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ココロ行くまで、コロコロと。 ~カラス号、ちょっと遠乗り~









今日のTOPには9月の空の様にヌケのいい旋律とエレクトリックな
アレンジが効いた、胸の透くヤツを据えました。

タイトルは「トラの目」。でも詞を聴き込んで行くと「とらねこの目」
雌猫と暮らしたことがあるヒトなら、ここはきっと頷いてくれるはず。

パートナーとしてキープしなければいけない条件、幸せにする為に
守るべき約束、そして何がどうなっても最後まで命を預かる覚悟。


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ねこと暮らす日々がもたらす厄介、だけど見合う以上に与えられる
暖かな幸福・・・それを誰より知っていても、きつねにはもう
叶うことのないチョイス。


今はTIGER EYEの香立てを眺めつつ、愛しきねこ暮らしの記憶を
たどるだけなのです。


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朝から秋らしくキーンと空気の澄んだ平日休みに当たった、先日。

中年ぎつねメは陽射しが大気を暖めた頃、一つ宿題を晴らすべく
「カラス」ことDトラ125を南行きの県道へと連れ出しました。

この日のテーマは「コイツで快適に出掛けられる距離を試す事」


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クマ師匠の住む里で試乗した末に購入即決へ至った理由の
大きな要素が、「これなら片道100kmこなせる」という確信。


小さく非力なゴリラ改では平坦なルートを選んでも50kmが限度。
セローでは、道中で見つけた林道の誘惑に勝つことが出来ず。
スポーツスターとなると、せっかく出したのに感を拭えない距離。


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「法定上限速度前後で流れる地方道を、乗り手にもマシンにも
痛痒なく淡々と走り続けてくれる性能とポジションが欲しい。」


来年終わる平成の初めに生まれたセカンド・マシンたる3RW1
セローや、齢40年近いゴリラのサード・マシンという肩の荷を
そろそろ降ろしてやりたかったんだよね・・・。


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気温や天気との兼ね合いも含めてテスト・コースに選んだのは
花巻温泉の直下を始点に県南の前沢まで50kmぐらい延びる、
ほぼシグナル・レスで大型トラックの車影も極薄い県道37号。

ピークパワーを増すチューンが成されていても推定12ps程の
空冷実用エンジン。それはオタノシミの七曲りを折り込みつつ
さして負荷が掛からないような、穏やかなアップダウンです。


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産直の素朴なラーメンを正午に挟みながらカラス号に見せて
やりたかったのは、国道4号に直面する終点の風景ではなく。

初訪問の時から「エセ北海道エリア」と呼んでいる、胆沢牧野。


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ここに愛車を置いて十勝辺りの地名を騙った写メなんか送ると
9割の相手から「えーっ!北の大地でツーリング中なんだ!」
ってお返事が頂ける、アリバイ作りにお薦めの景色です(笑)。

もっともリッター・クラスのバイクやクルマで県37号の通り走ると
5分も掛からずミラー越しに遠ざかる、ささやかな牧草地だけど。


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だから南北方面には狭くて、でも東西方向には、かなり広い。

脇道に魅かれてどこをどう選んでも絵になる写真が撮れそうな
スポットではあるものの。

しかし界隈をリンクし四方八方へと延びる実用農道の巾は・・・
例えばロードスターやスポーツスターでは大き過ぎるんだなぁ。


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シートのアンコを表皮が張れるギリギリまで全てパンパンに
入れ替えてもらった今のセローで、本当は来るつもりだった。

「そのうち、そのうち」と思っているうちに機会を逃してしまい、
結局は新入りのカラス号で先乗りしたカタチになっちゃって。

だから見つけた林道に恐る恐るメッキのリムへ詫びつつも、
ちょっぴりついついチョッカイを出してみたりしてさ。


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調子に乗って「金ケ崎駒ケ岳 登山道入り口→」なんていう
標識を好奇心の赴くままに辿って行ってみると、のんびり
初秋の日に背を照らされながら草を食む、黒毛和種の姿。

2011年当時のコンピューター制御は、どうも融通の程度が
負圧式キャブレターほど効かないようで・・・。
たった500m+α位の標高差でも機嫌が悪くなっちゃう様子。


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「点火時期の制御にしても燃料の吹き具合にしても、電気に
まるまる頼るのはまだまだ早いんじゃないのかねぇ?」


きつねのゴリラと同じ世代、`80年代前半の北海フォードが
好々爺の微笑みのようにまろやかな顔で写るショットを。

国産の乗用車なら当の昔にスクラップ屋へ送られている
年代物の彼ら、お尻に岩99のナンバーを掲げた現役機です。


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ひとたびスリムなシートを外せばCDIやイグナイターやらと
センサーを結ぶ、無数の繊細な配線を見て取れるカラス。

愛好者の多さや基本的にシンプルなメカを主とする構成故、
維持に困ったことが無い旧世代車両ばかり揃った我が家で。

「このカラスが30年先まで生き残って行ける確率は、おそらく
他のマシンほど高くないのだろう」
と既に感じています。


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電子制御にウェイトを置けば置くほど、メーカーが部品供給を
終えれば寿命が尽きる確率も飛躍的に高くなってしまうもの。


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きつねは複数所有者だけれど、お金持ちじゃありません。
お気に入りを手に入れたら、ずっと極力長く乗って来ただけ。

延々といつまでも新車を求め続けて「終わらないローン」を
家賃の如く出費し続けたくなかった。ただそれだけのこと。


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普通に奥さん貰って子供作って・・・って人生にならなかった。

知れ切った孤独死を迎えるまで自分の人生をどうしたら
幸せに充実させられるか、って成り行き任せの「これから」。

自分にとっては、アジトを守りながらバイクや車を養うことも
責任を持って猫と暮らすことも、全く同じスタンスなんだよね。


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傍から見た瞳にハッピーに映っても、現実はそんなモンだから
他者にはあまりお勧め出来ない程度のチッポケな生き方です。


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「働き方改革」とか「時代に即した生き方の自由」とか・・・さ。

支配者は今の座にしがみつきたくて、耳心地の良いことばかり
言うんだけれども。

きつねは思います。一度根付いた常識は、そうそう覆らないと。


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日々大手ネット・ブラウザの見出しで巻き散らかされて世相に
蔓延る言葉の方が、正直に世情を映し出す鏡なのでしょう。

PCを起こしページを開けば、どこでも一面を埋める見出しは
まず 「炎上」 「闇が深い」 「毒を吐く」 「爪痕を残したい」

そこに何処かの政党名のような希望や未来に繋がる記事など
10件に一つぐらいしか無い。そりゃあ世の中も暗くなるわな。


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社会に読み手に、どんな影響を及ぼしてしまうんだろうか、とか。

ネットニュースの記事を書いているヤツにある「社会発信への
意識と配慮」など、新聞や民報テレビ記者の1/10もないだろう。

何しろヤツらは「クリックされた数勝負」な、本物の売文屋だから。


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そんな読んでも読まなくても自分のその日の暮らしに影響がない
野次馬記事なんかに、いちいち気分を左右されたくないと思う。

下らないな、価値が無いな、しょーもないな、と判っていながら
毎日目を通すクセが付いちゃうと・・・じわじわ神経を蝕まれる。


だからきつねメはパソコンの電源をシャット・ダウンし青空の許へ
バイクで駆け出して行くんだ、世のしがらみを振り切るために。


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「どうしたんだい、バッタみたいなバイクに乗った兄やん・・・?
今日はお仕事も休みなんだろ?遊ばなくちゃもったいないよ!」


大自然の裾野の牧場で暮らす個性的な癖っ毛の男の子は
カラス号の方を振り返り、黄金色の瞳を輝かせて笑った。

そうだよね、ホントそうなんだ。そのためにバイクでここまで
ブラブラと散歩へ出向いたのだから・・・。


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高く低く牧野の秋をデジカメ片手に気ままに過ごした帰りは、
もうひとつ国道に寄ったローカル・ルートを選んで巡行。

県道37号に比べると信号や集落も多くて、R4を避ける為の
トラック・バイパス的な色が濃い県道13号だけれど。

それでも流れの速さを苦にすること無く、カラス号は淡々と
田んぼに長い影を引きながら、家路をたどってくれました。


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黄昏間近な帰路でもなお、「ちょっと寄って行こうかな?」と
気分に余裕をもたらしてくれたのは、俺と相性の良い証拠。

南行きのルートで雨雲の匂いに急かされずに済んだ時は
必ず最後の一服を入れに行きたくなる、花巻空港。

夕方の四時や五時を挟んだ辺りは日中よりも離発着の姿を
拝む機会に恵まれる、ゴールデン・アワーなんだしね。


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大阪の伊丹や名古屋の小牧へ向かって飛び立つエンブライルの
合い間には、見慣れない双発レシプロの低い機影も・・・。

傍らで航空無線を聴いていた長ダマの一眼を構える兄さん曰く
「アレは練習機ですね。午前には計器チェックの為に新潟から
来たプロペラ機も見ましたよ。」
とのこと。


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空の趣味にも何となく級な飛行機好きの想像斜め上に立っちゃう
ディープな世界観が確立されているようで・・・。

操縦室とやりとりしているのは航空管制の系統だけじゃなくて、
カンパニーと称される航空会社の管理部も含まれるのだとか。

その日その日の風とか雲の具合で「何フィートで飛びたい」やら
「その高度じゃ他機とカチ合うからダメ」やら交信しているそうな。


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帰り道には運良くテイクダウンして来る飛行機も見られました。

警戒体勢が今よりも緩かった十数年前だと、翌年の年賀状用に
こっそり愛車とのツーショットをモノにした猛者もいたけれど。

あの角度で寝っ転がって撮るのは、多分もうムリなんだろうなぁ。


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帰宅ラッシュに揉まれる主要幹線を嫌って北上川の東岸へと渡り。
「ついでのついで」で、友人Yさん親子の工房にもお邪魔したりして。

缶コーヒー片手の無邪気なバイク談義に時間を忘れて過ごせば、
アジトへ着く頃にはつるべ落としの陽も山向こうへ落ちていました。

胆沢牧野までの往復が140km、その界隈を探索して積んだ距離で
40Kmのトータル180㌔・・・休み休み遊んでいれば、十分走れます


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9月の休日を自由に一日中ブラブラして、燃費は45km/Lをマーク。

レヴリミットぎりぎりまで使うワインディングや低いギアでの散歩も
満喫しても、ハイオク奢って1000円からお釣り貰えるんですもん。

タイヤとか駆動系の短い寿命を視野に入れて尚、悪くない趣味だと
思うんだ・・・原付二種とともに青空を楽しむバイク・ライフは。
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テーマ : バイクのある生活
ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い Dトラッカー125 ツーリング 盛岡

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プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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