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本州最北半島、絶景の宝庫の玄関口まで。 ~極個人的 秋の下北半島紀行 2018 Epi.4~






今日は一日中、ゆっくり優しく地面を湿らせ続けるような雨となった
きつねの街・盛岡。

モヤンと南風が入っていたせいか、職場の行き帰りで視界に入る
人々の顔も総じて穏やかに緩んでいた気がします。

そんな今宵に似合う一曲は?と動画サイトをウロウロしていたら
心地良いドライヴィング・グルーヴを連想するナンバーが・・・。


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信号のないカントリー・ロードを流して行く様なアレンジが良くて、
長くても飽きずに浸っていられる。そう、国道338号みたいに。


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少々強引な前振りで、久し振りに先月中旬の「下北旅行記」へ
立ち戻ってみようかな。

八戸の舘鼻日曜朝市でガッツリと浜の市場ご飯を味わって
郊外で愛機の燃料も満たしたところからが、旅の本番。


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三沢と言えば航空基地の街、管制の都合からR338沿いの
大半はダダッ広い空と穏やかな丘陵、という印象が強くて。

太平洋の水平線を眺められる身内通称「時計の駐車帯」は
必ず立ち寄るスポットのひとつです。


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件の震災の津波で崩されて以降、昨秋まで長いこと工事が
続いていた防波堤からは重機も姿を消し、修復完了の様子。

ガソリン入れてここまでの30kmで本日の車の量もペースも
概ね読めたから、東屋へ上り缶コーヒー片手に一服。

帰りの挨拶で再び立ち寄るまでの30時間・・・さて今回は
どんな物語が待っているんだろう?


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六ケ所の途中辺りまできつねのロードスターをリードしたのは
地元ナンバーの250ccスポーツとドラッグスター?のコンビ。

うに丼を目当てに5月に走った年、インチ工具と旅荷を積んで
スポーツスターで初夏のツーリングを楽しんだ時を思い出す。

これが鉄板屋根のクルマだったらモヤモヤ悔しくなるのかな。
でも相棒が幌を畳んだロードスターなら、微笑んでいられる。


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本州の常識とはかけ離れた北海道ドライブを経験した後だと
それほど強い違和感を感じなくなった自分が怖いけれど。

初めて訪ねた時は、非常時にSTOL機でも離発着させる気?と
度肝を抜かれた程ゲンパツ色の濃いスーパー・バイパス。

「東通村の原発も『トーデン』なのか」てな事を意識したのは
やはり大震災より後・・・関東の人はきっと知らないよね。


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良くも悪くもその恩恵から陸奥湾側の幹線路・R279に比べ
倍速(!)にて尻屋崎へのパラダイス・ルート、県248との
分岐へ到達。

しかし行く先の右手、北東を眺めると濃く重い色の雲が。

ちょっとネタバレを承知で明かすと、ここ何年もきつねメが
大間崎泊の旅程を組む理由の一つが「天気」なんだなぁ。


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「半島を一周する前提でその突端に宿を取る」ということは、
右回りと左回りの両方を等しい時間でチョイス出来る訳。

自然の豊かさを堪能する旅路は反面、好天に恵まれないと
訪ねる意味も醍醐味も半減してしまうから。

「下北に二日掛けるなら是非、青空に恵まれた日を選んで
行きたいスポット」の筆頭が尻屋崎なんです・・・が・・・。


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スマホで確認したこの日の降水確率は僅か10%だったというのに
我がロードスターのボディは道中跳ね上げた雨水でドロドロ(悲)。

否、「コイツとの下北旅では過去75%以上晴天だ」という実績を
信じているので多少雨粒が頭皮を刺激しても幌を綴じません。

・・・ほら、白亜の灯台は明るく迎えてくれた、今年も・・・ね。


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ツーリングまっぷる東北版担当の鉄人ライダー・加曾利氏も
「その美しさは日本一!」と紙面に遺した、尻屋の灯台。

世間の三連休からわざと一週ズラした土曜日だったものの、
関東圏ナンバーの旅人たちが絶えず門前に愛機を停めては
デジカメやスマホで記念写真を撮って行きます。


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到達まではハイペースで飛ばして来たとしても、この岬だけは
誰もが不思議と旅程に割く時間を惜しむ様に、ゆっくり過ごす。

「都会暮らしの時計が狂う感覚は、一度訪ねればクセになる」。

かつて出会った旅人からもう何度、この言葉を聞いたことか。
尻屋岬へのゲートは、その象徴と言っても過言じゃないと思う。


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流石に15年も通い続けると「信じられない憧れの光景」という
感性が麻痺し、「いつもここに居るそこら辺の野良馬」(笑)。

写真集とか動物系カレンダーでは、風雪に耐え雄々しく立つ
本州北限の寒立馬、という構図がオヤクソクなんですけど。

見方を変えると、競馬絡みな触れ合いイベントでもなければ
確かにこんな距離で向こうから勝手に襲われる(笑)機会って
滅多に無いのかもしれませんが、邪魔だから除けろマヂで。


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望んでいなくても道を塞がれたりアタマ噛まれたりする(超嘘)
常時ホースタッチング・イベンティな曇天の尻屋崎を後にして。

彼らのウン〇を避ける事に集中せざるを得ない撮影を終えて
むつ市へ至る県6号を飛ばすと・・・あ、追い着いちゃった。

横浜ナンバーのKLXは、尻屋で動画撮影を依頼されたライダー。
長期休暇を得て、ここまで関係営業所を泊まり歩いたそう(羨)。


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盆暮正月GWとも世間のカレンダーと全くリンクしない勤務では、
職務事情を加味するとMAXでも5連休が精一杯なきつねメ。

高速道路という逃げの選択肢が選べなくなる125のカラス号へ
野営装備一式積んで「強制的まったり旅」という手法で下北を
巡れば、今までとは違う景色や発見が得られたりするのかな。

ふとそんなことを思いながら下北最高峰・釜臥山のご機嫌を
伺ったりする正午なんでありますよ。


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まさかり広場では昨秋同様に市民祭的な産業祭が開催されていて
一瞬立ち寄ることも考えたものの、界隈の駐車場は軒並み満車。

自身の腹の空き具合はスルーしても特に問題を感じなかったので
(本当にギリギリな天候だけど)ここは県4の釜臥アタック一択です。


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イニシャルDばりな急勾配のつづら折れでハードロックバンドの
ドラマー並みに忙しなく左手と左足を踊らせる県道4号線。

大人しくR279を行けば退屈抱き合わせでさしたる時間を経ず
「海峡の迎える蒼」と出会える道筋なんだけれども・・・。

一秒たりともステアリングを真っ直ぐ保つ暇がない程ハードで
タイトなケンヨンをあえて選ぶ深い理由が、幾つもあるのです。


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そのひとつが、分岐した「釜臥パノラマライン」の向こうに待つ
下北半島指折りの絶景・・・県庁所在都市から150km離れた
地続きの孤島へ旅するのなら、ココを逃す手はありません!

八戸を発ってから太平洋サイドを巡って来たマサカリ半島の
東サイド全てをいっぺんに見渡せる場所は、ここしかない。


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長年お付き合い頂いているロードスター仲間のナベエさんは、
かつてこの展望台から見事な夜景を堪能したことがあるそう。

まるで対岸の函館山と鏡合わせの、闇に広げるアゲハ蝶の翼。


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海峡を挟み遠く北海道の街明かりを望める大間泊への執着を
断ち切れる日が来たら、ひと昔前に馴染んだむつ市や大湊に
また宿を取ってもいい、と思う・・・その夜景を観るために。

※下北最大の主要都市・むつ、明治を挟んだ長い歴史を持つ
「海軍の街」大湊、それぞれに特有の持ち味があるんだわ。


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そして登って来た分だけ10%超のジェットコースターに比肩した
急勾配な下りを強要されるカルデラの谷底には・・・。

宇曾利湖面の輝きを伴いつつ旅の目的上最重要目的地となる
「恐山」が手招きしておりました。


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長年に渡る下北半島詣でに至ったキッカケは、そもそも屈指の
古参霊場である「お山」との御縁にあったのだから。

ここを走って晴天に恵まれたら門が開かれているだろう、という
きつねメの判断基準を以て参拝している次第です。


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さて今回も、午前から午後を跨ぐ僅か半日の旅程のために
長いオハナシになってしまいましたから。

この午後の物語は、また機会を改めて綴ることにしましょうか。
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