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「リエゾン」もまた変わりなき、旅路の思い出さ。 ~ゆるゆる中年ぎつねは最北端を目指す Vol.6~






パッとしない梅雨寒の日々も、振り返れば既に一週間超。

きつねメは勤務シフト調整の都合上、普段より些かお休みの
多い月初めとなったものの・・・やっぱり間が悪いんだなぁ。


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そこで気分だけでもパリッと行きたく、TOPにはシャッキリと
ノリの効いたアレンジによる「Sunny」を。

いや、青空に遭う確率そのものは悪くないんですよ。
幸い雨に祟られることもなく、バイクを出せているのだし。


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ただ、アジトから走り出してみると想定以上に風が冷たくて
不本意ながらまた戻り一枚重ね着して再出発・・・って。

でも日陰の道に進むとやはり寒く、林道にチョッカイ出して
標高を稼ぐと更に身体が冷えて、の繰り返しなんだよね。


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それでは日当たり良い低山のお散歩林道へ、と河岸を変えて
出向いてみれば・・・「森のラスボス」と御対面しちゃったり。

まあセローでヤマばっかり走っていると年に一~二度は
彼らの姿を見掛けるので、特段珍しい話でもないんですが。


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さてさて、未だ未完な「ヒグマの国ドライブ行記」の続き。
今日は道北ぐるり・3日目の午後のオハナシを。


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「道の駅 おんねゆ」で昼食を済ませ、トマト色のヴィッツは
午後のR39をひたすら西へ。

立ちはだかるは石北峠。ダダッ広い原野ばかりな北海道では
道南編でも道東編でも片手の数しか記憶がない「峠」越え。


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とは言うものの、生まれも育ちも山岳県・岩手のきつね的には
「ウチの里じゃ『峠』として扱われないレベルだなぁ」、と。

「急カーブ注意の標識と矢印貼られたガードレールに警戒して
減速進入してみたら、拍子抜けするほどユルかった」


これは北海道経験がある岩手ライダー共通のあるあるネタ。


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ヘアピンも意地悪く奥で巻くような複合コーナーも無く、お陰で
ほぼほぼブレーキを踏む機会がないまま標高1000mのピークへ。

背後にまだ僅かに残る雪を眺めながら「長く厳しい冬の間も
幹線道路のお役を果たすには、このぐらいじゃないとダメか。」

なんて独り言。


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岩手の地方道なら国道からの分岐地点に「冬季通行止め」の
バリケードが置かれるけれど、北海道ではソレがほぼ無いとか。

ショートカットはおろか近隣に迂回路も無い広大な北の大地。
数を絞って確実に動脈を活かすことが最優先課題なのだろう。

「ルート・チョイスは自己責任」、本州とは別の意味でハードだ。


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峠を向こうへ越えれば、長いトンネルとストレートの構成で
東側よりも直線的に降りて行く。

コーナーは無くとも勾配がキツい分、積雪時にはこっちの
方がおっかない路面になるかもしれない。

それにしても道幅の広さも手伝ってか、風景がカナダっぽい。


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「大雪湖ダム→」の表記に、今も白く化粧した彼方の銀嶺が
大雪山系の峰だったことにようやく気付く。

傍らに建てられた解説を読むと、帯広方面から延びたR273は
全国でも唯一の「ダムの突堤を渡る国道」なのだそう。

この界隈経由での道東はもちろん未経験、これも宿題かな。


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湖面を渡る風との陽射しに誘われてアスファルトにアグラを
かき、メンソールに火をつけた瞬間・・・思わずギョッとした。

目に入った衝撃の光景、それは左サイドシルに長く深く入った
強烈な窪み。

否そんなバカな。どこをどう思い巡らしてもアテた記憶ないぞ俺。


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慌ててレンタカーの営業所に電話確認したところ、貸与される際に
入っておいたオプションの「安心パック」で万事フォローされる事が
判明し、まずは差し当たりの安堵。

それにしてもいくら乗り慣れぬ借り車とはいえ、あンだけ派手に
擦ればその時点で自分でも気付くよなあ。


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ホッとしたようなスッキリしないような、どうにもモヤモヤの気分を
「でも結局は負担ゼロなんだし割り切って楽しもう」と切り替え。

たどり着いたのは道北・最後のランドマークとなる層雲峡。
これも札幌の姉貴のレクチャーによる、イチ推しスポット。

「紅葉が抜群に冴えるお気に入り」て、季節ズレてるよアネキ


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でも、きっとまだが始まったばかりの層雲峡も悪くなかった。

岩手にももちろん「峡」の付く名所や渓谷は幾つかあるけれど、
ぐるりと周囲を囲むように切り立った光景は初めてだと思う。

小さな社を包むように咲く桜たちも、まだ初々しい色あい。


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渓谷の狭間の僅かな土地に肩を並べひしめき合う宿の数々に
「道内ではこういう光景って希少なんだろうな」と実感が湧く。

それにしても白樺の並木の、なんと若々しく眩しいことよ・・・。

山影のここが訪れる人々を迎える本格的なシーズンには少し
早いようで、背後のホテルも手入れを進めている最中の様子。


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パーキングを後にしてR39を更に下ってもなお傍らに層雲峡は
続く・・・このルートって渓谷の底をなぞって行くんだね。

石北峠を上り始めて以降のヒンヤリとした山の風は、標高を
下げるに従って再び初夏のソレに移り変わって行った。


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さて、層雲峡を降りて来た辺りで時間は15:00の少し前。
ホンネでは気力と時間が許す限り、下道クルーズで通したい。

しかし「北海道・最後の夜」の今宵はチョイと予定が・・・
っていうかソレ以前に、今朝ってば4:00起きだったんよね
(一応うつらうつらと二度寝してはみたものの)


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ってことで上川ICからは自動車道に乗り、札幌までワープを。

旭川はきつねのフェイバリット・バンドのひとつ、安全地帯に
所縁の深い街だから寄ってみるだけの意義もあったと思う。

ただ、道程上もマインドの面でも今回は寄れるタイミングじゃ
無くて、残念ながらスルー。

美瑛や富良野は4年前にすっかり同じ時期の道南で一度
お邪魔しているから、高架の上より通過で失礼をば・・・。


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それにしても高速移動のなんとラクなことよ。

正直なハナシこの時点で意識が半分飛んだまま巡行していて、
それでもナンも問題無かった(苦笑)。

始終高い両壁に視界を阻まれていてもアップダウンの向こうに
垣間見る平野の広がり感や屏風の如き十勝は、北海道のもの。


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距離を進むにつれフロント・ウィンドゥが羽虫で汚れ行く様子に
ぼんやり「あー、ホントは5月ってこういう季節だよね」と。

゛MAJIで気絶する5秒前゛モードのまんま100km/h巡行ってのは
頂けないだろう、と心のハザードが灯ったので、少し休憩。

四季の花や草に疎いきつねメだけれど、このPAに咲いていた
可憐な花に魅かれた。なんていう花だろ。北海道の固有種?


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快晴に茜の色味が増した頃、足掛け三日の道北巡りを終えて
ようやく札幌の街へ帰って来た「トマト色の可愛いヴィッツ」。

この時点でとっくに17:00を回っていたので、結果的にはやはり
上川から高速に乗って正解だったんだろうなぁ・・・と思う。

旭川界隈で足を停めていたら札幌着は間違いなく19:00を
過ぎていただろう。


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紋別を出てからここまでの走行距離、本日も400kmOVER。
それでも岩手軸のツーリング感覚では、300km程度な感じ。

レシート上の計算では22.5km/Lをマークしているものの、
レンタカー慣れした店員さんによる給油だと「ギリ入れ」は
しないからね。

おそらく実質は20km/L丁度ぐらいだったんじゃなかろうか。

優秀で親切なカーナビの誘導で、100万都市の帰宅渋滞に
オロオロまごつくこともなく無事に借り出し先の営業所へ。


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都合1100kmの道のりにも剥がれずに3日間頑張ったリアの
「HOKKAIDER」マグネット・ステッカーを剥がして、返却。

自分では決して購入しない系統の車種だけれど、思い出の
日々を共に過ごした旅の相棒との別れは、かなり淋しい。

・・・で、件の「左サイドシルの深い凹み」も免許証のコピーと
サインの一筆のみで、一銭のペナルティも無く手続きを完了。


しかしアジトへ帰宅後、旅の画像をデジカメからPCへ取り込む際
よくよく観察して気付いたんだけども。


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↑この写真はVol.1で掲載した「渡道最初のセイコーマート」で
撮ったもの・・・営業所を出て以降、最初に立ち寄った場所。

距離にして10km未満、時間とすれば貸与後僅か30分足らず。

しかしその間、一度も車道から外へは出ていないのに・・・
よくよく見ると既にこの時点で凹んでいたんでありますよ。

無実を証明する手段は無く「100パー俺じゃない」とも言い切れず。
でも俺判定では99%ぐらいヤラかしてない自信が在るんだよね。


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※ 但し、例えば他車による飛び石でウィンドゥにヒビが入ったり
些細な扱いミスで修理を要された場合も、休車期間の代償を
請求されるケースがあるのだそうな。

きつねメの場合は3日で約2500円の出費を上積みしたけれど、
最後まで楽しい旅を過ごしたいなら「オプション安心パック」は
ケチらずに加入しておくことを、強くおススメしときます。


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さて・・・つまるところ損失ゼロの結果オーライを差し引いても。
愛着が湧いた可愛い相棒の負った傷に対するモヤモヤを、
ようやく探し当てた宿のシャワーで流していると。

デスクに放置したスマホが震えて、新着メールのお知らせ。
「仕事から上がって、もうロビーまで迎えに来てるよー!」

旅路の感慨と感傷に浸るには、ちょっと早い・・・そうなんだ、
最後の北海道ナイツには、ナビゲーターを待たせているから。


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そんなわけで延々引っ張った「きつねの最お気楽・道北旅」
レポートも、次ブログにて最終回。

編集とUPまではもう少々のお時間を下さいませ。
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ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い 北海道 ドライブ

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お久しぶり

こんにちは。
いつの間にかVFR400R(NC24)乗りから紺之介さんが嫌いなスパーダ乗りになってた、そしてKeiからアルトターボRS乗りになってた身分不相応に一軒家で一人暮らししてる元ヴィヴィオRX-Rユーザーです。

私の1コ上の従姉妹もそんな感じの関係です。
昔から「アニキ!」って感じで、私に少年漫画を教えてくれたり単車の先輩だったり一緒に宇宙戦艦ヤマトシリーズのプラモ作ってました。

最近その従姉妹からショベルヘッドの怪物を引き取って来て同僚と再生作業という泥沼にハマってます。
なにせ干支1個分も熟成させてた不動産なもんで・・・。

そして今年のお盆は一度も会ったことが無い父親を捜しで北海道に渡る予定でした。
まあその種馬はほぼ確実に墓に入ってるので北海道へ行く大義名分ができたってとこなんですがね♪

それじゃまた。

psこみせは今年もまた皆が集まりますょ。


by RX-Rspec03

RX-Rさんへ。

いやいや、御無沙汰です・・・お元気でしたか?
RX-Rさんの近況は少し前にブログへお邪魔し
拝見しておりました・・・流石に絶句しましたが(謝)。

でもきっと同世代の半分ぐらいは表立って語らずとも
何かしら「過去」「事情」を背負ってるよ、自分も含めて。
言葉にすれば重たいだけで、誰も楽しくも面白くも無く
得もしないから、別にカミングアウトはしないけどね。

ひとつ・・・溜め息は命を削るカンナかな、って諺は
御存知ですよね?
俺は思います。「どっちみち先の分からぬ人生だもの
今この瞬間にほんの少し楽になりたいなら溜め息など
ナンボでもつけば良いんじゃねぇのか?」って。

もし単車を一台手放したり、或いは一台増えたりする
毎に翌朝恐怖新聞を投げ込まれても、たぶん俺は
怯えないんじゃないかなぁ、って気がしています。
だって「その都度寿命が一年縮む」と言われたって、
そもそも元の基準が分かんねェんだもの(爆笑)。

コレはぶっちゃけ個人が抱くクルマやバイクに対する
価値観と同じ質のモンじゃねぇですかい、アニキ?

きつねメにまつわる事情と感性を深く御存知の方で
あればある程、今回のTOPにこの曲を据えた心情は
よくよく御理解頂けるもの、と考えています。

俺は雄大な景色と自分の存在の寸法を比べるほど
もう幼くもおセンチでもないけれど。
北海道は、澄んでる。あの空と風にマインドを晒して
心の澱と淀みを洗えるのなら未だ先に希望を持てる。

例えば天に備えられた「己の蝋燭」が何色であっても
どれだけの長さでも「来年or再来年、またこの土地に
立つためにもう少し生きてみっかな?」って思える。
あそこはそーいう場所だからさ。

気楽な独身貴族の俺達も現状維持でもう三年経てば
嫌でも「終活」「墓仕舞い」というキーワードに対して
向き合うことになります。

地球の上で暮らしていると誰に対しても平等に一日は
24時間で一年は概ね365日、って規定に縛られる。
ならばその決められた定規の中「面白おかしく笑って
いられる時間を多く取りたい」って、思わないかい?

孤独だけを道連れにして自由に生きて行く相手がただ
ありふれた夜明けの風ならば、最上に彩ってくれるのが
スポーツカーとオートバイの存在意義じゃないのかい?

https://youtu.be/e4hNAgn-JOw

全ての志あるバイク/スポーツカー乗りと旅人に対して
希望も含め贈れる一曲を選んだなら、俺にはこれしか
思い浮かびません・・・いってらっしゃい、北海道!

※こと「ミーティング」に関しての自分のスタンスは既に
ビジターに徹しております。通りすがりの身の上故にて
「意図した会合」には参加表明を致しません。
もし勤務と気分が合えば、チョイと御挨拶出来るかも。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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