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タイフーン、ビフォア/アフター。 ~カラス号にまつわる雑感、いろいろ~








日々ずっと暑いの涼しいのと言っている間に、8月も中旬。

「『台風が上陸する・しない』で騒ぎになるのは、もっと後の
時期じゃなかった?」と首を傾げる、この頃のきつねです。


先日は13号接近の報に慌てて、ひんやりした北西の風に
助けられながら全力で敷地の草刈りに励んでみたり。

そんでいざ一夜明けた休日、拍子抜けする青空の朝に
「これはチャンス!」と、前夜力尽きて刈り残した分も処理。


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結果70Lポリ袋ぎっちり5個分・・・荒くて雑ではあるけれど
差し当たりスッキリとした周囲の景色に満足。

やっぱり、盆に帰って来る両親をガッカリさせたくないから。

これなら「きつねらしいヤッツケ仕事だな」と苦笑いしつつも
まず納得してもらえるんじゃなかろーか。


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さて朝の草刈りを終えても濃淡様々な雲を周りに従えながら
青空は未だ健在。

「もう暴風域に入っているはずなのに、意外と肩透かし?」
と午前のうちにカラス号を引き出して、ランブリング。

思うところあり、タイトでトリッキーなレイアウトの某峠を
ちょっと元気に走らせてみたくなったんであります。


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断面が極端なほど丸くラウンドした小径タイヤを履くコイツは、
セローより無造作にコロンコロンと寝かせられる。

3~4速メインで常用域より高回転をキープし続ける感じの
小さなワインディングなら、小柄な車格とハイカムの設定が
より活きるのでは・・・?と考えて。

ミニサーキットやカートコースを想定してみたワケです。


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でもね・・・絶対的にまず非力だから、ヒルクライムでは
あんまり旨みが感じられないかなー・・・。

攻めて活きるシーンは平坦で教習所クラスの広さを持つ
コースや、ジムカーナ的な走らせ方なのかもしれない。

そもそもエンジン自体が高回転で活発になる様な性格を
持たされていない気もして、ダウンヒルは止めときました。


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なんと言ったら良いものか、最もフィールの良いところで
遊覧飛行を楽しむようなプレイ・バイクなんだよね、これ。

エンジンのハミングが心地好く落ち着く巡行スピードも
ちょうどゴリラ改72ccより10km/h高くセローより10km/h
低い、60km/h。


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もちろん見た目相応に、より刺激的な方へと振りたかった
前オーナーの気持ちも理解は出来るけれど。

コレそのもののコンセプトから見ると、中回転域のトルクが
痩せてしまうハイカムはチグハグな選択かもしれない。

それでも勇ましいセットアップを実用的に躾け直してくれた
クマ師匠には、感謝しなくちゃいけません。


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反面思い掛けない恩恵をもたらしていたのが、バックステップ。


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上記画像の赤枠が純正ステップの位置とシートの着座位置。
青い枠がカラス号のステップときつねメのお尻の着座位置。

そう、大柄なきつねは自然と「後ろ乗り」になっていたんです。

2011年後半頃を境に改良されたらしいものの、それ以前も
以降も乗り心地を酷評されることが多いDトラ125。


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「そんなに悪いかなぁ・・・ウチのセローの安本スペシャル
(地域の自動車内装店にアンコを入れ替えてもらってある)と
遜色ないと思うんだけど?」と、首を傾げていたのですが。

実は知らず知らずのうちに最も幅広な位置へ座っていたため
お尻が痛くならなかったんでしょうね。


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そうこうしているうちに頭上の青空は淡い色に変わりながら
北へと去って行き、きつねの街には分厚い雲の群れが。

うーん、こっから快速で帰投を狙うとしたら姫神山の裾を
横切って行く「ジェットコースター・ライン」かな?

好摩でR4を東へ突っ切り、いつもと違うアプローチから
山麓の道へと狙いを定めて飛ばします。


IL_201808092220108ee.jpg


ひと気もない急勾配のつづら折れを切り返して行くと傍らに
時折り「○○登山口→」の表記。

そのうちあのルートに突き当たるだろう・・・と読んでいた
きつね。しかし走れども走れども見覚えのある景色には
何故かたどり着きません。


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なんだ・・・あのコースの界隈には北に開けた風景なんか
在るワケがないぞ・・・?



重い雲の切れ間から時折り差す午後を回った太陽が、
自分の左手に影を作るから。

行き先としては間違いなく、アジトのある南へと向かって
走っているハズ・・・なんだけど。


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やがて現れた表記板は、ここが最後!と告げんばかりに
何枚も何枚も突っ立てられた「田代登山道 入口」。

標高1123.7mと綴られた内容には、血の気が引きました。

正に雨雲との大バトルを繰り広げている真っ最中に、
なんでこんなトンチンカンなトコ走ってるのよ、俺(絶句)。


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焦るきつねと裏腹、カラス号はどうもご機嫌ナナメっぽい。
6000rpmから上へ回りたがらず、何かレスポンスも鈍い。

仕方ないので缶コーヒーの封を開け、木蔭で小休憩。

延々と続く上り坂にくたびれて、少しヒート気味なのか。
或いは標高の関係でインジェクションのセッティングが
合わなくなってしまったのか。


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最終的には途中からアスファルト舗装が切れる事も無く
狙い通りに南側へ降りられたのですが。

なんかそんな予感はしていたものの、着弾地点はやっぱり
セローのお散歩林道たる「裏ガン」だったか・・・。

もうアジトへの到達時間が読めたので、缶コーヒーの残りを
湖畔で消費しつつ一服。

こんな状況下じゃなければ居心地良い素敵な場所なんだけど。


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陽射しが途切れて既に久しい曇天、しきりと雨の匂いが鼻を
掠めて行く最後の最後でダート・ランとか、もうマジ泣ける。

曲がりなりにも大径ブロック・タイヤ履いたセローならともかく
ON専用のTT900GPじゃ、ベアリングの上を滑っているような
ものですから。

オフ車のディメンジョンとよく動くアシ回りのお陰でどーにか
クリア出来たようなモンです。


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だからよー、きつねよー。舗装路に出られてひと安心したのは
分かるけど、天峰山でノンキに写真なんか撮ってる場合か?

画像で未だ青空に照らされて緑のキラキラ映えているエリアが
「コース選択をミスる前まで楽しんでいた辺り」です。

これからたどる家路は真逆、もちろん上空の雲は低く真っ黒


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狙い通り件のジェットコースター・ラインに乗っかっていれば
楽勝だったのに・・・ええ結局競り負けました、雨雲に(泣)。

年に一度ぐらいは、夏の通り雨に当たる事も思い出となる。

しかし予報で散々「これから台風到来!」と騒いでいる時に
わざわざ遠出するバカもいないだろうよ、俺(溜息)。


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翌日は、お仕事から帰宅した黄昏時にのんびりと洗車して
ワックス掛け。

まあイイ歳こいて未だバイクにトチ狂っている時点で十分
世間的にはおバカなんだろうなぁ、って思うんだけど。

いやいやそもそも、どっか酔狂じゃなきゃ乗ってられないさ。


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でも「楽しい」「気持ちいい」以外に、存在意義が全然無い

一見ムダの塊に見えて、実はこれ「ヒトがヒトらしく生きる上で
大切なキー」
なんじゃないか?


アジトの前を時折り走り去る「コスパだエコだ効率だ」へと
全て傾倒してしまった、色気のない四輪たちを眺めつつ。

メンテ道具を片付け、晩飯買いに出向くきつねメでありました。
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コメント

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No title

>ヒトがヒトらしく生きる上で大切なキー
必要なこと以外はムダ・・となったら究極、
食事だって必要な栄養だけ点滴みたいなので
流し込めば良いって話しになりますしね(^^;。

この間、付き合いのある工場のビヤガーデンに参加
したら、そこの従業員のお姉さんがアバルト500に
乗っているそうで(しかもMTだそう)、「速くて
超カッコいいの!」と力説しておりました(笑)。
自分はもちろんその気持ちが分かりますけど、
あれも興味ない人にとっては、速いとかカッコいい
なんてムダなもの・・でしょうね。
でも、あんな楽しそうな笑顔になれることが本当に
ムダなのかあ?って思いますし、そこが分かって
いるメーカーってやっぱり良いよねえ・・と。

琢磨呂さんへ。

>ヒトがヒトらしく生きる上で大切なキー
これねー・・・無趣味なヒトはあまり考える機会が
無いのかもしれないけれど・・・。

クルマやバイクを趣味の軸にしているヒトなら
今は真っ向から価値観を見つめ直させられる
時代だろう、と捉えています。

数年前、お世話になっているオカミサンと雑談
していて、ふと「夢(ドリームの方)って何だ?」
と振られました。

「夢」「憧れ」っていうキーワードが宙に浮いて
消えそうになってる気がしたんです、その時。
「幸せ」も実は死語に向かっている言葉かも。

リーマン・ショック後の不景気とネットの普及が
仲良く手を繋いで世界を覆ってから・・・かな。
効率と具体化が正義の頂点に立ってしまって
抽象的な事の優先順位が押し下げられた様に
感じられるんですね。

「便利」は「ラク」と同一視され、「楽しい」までも
混同となり「どーでもいい事」の枠に入れられた。
・・・利便と快楽は全く別質の事柄なのに、ね。

きつねは思います。「生理と感性を積極的に
前に出せる世の中にならないと、庶民は皆
税を産む家畜にされるぞ?それでいいのか」
と(民主主義だって?現状どうよ?ハハハ♪
ヘソで茶が沸く搾取っぷりぢゃねースか)。

アバルトの姉さん、いいねー。
安い車じゃないもの、オトコマエで粋じゃない。
「俺もロードスター出すんでヤマ行きましょう!」
って誘っちゃえ誘っちゃえっっ!(微笑)

なんか悔しいので後ろからスポーツスターで
こっそりマクッちまおっかな(@ぢぇらしひ)。