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憧れのオロロン・ラインは、ゼロの大地 ~ゆるゆる中年ぎつねは最北端を目指す Vol.2~







・・・はいソコ、「季節もシチュエーションも全然違うだろ」
とか野暮なツッコミを入れないように・・・(笑)。


何しろきつねメの住む北東北で「海辺」と言えば、ことごとく
それは「漁村」を指す光景なモンでありますから。

どんだけ好きなナンバーであってもコレをTOPに載せられる
記事は、北海道に渡った時ぐらいしか無いんですよ。


それにしても非常にマイナーな曲なのに、よくUPしたヒトが
いたもの(知る人ぞ知る話、作詞者はわたせせいぞう氏)。


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さて、小さなコテージで気分良く目覚めたのは朝5:30。
昨夕の見事な黄昏が暗示した通りに、パリッと冴えた青空。

関西圏の軽バンにロードレーサーを仕込んでいる常連らしき
同宿のオヤジさんたちを起こさぬよう、そおっと旅支度。

カボチャ色の小カングーと喫茶店の表記をOPENへ裏返した
マスターに御挨拶して、「吉里吉里」を後に。


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漁村のガソリンスタンドは閉店が早い分だけ大抵開店も早い。

深紅のFFヴィッツは借り出してから183km走って9.4Lのガスを
喰った。うーん、惜しくも20km/Lに届かず、か
(※ 但し前の借主は多分ギワ入れしていないと思います)。

都市部のハイオク並みなレギュラー価格に少々おののきつつ
「道北弾丸ツアー」2日目を開始。


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それにしてもどうよ・・・羽幌の町を一歩出るなり、コレだ。

昨日は雨天スタートで雲が取れた頃にゴールだった故に尚
空気の澄んだ早朝からのこの「北海道感」には、ヤラれた。

TOPナンバーの選曲にも、これで納得してもらえるかな。

実を言うと今記事、写真のチョイスに嬉しくも切ない悲鳴を
上げつつ書く羽目に陥っております、きつねメ。


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というのもオロロンライン走破経験者なら皆さんご存知の通り
PCに取り込んだこの日の画像ときたら、自分でも呆れるほど
ほぼほぼ直線ひゃっほほーい!系ばっかりなんよ。

むしろ「行けども行けども延々と地平線と水平線」だからこそ
ライダー/ドライバー垂涎の伝説ルートと名高いのだけれど。


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きつねメのバイブル的コミック「あいつとララバイ」の中では、
ツーリングへ出向いた研二と恭介が全開競争に挑んだものの
小一時間で「飽きた~!なんだヨこれ!」と絶叫するシーンも。

いや、北海道の大半の単車ってほとんどタイヤの真ん中しか
減らないんじゃないだろか。

ココに住むならスポーツスターじゃなくてスーパーグライドとか
ローライダーでも別にイイよなあ、って実感が。


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もうこりゃ開き直るしかない、とオトンルイの風車の下で思った。

ゴメン、愛車の二輪もロードスターもフェリーに載せず借り物で
旅するきつねメは、もうホント「そこいら辺の観光客」なのね。

ストイックでもスパルタンでもなくダイナミズムにも全く無縁な
只のノホホンとしたモノズキなオッサンに過ぎないのよ(笑)。


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未踏の最北端を目指す渡道経験の浅いオッサンぎつねなので
ツーリングまっぷるの読み込みも甘く、たやすく道路標識やら
地名の看板にもダマされちゃう次第で。

ダメだろ幌延町!如何にも町内全て一発で見渡せるかのような
「名山台」なんて名前を、フツーの路肩駐車帯に付けちゃあ!

ここではどう頑張っても「国道を挟んだ林」しか見えません(涙)。


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で、軽く彷徨いつつ今日のランドマーク一号・サロベツ湿原へ。

いや別に何が観たいという希望が在った訳ではないけれど。
寄ってみないと何があるのか分からないのも、ホッカイドー。

まるっきり植物オンチなきつねメとしては、動物の姿を期待。


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結論。「ナンも無い」(モノの分からないヤツで済みません)。
鳥類についても無知故、ある意味ハイレベルなナンも無さ。

だいたい概ね春を迎えたばかりっぽい北の果てで花など
咲いているワケが無く、水芭蕉かカキツバタ風味の何かが
チョコっとあった気がする程度。

動物だってまず夜行性だもの、そりゃ朝10:00では見掛ける
はずもありゃしません。


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未だ人気のないネイチャー・センター内を一通り巡ってみると
やっぱりいろいろ間違った訪問者なようですワタクシ。

何しろひたすら真ッ平にダダッ広いので高床な知床回廊より
見通しも利かず、本気なビジターは双眼鏡必帯。

ここのウリは鳥類と植物・・・自分向きじゃない(少悲)。


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出来れば見晴らしのいい高台から眺めたいよね・・・と
近隣の農道まで少し回って一服。

ほとんど全面サバンナみたいな釧路湿原ともまた違い、
ホント穏やかに広大な草原が広がっている感じ。

泥炭採掘や開拓の試みで一度は荒廃したという現地を
40年掛けてここまで戻したそうで、アタマが下がる思い。


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・・・そして「オロロン・ライン」道道106号へ戻ろうとして
再び農道の迷宮で彷徨う羽目になる真紅のヴィッツ。

ペンケ沼&パンケ沼&サロベツ川のトリプルブロックで
なんと海沿いの道へ出られないんでありますよ。

※後で地図を眺め直したら、豊富までもう少し北上すると
 道道444号で復帰出来たらしい。ナニやってんだ俺。


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トータル50kmほどウロチョロとミスコースを繰り返し、ようやく
また水平線と利尻富士のオロロン・ラインへリカバリー。

アタマの計算処理速度がドンくさい自分にはGo Straight 
This Wayがいちばん合ってるもの、もう浮気はしません。

それにしてもR232に輪を掛けて、全く車影が見当たらない。
ナンボ走っても走っても前にも後ろにも、誰もいないのよ。


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それはまるで、長い夢の中を走っているかのような錯覚。
こんなことって、こんな道って、あるモンか。スゲェな、おい。

途中で道の傍らに件のとほ宿、「ばっかす」さんを発見。
確かに昨日のうちに、ここまでたどり着けんわ。ハハハ。


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かくして稚内市の青看板をくぐるなり、久々に停められた信号で
なんかデカい動物が路肩をウロウロと・・・なんじゃコレ。

やー、エゾシカが群れてる。しかも一頭二頭のハナシじゃなくて
ざっくり一ダースばかりノホホンと・・・ほとんど野良鹿状態で。

「出て来るなよ~!」と交差点を左折したら、隣りのレーンの
路面にペイントで「シカ注意」と書いてあるのには正直笑った。


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何やかんや独り珍道中を重ねた割には正午前に野寒布岬へ
到達。

3年前の道東旅で知床~根室と回り「納沙布岬」を訪ねた後。

盛岡へ戻ってから「のさっぷ岬」がもう一つあることに気付き
「これはまた面妖な」と眉間に皺を寄せたのが3年前のこと。

・・・きつねが狐につままれてどうするの俺・・・いやん。


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羽幌から延々淡々、コンビニはおろか自販機すら自分で探しに
行かないと見掛けないようなところを走って来た後なだけに。

唐突に街と土産物屋と野良鹿の中に放り込まれたようで少々
戸惑いつつ記念写真を撮っていると、傍らに黒いヤマハTW。

「習志野ナンバーの割に荷が軽い」と乗り手の兄さんに訊けば
実は札幌へ単身赴任中の休暇なのだとか。

ライダーハウスを渡り歩いての岬巡りツアー最終日だそうで、
「せっかくの北海道勤務、行けるところは行っときたいよね」。


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TWの前にはやはりセローを愛用していた、という兄さんに
「宗谷までまだ30Kmあるけど交通量はスカスカ」と教わり
道中の無事を祈り合って、レッドヴィッツは更に北へ。

通りの傍のお宅には、なんと未だ白く初々しい桜が!

盛岡を出た日が肌寒く、「道北も気候はあまり変わらない」
と思っていたけれど・・・違う、ここは「ようやく春」なんだ。


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コンビニはもちろんオートバックスも市立病院も大学もある
(バカにしている訳ではなく周囲とのギャップが凄じいのよ)
内地と変わらない景色の市街地を抜け、最北端の岬へ。

TWの兄さんが語った通り、少々のゴー・ストップを抜ければ
宗谷まで海沿いにストーンとバイパスが通っております。

実はここにまた一つ、見過ごしの罠を張られていたことに
この時は未だ気付いていなかったんだなー、俺さん。


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かくして目論み通り正午カッキリ、あの記念碑の前に立った
きつねメ。

訪ねた間合いが良くなかったのか、最果て感ゼロのド観光地な
風情に拍子抜けしつつ、さしあたりの目標を達成であります。

えっ?「きつねにエサをあげないで!」ってか、し、失礼な・・・。


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自分の食い扶持ぐらいテメーで調達してやらぁ!と鼻息も荒く
ホタテラーメンとライスを発注・・・って、ホタテこれ一個かよ。

しかし早朝出発で昨晩から何も食べていなかった自分にとって
観光地設定で割高だろうが中身が多少ショボかろうが関係ない。

「食堂があったら逃さずガッチリ喰え」。これ北海道旅の鉄則っス。


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かくして「いろいろあった様で特に何も無かった様な気もする」
日本最北端弾丸ツアー二日目午前の部を締めたいと思います。
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ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い 北海道 ドライブ

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No title

>それにしてもどうよ・・・羽幌の町を一歩出るなり、コレだ。

私的には・・・うーん、何と言うか・・・・そう、「麻痺する」でしょうか。
苫小牧でフェリーを降りて、R36に出た時に感じるのもあるんですが「オレ、コノソクドデハシッテイイノカ?」です。
これがこの道路幅で直線なので、看板の表記がキロなのか?(まさかマイル?)という「妙にゴールが遠い感」が北海道なんじゃないでしょうか。

でも、走りたいんだよなあ(笑

ナベエさんヘ。

まったく・・・なんでイイ感じのホロ酔いタイムに
ジャストミートでコメントくれるかなぁ・・・
(御想像通り「2日目後編」の画像を選びつつ
ストーリーの編集を練っていた次第。笑)。

苫小牧~千歳~札幌のセミトレーラーによる
物流前提としか思えない動脈ラインもそうだし
東西方面へと延びる主要国道もまた然り。
黄色いナンバーは都市の中でしか見掛けず、
そのリエゾンは例外なく飛ばす白ナンバー。

これに関しても今回の道中で面白い法則性を
見つけたので、記事に載せてみようかなぁ。

>でも、走りたいんだよなあ(笑
自分の元カノや某コル姉を筆頭に道民経験の
ある車好きは、何故か例外なく唐突に無謀な
ロングを掛けたがるんですよね。

常々何故そんなムチャを?と不思議に思って
いたのですが・・・いざ自身が渡って走って
「なるほど、DNAが植え付けられるのな!」
と、イヤというほど納得行きました(苦笑)。

我々にとってのNAロードスターは仮に屋根が
開かずとも、山間のタイトコーナーでの俊敏な
身のこなしに価値を見出せるんだけれど。
北の大地のオーナー達は、全く別の視点から
NAを愛しているように思えてなりません。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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