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「光陰矢の如し」的な秋、もの思い。 ~時の墓標・モノローグ~







今回のTOPは本題に囚われず、自分の耳に馴染みが良くて好きな
「昭和と平成の境い目の音」を、と思ったものの。


記事を書き終え改めて聴き直すと、少しはリンクしているのかな。


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心身ともクタクタになるハードな勤務が明けた、或る晴れた日。

あまりに爽やかな陽光のせいか、それとも帰宅後も上手く緊張を
ほぐせなかったせいなのか、ベッドに倒れてもさほど眠れず。


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アザラシのようにゴロゴロしているよりは・・・と思い立ち、
結局ちょっと気晴らしのドライブへと出かけることにした。

二輪を選ぶには、集中力も感覚もボケ過ぎてアブなくて。
酷い寝癖が直せなくって、ロードスターの幌も閉じたままで。


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実は先日、きつねと同じく`93年の春からNAロードスター
乗り始めた先輩が「愛車を手放すことに決めた」、という。

純正至上のクラシックモデル扱いが主流となり始めた今では
希少な、ひとりの乗り手の色に染まり切った相当なスペシャル。

ドア内張りに至っては2t厚x1200x2400m/mのアルミ板一枚から
切り出し自作(!)という桁違いな手間を掛けられた逸品なのに。

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しばらく交流が途絶えていた相手故、その知らせに慌てて
何かあったの?」と電話を掛けてみたのだけれど。

電話の向こうの彼は「モチベーションが落ちただけさ」
まるで憑き物を落としたかのようにサラッと笑った。


彼が新車購入のNA6を弟に譲って数年ブランクを挟み、NA8で
再度ロードスターの世界に返り咲いたのも、20年近く前の話。


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その翌年、やはりボロボロにヤレてしまったNA6を下取りに
きつねメも今の愛車へ乗り換えた経緯があるんだけれど。

少し前の出来事だと思っていたのに、ホント「光陰矢の如し」。


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「現代はモノ消費よりもコト消費」って、上手い表現だよね

バブル期に社会へ出たきつねの世代は確かに「モノ文化」派。
だけど本当の昭和は、情報も伝手も今よりずっと乏しい時代で。

だから購入の前にも後にも「コト」、物語が常に付いて回った。


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愛情と執着は言葉こそ違えど、結局ほぼ等しい心情に感じる。
その悟りの向こうで待っているのは、世情と銭金っていう天秤。

本音言うと自分も、時を追う毎に不条理に積まれて行く税金や
需要減から来るガソリン価格の高騰を、重荷に感じて久しいし。

きつねにとっての愛車・R-Ltd改もまた、旅の相棒という面から
青春の記念碑的なウェイトへと移りつつある気もしている。


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自宅の庭に石碑を建てても維持費は掛からない代わりに、
そこからシビれる官能を得ることも、まあ無いけれど(笑)。

我が意のままに身を躍らせてツインカムの快音を響かせる
ロードスターは、走らせてこそ真価を魅せてくれるマシン。

そいつをエコ主義最優先のコンパクトや効率ナンボのHVと
ミニバンで溢れる国道へ向かって乗り出すには、気後れする
世の中になっちまった・・・ってのが偽らざる実情なんだ。


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手塩に掛けて来たGリミを手放す先輩曰く「ある種の断捨離。
言いたかァないけど終活を始める年齢になった、って事か」


もしきつねが10歳若かったなら、この言葉に対しムキになって
反論したと思うけれど・・・今の俺は素直に納得してしまった。

政府が「10~20年後には原油燃料の自動車を廃止します」と
言い切ってしまった以上、我々の大切な愛車は厭がおうにも
そのうち勝手に鉄屑にされてしまうのだから。


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かつて日々夜な夜なのワインディングで腕前を競い合った
マフラー音も勇ましいAE86やシルビア、或いはインテグラも
街から姿を消してずいぶん月日が経った気がしている。

北海道旅で借りた現代のエコカー達だって最初は気配が薄く
心許なく感じても、半日も乗れば「そんなモンだ」と馴染んで
しまうから・・・それが世情、っていう御時勢なんだろうか。


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「『個性と官能が存在意義』の二輪は、最後の砦かもね。」

スペシャル・ロードスター乗りの先輩の動きを教えてくれた友人
ナベエさんが発した言葉に従えば、我がガレージに最後まで
居残るのは時代に即したボーカーフェイス、新入りのカラス号か。

45km/L走れるコイツなら、例えばもしガソリンがリッター300円に
なっても、お小遣いでなんとか丸一日遊べるもの。


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引き取った時点で中央2分山/サイド8分山だったリアタイヤが
その後2ヶ月/約1000kmを経て摩耗限度スレスレに達したため、
新しいものを発注した。

届いたタイヤはインドネシア製、半年前の今春に製造されたもの。

新車時は車体生産国に応じたタイ生産品だったらしいんだけど
日本国内生産に比べると品質的には多分「どっちもどっち」か。

市内のガソリンスタンドが減りつつあることにも気付かなかった
鈍感なきつねメは、クオリティの違いを知る術もないままに
おそらく使い切ってしまうんでしょうけど・・・ね(笑)。

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テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い ロードスター Dトラッカー125

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内燃機関とすれば、2輪は最後の砦ですかねぇ...4輪に見切りを付けたら2輪でしょうか。
ただ、ロードスターという形だけでも有れば良いのであればEV化してしまう手は残ってます。
モーター駆動でも制御が良いなら乗りやすい車もありますし。

でも、そう一気に事が運ぶようには思わないんですよねえ。
スマートグリッドなんて実用化出来るんだろうか?

電動化が進むと、今度は電気に課税されますな。

ナベエさんヘ。

毎度毎度ヨッパライの駄トークに付き合って頂き
ありがとうございます(笑)。

二輪でも四輪でも(或いは他の趣味も?)本当は
「何を好みドコを重視するか」って面で様々な
選択肢があって良いハズだったんですけどね。

四輪は便利とエコを取り感性官能を捨てた感が
強く、その方向性は今後も変わらないだろう、と。
現行スポーツに乗っても「納得」はあっても「感動」
「感激」までに至らないもの(←除・ワークス)。

NAにグッバイを告げる彼と逆に、一年の時差で
昨年NAと出会ったへーさんの様子を見ていると
「あの面白味の半分は昭和設計のスタンダード
だけど、残り半分はやっぱりロドの個性故かな」
・・・なんてことを、改めて感じたりもします。

俺視点でのNAの魅力のひとつは、エンジンの
応答性や存在感が意外とキャブっぽいところ。
EV化はレスポンスを上手くソレ的に制御しても、
乗り手の自分が納得出来ない別物になりそう。

体験したらしたで面白い物かもしれないのに、
どうもネガティブだなぁ俺。

>そう一気に事が運ぶようには思えない。
先日も話題に出たカーボン・オフセットと同様に
技術レベルの実情をトバした「各国間の政治の
駆け引きネタ」ってな匂いが強いんだけど。
エコ車の普及が街のガソリンスタンドを潰して行く
時流は今後も変わらないように思えます。

燃料の値上がりは覚悟しておかなきゃ行けない
御時勢なんでしょうね・・・(溜息)。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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