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草原の黄昏は束の間、風を留めて。 ~陰鬱を脱する予兆、10月最初の休日~







「なんでみんな、このタイミングかな」と溜め息つきたくなる。
そーいうことって、無いですか・・・?


折角の9月を丸々「暗澹憂鬱」に持って行かれたきつねメ。
悩みのタネはシゴトの案件だけじゃありませんでして。

いや、リミットがいずれ訪れることは分かってたんだけど。


その相手が「右がお終い・・・じゃ次は左で」とは簡単に
片付かない重さを各々帯びて、故に心のバラストになる。


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それはあの当時、ずーっと先のことだと思っていたのに。
気付けばもうそーいう歳かよ俺、と遠い目しちゃうんだわ。

澄んだ空に輪郭が浮かぶ奥羽の稜線をただ眺めていても
都合良く状況が変わったりしないから、まず悪あがき。

契約系モノは「考える」「問う」「調べる」「考える」
「また問う」
の繰り返しで、根気は要るけれど少しずつ
匍匐前進するしかないんだね。


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事務的な手続きは時間軸、ケツの決まってるヤツから。


それはオフクロを見送った後に学んだことだったっけ。


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で、喫緊の課題が実は「居間の暖房」だったという(笑)。


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ちょうど4月に入ったところで着火しなくなったのだから、
次の一手を打つまでに半年も猶予があったのにねぇ。


コレは本当「間が悪い」と言うより、単に「俺が悪い」だけ。


そうですね、夏休みの宿題は全部最終日に残しちゃう
ダメなタイプのままオトナになったヤツの典型ですね。


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きつねンちのヒーターは、アジトを建てた時に据えた
(今は亡き)SANYO製、なんとフィルター掃除以外に
ほぼノー・メンテで25年!も働いてくれた功労者。

例えば趣味のクルマやバイクを通じ常々感じている事は
電化製品にも通じるものらしく、バブル期前後のヤツは
過剰品質っぽくタフで長持ちする気がしています。


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何せ同時に購入した洗濯機も冷蔵庫も電子レンジも未だ
きつねンちじゃ故障知らずの現役だもんなぁ・・・。

それらより10歳若いエアコンの方が一昨年にダウンしたので
出来る限り自己流リフレッシュを試みた結果、一日掛かりの
苦労が報われ調子を取り戻した経緯があったんだけれど。

きつねの浅知恵絞って立ち向かっても、今回のヒーターは
蘇ることが無かった。


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「ダンナさんサァ(←俺は未だ誰のダンナにもなってないってば!)
これ基盤だわ。万が一交換品が手に入ってもこの年式じゃ
間もなくバーナーの方まで寿命を迎えちまうよ。」



アジトのガレージを一瞥するなり表情を変えた燃料屋さんの
好々爺の言葉なら、それもありふれた常套句ではあるまい。

エアコン劣化は直せても経年で加水分解したウォシュレットの
ポンプが交換出来なかった(←基盤のすぐ隣りにあるために
プライベーターへの部品供給が許されないらしい)
きつねは、
「三割引き」の声に素直に従う他に術が無かったのだ。


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3ヶ月前に手に入れた、カラス号・Dトラ125よりは安いけれど。

FF式以外のガスヒーターは需要が薄いそうで、各社まさかの
受注生産!
故に、いま発注しても設置が11月末になるのだとか。

2か月先の盛岡ともなると、放射冷却に見舞われたら氷点下。

絶好調のエアコンを駆使しても生乾きの洗濯物へ凍える朝は
流石に勘弁して下さい。 ・・・これ正に、TIME IS MONEY・・・。


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「ちきしょう、次世代ヒーターも四半世紀コキ使い倒して絶対
モトをとってやるからなーっ!」



もし昨今の骨身に染みるガソリン高騰から今季の灯油価格に
怯える日々と比べるなら、相場は同等でもガスの値段の方が
まだ安定していると思う・・・とは、師匠・へーさんの言葉。


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大震災以降エコ度が飛躍的に進化した、という昨今の電化
製品事情に、二桁出費の納得を期待する貧乏ぎつね。

「せっかくの好天を台無しにはするまい」と他の案件も午前に
済ませ、午後からカラス号と共に小岩井界隈をランブリング。


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月を跨いだ休日となったこの日は、台風24号と25号の狭間。

降雨パーセンテージ・ゼロと言い切られたぐらいスカン!と
乾いた空気に晴れ渡る青空を、どうしても活かしたかった。


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遠出を望めるほどの時間は残されていなかった都合上から
「スポーツスターの方を出してあげた方が良かったか?」
心の隅で後悔しつつ・・・「軽くて気楽」には敵わなかった。


例えば大きくて重たいオートバイは、四輪枠で同じように
大きく重いメルセデスやベントレーより更に一層の気力と
体力を要するもの、という気がする。


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単車の場合は技量とか経験値の問題ではなく「転ぶ」から。
止まれば自分の足で支える他なく、取り回しにしても同じ事。

車格とパワーに応じて扱い切るエナジーを問われるからこそ
バイクの世界は奥が深くて、長く興味が尽きないんだけどさ。


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盛岡市内では街を行く姿の人々から浮いてしまうぐらい鬱陶しく
モコついた二枚履きのデニムやジャケットだったけれど。

10月の午後の網張高原は、朝よりも増してしまった雲に時折り
日差しを遮られると思い掛けなく風が冷たく、ジャストの装備。

後はポケットに忍ばせて来たバンダナを首元に撒くだけで、
黄昏の岩手色を心行くまでじっくり楽しめるみたい。


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他所に違わず秘湯感を無粋な県条例で近年薄められちゃった
仙女の湯を今期中に楽しむつもりなら、今月までだよね。

あと一か月すればアスファルトを霜で覆われ、四輪じゃないと
ここも訪ねられなくなるか・・・と、ありね山荘の傍らから
麓へと続くペンション街までの小道を走る。


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一面を濡れ落ち葉や小枝に覆われた、つづら折れの坂道を
「手前と向こうの両方を視野に」って意識しながら駆け下りた。

至近の砂に気を取られても、視界の向こうのガードレールに
目を奪われても、やはり身体が固まってクラッシュを招くのだ。


無用で歪な意識さえ持たなかったら何となく何事も起きずに、
そのコーナーをクリア出来たかもしれないのに・・・ね。


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一筆書きのルートを優先して帰り道に選んだ先は、いつも通り
「ぼんか」の一択に行き着いてしまう。

撮影に関する技術も知識も何も持たないきつねメが撮っても、
いつも・いつでも四季折々岩手らしい景色を作ってくれる農道。

扇のように山麓に広がる牧草地で佇む姿を眺められたのは、
おそらく繁殖期か子育ての時期に当たるトンビじゃなかろうか。


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一応は肉食の猛禽類なのに、時折りピーヒョロロ♪と鳴きながら
風を読んでノンキに優雅に空を舞うトンビは、自由な憧れの鳥。

時を追う毎に便利さや法整備と引き換えにひたすら窮屈になる
ニンゲンなんかにゃ、バケるんじゃなかったなー・・・って。

ボトル缶コーヒーの蓋をキリキリ開いた瞬間、視界の隅っこを
「鳥ではない何か」が動いて掠め去って行く。


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デジカメで撮れたのは10年以上前に一度っきり、というアイツ。
あれは・・・人間になんか化けていない、ナマのホンドギツネ!

「凄い」と思った。光学粋を使い切り、ようやくデジタルズームで
捉えられたほどの距離だけれど。

賢く警戒心が強い彼らの姿を10秒も眺める機会は、滅多にない。

※ 実は林道界隈でのツキノワグマ対面より倍以上のレアケースです。


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黄昏前に狐と出会えて写真に捉えられたあの瞬間のことは、
後から思い出してもかなりの「吉兆」だった。

中年ぎつねを名乗る身の上とリンクするのか。ホンドギツネを
目にした晩からしばらくは、不思議と上昇気流が訪れるのだ。


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今はあえて「自分の選択に流されてみよう」、と思う。

どんな川であっても必ず分水嶺があって中州があって。
その水滴の一つ一つは時々に応じ流れる先を選んで行く。

自分の本音に逆らうような受け入れられないものは多分
黙っていても淘汰され望まぬ未来に至らないだろうから。


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「なんだいなんだい、バッタみたいなバイクに跨った兄やん。
それはアンタの中に棲み着いたきじねこが、ずうっと昔に
教えてくれていたことだったでしょ?もう忘れていたの?」


対面の山向こうに沈む夕陽に目を細めながら農場ねこの
美人さんはひと声、小さく高く「にゃあおん!」と鳴いた。



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まあ確かに神経質で心の器も小さいけど、その分アンタは
誰も傷つけたり道を踏み誤ったりすることは無いのだから。

持ち前の繊細さに悩む事は多くとも、胸を張って生きなさい。


それは、この世の誰よりきつねを理解していてくれた亡母が
遺して行った言葉だったから。

この歳になって恥ずかしながら改めて「自分を信じよう」って
思ったりするんです・・・「自信」って、そういうことだものね。


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さて次の指定休の天気予報を手繰ってみれば、残念ながら
先日の24号の後を追うハリケーンに直面しそうな気配濃厚。

そうなったらなったでイイ加減スリップサインが顔を覗かせた
リアタイヤの交換にでも、チャレンジしてみましょうか。
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テーマ : バイクのある生活
ジャンル : 車・バイク

tag : もの思い Dトラッカー125 ツーリング 冬支度 盛岡

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プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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