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新たな視界を得て走る日。 ~曇天下クルーズの、拾い物~







今日の主題は一週間ほど時間を巻き戻し。日本の南を突っ切った
台風14号が上陸する、その少し前のドライブ日記。

青空が欠片も見えないほど重い雲の絨毯を敷き詰められた休日。
そんな中でも「キラリと光る何か」を手にするために・・・と。

どんなTOPが似合うか考え始めたら、ポッと心に浮かんだ懐かしい
ナンバーを掲げてみた次第であります。


・・・・・・・


さて。先日の記事でちらっと「午前に野暮用を済ませて」的な話を
書きましたが。その案件のひとつが、実はコレ。

皆さんご存知な格安店の品ではありますが。きつねメ、数年振りに
メガネを新調したんでありますよ。


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お仕事がハードな環境のため、背景に写る普段使いのものの他に、
勤務用にもう一つ古い物を使っているんですが、既にコーティングも
剥げてボロボロ。

世代交代のついでに老眼対策で、いよいよ遠近両用を試すことに。

今までの乱視矯正も入っていないレンズなら即日引き渡しだったの
ですが。今回は特注となるらしく、5日のウェイティングを要しました。


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遠近両用と言えば、ずいぶん昔の「レンズの下面に別のレンズが
埋まっている」不気味な印象が残っていて抵抗があったのですが。

今のものは外観上からも実際に掛けてみても、遠近の境い目が
全く分からないぐらいナチュラルで、正直びっくりするほど自然

但し端面の曲率にクセがあるらしく、エスカレーターの上り口とか
運転時にサイドミラーを見る際には少し注意が必要だそうな。

そーなるといきなりバイクで試すのも怖いので、引き取った翌日は
ロードスターを出してドライブで慣れてみよう」と考えました。


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「注文していたものが届いた」というお知らせはもう一件あり、月イチの
通院を済ませた後に県13を南へ向かいます。

しかし遥か南方に接近している台風の影響か、肌寒いあいにくの曇天
ではあるけれど。

やはり新しいメガネってのは良いモンで、爽快なぐらい視界がクリア。
景色とは裏腹に心も軽く、テンション上がっているきつねさん


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丁度正午の間合いで通りがかったため、久々に「ラーメン大将」
暖簾をくぐりました。

いや、友人のオススメやグーグル先生にお伺いした新規で話題の
店とかもチラ見したものの、どこも駐車場が埋まっていたんだわ。

でも新しい発見を諦めたにしても「大将の味噌ラーメン」はテッパン。


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誰に訊いても、いつも必ずお客さんが入っているよね、という声や
店の前に並ぶ営業系/現場系のバンが、その感想を裏付けます。

「味噌を頼んだらこのぐらいのパンチは欲しい」と感じている程度
ジャストな量と濃さ、そしてセットに付く肉物系の小どんぶり。

例え派手な看板メニューは無くとも、コレが根付いている店の強さ。
とにかくまず裏切らないんだよね・・・いつ来ても美味しいもの。


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幌屋根を降ろすには冴えない空模様だけれど、降水確率は低め。
リアのスクリーンだけファスナーで開けて、カントリーロードを巡行。

先週より明らかに黄金色へ近づいた田園風景を眺めつつ淡々と
ロードスターをクルーズさせ、50km彼方のお店を目指します。


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着いた先は、これも前回久し振りに訪ねてあれこれおしゃべりが弾んだ
花巻市の「家内制手工房」さん。

自営業のイベント屋さんとなると、これぐらいエネルギッシュじゃなきゃ
務まんないんだろうなぁ。元気いっぱい、チャッキチャキなオカミサン。

実は「NAロードスターで日本イチ走行距離を稼いだ100万km男」こと
某T木サンも、何故か古い顔馴染みなのだそう。世間は狭いねぇ。


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定価より幾らかオマケして貰ったユナイテッド・アスリィのラグランシャツ。

手首までの長さのものはカタログ落ちしていたため、七分袖のヤツを
色違いで4枚。やっと七月からの宿題が済んだ気分です。

値引いて頂いた分でつい買っちゃったのが、真ん中に写っている謎の
ステッカー・セット。

これ、花巻オートの若ダンナ・キヨミさんが発案したヤツらしいんだけど
fbで見てから妙にツボにハマッていたんですよ。セローに貼ろうかな?


※ 巨大ソフトクリームで知られるマルカンでも売っているそうです。


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時間を追って少しずつ低まって来る雲を気に掛けつつ、このまんま
盛岡まで折り返すにも時間が早過ぎるしなぁ・・・と少々思案。

今日は四輪だもの。帰宅が多少遅くなろうが雨に見舞われようが
単車よっかラクだし融通も利くだろ、ってことで。

結果東和ICから釜石道に乗り、遠野までのワープを試みました。


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訪ねた先は、遠野郷八幡神社。ここんとこ身内でブレイクしている
らしく、FBへの投稿を頻繁に目にしておった次第であります。

二輪のツーリングに限らず、けーたろーに積んでのチャリ散歩でも
この辺は結構通っているハズなのに。全然気づかなかったわ。


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流石は我ら妖しの里、手水舎にもカッパさんの生首が堂々と鎮座。

アタマの頂に水受け皿を持っていない造りなせいか、口元には謎の
パイプを咥えております。

多分ポカリやOS-1を供給されて昨今の酷暑を越しているに違いない。
妖怪も時代に応じてアップデートされているのだな。否、知らんけど。


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それにしても曇天の平日午後とはいえ、境内のなんと静かなこと。
一礼の後に鳥居をくぐってみるなり、満ちた空気の清浄さに驚き。

小さな枝すら揺れぬほど風が無いのに、淀みの気配が一切ない。
脳裏に「凛」「廉」「謐」という文字が並ぶぐらい澄んでいるんです。


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参道の途中を間横一文字に突っ切る道。傍らを見れば東屋風の
小さな観覧席も左右に。

やはりそうでした。盛岡八幡宮同様、ここでも「流鏑馬」が行われて
行われているそうです(芝生のランウェイは全国でも唯一だとか)。


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訪ね来るまでの周辺や駐車場までと境内に入ってからの空気が、
まるで結界でも張られているかの如くハッキリ明確に異なるので。

その理由は何だろ?と自分なりにあれこれ考察しながら社殿まで
歩いてみたのですが。キレイに並んだ真新しい幟を眺めて、納得。

実は丁度前日に例大祭があったようで、そのために普段より一層
念入りに清めてあったんですね。なるほど。


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以前にも書いた通りきつねメ、初詣でやお盆など特段の用事がない
限りは神社仏閣に立ち入らないよう、亡父から諭されております。

「お前は気分屋でお調子者だから。御縁も加護も及ばぬ他の地で
フラフラそういうところに寄ると、要らないものを拾って来るぞ」と。

でも今日は「わざわざここへ呼ばれた」ような実感があったのです。


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八幡サンのシンボル・向かい鳩が描かれた賽銭箱に100円を投じて
「日々心穏やかに健やかに暮らせます様に」と、二礼二拍手一礼。

そして顔を上げてみれば、向こう側には「戌亥歳の守護神」の文字。
傍らに耳の痛い「戌歳の心得」が説かれておりました。あ、コレな


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早池峰の山神さまは、どうも渡りぎつねのことが勘に障るらしくて。

お邪魔する方角によっては降水確率0%なのに豪雨を当てられたリ、
山の奥まで入ってから「通行止めの刑」をもたらしてみせたり。

よく意地悪をされる一方で、どうかすると神楽の真っ最中に神社へ
導かれることもある等、どう接するべきか戸惑わされるんですが。


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ここはきっと、更に秋が深まって紅葉冴える晴天の日に訪ねたら
また違う表情を以って歓迎してくれるのではないか、と思えました。

何しろ社務所の傍らにはフォークリフトと並び、宮司さんの愛車と
思しきST250も佇んでおりましたからね。

長閑な盆地へ緩やかに広がる田園。遠野の風景に似合いの一台。


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そんな土地柄だから、頂いて来た御朱印にもオリジナリティ豊かに
天狗や座敷童子と云った民話の主人公が散りばめられています。

時代の風に逆らえず人間のヲヂサンへ化けざるを得なかったきつね。

なぜ遠野界隈の土地神さまから度々つれない扱いを受けるのか全く
理由が分からないぐらい、自分との親和度は高いと思うのだけれど。


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謎の独り言はさておき。こちらを詣でた本当の理由は、コレでした。

猫神社を掲げる寺社は数々あれど、御朱印に描かれた御本尊が
リアルなとらねこっていう例は、案外少ないんじゃないでしょうか。


祀られているオトラサマは、「サザエさん」のオープニングさながらな
例大祭のお供えの喰い逃げから始まり、ちゃっかり社務所ねこの座を
射止めて参拝客の案内役を務め切ったという元野良だそう。


平成13年生まれのキジ猫となれば、かつて16年に渡り共に暮らした
きつねンちのとらみさんと同い歳。自ら姿を消した経緯も同じです。


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若い頃からの天真爛漫さは老い行くにつれて思慮深さとか表情の
豊かさへと、個性の滋味を増すような齢の重ね方でありましたが。

強い好奇心ゆえのフットワークとか滅多に病院のお世話にならない
持ち前のタフネスさは、バイク乗り視点としても想いの重なるところ。


自分の場合はたまたま身近にねこを愛する単車フリークが多かった
事からこの神社のバズを知った次第ですけど・・・これも御縁かな?


・・・・・・・


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帰路は毎度な「ツーリングルートは一筆書き」のマイルールに則り
遠野街道に沿って家路へ向かった訳ですが。

嗚呼そういえば、と思い出して立ち寄ったのが「道の駅 風の丘

SAもPAもない釜石道で、起点・花巻と終点・釜石の中間地点として
サービス・エリア機能を充実させるためか、リニューアルしたそう。


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新装当初は「駐車スペースが満員御礼になるほど混んでいる」と聞いて
敬遠していたのですが、流石にもう落ち着いて来ている様子。

きつねのお気に入り・眼下をJR釜石線のレールが走る展望テラスは
リニューアル後も健在で、まずはひと安心。

春~秋の週末には、「SL銀河」がこの風景の中を走って行くんですよ。
そりゃまあ天候に恵まれると混み合っちゃうのも、無理はないかな。


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改修工事でおそらく最も大きな構成変更は、左手にあったレストラン。
ウナギの寝床だったスペースを大胆に拡充し、フードコート方式へ。

何年か置きに紆余曲折が在ったもんなぁ。SA的な多様性を求めれば
軽食からガチな腹拵えまで、複数の暖簾を並べた方が理に適うもの。

展望デッキ存続確認の他、もう一つココへ立ち寄った理由があって。
それは食堂のメニューにジンギスカン・カレーが、未だ在るか否か?


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しかしデッキの健在ぶりとは裏腹・・・残念なことに消えていました

あのカレーそのものにも、マトンの塊がゴロゴロ入っていた初期型と
一時消滅後、高い割にお肉少なめで復活した後期型がありましたが。

何故か市内のお店のメニューには上がっていない一品だっただけに
「もう食べられないのか」と思うと、無性に淋しくなったきつねメです。


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「大将」でランチをガッツリ食べ切った後な故、ここでは多田農園の
ジェラートをラムレーズンとリンゴのデュアル・チョイスでお試し。

農園直営系のミルキー・テイストは、御期待に沿ってバッチリ濃厚。

どこでもまず定番なラムはテッパンとして、これリンゴの方がヒットです。
香味の強いラムに負けていないアップル、ちょっと珍しくないかい?


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コーンカップまで平らげて満足した出口のロビーに「岬のマヨイガ」
ポスターが・・・。あっ、いつの間にかもう封切りになってたんだ!

自身も20年前の盛夏の休日、ゼファー750を気ままに転がしていて
束の間「迷い家の縁側」に触れた記憶を持っています。

上映期間、僅か残り10日。これは是非忘れずに観に行かないとね。


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そして隣りのポスターに思わず脱力。「光るたそがれ土偶」て、をい


・・・・・・


遥か本州南方へ上陸が迫った台風と、日本海沖で発達している
低気圧の挟み撃ち。

下がるだけ下がっていつ泣き出してももう不思議じゃない曇天下。
すっかりお馴染みなR396を巡行し、雨が落ちるギリギリ前に帰還。


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視界がクリアになると、感性のアンテナも自然にUPするモンなのか。

天気が冴えない半日そこそこのドライブだった割にはナンだカンだと
欲張った分だけ充実を得られたのは、新調したメガネのお陰かな。

懸念だった初の遠近両用レンズによる違和感も、ロードスターでは
その仕様を忘れていられるぐらい終始ナチュラルでありましたから。

「単車のライディングも問題無くイケるだろ」と安堵や満足を覚えつつ
晩の雨音を聞くきつねメなのでありました。
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