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きつねの小径自転車にまつわる、TANGO-NOIR STORY







今日は、きつねメ的に昭和屈指の・・・否、現代に至っても多分
越えられる存在は稀有と感じる歌姫のヒットから、TOPへひとつ。


彼女って(売れた分だけ事務所も各ジャンルの腕利きを集める
勝ち組スパイラル効果も顕著だけれど)、どう聴いてもやはり
単なる「アイドル」の枠に収まり切れない存在だったな、と思う。


レコード売り上げ枚数とベストテン系番組の出演歴だけを頼りに
市場の顔色を窺っていた時代の功罪・・・とでも言うべきか。

当初端正なルックスから注目を集めたとは言えど、彼女自身は
「純粋なディーヴァ」として舞台に立ちたかったのかもしれない。


そして、生まれる時代が10年遅ければそのスタンスも在り得た。


仮にブラウン管へ姿を晒す事なくネットから立ち上がった評価に
支えられる活動であったなら、もっと息の長い歌い手にもなれた
可能性があるよなあ、と考えてしまうのだ。


誰にも真似出来ない華麗で繊細な「カミソリ・エッジの歌姫」は
しかしそれ故に脆く儚く、世間という名の舞台から去って行った。

高回転まで使ってこそ本領が生きる2ストのレーサーレプリカや
250ccの4バルブDOHC4気筒が、総じて3万㌔のオドメーターを
刻むことなく息絶えてしまったように・・・。


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さて、ブツブツと冬のブログの如き能書きが並んでしまうのは
日々酷暑の職場で働いているのに、指定休となると決まって
何故かジメジメした雨の日に当たってしまう、きつねの嘆き節。

思えばこの現象は、Dトラ125を我がアジトへ届けられて以降。
各種改造部品の他に「雨雲」というオプションまで付けて
来たのかね?キミは。


という事で、久しぶりにエンジン付きの乗り物から話題を逸らし
今回のメインは「人力マシン」であるブルーノミニベロ20。


Dトラ導入へと至った道のりは、ある意味コイツのせいなんです。


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それは遡ること1ヶ月前、快く代勤を引き受けたは良いものの
仕事の内容がもう思っくそヘヴィーでヘロヘロのメロメロに。

翌朝に明け番を迎えてグッスリ眠ったはずなのに、黄昏時でも
疲労が抜けず「スピード出るエンジン付の乗り物はマズい」と、
ブルーノを引き出して散歩に出掛けた・・・までは良かった。

しかしコンビニの駐輪場所へ停まろうとした拍子に不意打ちで
左肩に激痛が走り、傾斜へ前輪を持って行かれて突然コケて
しまったんでありますよ。


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小径タイヤ/ドロップハンドルならではの珍妙な転び方故か、
とっさに着いた左膝が何故か見事にリア・ディレイラー直撃!

件のコンビニでトイレ済ませて缶コーヒー買って漕ぎ出したら
どーいう訳か、クランクを逆回し出来ずにチェーンが外れる。

そう、ニー・ドロップを喰らったアームが曲がってしまったので
チェーン・ラインも当然ネジくれちゃったんでありますね。

そこに気付いて帰る道々、赤信号の都度に歪んだアームを
押したり引いたりして調整を試みたものの、結局は最後まで
ローとトップのギアに入れる事が叶わないほど狂いました。


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普段からケチケチちまちまとひたすらセコいバイクいじりに
勤しむ貧乏ぎつねですから、たかがチャリの変速機ぐらい
ネットでポチって・・・?
もちろんその線もありましたとも。


でもねー、全てが汎用で互換可能みたいに見えても意外と
独特の難しさを秘めているのがジテンシャ界のお話でして。

月日を追って加速度的に多段化して行くアッチの世界では、
一歩間違うと10年前のモデルに対応する部品すら既に無い。

只でさえクランクの巾ひとつ取っても数種類の規格があって、
素人にはパーツ単体のグレードアップもままならないんだね。


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コイツを新車購入した友人・TAKちゃんから、払い下げの際に
「漕ぎ出しの軽さを狙って通販タイヤでサイズダウンを図った
ものの、全て裏目に出た。アレは早めに交換した方が良いね。」

と忠告されていた1・35巾のアジアン・タイヤも、すでに限界。


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普段遣いの足チャリ「ゾンビ号」たるスプリング・ボックRV改へ
組まれたパナソニック・パセラコンパクトは、5年経っても全く
サイドウォールにヒビ割れの気配を見せていないというのに。

こーいうトコ見ちゃうと尚のこと、やっぱりクルマやバイクには
まだアジアン・ブランドを履かせられない、と実感してしまう。


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これまた素直にプロのアドバイスに従った方が無難だろう、と
少年時代から世話になっている古巣の街角輪店へ持ち込み。

「ウチにもイチサンゴの高圧を履いた自転車があるんだけど。
乗り心地悪いわ段差に振られるわで何ひとつメリットないよ。」



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まだ中学生だった20年前、夜な夜な店へ集う乗り物不良達に
揉まれて育ったコーちゃんも、今では立派な三代目の店主。

名機ピナレロやデ・ローザのメンテナンスも日常チャメシゴトな
彼の御託言とあっては、かつてサンツアー・シュパーブとか
スギノ・マイティ、デオーレXTという固有名詞にときめいていた
オッサンも頷く他に術が無い訳です。


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「ボディに銘入りのディレーラーを奢りたい気持ちは分かる。
でもターニーとは値段の違いに比例する程の差が無いけど?」


SORAや105を手に取って説明してくれたコーちゃんには申し訳
ないけれど・・・限りあるコストをメイド・イン・ジャパンのタイヤに
割り振った結果、変速機は廉価なシマノ・クラリスとなりました。

それでも、少なくともホームセンターで買えるアルタスより格上。
更にレスポンスを欲張りたくなったら、その時また考えてみるさ。


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ただ一つの心残りは、余談に過ぎない近況や雑談に興じる余り
「カラーはシルバーの方で」という念押しを忘れてしまったこと。

おかげでフル・ブラック仕様のパナソニック・パセラに合わせて
発注されたのは黒いクラリス。これコーディネイト的にダメだろ俺

色味のセンスはさておき仕上がって再び全てのギアにシフトが
利くようになったブルーノは、レバーのタッチも小気味良い。


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おそらくコーちゃんが、イイ感じにセットアップの気遣いを施して
いてくれたのだろう・・・「プロに工賃を支払う意義」って、
こんなところにあるんだよなぁ。



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「公称車重たった10.5kgのチャリですらもヨロけて壊すようでは、
クソ重いハーレーやダートを疾駆するセローを扱い切るには
今の体調じゃアブなくてしょーがないでしょ?」
と悟り。

この一件が早くも翌日の「Dトラッカー125改」試乗への呼び水となり
結果購入即決へと至ったのだから、未来って一歩先は分からない。


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・・・で、ハナシが一巡してまたDトラ号へと戻る次第なんですが。

やはり「譲渡されたまま」ではナニか何処か納得行っていない
きつねさん、悪だくみの小細工を企てているようでして・・・。

なんとご覧の様に、現在アジトのエントランスに鎮座しています。

このシュールな光景を前に今宵の俺さんは格安ビールもどきを
ゴクゴクと頂きながら、独り言ちているんでありますよ


「だって暑いのはオシゴトの時だけでお腹一杯なんだもの」と。
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テーマ : 修理
ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い ミニベロ ブルーノ Dトラッカー125 メンテナンス

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ども、お久しぶりです。
自分は頚椎の辺りが弱いらしく、前傾姿勢が体に良くないみたいで、ウチのミニベロは徐々にママチャリポジションになってきています(^_^;)。
いずれもっと長いポストか、BMXのようなライザーハンドルにするかもしれません。
乗り物は乗ってナンボですから、体調に体に合わせたセッティングなり、車種選びをしていくことも必要ですよね。

ちなみにウチのロードにはデオーレがついてたはずですが、ミニベロのディレーラーとの違いはわからない自信があります。(←なんの自信だ)

琢磨呂さんヘ。

お久しぶりのコメント、ありがとうございます。

>頸椎が弱い
実は自分もそうで、例えば仰向けでの作業中に首を
持ち上げると、ものの数秒で目眩に襲われます。
足チャリのゾンビにバーエンドを装着しているのも
お察しの通り、ポスト長の不足を補うためです。

琢磨呂さん同様、ブルーノももっと長いポストの
ステムに換えたいんですが・・・今どきのアヘッド
ステムって、無用にゴツくて嫌いなんですよね。
コイツはシンプルでスリムな昔ながらのヤツしか
似合わないと思っていますので。

>ディレーラー
各部交換を頼んだ昔馴染みのお店はレーシング
チームを組む程ロードレーサーに特化していて。
「俺が高価なヤツ組んでも猫に小判だと思う」と
こぼしたら、面白いことを体験させてくれました。

在庫車の中から、安い入門用車とアルテグラの
フルコンポ車のシフトを触らせてもらったんだけど。
コレ不思議なぐらいレバーのタッチが違うんです
(安いのはウニャッと、高価なのはカチカチっと)。

ディレーラーの造りも軽量重視で華奢な印象の
ハイモデルの方が、実はピボット周りの肉も厚く
剛性が高いことも教わって「へぇぇ!」と驚き。
逆に廉価グレードは鉄板プレスのペナペナ故に
ちょっとした転倒でもアームが曲がるのだとか。


あー・・・いやアブないアブない・・・こうやって
「アッチの世界」に引っ張り込む気なんだな、
今や若旦那のコーちゃんは(笑)。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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