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「観るヒトに訴える」という、ゲージュツの値打ち。 ~つまんない代車デイズ日記~ 







以前もUPした動画だけれど、来月この映画が地上波で放映される!
・・・ってんで、再掲載。

過去きつねメ、何度凹んだ夜や元気が欲しい時にこれを観た事か。

あらすじを読み、パワーが貰える理由にとても激しく納得が行った。
ハリウッドへ向かう渋滞に苛立つ彼らは、皆「夢追い人」だった。


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「スケボーの扱いは全米一」「BMXに乗せたら右に出る奴はそう
いない」「フラフープを一度潜ったら、誰にも文句は言わせない」


心から愛する何かへの情熱は誰にも負けない!っていう自負と
自信があって、その渋滞に巻き込まれている最中の面々だから。


このシネマを機にして世界的に「ストリート・フラッシュ・モブ」が
流行った(保守志向な日本でこそ根付いて欲しかったのに!)ものの、
そのストリームが長くは続かなかった理由もよく分かる。

夢に対しマジなモチベーションの連中をプロが仕掛けて撮った
「本家の完成度」が高過ぎ、誰にもどうにも超えられないのだ。




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本気でバカを演れるピエロだけが他人の心の痛みに寄り添える。
裏返せば、客観を吹っ切って徹底的に踊れる奴だけが本物さ。


それにしてもクルマの扱いのこなれ方が、日本とはまるで違う。
踏んでも蹴ってもヘコんでも生活のピースとして愛されている。


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スポーツスターのアバウトな造りやピッチが荒いインチネジに
年中悩まされつつ、オフ・ビートなクルマとの付き合い方から
学んだり憧れを抱いたり救われたりする面は、とても大きい。


もしきつねメが、太平洋の向こうで生まれ育っていたら・・・
今とはきっと全く違う生き方をしていたんだろう、って思う。



もっとも「本気で」ソレに向き合う気力と実力の持ち主なら、
とっくに海を渡り自らの人生を切り開いているだろうけれど。


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5速マニュアルが嬉しい代わりに圧雪凍結時の登坂力は
ほぼゼロ・・・という代車・ワゴンRをお借りしている間は
やはりどうにも行動半径が狭められてしまう次第でして。

ガラにも無くオッサン独りじゃ平日しか訪ねられない様な
県立美術館なんかへ向かってみた次第であります。

これが旅先だと下らぬ自意識や客観視点などかなぐり捨て
ヘラッと平気でゲートくぐっちゃうのに、我ながら不思議。


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山間のルートや秘湯へとアタック出来ない休日を持て余し
ゴリッパな施設へ突入出来た理由は、この催しのおかげ。

ヒデヨシというデタラメ猫が演じるイーハトーブ観を20年ぶりに
眺めるべく、お高く留まった芸術の門を叩いた次第です。


アイツと来たら全身キツネ色のネコなんか居やしないのに
ハウスのシチューやら岩手の米のCMで活躍するやらで、
どーにもこーにもいかがわしい・・・しかもおそらくジブリ
アニメの「ムタ」(別名ルナルド・ムーン)のモデルだしさ。


結論から言うと「入場料1000円の元を取るぐらい観た」


なにせ1時間ぐらい眺めて帰るだけのつもりが気づけば実に
3時間超過、腰にコルセット巻いて来なかった事を後悔した程
規模の壮大な展示だったのだから。


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でも「面白かった?」と問われると・・・すげー微妙なんです。


例えば長年に渡るますむら作品の熱烈なファンだったりとか
自身も絵描きだったりするヒトなら、もう全域が「見どころ」。

原画40cm×60cmの作品を1m×2mのポスターに延ばしても
アラがないレベルの緻密さは、果たしてコンマ何ミリのペンを
使っているのか首を傾げるぐらいの描き込みに圧倒される。

北斎とのコラボレートでは、実際に完コピを試みたヒトだけが
気付くだろう「遠近の矛盾と歪み」まで解説されているので。

考察も含めて改めて観察すると、騙し絵っぽくて面白いんよ。


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きつねメの誤算は「1階展示フロアの広大さを知らなかった」

全面使って小さな活字の解説添えて小判の作品をズラッと
並べられたら・・・近年老眼進行著しいオッサンとしては、
逐一メガネをズラして活字を読んではいちいち三歩引いて
眺めるので、すんげぇ疲れるのね(悲)。


ハタチの頃に読み漁った「アタゴオル」の作者の人物像や由来を
得られたのは、結果的に朝飯と昼飯抜きになってブッ倒れそうに
なったことを差し引いても(苦笑)、有意義だった

宮沢賢治の世界観に独自のイマジネーション由来な美しい
イラストで表現して貰えたことは、岩手県民として嬉しい。

しかし「生まれ年から思春期を過ごした時期がひと回り違う」
という世代の壁を、どうにも超えることが出来ずに帰った。


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学園闘争と大阪万博、ビートルズとヒッピーを挟んだ`70年は
かつての「ベルリンの壁」並みに日本史上際立って高いんだ。


きつねメより若いクルマ好きな世代に向けて例え話をするなら
それは「ゴーヨンビーとハコスカとケンメリの違い」となるし。

コレを二輪に置き換えれば「ダブワン/マッハとゼットワン」とか
ホンダ党なら「CB/CL72/450とCB750K0」ぐらいの壁がある。


逆説的に「三島由紀夫」「ガロ」「つげ義春」「フォーク」という
キーワードを自分なりに咀嚼出来る予備知識や懐が無いと、
最初から最後まで読み解くことが難しい世界観でもあった。


正直全力半世紀のAtoZフル展示は、観る側にとっては案外
お腹一杯過ぎて負荷が大きいものとなり、飽きるんだなぁ。


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中年ぎつね的には示唆に富む「ゆきわたり」のホンドギツネが
ヒデヨシと同じライトブラウン一色で塗られてしまった事とか。
或いは「銀河鉄道の夜」の序章として欠かすべきではない
「シグナルとシグナレス」に対し触れていなかった面とか。

取り上げる読み手の感性に一任された位置付けと分かって
いても、残念なアラ探しばかりしてしまう自分に自己嫌悪して
帰ってきた黄昏れ。


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おそらく冬休み中な私立在学の御子息だろう少年少女の
端正な姿も時折り見掛けたけれど・・・後々まで彼らの
心に残る作品って、あの中にどんだけ在ったのかな?



きつねの世代は、知っている。


かつて量産車世界最速を誇ったXS1100やスズキ・カタナ、
或いはGPZ900RやGSX-R1100、V-MAXといった異形かつ
問答無用な存在感の生々しい禍々しさや重苦しさを。

はてさてソレは、生まれついてのデジタル/バーチャルな
「お得で便利でお手軽、周りから浮かずイタくないこと」が
最優先な彼らに対しどれだけの刺激を与えられるのか?



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コレって意外と、モーターリングの未来を左右するキーに
成り得る気がする次第なんでありますよ。


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※ ということで実はドック入りしたけーたろー、一時帰宅中。
   但し主治医さんの預かり期間中には出なかった症状の
   再現に成功したため、来週後半に再度入院します。


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   同時期に本州を襲う大寒気団を恐れつつ次の代車に
   オートマで良いからフルタイム4WDが当たることを祈る
    今宵なんでありますよ・・・ナンマンダブ。
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tag : もの思い Kei メンテナンス 岩手 冬支度 盛岡 ドライブ 修理 スズキKei 昭和

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ネイキッド好きな兄貴が初めて買った大型がGSX-R1100の恐らく1992年式(テールが四角の2灯)でした。黒銀のカラーリングもめちゃ格好良かった!んですが、盗難に・・・(T-T)
でもジスペケは兄貴に言わせると速すぎたらしく、その次に買ったのがホンダX11と言う珍車(当時ネイキッド最速級w)でした。
ジスペケの格好良さは痺れる程でしたが、何故X11に行ったかは兄弟と言え謎のチョイスでした。先立った兄貴の後を追っかけ大型免許取って自分はTL1000Rをルックスで選んで結局乗りこなせず仕舞いでしたが、今も親父所有のX11を乗るとホンダらしい精密さを感じつつ開けると怒濤の加速に身震いしますw
バイク選びって一般的にデザインと運動性能(スペック)が主な基準と思いますが、実際所有して長く付き合わないと自分との相性って判らないですよね。
・・・酔っ払ってるので本文から大分脱線してしまいましたが、今年も宜しくお願い致します♪

ハックニー軍曹さんヘ。

お久しぶりです!今年もお付き合い宜しくです。

>黒銀のGSX-R1100
油冷最後のスラントノーズかな?実は親友が一時
乗っていて(`91だったかな。赤黒の稲妻ライン)、
何度か借りた思い出があります。

彼曰く「人生で一度ぐらい世界最速車に乗って
みたかった」そうですが本当デタラメに速かった!
感覚的には一速のまま3秒で100km/h出る様な
動体視力と脳内認識が追い付かない加速感。

性能的には互角でもトルクの出方の荒々しさから
ZZ-R1100より怖いマシンなんじゃないかと今も
思います。

で「速過ぎてコントロール云々言える単車じゃ
なかった」と彼が乗り換えたのが、それこそ
TL1000Rの好敵手・VTR1000F。

これはこれでシート髙いわハンドル低いわで
自分が当時乗っていたSR500と真逆なため、
下りコーナーがおっかなかったものです(笑)。

X11、新車時から見掛けないマシンでしたね。
みんなブラックバードの方を買ってしまうから。
ただ時折り派生版に興味を魅かれる気持ちは
分かる気がします。

きつね自身もGL1500のコンセプトには興味が
持てないのに、丸裸にしたワルキューレだと
純粋にフラットシックスを味わえそうに思えて
食指が動きますもん。

>実際長く所有しないと分からない相性
大分以前、SRX600でツーリング中に出会い
バトルとなったXV750の事を思い出します。

何故またこんな地味なバイクを・・・と彼に
訊くと、ZZ-RのDをローン残したまま事故で
失ったため仕方なく10万円で入手したそう。

「中継ぎのつもりで買ったのに乗るとコレが
とっても楽しいんだ」と笑顔で勧めるので、
互いの愛機を乗り比べ。

XV、身の丈の豊かで伸びやかなトルク感と
鉄のバイクらしい適度な手応えを持っており
ずっと走り続けたくなる心地良さがあって。
対してSRXを試した彼も、地を蹴るビートや
ダンサブルな車体に「なるほどこれは!」と。

「単車って実際乗ってみないと分かんないね」
と缶コーヒー片手にしばらく語り合いました。

昨年末の記事で書いた様に目下気になるのは
650~700の最新ミドルツイン。

カワサキのER6nとヤマハのMT-07なんですが
自分の好みをよく知っている諸先輩方からは
「君との相性となるとギャンブルじゃないかな」
という懸念の声も上がっています(苦笑)。

もう内燃機の感触が生々しい空冷キャブ車は
この先望めないので、また違う面白さを探る
ことになるのかな・・・とも考えてみたり
するこの頃なんでありますよ。
プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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