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春を迎えに、南行き。 ~「ハズした今期初ツーリング」顛末記~







今回は、の嵐に遭うと無性に聴きたくなるナンバーを。

当時から「女子ウケのアニソンバンド」と勘違いした世評の裏で
多くのギター小僧から熱い支持を受けていた実力派。

未だ表立って取り上げられる事のない彼らを正当にリスペクトして
くれる腕利きの外人さんがいる。嬉しい、とても。


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麗らか暖か日々ホクホクだった3月後半、浮足立って例年より
早く起こした「きつねンちの居候たち」なんだけれども。

いやどうしたモンだか、月が変わるなり季節も反転したようで。
最高気温も10℃を挟んで行ったり来たり、寒が戻りっ放し。


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「どこかで日和と休日のマッチがキマる日に合わないかな」
と、延々週間予報とのニラメッコが続いた次第でありますが。

4/12、晴れ。気温MAXで18℃・・・待望のタイミングが来た!

かくして革ジャン羽織るのももどかしく、バッテリー積んで以降
出撃の機会を先送りにしていたスポーツスターを引き出します。


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南行き最高の定番ルート、県37号をチョイスして向かうは一関。

県南で長く足止めを食らっている前線を、自ら出迎えに行く
年中行事の「一番ツーリング」をここで決行。

往復200Kmを越えれば都合6ヶ月前の炭酸が抜けたガソリンも
あらかた入れ替えられるだろう、という目論見でもあります。


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しかし、盛岡ではその予兆すら感じなかった事態が郊外にて
発覚・・・うかつにも「注意報/警報」欄を見過ごしていました。

実は吹きさらしの里では冷たい西風が猛威を振るい、気温が
どうとか言っていられる条件じゃなかったのです。

止む無く相棒に風除け役をお願いし、コンビニでコーヒータイム。


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北上辺りでお茶を濁してシッポ巻いて戻るか、と思案していると
その目の前を快音響かせケーターハム・スーパーセヴンが。

笑顔で手を振り合い「俺も行こう、いっぺん決めたら不退転だ」
と再び南下の道をたどることに。

なにしろ県37は、走り出したら止められない快走路だものね。


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昨秋履き替えたばかりのミシュラン・コマンダーに身を任せ、
信号皆無なルートで半年ぶりに野太いトルクとビートを堪能。

ゆるゆると伸びるワインディングで遊んでいると、時折り風が
途切れてフワリとの陽を受けるポイントがあったりして。

今日の発見は、県37の終わり間際から分岐する広域農道。
これでもう退屈なR4には一切乗らず、県境まで走れることに。


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「もしかしたらコレ、昔走ったことがあるコースかな?」とも
思ったものの、こんな道標があれば記憶に残っているハズ。

なにしろ周囲の景色がどの道でもよく似通っているもので、
コイツに会うまで確信が持てなかったけれど。

眠れる水冷Zのおかげで「お初の開拓」が実証されました。


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初通行の南行き農道もまた、シグナルレスの丘が連なって
「なんちゃって北海道ビュー」が満喫出来る好ルート。

こりゃあ見晴らし良いところで一枚・・・と小高い場所から
エダへ入ったら、なんとも無粋なテッパン敷き。

ここにも殺風景極まりないソーラー畑をこさえるつもりか、
ヤツらは。


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西風の強い日は雲の流れも当然早く、事前予報がアテに
ならないってことを忘れておりました。

陰りの中で枝を揺らす淋し気なを見上げ、「やっぱり
バイク乗りの勘が戻っていないなぁ」とボヤくきつねメ。


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ベストな頃合いはあと数日後か、と堤防へ上がって振り返り、
しかし愕然とする光景に「やはりそうか」とショックを受けました。

本当は分かっていました。県内では2年前に報道されていたから。
でも、いくらなんでも根こそぎバッサリ行かないだろ、とも。

いや甘かった。まさか本気で「全部」やっつけちまうとは・・・。


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そこにはもう過去の幻を重ねて眺めることも出来ない程、
変わり果てた川縁の姿しか残っていなかった。

誰が一昨年までの、あの一面淡い桃色に包まれた景色を
この画像に対して思い描けるだろう。

実際に目の当たりにしてもなお信じられない衝撃だった。


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道行く誰に訪ねても「残念としか言いようがない」と肩を落とす
護岸工事のための並木の撤去。

大震災がソーテーガイのキョーフという後押しの武器になった
ことは疑いの余地が無い訳だけれども。

しかし「そうまでして」「何が何でも」必要な工事だったのか?
市民の宝物だったたちを断たずに施す余地は無かったのか?


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あの甘やかな香りに満たされ昼酒を酌み交わすオジサンたちも
のびのびバレーボールやサッカーに興じる子供たちも、或いは
堤に座ってお菓子を片手におしゃべりする学生たちの姿も。

多分きつねメが生きている間、もうここに見ることは叶わない。

せめてもの抵抗、露店で買うつもりだった焼きそばをコンビニに
求め、オニギリを乗せようとしたら・・・巻くつもりの海苔は
秒速20mで護岸の彼方へ去って行ってしまいました・・・嗚呼。


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瞬く間に冷たくなってしまった焼きそばを無理やり平らげ、
ダダ下がりなテンションで「長居無用」と背を向けるきつねメ。

胆沢ダムは昨夏訪ねているし、県13を帰るのもありきたりだし。
ここは久々にR4を向こうへ渡り、北上川沿いに北上しようか。

確か県14が東の川縁に沿って延びていたはず、と。


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往路で使った県37~広域農道に比べるとダイナミックさに
欠ける、集落を繋いだ割とちまちました印象の強いルート。

それでもR4よかマシかな・・・と走り出してみたら意外な程
更新されており、存外快適に流せるようになっておりました。


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コーナーリング自体は好きだけれど、スポーツスターはやはり
ドーン!と豪快に突き進む走らせ方の方が向いているからね。

なかなか止まぬ頬を冷やす強風から早々に逃れるためにも、
江刺界隈以外ゴチャゴチャの無いレイアウトはありがたかった。


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あまりの寒さに身体がこわばり「40~50km置きの休憩」という
マイ・ルールをも自ら破って、ほぼ一関から花巻までイッキ走り。

いつもの「滑走路の丘」へたどり着いても安堵感は皆無のまま、
逆にむしろアジトへ着くまで気が抜けないようなマインド。

缶コーヒーの味を感じる余裕もないなんて、余程のケースです。


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北西からはヒタヒタと不気味に迫る、不吉に低い雲の絨毯。
今朝何度も確かめたはずの降水確率すら、ハズレかよ・・・。

この直後にシールドをパタパタと雨の滴が叩き始め、いよいよ
腹を据えて帰路へのクラッチを繋ぎました。


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「来るなら来い、残り40km突っ切り通してやる」という覚悟と
「ここで気を抜けば確実に風邪を連れて帰る」という不安と。

それでもどこか心の隅で「バイクってそういう乗り物だったね」
と奇妙な懐かしさを感じながら、スロットルを開け続けます。

幸いにも結果オーライ、小雨に祟られた区間は僅か数キロ。


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夕暮れ前に10リッター強の新鮮なハイオクをタンクへ注いで
アジトに無事たどり着き、まずはヒーターとお風呂を焚いて。

くたびれた身体に鞭打って、愛馬の汚れを落としてやります。
しかしこの後、今まで経験したことのない症状が・・・。


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なんぼ長風呂に浸かろうがヒーターに当たろうが全く身体が
暖まらず、たまらずベッドに飛び込んでしばらくダウン。
小一時間ほどウトウトして、ようやく気力が戻って来ました。

アレもある種の低体温症だったのかな・・・自分でもビックリ。

いずれにせよ今年の当地、「本番」はもう少し先の様子です。
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テーマ : ツーリング
ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い スポーツスター 冬眠明け ツーリング

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No title

2018年、スポーツスターの出動をおめでとうございます。
低体温症になるほどの気温のようですが、
道は完璧な状態のようで羨ましいです。

もちろん山には残雪があるとは思いますが。。。

私の住んでいる場所はバンフという町の近くでして、
緯度は樺太と同じです。。。今日なんかも
山の上は新雪が降り、スキーをやってきました。

でも、、、正直言うと、冬はもうお腹いっぱいです。

スポーツスターと日本の風景って結構マッチングが良いと思いました。

ひろきちさんへ。

>低体温症になるほどの気温
気温自体は予報通り18℃に達していた様ですが、
西風の冷たさが陽射しを圧しちゃったんでしょう。
体感的には終始15℃を切っていた感覚でした

主要国/県道の路肩の雪融けは3月末の暖かさや
雨のお陰で、例年よりも早い様にすら感じますね。

>バンフという町の近くで、緯度は樺太と同じ
きつねにとってボンバルディアのスノーモーピルと
スノボ気違いの聖地ウィスラーの印象が強い国。
検定一級の従弟がヘリ・スキーの夢を叶えに行った
カナダ・・・とボンヤリ捉えていたんですが。

wikiで読んで驚きました。緯度も相当高いけれども
標高がこちらの八幡平と同じじゃないですか!?
ここ、観光道路のアスピーテラインがようやく先日
除雪を終えて開通したばかりですよ?
(もちろん7メートルの雪壁が両側にそびえます)

もしそちらに住んでいたらきつねメもスノボ三昧の
冬を今でも送っていたでしょうね。
スピード狂の自分は何か楽しみを持っていないと
岩手以上に長い冬、マトモに生きて行けないもの。

>スポーツスターと日本の風景
嬉しいなぁ・・・以前活動していたブログサイトで
プロカメラマンの方からも近い言葉を頂いた事が
あり、以降実はちょっと意識していたりして。

彼曰く「スポーツスターは牧野の風景とか土埃の
匂いが意外に似合うよね」とのこと
(ダートトラッカーの血統が滲むせいかも?笑)。

愛車の身贔屓は差し引いても、この頃までのXLは
素朴でケレン味の無いシルエット故、`70年代の
単車のように自然と景色に馴染む気がするんです。

町家作りの長屋やナマコ壁の蔵の前に置いても
不思議と違和感が無く、つい微笑んでしまいます。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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