問われるまで、全然目に入ってなかった。

おそらく純ロードレーサーとして電装を除いたら10kgを切る
フレームに、極力小さく軽くマウントしたアシスト機構。

コンポーネントがシマノのSORAや105だったことからも結構
ヤマハが本腰入れて攻めて来たな、と察しました。

実用電チャリよりずっと軽いために加速のノリも驚くほど速く
反面でアシスト負荷も軽い為、バッテリーの保ちも良いとか。

ちょっとバイクとは別腹の意味で「乗ってみたい一台」ですね
(でもお値段が・・・125ccの新車と同じ位なんだそうな)。


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さて、各ディーラーの展示フロアからイベントスペースまでの
通路に出まして。

我々一行が一瞬たじろいだのは、スチーム・バンキッシュな
ナゾの原動機付自転車。

地場のグラフィック・デザイナーとして各種のロゴを担当したり
オリジナル・グッズを製作したりする「マルツ工房」のマスコット。

旧車好きならすぐ分かるかな・・・ベースはリトルホンダのP25。
よく観察すると、あれこれ面白いカスタムが施されています。


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アウトライダー誌のカメラマン等として長い長いキャリアを持つ
小原信好さんも、「ホッカイダー」グッズを軸に出店。

きつねもお世話になった北海道小冊子「とほ宿」を立ち上げ
精力的に活動する小原さん。

この後はトークショーもあった・・・そうなんですが・・・。


我々一行はイーハトーブ・トライアルの展示に置かれてある
「スタンディングスティル養成装置」の虜になっておりました。


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コレ・・・赤丸で囲った二点しか地ベタと接していないので、
最初はものの2秒も乗っていられないんですよ。

ところが、何度かトライしてコツを掴むと案外ネバれるモンで
最初に乗ったきつねメ、まぐれで30カウントまで達成!

スタッフさんの「凄い!上手い!」の声に根が負けず嫌いな
師匠連もたまらず「どれどれ、ちょっと俺にも貸してみ?」

画像のクマさん、表情をお伝え出来ないのが残念なんだけど
目がほぼほぼ「祟り神になりかけたオッコトヌシ」(笑)。

見事きつねのタイムを2カウント上回って面目を保ちます。

更に驚愕の40カウント越えを叩き出し周囲を絶句させたのは
自称「KS町のトニー・ボウ」こと、くわさん。

逆車のGSX-R750売っぱらってベータの新車を買った男は
やっぱり持ってるものが・・・ってオトナ毛ないよー。

だってくわさん、本チャンのトライアル選手だもの(笑)。


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自転車だとペダル踏んでトラクションを掛けてブレーキ使って
加減出来るのに対し、アレはステップとハンドルだけ。
チャリのスタンディングよりも、数等バランシングが難しい。

「誰か買って次の新年会に持って来ない?絶対盛り上がるよ。」

「むしろ廃品のチャリを溶接加工して自作した方が早くない?」

「ならウチの拾い物のトラチャリ直します(←ハブ逝ってるけど)。」

シンプルなオモチャってヲジサンをも童心に帰すよね・・・と。

くわさんがタウンエースの初回点検へ向けて去って行った後、
残る面々は一路花巻の大型産直「だぁすこ」へ。


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本日の昼食チョイスは、同産直内にある食堂「はんぐはぐ亭」

人間ドックに引っ掛かり食事リミッターを課された、という師匠を
横目にヘラッと「はんぐはぐラーメン×半カレーライス」を並べる
非人道的な行動の俺さん(←てかそもそもきつねなんだし)。


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因みに謎ネーミングなラーメンの実態は、ちょい辛味噌ラーメン。

額にバンダナ巻いて汗ダラダラで麺をすするきつねメの姿に、
師匠連の送る眼差しからは「オマエもいずれドクターストップが
掛かるな」という無言のプレッシャーが注がれておりました。

たぶんもうチンチン電車新陳代謝おかしいです、俺。


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お昼を回って混みあっているだろう北行きの幹線国道を避け
川向こうのローカル・ルートをたどって、ミーティングは解散。

師匠は遠く県北の街へ、イチゴさんに至っては県境も越える
長い帰途に就くため、名残惜しいけれど又の再会を誓って
手を振りました。


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まるでそろそろ梅や桜の仄かな香りさえ混じって来そうな程
うららかな日和に、うっかりゴリラを引き出してみたものの。

さすがに残雪融けでドロドロな中へ繰り出す気にはならず
「もう一回、バッテリーも補充電しなきゃね」と引っ込めて。


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3か月分撒きまくられた濃縮塩カルの水溜まりを漕いでいる
けーたろーを入念に洗車しスプレーワックスの簡易コートを
軽く塗り重ねて、充実の楽しい一日は暮れて行きました。


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そして拭き取り仕上げの最中に、もうひとつ「春の匂い」を
発見・・・小さな羽虫がバンパーでひと休みしております。


こりゃあ冬の訪れが早かった分だけ、明けるのも早いかな。


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しかぁし月替わり早々、そうは問屋が卸してくれる筈もナシ。

翌日には右肩下がりでどんどん気温が下がって行って、
「朝→雨」「昼→ミゾレ&アラレ」「夕→横殴りのド雪」・・・!

なんて判りやすい寒気の入り方なんだ、クソ低気圧(涙)。


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「「いやー、ワックス効いてると雪落としがラクでいいわ♪」
と負け惜しみを呟きつつ職場から帰宅したきつねメ。

けーたろー一本鎗の乗り物生活、春分の彼岸辺りまでは
当分続きそうな気配の盛岡でありました。
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テーマ : バイクのある生活
ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い スポーツスター スコルパTY-S125F トライアル 冬眠 林道ラン スコルパ 岩手モーターサイクルフェスタ

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新年会に続きお疲れ様でした。

一緒に楽しめる時間が極めて短いので
たかが一晩の新年会も貴重な時間だと思いかえしました。

「メタボ」と言われても食べる楽しみを削るはずもなく
思い切り食べたいものを食べますよ・・・(笑)

かわりに、なるべく体を動かす努力をします。

スタンディング挑戦の時
>目がほぼほぼ「祟り神になりかけたオッコトヌシ」

本当は腐った魚のような
遠い目をしていたのは
邪念を捨てる為

上手く行きすぎて現実に戻れなくなりそうだったので
両手放しに挑戦してあっけなく足つき

お陰で戻ってこれました・・・(笑)

やっぱりあのマシン欲しい、けれどニューバージョンおよそ7万円では手が出ない。

本題に戻って
実車を色々見るとBMWもDUCATIもYAMAHAもそれぞれの色や味があり
立ち止まる場所と時間から
皆それぞれヒットポイント(ストライクゾーン)が全く違うのを実感。

だからこそ、違うからこそ会話も面白くつながる。
(同じ価値観だったら、ただただうなずいて終了?)
そんな気がします。

また何か楽し良い企画があったら
ぜひ実現しましょう!

クマ師匠へ。

いやいや、今回もすっかりお世話になりましたー。

昨年はカブミー乱入の件があって、新年会の他にも
顔を揃える機会があったように思うんですが。
逆に「何か」がないと一堂にお会いするキッカケって
なかなかありませんから。

>思い切り食べたいものを食べますよ・・・(笑)
わー、掟破りっスか!でもたぶん制限されて初めて
「食で得る幸せ」を意識するようになると思います。
我が身に置き換えても「アレとアレは食べちゃダメ」
「この程度しか食べちゃダメ」とセーブされる不幸は
考えられないですもん(例え寿命が縮んでも)。

>スタンディングでの遠い目は・・・
サーキットランやタイムトライアルでもそうだけど、
ああいうトライでの10秒はすんごく長いですよね。
時間は意識と行為で伸び縮みするんだなぁ(笑)。

コツを呑み込むまでは数回に一回しか長いタイムを
出せないけれど、繰り返し繰り返し跨る内にいつか
当然のように一発目で一分ぐらい乗れるようになる。
きっと掛け算の九九とか楽器の演奏のように。
トラチャリ、マジで直そうかなぁ(自転車屋さん曰く
特殊なリアハブだそうで部品のみで3万近いそう)。

>皆それぞれストライクゾーンが全く違う
これが「新車だけ」「静止状態だけ」「観るだけ」な
イベントならではの点で、跨いでエンジン掛けられて
モノによっては試乗も・・・という個々のマシンの
生気を感じられるような夏のイベントに比べて少々
味気なくもあります。

それでも流石みんなクマ師匠の一味、と感じるのは
各々の「この一台!」に対する滞在時間の長さとか
観察眼の深さ・・・同じバイク乗りでも造詣の浅い
ヒトなら30分であの会場を後にしているでしょう?

モノへの好悪と楽しみ方のベクトルは違っていても
「あのヒトが感心を傾けるのなら、多分何かある」。
そーいう面子だから会場入りしたらほぼ放し飼いの
自由行動なのに後の感想が面白いんだと思います。

若い頃の「とにかくたくさん集まってワチャクチャと
盛り上がる」ノリから一段落したところで寄り合った
面々ですから、遠慮なくディープな会話が出来る
ところに滋味と意味があるように感じる次第です。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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