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嗚呼、ロードスター・ラプソディ。 ~G/Wの午後、僅か5時間の物語~








今日のTOPにはいささか思うところあって、このナンバーを。

実際には「この曲のためのPV」というスタンスなんだけれど。
タイアップ絡み故「コンセプトを練ったのはマツダの広報?」
と思わず勘繰ってしまう凝った内容なんだよね。


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曲そのものは特に好みのアンテナに引っ掛からないものの
ショート・フィルムとして眺めると、この展開はアメイジング。

4分にも満たない尺で観る人の心をここまで動かす作品は、
おそらくそうそう無いんじゃないかな・・・と未だに思います。

ストーリー自体秀作だけれど、さり気なくオープンカーの快さや
愉しさを伝える丁寧な描写がまた、嬉しかったりするんだわ。


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さて、世間とは全く別な事情から想定外の連休を得たものの
グズつくばかりでパッとしない空模様に振り回されて過ごす中。

晴れぬ気分で前ブログをUPし「昼飯そろそろ調達して来るか」と
ゾンビチャリ号を漕ぎだすと・・・へーさん親子がガレージに?

師匠、どうも御子息に「クルマ好きとしての心構え」的なイロハを
あれこれと伝授していたようでありますよ。


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親子お二方の了承を得まして、へーさんをナビに乗せてのNCリトラ
初試乗(実はきつねメ、NAとNDしか運転したことが無いのです)。

「中古だから遠慮なく回して試して」というプッシュの言葉も添えて
頂いたため、事前に頭頂部からオトナ毛を三本ばかり抜いといて
スーパータイトでツイスティな某ゴキンジョ山テストコースへGO。

セカンド~サードをメインに一瞬4速まで入れてまたシフトを落とす
ミニサーキット並みに忙しいテイスティング・ルートを走らせた結果
得た結論は「今まで食わず嫌いして申し訳ない程、面白かった」


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4代続いたロードスターで最もファットなデザイン故、路線を
見誤ったデブ・・・と評されてしまう事が多いNCだけれども。

いや乗ってみたら目から鱗で、時代に沿いアップデートを施された
内外装と裏腹に、操縦フィールは最新のNDよりもNAっぽさ満点

一見マッシブで大柄に感じるボディも、コーナーを三つ抜ける間に
そのサイズを忘れてしまうぐらい挙動が俊敏でダイレクト・タッチ。

現行機で見た目も大きさも先祖返りを志したが為、日陰者的な
扱いを受けているNCは中古相場も不当なぐらい安いんだとか。

もしもあのマッチョなデザインを「良し」と受け止められるのならば
最も美味しい中古ロードスターって実はNCじゃない?と感じます。


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さておき長期連休真っ只中のへーさん親子、午後の自由時間も
長く取れるから・・・ということで、郊外の名店へ出向くことに。

気まぐれな天候故に屋根を開け放つ事は出来なかったけれど、
師匠から「出来れば一度ロードスターを連ねてツーリングしたい」
と頂いていた要望には、これで少しだけ応えられたのかな。


しかし、面白いよねぇ。息子さんから「NAかNCの中古が欲しい」
というリクエストの声を訊かなければ、へーさんがNAに注目して
結果購入する道筋にまでは至らなかったハズなのだから。


3人並んだ中でいちばん年上のヒトが、実は最も新米のオーナー。

逆に関連性不詳なきつねメが四半世紀を費やして現愛機に至る
3台目/現車に乗り換えてからでも15年所有、という最ベテラン。

傍目の人々が想定してしまうだろう「ありがちなストーリー」からは
全く思いもよらない奇妙な物語の末に、この3台が並んでいるのね。


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三者三様・各々異なる個性から仕立てられた愛機に共通するのは
「ボンネット~キャビン~トランク」という連なり方のシルエット
(多分NBやNDを挟んで並べてもこのラインだけは全部崩れない)。

トップで引っ張ったきつねメにはソロで走っている時と同じ光景しか
撮ることが出来なかったけれど。
その間にNCを挟んでシンガリ(乗り物不良用語で「ハタモチ」)の
特等席でツーリングを眺めた師匠はそこそこ御満悦だった様子。

「ミニマム単位といえば最小編成。でも面白い眺めに興奮した。」
とへーさんが語れば、御子息も「理由は分からないけど楽しい。」


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まだオーナーズ・クラブに属していたブーム最盛期の時代には
最大40台近い隊列をツートップ・リードで八幡平から平泉まで
率いた思い出もあるきつねメ。

最終的に「同一車種のオーナーだからといって個々のベクトルや
気質まで同じな訳じゃない」と悟り、隠居を決めた次第ですが。

ロードスターを連ねて走るのは、もうそれ以来だから・・・
10年振りぐらいになるのかなぁ。


「何台集まった・何台連ねた」と対外的にアピールしたところで
乗り手の心が共鳴し合っていなければ、参加者に残るのは結局
足並み揃えるための気苦労と虚無感だけだったりするんだよね。

そうそう、200km走っても300km走っても記憶に残っていたのは
前走車の背中と仲間内の異様な盛り上がり方しか無いっていう。


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「つまるところ例え乗っている車種は違っても、互いが思うところの
シンクロ感が得られてこそ、出会った意義が生まれるんだ。」



思春期には既にネットやSNSが生活の中へと取り込まれていた
息子さんには、未だピンと来ない様子の「オジサンたちの会話」。

まあまあ、もしも好きなことをずっと一徹に好きで居続けられたら。

そのうち「この日の会話」がどんな意味を抱いていたのかを、
背伸びせずとも自然に理解する日が来るんだろう、と。


そんな事を胸に潜めつつ額に溢れる汗を拭き吹き、大好物な
「三千里」のカルピスープラーメンをすするきつねメでありました。


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※ これはナベエさん向け限定のサービス・ショット。

重量増承知でBBSより繊細な造形美を纏ったデザインが
作り手の思いを伝えて来る様な、そういうホイールです
(ニュアンスの方向性としてはモナークに近いかもね?)。



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降ったり止んだり、かと思えば油断を突いてまたポツポツ来たり。

ティーンエイジ女子のマインドの如く気ままにコロコロと移り変わる
天候がようやく安定したのは、へーさん親子を見送った黄昏どき。

生粋な独りっ子気質を持つきつね、「今日一日の心のまとめ」は
しばしソロに戻っての思索アワーがやっぱり必要になるもので。

日没までに残された一時間、ゴリラを引っ張り出して過ごすことに
決めました。


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下町に暮らすきつねが「原付二種でリミット一時間」という縛りに
従うなら、向かう先はやっぱりささやかなつづら折れの峠道と
観光地的な展望台を併せ持つ、「岩山」の一択になります。


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県庁/市役所から直線距離で3kmに満たない立地なのに何故か
一丁前な「観光地料金」を搾取する自販機だけは納得行かない。

でも・・・ココからの眺めに支払うエクストラ・フィーが20円なら、
まあショバ代としてコインを入れてやってもイイのかな、って。


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早春/晩秋に標高300mの夜景が冴える立地へ忖度したのか、
界隈では異例な時期まで供給され続ける「HOT缶」に対して。

デリバリーする会社の思慮姿勢には敬意すらも覚えるのです。

冬を出て以降から冬に入るギリギリまで岩山の駐車スペースに
絶えず二輪の姿が観られるのは、そんな事情もあるが故かな?


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丸一日を費やして充実の感触を得たツーリングの〆の際にも。
或いは納得の行かぬ不条理に泣いた、勤務後の気分転換にも。

とても間近でお手軽だけれど、その分だけ欠かせぬ存在として
きつねメにとって大切な盛岡暮らしのピース・オブ・パズル。

そう、自分にとっては「岩山」と「ゾンビ・ゴリラ」にも奇妙な符号が
宿っている次第なのでありますよ。


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◎ 今日の オマケ ◎






TOPに載せた動画と対を成し、「原点回帰」を訴えた次世代機
NDロードスターのコマーシャル・フィルムがコレでした・・・が。

面白いことに「北の師匠・クマさん」と「トラ師匠・へーさん」は
異口同音で同じニュアンスのメールを届けて下さいました。


「あのCMを観てると、NDよりもNAの方が欲しくなるんだよね。
むしろマツダには『逆刃刀』になってしまうかもしれないぞ。」

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tag : もの思い ロードスター ツーリング

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ますますこのホイールが分かりません。
ただ、これで14インチがあればオフセット次第で欲しいですなあ。

さて、NCですが郡山の主治医とも土曜日にこの話になりまして、カッコが気に入ればNCは旬な車という結論になりました。
電動油圧パワステもそうですが、電制スロットルってあまり違和感なかった気がしません?

ナベエさんヘ。

「明日へ突っ走れ」がサブタイトルになった様な今回の
記事ですが・・・NCで突っ走ったらどうも御子息には
フィアンセが出来たらしいです(←「羨」)。

いい加減四半世紀もNAに乗ってる割には浮いた話が
全然出て来ないきつねメ、どこで道を踏み間違えて
しまったのかなぁ・・・うーん、なんでだろ・・・?
(↑もっと根本的なポイントに気付いていない模様)

そして父君たる・師匠へーさんはNAに熱中するあまり
明日どころかアサッテに向かって突っ走ってる様な?
でも今のへーさんにとってのVR-Bは、先への希望を
授けてくれる天使みたいな存在なのかもしれません。

>これで14インチがあればオフセット次第で欲しい
6.5Jの+30があったら、きつねメも欲しいです(笑)。
この組み合わせならあと10mm車高上げても似合う。

クラシック志向でジェントルな師匠のロードスターに
マッチングの良いホイールだなあ、と感じますね。

>電制スロットルに違和感なかった気がしません?
シフトフィールに関しては、モロにミッション上の軸を
操作するNAに対して「作られたクイック感」と思った
きつねメですが・・・電スロまで思い至らなかった。

師匠も自分も、慣れるまで出だしのクラッチミートで
コツが掴めずエンストする場面があったのだけれど。
それはフライホイールを極力軽くしてあるせいか?と
ばかり思っていました(いざ走り出すと2リッター也の
トルクは十分にあるからね)。

そっか、特に回転の低いところでアクセルのツキに
一瞬遅れるところがあるのは、おそらく環境対策で
意図的にガスを絞っているためなのかもしれない。

純正パーツの供給が課題になるのは多分5年以上後。
その後の事まで視野に入れず「今のベスト・バイ」を
挙げるとしたらNCは確かに悪くない選択と思います。

自分もNCは大きくなったという印象しかなかったので、意外なインプレでした。
あくまで目に見える諸元は数字であって、それをどこにどう向けたかが重要なのでしょうね。
ただ大きくしただけではなかったという。
NCはハードトップもありますし、ABSといったデバイスなど、雪国で通年乗るという選択肢にも、案外良いかもな…と思ったりしました。

琢麻呂さんへ。

>意外なインプレでした。
・・・でしょ?オーナーへの忖度抜きですけど(笑)。

NCの発表当時、自分は運転席へと座った途端に
囲まれ感の強さで食わず嫌いしてしまったけれど
(サイドウィンドゥ下端やトランクの高さの為)。
不思議なものでいま乗ると違和感が無いんです。

静止状態だと、樹脂成型品のドア内張りの厚さや
センターコンソールの巾から大型化の匂いは漂う
ものの。
化けぎつね視点で語ると「マツダってのは面白い
魔法を使う会社」で、いざ走らせると何故か
小っちゃくなっちゃうんです・・・このクルマ(笑)。

ヒトを喰った話のキー、後から噛み砕いて考えると
①実は旧型よりも見た目ほど重たくなっていない。
②実はたぶんデフのファイナルがNDよりも低い。
③おそらくステアリングギア比も旧型同等のもの。
④運動性能維持の為、重心めっちゃセンター寄せ。

ここから先は邪推になるけれど、当時の親会社たる
フォードから海外市場重視の強い圧力を掛けられた
技術陣が「屈辱の3ナンバー化」を受け入れつつも
「乗り味まで大味にするまい!」と水面下の抵抗を
試みた結果がNCだったのでは・・・と感じます。

ブレーキ掛けずともスロットルOFFで前輪の感触を
ステアリングに手繰り寄せ舵を切れるあの感覚は
そのまんまNCにも生きているんですよ
(=「エンブレのレスポンスもNA同等」という事)。

加えてこの個体にはEXEの車高調と17インチの
大径扁平ワイドタイヤを噛ませてあるのに、全く
ワンダリングやドタつきの悪癖が現れなかった。
「実は195/55-15です」と言われても疑わない程
ボディやアーム剛性がハイレベルな証しでしょう。

>ABSといったデバイスなど
何度も語っていますが、「ABSは効いた状態で
舵切って逃げるセンスが無ければ過剰装備」。
この点だけは同エリアの同好の士として御理解
願います(ツルッテラのミラー・バーンに対しては
何人たりとも逆らえない事は御存じでしょう?
未だ自動最短距離制動装置ではありませんよ)。

さておき今回の試乗で面白かったのは、横滑り
防止装置。
テストコースには年中ほぼ日陰でコケすら生える
タイトコーナーが点在しているんですが・・・。
「あ、いま効いてたみたい。ランプ点きました」と
告げたら「え?そんなの付いてんだコレ!」(笑)。

わざわざインジケータを設けないと乗り手の方も
気付かないぐらい、デバイスも自然なセッティング。
これが某社の乗用車ならコレ見よがしの派手な
挙動で演出・・・否そりゃさすがにアブないか。

現行のRFもそうですが幌のグレードに対しては
価格設定上も明らかに上級志向。
リトラトップやRFがライバル視しているのは概ね
プレミアムブランドたるBMWのZ4やメルセデスの
SLC辺りなんだろう、と受け取っている次第です。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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