バイクに乗れなかった、9月最後の週末に。 ~温泉と四輪と、時代錯誤な独り言~










今回のTOPは記事とあまり関係なく、単に「好きな曲」なんだけれど。

九月最後の休みがたまたま雨の日に当たったので、これ幸いと載せて
みました。


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実はこのナンバーを知ったのは、平成になってしばらく後のこと。

特徴的な甘い声でFMから流れた瞬間に「彼女の若い頃の作品」と
察しがついたものの、しかし発売年がきつねメ小学一年の頃だとは。


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ふと横浜の外人墓地(いや行ったことないけどさ)脇を駆け上がる
810ブルーバードのタクシーと昭和の秋景色が脳裡に浮かびます。

亡父の趣味で当時散々聴かされたポール・モーリア・サウンドの
影が漂う編曲とドラマチックな転調もさることながら、詞が凄い。

主人公の想いが流れにつれ時間軸で移り変わって行く様子など
もう「詞」=「詩」というレベル。


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言葉のプロが「商品」じゃなく「作品」を作ろうと意識していること、
聴き手のこっちにもひしひしと伝わって来る完成度です。

コストの計算と戦いながらも「良いもの」を作ろうと努力していた
この頃のクルマやバイクの姿を重ねて思うのも、懐古趣味系と
自覚して久しいオッサンならではの感傷でありましょうか・・・。


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月イチ通院(前回の「半日潰し」に懲り診療開始一時間前!に行き
首尾良く一番乗り)を果した後に、燃えないゴミの処分へ出向いて。

「バイクに乗れない雨の日のバイク乗りあるある」的なダラダラを
回避するべく「昼飯調達経由・郊外温泉行き」へと流れを組みます。


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時あたかも最低気温連続一ケタ台の日々が続く最近の北東北故に
「天候次第では、こんな休日の過ごし方も増えるのかな?」と。

いや、「春~秋は単車で冬ならスノボ」という青春を長く送って来た
きつねメ、「普通のヒトの休日の過ごし方」を知らないのですよ。


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えっ?20~30代前半はデート、40代以降は家事と家族サービス?

あー、だからか・・・時折り言われるんだよ、「たまに浮世離れして
いるみたいに見える、不思議なヒト」って・・・(※半妖怪ですけど)。

俺、「意中のオンナノコとの対面デート」って実は少し苦手なんです。
良くも悪くもテンション上がり過ぎ、半日しかバッテリー保たないんだ。

だから理想は「まずお互い意識せずトモダチ付き合いして行くうちに
親しくなる」関係だけれど、そもそも日常生活の枠の中に適合する
女子自体がいねーし(笑)。


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いや、異性のことや恋愛そのものはヒト並みかソレ以上に好きだよ?

でも、「好みのタイプにあった時しかフェロモン・スイッチが入らない」

「条件と好悪が合わなければ、最初から漂うオーラでソレが分かる」

「ハタから見れば良くも悪くもスゲェ分かりやすい、嘘をつけないヒト」

・・・なのだそうな。


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遠く近く雷鳴轟き稲光が走る露天風呂で、今後の身の振り方とか
コドクシやらハカジマイやらボンヤリと物騒な案件を考えていたら
突然に雲が切れまして・・・おお、いいねぇ。


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この程度の標高では紅葉こそ、まだまだ始まりの予兆ぐらいしか
感じないけれど。

それでも陽射しに照らされた網張~小岩井界隈の「西の森」は、
ドイツの秋を思わせる雰囲気が一杯に満ちておりました
(↑行ったことないだろ俺。笑)。


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横殴りな雨の後だけにオーブのような汚い斑紋が写り込んでいて
申し訳ないけれど、別に超常現象ではありませんよ。ごめんね。

「神社の鳥居サは大抵、太い縄を結んだものが掛けてあるえん?
あいづァ雷雲で、両脇の紙垂は稲光りのカタチ。雨乞いなのス。」

「はぁぁ・・・それじゃあ、もしかしたらお相撲さんの回しも・・・?」

「ン。相撲はまンつ国技である前に、神事だったワゲだがらなス。」


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関東から来たという観光客のオジサン相手にキノコ採りの話を振った
土地の御長老が露天風呂で披露していたウンチク、缶コーヒーを
片手にふと思い出してみたりする他愛ないひととき。


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肝心なキノコに関してはイントネーションが強い南部訛り全力全開の
解説だったから、あのオジサンがどこまで理解出来たかは謎だけどね。

メシ食い種にも影響せず損にも得にも化けない世間話ではあるものの
こーいう面白いことが聴けるから、旅も温泉も止められないんだよな。


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長老が湯を背にした後で笑顔を向けられたきつね、バイクが大好きで
林道ランも大好物なことを告げると・・・彼は怪訝な表情を浮かべる。

「やっぱり通行禁止のロープやチェーンをかい潜って走るんですか?」

「いや、岩手の林道は私有地や相当の訳アリでない限り『通行禁止』の
処置を取られていないんです。ソレを守るためのモラルも高いですし。」


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野生の鹿やカモシカ、ツキノワグマに出会える喜びを出来るだけ普通の
ヒトにも分かるよう、面白く伝えたつもりだったのだけど・・・。

彼からは「良い趣味」という言葉を繰り返されただけで終わっちゃった。

そう言えばあのオジサン、長老に対してもマツタケやシイタケの採れ高と
価格相場の関係ばかり訊いてたっけ・・・まぁ世間なんてそんなモンか。


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走るように飛ぶように迫る雨雲から逃げてたどり着く、最寄りのダム湖で
至福の一服を味わいながらも、気分はやっぱりイマイチさっぱりしない。

きつねのけーたろーだって足回りとハンドリングに影響するポイントは
外から見てカスタム臭がしないように地味にイジッてあるのだけれど。

ドライブも好きなハズなのに、快さの感触がどうにも物足りなかった。


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相棒がロードスターならもちろんもう少し違った気分を得られただろう、
とは思うけれど・・・やっぱり俺、もう「バイクのヒト」に傾いたようです。

なにしろ操縦する醍醐味や季節の空気をフルに得られる、という点で
比較のまな板に乗せられるのは、自転車と飛行機しかないのだから。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

アオハルのカケラを、ポケットに。








きつねはここ最近、カップヌードルのCM・「アオハルかよ」シリーズ
ある種の感銘を受けている。


誰もが知っているアニメのパラレル・ワールド、という設定は当然
受け手の賛否も真っ二つに割れる。

それは企画した時点で折り込んでいるはずの、勇気が要る素材。
僅か30秒という舞台の上、見る側の胸ぐらをグイッと掴む試みだ。

しかもコマーシャルという土俵で画もストーリーも、あのクオリティ。
きつねは素直に、感嘆したのだ・・・嗚呼、すげぇなあ・・・ってね。


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思春期の恋心を切り取った、ちくりと胸が疼く繊細な描写も響く。

持て余した切なさにいてもたっても居られず、「好き!」と想いを
ぶつける純粋さに、オッサンはたまらず目を潤ませてしまう。

過ごした月日と共に無意識に、日常の重しで巧みに封じた感受性。
その蓋を不意打ちで開けられたように、こみ上げる感情があるから。


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そんなわけでバックに流れる曲を改めて聴き直し、「ほおおっ」と。

パズルめいた散文詩的なワードの中に、変わらずフジワラくんの
誤魔化しなく刃を己に向け身を削った言葉が、散りばめられている。

いまのJ-POPでこれほど誠実な詞を書ける人は、相当稀有だろう。


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忘れたことにする・無かったことにする・見なかったことにする。

誰にも反論されない上辺のキレイゴトで完パケ出来ればオッケー。


彼はそんな自分へのウソと妥協が許せないのだ、怖い事だけれど。


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制約の中でクリアになる本質、か。


「用足し」ではなく「走る事」を主題にして、ゴリラで出掛けた午後。

そこから、ああそうだよね、そうだったよ、と得心することもある。

きつねは何故オートバイを好きになったのか、好きで居続けるのか。


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身の丈よりも向こうへは飛ぶことの出来ない、小さく儚いこの翼が
とつとつと語りふつふつと呼び起こす、「あの日の気持ち」。

距離、速度、馬力、ステイタス。否、欲しかったものは数字じゃない。

夢の中の出来事みたいにもっと曖昧で、もっと心の揺れる「何か」。


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止まれば転び、後戻りの術も持たず、雨にも風にも逆らえない。

そのくせ、他者の間に紛れれば疎んじられ、自分のペースでしか
走ることが出来ない。

生みの親たるメーカーから、はっきりサヨナラと告げられた存在で。
それどころかカテゴリーそのものが近く消えるかもしれない存在で。


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72ccの小さなゴリラは、どうにも縛りが多くて窮屈で不自由な乗り物。
しかしその歩幅と視点から、オートバイの本質を教えられる。

「実用性能を求めるなら、もっと大きいタイヤと90ccのキャパが欲しい」

「だから皆、もっとラクで安定感もある実用的なカブの方を選ぶのか」


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アタマの片隅をチラリとCS90ベースのカフェ・レーサーなんかが
駆け抜けて行ったりすることもあるけれど。

きつねは青臭い気分が首をもたげて来る都度、コイツでぷらぷらと
季節の匂いを拾うため、きっと四季の田舎道をまた目指すのだ。


街からガソリンスタンドが消えてなくなる、その頃までは・・・ね。


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ねぇ きっと 迷子のままでも 大丈夫 僕らはどこへでも
行けると思う

きみは知っていた ぼくも気付いていた 終わる魔法の中に
いたこと

掌の上の 動かない景色の中から ぼくらが ぼくを見ている



(BUMP OF CHICKEN 「記念撮影」より抜粋)

テーマ : バイク
ジャンル : 車・バイク

誰も知らない DEAD or ALIVE ~台風一過、伐採林道の死闘~









天気予報は「曇りのち雨」。でも、陽光に照らされ目が覚めた。

まずはパソコンを叩き起こして、一時間予報とニラメッコ・・・。
うん、雨が降りそうなのは15時を回ってからだ。

なにしろ今は、バイクに乗らずににいられない最高の季節。
行けるモンなら、走り出さないテはないだろう。


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大丈夫、西の山に雲が掛かり始めてから帰っても間に合うかな。

ホントはまた「未知の道」を探って、冒険したいところだけれど。

まあ今日は昼過ぎぐらいに帰途に着ける、近場で遊ぼう。


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いつもならS神社脇から登坂を開始する、お馴染み林道。

ただ、一度だけ見つけたことのある「幻の丘」の入り口を
確かめるには、南の逆回りにヒントがあるように思えた。


・・・ん?こんなところに脇道なんか在ったっけ・・・?


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いらっしゃい、と誘わんばかりの砂利敷きは数百メートルで終了。

ちょっとした広場の先は、マディの匂いが濃厚な赤土の細道。

なにしろ台風一過から僅か数日、掘れているとしたら相当深い。

コイツは罠フラグなのか、はたまた知られざるルートの始まりか。


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まだ真新しい幅広なキャタの轍が、キレイに沢掘れを潰している。

お陰で道沿い、縦方向の溝は皆無なのだが、しかしヨコが深い。

延々アップダウンのラクダこぶ、ザブザブと水溜まりを突っ切る。

ビビッてスロットル閉じると、次の坂でレロッて登れなくなるから。


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木々の間に間に差す明るい9月の陽光が、おいでおいでと誘う。

ついつい午後の予報の傘マークなんか、忘れちまうんだよなあ。

マッドな路面に尻を振ってもマインドが背中を押す。イケイケだ。


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後から思い返せば、予兆を感じていた。そう、確かにこの場所で。

*sei姉の言葉を思い出す。「謙虚に向かい合い、心の声を聴け」。

チラリ小さくよぎる「この先はマズい」という予感に、従うべきだった。


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予感の元は、坂の角度。ここに至るまでより、微妙にキツく見えた。

そう、手前の凹に出来た水溜まりも相応に深かったのだ。

勢いよくツッコんだセローのリアタイヤは、しかし窪みに負けて掻く。

ブロンッと最後の声を上げ、そこでエンジンは止まってしまった。


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セルを回して一速で吹かす。1ミリも前に進まずテールが沈む。

いくら前後に揺すり反動を掛けても、左右にすらビタイチ動かない。

慌てるな。セローを斜面から落とした時よりは、確実に勝機がある。

水を抜いて底を手で掘る。邪魔な丸太や枝を掻き出し、放り出す。

少しずつセローが前後に動く。ふと「ホップさせたらよ?」と閃く。


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前足を縮めてポンっとホップ・・・ちょっとずつ向きが変わり出す。

上半身全てを前後に使い、反動でホップ・ホップ・ホップ。

真横を向いたところで一速入れっパ、リアで掻きながらホップ。

渾身の力で泥底を蹴り飛ばしたら・・・一気に、出た。脱出だ。

スタックから一時間、人車共々全身ドロドロずぶ濡れだけれど。


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ヌルヌルと滑るグローブ、クラッチを握る左手が攣って痛む。

疲労困憊クッタクタ、元気のゲの字の欠片もありゃしない。

これがドライだったら道々横たわる伐採の木の枝や幹を見て
むしろ早々に引き返していただろう、伐採林道。

勢い勝負で判断を誤った・・・しかし不思議と負けた気がしない。


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広場まで戻ったところでメットを脱ぎ、グローブと上着も放り出す。

ここでようやく気付いた。もう全身くまなく汗だく、湯気が立っている。

山へ入る前に必ず仕入れる癖がついていた缶コーヒーに救われる。

ホント絶対何かしら、水分を持ち歩くべきなんだなぁ、林道屋は。


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県道を帰る道々、風で冷やされる身体に時折りゾワゾワした。

気を抜かずピンと張って淡々とスピードをキープしつつ、つくづく
思った・・・「スタックしたのが近場で良かった」と。

見た目ドロドロに汚れても「負けた気がしない」理由は、ふたつ。

前回の危機と違い「一度も転んでいない」「セローを壊していない」。


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帰宅するなりビショビショで気持ち悪い衣服を全てタライに丸投げ。

「さて風呂とメシと洗車、どれからヤッツケようかと思案していると
フジツボのエキゾーストを轟かせてギャランに乗ったへーさん参上。

「おー、イイ感じだねぇ。山でずいぶん遊んで来たね?」とニヤリ。
「『遊んで来た』っつーより『弄ばれて来た』って感じっス」とお返事。

徐々に低く厚くなって来る雲を傍らに睨みつつ、小一時間の談笑。


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細部までしつこく入り込んだ赤土の泥を掻き出していると、いよいよ
閃光が視界の隅にチラつき遠く空が轟き出した。

トツットツッと背を打つ大粒の滴を感じて、ガレージの軒下へ移る。
直後にドッと周囲が霞むほどの烈しい雷雨・・・やれやれ、紙一重か。

結局は風呂もメシも洗濯も後回し、本日も我ラマダン也、ってね。


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「お帰りなさい、今日もご苦労様でした」と流れる黄昏のFM聴きながら
ワックス掛けてチェーンの手入れも終え、やっと自分のシャワータイム。

洗剤入りのタライに突っ込んだカーゴパンツやデニムを、ワイン造りで
ブドウを踏むように・・・マッパなオッサンの足で踏んでも色気は無いが。


久々に61kgジャストの値を指した体重計の上で、ホッと安堵の溜息を。


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「二輪二足・行けるトコまで大冒険」は、セローにとってコンセプトの内。
望外な死闘に全身筋肉痛で疲労困憊、でも何故か心身ともスッキリ。


流石に当分勘弁だけれど、全力使い切りのデトックスも、たまには良いか。

テーマ : オフロードバイク関連
ジャンル : 車・バイク

あの頃、アイコニックなカノジョ。







そうかアムロちゃん、来年引退かあ。

毎週「夜もヒッパレ」で大人びた表情と華麗なダンスを魅せていた
あどけない中学生の彼女も、もう40歳になったんだものね。


まずユーロビートのカバーから始まって小室プロデュースに移り。

とにかく出す曲出す曲ヒットの快進撃、FMでも有線でも毎日のように
流れていた時代・・・それはそのまま、きつねの20代だった。


当時はもう好きも嫌いも通り越して耳に入って来る存在だったから
逆に特に意識したことは無かったけれど。

いま振り返ると素直に、「90年代を代表するアイコンだ」と思える。


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しかしなぁ・・・十代半ばでデビューした時から、既にこの完成度。
最初からプリンセスというよりもクイーンの風格を感じたものだった

SPEEDの時もそうだったけれど、沖縄アクターズ・スクールは
`70年代芸能事務所のスタンスをこの時代まで通したことが伺える。

「所属者を『完品』に仕上げてから世の中に送り出すんだ」という
ある種のプライドが伝わって来るんだよね。

反面、最初っからパーフェクトでステージに立ち一発目からヒット。

早くに頂点を極めてしまった故の後の苦悩にも、`70~`80年代の
アイドルやシンガーと共通する影を見てしまうのだけれど・・・。


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あのバブルの崩壊で沈む世情を「まだイケる!まだヤレる!」と
精一杯ハジけて引っ張ったアムロちゃん。

尻切れトンボで突然去るのではなく、自らリミットをあと一年課した
姿勢に、きつねメはむしろ男前な仁義を見て取った。


イイじゃない、やってみたいこと四方八方、ハッチャければいい。


貴女にはその権利と資格がある。「そう来たか!」と世を驚かし
アラフォーの底力を見せつけてやればいい。

「昔のスター」「子供の頃の憧れ」という過去形を打ち破って颯爽と
この一年を駆け抜けてみせて欲しい・・・きつねはそう願っている。


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それにしても、クルマにもバイクにも安室ちゃんの全盛期となった
`90年代に「最後の輝き」を見てしまうのは、俺だけなんだろうか。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

「その気、ミステイク」。







「XXX」を迷いなく「MissTake」と読めるのは、きつねより年上かな。

もっともこの曲自体、覚えているヒトが少なそうだけれど・・・。


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「来週早々また台風が来るらしい」ってんで、今日は午後から
西の馴染みの林道へ出向いて来た。

嵐の後は山の水が落ち切るまで、しばらく路面が荒れるからね。


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ってか、既に荒れてた・・・しばらく来ないとコレだもんなー。

路面が落ちて、ガードレールも支柱ごと宙ぶらりんになっていた。

そんなワケで、まあドコ走っていたかはナイショにしとこうか。


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先月の秋田が豪雨被害に見舞われた時、たぶん道そのものが一度
川になっちゃったんだ。

クラックを避けたところも砂利が締まらず浮石になっていて、とにかく
走り辛いことこの上ない。


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ちなみに西側から入ったら、ソッチはタチキン表示が何も無かった。

デカい四輪でこの状況に出くわしたら・・・って、ここまで来れないか。


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「去年通れた道、春には走れた道が、半年後・一年後にも通れる」
という保証は、ナンも無い。

それが山岳県土の林道/未舗装路。意外と儚いサダメなのね。


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そして何故か東サイドはバリケード封鎖とか・・・きつねメにはよく
分からないのです、オトナノジジョーっていうヤツ。

舗装の路肩が崩れた地点からエリア内全部ダメ、って事だろか。


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「北海道の未舗装県道って、こんな感じなんだろーなー」という
きつねメいたくお気に入りのヒャッハー・ストレートは無傷で健在。


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でも調子こいて行くと、コーナー曲がった途端にそっから先が
「全面沢渡りの刑」だったりするからあなどれない。

時期が時期なら、トラブーツの中がヒキガエルの卵だらけに
なりかねませんよ、くわばらくわばら。


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まだ黄昏まで時間がありそうだから、国道を渡ってもう一本。

なんか様子違うなー、見晴らし良いなー、と首を傾げていたら
ここでも伐採が進んでいた。

よく眺めると等間隔で若木の苗が植えてあったから、慎重に。


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伐採道に化けた枝道から本道に戻ると、凄いヤツが登っていた。

シャレオツなアルミ煽りの4トンなんだけど、キャブの後ろにユニック。


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牧草地のそっちこっちに、軽トラに積めない大きさのロールが。

たぶんあのトラックは、コレを回収しに来たんだろうな。


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・・・この林道を見つけたのは、もう何年前になるんだろうか・・・。

以降もっと長い道や、もっと絶景に通じるルートを知ったせいか
今回は大して気分がスッキリしなかった。


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否、それはどうも「新鮮味が薄れたせい」じゃない気がする。

カメラで切り取った、その中には写っていない状況の変化に
納得が行かなかったのだ。


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きつねがこの道に求めるものは、荒れた路面を走破するスリルや
達成感じゃない。

「あの道を走れば必ず会える、約束された四季の風景」なんだ。


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別に路面が荒れた山を嫌っているわけじゃないんだけど・・・
「ソレを求める心積もりだったなら別の方角を選ぶよ」ってこと。

例えばこってり濃いラーメンを目当てに入った店で、メニューに
あっさり味の中華そばしか無かったら、ガッカリするでしょ?


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今日のところは、「小ざっぱりした醤油ラーメン」で良かったのに。

知っている道の知っている風景なのに、気持ち良く走れない路面。

知っている景色で和みたかったのに、伐採された殺風景な視界。


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繰り返し書くけど、ホント林道って舗装路以上に脆く儚いモンなんだ。

近年の極端な気象が、図らずもソレを身を以って教えてくれている。


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走れる季節に、走れる機会を逃さず、ちゃんと走っておこうと思う。

その時見た景色を、また後で見に来られるとは限らないのだから。


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◎ 追伸 ◎


今回のルートのエダには「チェーン張り」のタチキンがありました。

岩手では、公有地でここまで仕切った林道は相当なレア・ケース。


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裏を返せば、「何かそうせざるを得ない理由がある」のでしょう。

きつねが「モラル上走行不可」と判断するのは、こういう場合です。

テーマ : オフロードバイク関連
ジャンル : 車・バイク

プロフィール

狐ヶ丘 紺之介

Author:狐ヶ丘 紺之介
1970年生まれの乗り物好きな中年ホンドギツネ(オス)。
クルマもバイクも好きなのに、精神構造が基本アナログ。
四輪はM/T派、二輪はキャブ派という典型的な昭和男。

ニンゲンに化けたは良いものの21世紀の流れに乗れず、
世間と森の境目辺りでひっそりブログを綴っております。

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